アーカイブ - 2010年 8月

8月 26日

ドイツの図書館統計2009年版が公開

ドイツの図書館統計“Deutsche Bibliotheksstatistik”の2009年版が公開されています。調査には、ドイツ国内の83%の公共図書館と72%の学術図書館が協力しているようです。それによると、中央館と分館を合わせたサービスポイントの数は、公共図書館が10,021、学術図書館が834とのことで、利用者数は、公共が796万人、学術が285万人とのことです。

Deutsche Bibliotheksstatistik 2009 ist online(Bibliotheksportal 2010/8/25付けの記事)
http://www.bibliotheksportal.de/hauptmenue/service/aktuelles/news/article/deutsche-bibliotheksstatistik-2009-ist-online/?cHash=accf3828e4

German Library Statistics Reporting Year 2009(英語版)
http://www.hbz-nrw.de/dokumentencenter/produkte/dbs/aktuell/auswertungen/gesamt/dbs_gesamt_engl_09.pdf

参考:
ドイツの公共/学術図書館統計2007年版

公共図書館の小学校へのサービスに関する調査報告書が公開(アイルランド)

2010年8月25日、アイルランドにおける公共図書館の、小学校へのサービスに関する調査報告書が公開されました。この調査は、アイルランドの公共図書館調査プログラムの援助の基、ダブリン市公共図書館等によって行われたものとのことです。報告書は、他国での小学校への図書館サービスに関する文献調査、2008年に実施したアイルランド国内の公共図書館に対する電話調査、そして小学校へのアンケート調査等に基づくもので、生徒と教師のニーズに応えるために公共図書館ネットワークが果たすべき役割をテーマにまとめられているとのことです。

The Public Library and the School: Policies and Prospects for Library Services to Primary Schools in Ireland
http://www.library.ie/wp-content/uploads/School_Report2010.pdf

The Public Library and the School -- Report Launched (2010/8/25付け Library Services for Young People のニュース)

全米ブックフェスティバル2010のウェブサイトで作家の人気投票

米国議会図書館(LC)の運営で2010年9月25日に開催される第10回全米ブックフェスティバルの情報が、LCのウェブサイトに掲載されています。オバマ大統領夫妻を名誉チェアとして、70人以上の作家が登場する予定とのことです。ウェブサイトでは、過去のブックフェスティバルに参加した約500人の作家から好きな作家を選ぶ人気投票も行われています。

2010 National Book Festival
http://www.loc.gov/bookfest/

National Book Festival Website Features Favorite-Author Voting(2010/8/17付けLCのニュースリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2010/10-179.html

録音・映像資料の保存に関する自己診断ツール(米国)

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校図書館が、図書館などの文化遺産機関における録音・映像資料の保存に関する自己診断ツールAvSAP (Audiovisual Self-Assessment Program) を公開しています。録音・映像資料のフォーマット、物理的状態、保存状態等に基づき、保存の優先度を判定できるとのことです。ウェブサイトでは、関連する論文やウェブサイト等の情報も紹介されています。

Audiovisual Self-Assessment Program
http://www.library.illinois.edu/prescons/avsap/

TIME誌が選ぶ2010年のウェブサイトトップ50に、MITのオープンコースウェアが選ばれる

2010年8月25日、米国TIME誌が2010年のウェブサイトのトップ50を発表しました。これは、音楽・ビデオ部門、ニュース・情報部門、ショッピング・旅行部門などの10の部門別に、それぞれ5つのウェブサイトが選ばれるもので、このうち教育部門のなかで、マサチューセッツ工科大学(MIT)のオープンコースウェアが選ばれています。そのほかにも、“Chegg”という教科書のレンタルサービスを行うウェブサイトや、パブリックドメインにある書籍をオンラインで読める“Read Print”なども選ばれています。

50 Best Websites 2010 (2010/8/25付け TIME紙の記事)
http://www.time.com/time/specials/packages/0,28757,2012721,00.html

MIT OpenCourseWare (上記のウェブサイトの中のMIT OpenCorseWareの紹介ページ)
http://www.time.com/time/specials/packages/article/0,28804,2012721_2012929_2012925,00.html

ミシガン大学出版局、学生・教員を対象に学術書の電子書籍のレンタルを開始

米国のミシガン大学出版局は、同出版局の250点の学術書の電子書籍について、学生・教員向けにレンタルを開始するそうです。利用者が希望するフォーマットで提供され、価格は、30日のレンタルでは定価の40%、180日のレンタルでは定価の75%となるとのことです。追加料金を払えば買い取りにすることもできるとのことです。

UM Press launches ebook rental program(2010/8/23付けミシガン大学出版局のブログの記事)
http://umichpress.typepad.com/university_of_michigan_pr/2010/08/um-press-launches-ebook-rental-program.html

8月 25日

シアトル公共図書館、2010年も経費削減のための休館を実施

米国シアトル公共図書館が、2009年に引き続き2010年も経費削減のための休館を実施するとの情報をウェブサイトに掲載しています。2010年8月30日から9月6日まで市内全ての分館で休館を実施し、それにより約65万ドルの経費削減になるとのことです。

Closure Due to Budget Cuts(シアトル公共図書館)
http://www.spl.org/default.asp?pageID=info_visