アーカイブ - 2010年 8月

8月 23日

英国での図書館利用率が減少傾向

英国の文化・メディア・スポーツ省が公表した、2009/2010年版の文化やスポーツ活動に関する統計によると、この1年に図書館を利用した大人(16歳以上)の割合は39.4%で、48.2%であった2005/2006年以降、年々低下を続けているとのことです。一方、5-10歳では77.9%、11-15歳では71.6%と、比較的高い割合となっています。

Taking Part: The National Survey of Culture, Leisure and Sport Adult and Child Report 2009/10(2010/8/19付け文化・メディア・スポーツ省の発表)
http://www.culture.gov.uk/publications/7386.aspx

Taking Part – Statistical Release(本編)
http://www.culture.gov.uk/images/research/TakingPart_AdultChild2009-10_StatisticalRelease.pdf

Library visitors continue to decrease(2010/8/10付けBookeseller.comの記事)

地域科学研究会高等教育情報センター、大学のTwitter利用に関する実態調査報告書を公開

2010年8月19日、地域科学研究会高等教育情報センターが、大学のTwitter利用に関する実態調査報告書『大学のTwitter利用に関する実態と意向』を公開しています。これは、大学におけるTwitter利用の現状把握、大学人にとってのTwitterの有用性を検証することを目的としたもので、報告書は、「大学のTwitterの利用に関する調査」「大学人(教員・職員)個人に対する調査」の2部で構成されています。

全国1128大学/大学人(教員・職員)を対象とした調査による「高等教育界とTwitterの現在と明日」
http://www.chiikikagaku-k.co.jp/kkjhp/survey/201006/report/index.html

英国BBC、歴史上の出来事や場所を任意の地図上へ表示させる“Dimensions”を公開

2010年8月17日、英国BBCが、歴史上の出来事や場所を任意の地図上へ表示させる“Dimensions”(プロトタイプ版)を公開しました。これは、歴史的な出来事の影響範囲や場所の規模を、自分の住む家の近くの地図上へ重ねて表示させることで、その出来事や場所の規模をより身近に感じてもらうためのものとのことです。Dimensionsのウェブサイトには、2010年7月に発生したパキスタンの洪水の規模をBBC本社上の地図に重ねるとどの程度の規模になるか、英国ニューカッスルに古代のアレクサンドリア図書館の面積を重ねるとどれほどの大きさだったのかなどが例として挙げられています。

BBC Dimensions
http://howbigreally.com/

The prototype of Dimensions (2010/8/17付け BBC Internet Blogの記事)
http://www.bbc.co.uk/blogs/bbcinternet/2010/08/today_we_are_launching_the.html

BBC Dimensions puts important events on your house (2010/8/20付け Wired.co.ukの記事)

IFLA、“World Report 2010”をウェブアプリとして公開

国際図書館連盟(IFLA)が、各国の情報アクセス・知的自由の現況を調査した“IFLA World Report”を2007年以来3年ぶりに刊行したようです。今回刊行された“IFLA World Report 2010”は、ウェブアプリケーションとして公開されており、世界地図上の印の付いた国をクリックすることで、その国の図書館数や、インターネット関連の状況、法律に関する状況等の情報を見ることができるようです。

IFLA World Report 2010(Peter Scott's Library Blog 2010/8/20付けの記事)
http://xrefer.blogspot.com/2010/08/ifla-world-report-2010.html

IFLA World Report 2010
http://ifla-world-report.org/

岡山県立図書館、来館者数・貸出冊数共に5年連続全国1位

日本図書館協会(JLA)の調べによると、2009年度における岡山県立図書館の来館者数と貸出冊数が共に全国の都道府県立図書館の中で最も多かったとのことです。来館者数は前年度より3万人余減少して103万4千人、貸出冊数は4万9千冊増加して135万5千冊となっています。同館に次いで来館者数・貸出冊数が多かったのは大阪府立図書館とのことです。

県立図書館:来館・貸出数、5年連続で全国1位 /岡山(毎日jp 2010/8/20付けの記事)
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20100820ddlk33040348000c.html

参考:
岡山県立図書館、来館者数・貸出冊数で4年連続全国1位
http://current.ndl.go.jp/node/14084

8月 20日

神戸大学附属図書館、図書館職員のためのラテン語入門のテキストと動画を公開

神戸大学附属図書館が、同図書館の職員向けに実施されたラテン語入門の講義のテキストと動画を公開しています。同大学の法学研究科教授でローマ法を研究テーマとしている瀧澤図書館長を講師として開催されたもので、テキストは図書館長がこのために編集・制作したものとのことです。内容は、1回目は文法の基礎知識、 2-3回目はラテン語図書のタイトルページを読むための実習とのことです。

神戸大学附属図書館職員のためのラテン語入門120分
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/products/latin/

瀧澤図書館長によるラテン語入門講義ビデオを公開(2010/8/20付けお知らせ)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/www/modules/news/index.php?page=article&storyid=289

英国の医師会雑誌BMJ、今秋オープンアクセスジャーナルの創刊へ

2010年8月17日、英国の医師会雑誌(BMJ)が、今秋、オープンアクセスジャーナル“BMJ Open”を創刊すると発表しています。BMJのプレスリリースによると、BMJ Openの強みは、医学関係分野の研究成果をいち早く提供できることにあり、論文はすべてオープン・ピア・レビューで、研究の実験結果と査読者のコメントがアクセプトされた論文とともに刊行されるとのことです。

BMJ Open
http://blogs.bmj.com/bmjopen/

BMJ Group announces launch of a new open access journal: BMJ Open (2010/8/17付け BMJのプレスリリース)
http://group.bmj.com/group/media/latest-news/bmj-group-announces-launch-of-a-new-open-access-journal-bmj-open

BMJ Group launches open access journal - BMJ Open - (2010/8/18付け Knowledgespeak.comの記事)

国立公文書館、パンフレット「公文書の管理と移管」の2010年度版を公開

国立公文書館のウェブサイトで、パンフレット「公文書の管理と移管」の2010年度版が公開されています。公文書等の移管基準や移管文書の公開の手順の説明に加え、2011年度に施行される「公文書等の管理に関する法律」や電子公文書等の移管・利用のポイントが掲載されているとのことです。

パンフレット「公文書の管理と移管」(平成22年度版)を作成
http://www.archives.go.jp/news/100819_01.html

パンフレット「公文書の管理と移管」(国立公文書館 平成22年7月)(PDF)
http://www.archives.go.jp/law/pdf/pamphlet01h22.pdf

マドリードの地下鉄図書館“Bibliometro”が好評、前年に比べ75,700人の利用者増に(スペイン)

2010年8月19日のマドリード州当局の発表によると、州内の図書館利用者が2009年に比べ745,000人、率にして10%の増加となったとのことです。これは、マドリードの地下鉄駅構内に設置した地下鉄図書館“Bibliometro”が好評を博したことが要因の一つであり、対2009年度増加分のうち、75,700人がBibliometroの利用者によるものとのことです。2005年から始まったBibliometroは、市内の地下鉄の12駅に設置されており、800タイトル、3,000冊程度を所蔵しているとのことです。なお、Bibliometroのほかにも、移動図書館である図書館バス“Bibliobús”や70歳以上の高齢者に対して自宅まで本を届けるサービス“Telebiblioteca”も利用者が増えており、それら3つのサービスを併せると前年比120,000人、15%の増加とのことです。

Los servicios bibliotecarios de la Comunidad benefician ya a 745.000 usuarios, un 10% más que en 2009 (2010/8/19付け Comunidad de Madridのプレスリリース)

英国国立公文書館、19世紀の改正救貧法関係史料のデータベースを公開

2010年8月18日、英国国立公文書館(NA)は、1834年に制定された改正救貧法に関する史料のデータベースを公開しました。データベースでは、改正救貧法によって形成された救貧区連合(Poor Law Union)や救貧院(Workhouse)の史料(書簡、メモ、レポート等)の、1834年から1850年前後までのものが検索可能であり、無料でダウンロードすることができるとのことです。

Poor Law Union and Workhouse records
http://www.nationalarchives.gov.uk/documentsonline/workhouse.asp

Living the Poor Life: untold history of the poor now online (2010/8/18付け NAのプレスリリース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/483.htm

英国文化・メディア・スポーツ大臣、「将来の図書館プログラム」に参加する10地域を発表

英国の文化・メディア・スポーツ大臣が、2010年7月に実施を表明していた「将来の図書館プログラム」(Future Libraries Programme)に参加する最初の10地域を発表したようです。このプログラムは、博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)と地方自治体協議会(Local Government Association)の協力の下で実施され、図書館が地域のニーズに応えるサービスを提供し、地域の中心的役割を担うことができるように、各図書館行政庁(library authority)をサポートするとのことです。

Future Libraries Programme(英国文化省のニュースリリース)
http://www.culture.gov.uk/news/news_stories/7381.aspx

静岡県掛川市、古紙回収の収益で図書館資料を購入

静岡県掛川市が、市内にある大東図書館の駐車場に古紙回収用のコンテナを設置し、古紙を売って得た収益で図書館資料を購入する循環システムを構築すると発表しています。

大東図書館駐車場に古紙回収コンテナ設置(掛川市のニュースリリース)
http://lgportal.city.kakegawa.shizuoka.jp/koho/kakenews/konntenasecchi.html

8月 19日

文部科学省、子どもが楽しみながらプログラムの基本概念を学べるウェブサイト「プログラミン」を公開

文部科学省は、子どもが楽しみながらプログラムの基本概念を学べるウェブサイト「プログラミン」を公開しています。28匹の「プログラミン」という生物の組み合せと並べ方を考えて絵を動かすというもので、プログラムを通じて子どもたちに創ることの楽しさと方法論を提供することを目的としているとのことです。プログラムの最も基本となる概念に、子どもたちが自発的に触れ、楽しみながらルールを発見していくことができるよう、設計されているとのことです。

プログラミン
http://www.mext.go.jp/programin/

プログラミンについて
http://www.mext.go.jp/programin/about.html

高等教育機関等における電子書籍購入に関する調査報告(英国)

2010年6月に英国Eduserv財団が英国内の高等教育機関等に対して実施した、電子書籍購入に関する調査報告書が公開されています。報告書では、電子書籍購入の要因は、大学教員からの要望であることは少なく、学生からの要望や書架スペースの問題、アクセシビリティ等であったこと、電子書籍を購入している分野は、ビジネスやマネージメント関係、社会科学、医学・薬学分野が他の分野に比べて多いこと、電子書籍購入の予算は厳しく、そのために紙媒体の書籍購入の予算が圧迫されていること等が述べられています。

Eduserv e-Book Survey
http://www.eduserv.org.uk/research/studies/~/media/research/surveys/ebook%20survey%202010%2008%20pdf.ashx

Open Library、ユーザの協力の下で著者データのマージ作業を実施

Internet Archiveが運営するデジタル資料提供サイト“Open Library”が、ユーザの協力の下、著者データのマージ作業を実施しているようです。Open Libraryのアカウントを持つユーザのみ作業を行うことができるとのことです。

Duplicate Authors? Wave your Magic Wand!(Open Library Blog 2010/8/16付けの記事)
http://blog.openlibrary.org/2010/08/16/duplicate-authors-wave-your-magic-wand/

英国図書館(BL)、UK SoundMapプロジェクトを英国全土へ拡大

2010年8月18日、英国図書館(BL)がNoise Futures Networkと協同で行っている「音の風景」を記録するプロジェクト“UK SoundMap”が、これまでシェフィールドのみを対象とした試行段階を経て、英国全土へ収集範囲を拡大したとのことです。今後、プロジェクトは2011年の夏まで続けられ、10,000件以上の記録を収集する想定とのことです。

Capturing the sounds of the UK (2010/8/18付け BLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2010/pressrelease20100818a.html

UK SoundMap
http://sounds.bl.uk/uksoundmap/index.aspx

図書館員が活躍する映画11選

2010年8月16日のThe Huffington Postの記事で、図書館員が活躍する映画11作品が紹介されています。“The Music Man”(1962)、"The Librarian: Quest for the Spear" (2004)などが挙げられています。

Librarians Save The Day! 11 Great Movies In Which They Star (2010/8/16付け The Huffington Postの記事)
http://www.huffingtonpost.com/2010/08/16/librarians-save-the-day-1_n_672494.html

『カレントアウェアネス-E』177号発行

E1087 - 統合検索サービス「国立国会図書館サーチ」開発版が公開

国立国会図書館(NDL)は,2010年8月,「国立国会図書館サーチ」の開発版を試行公開した。国立国会図書館サーチとは,NDLが提供するコンテンツに加え,全国の公共図書館,公文書館,美術館や学術情報機関等の書誌データ,デジタルコンテンツを統合的に検索できるサービスである。この「国立国会図書館サーチ」というサービス名称には,NDLが提供する検索サービスの最前面に位置するもの,という意味を込めている。...

E1086 - 米国国家機密解除センター,設立後初の報告書を刊行

2010年7月,米国国家機密解除センター(National Declassification Center:NDC)は,設立後初となる報告書を刊行した。報告書は今後も年に2度,1月と7月に発行されることになっている。...

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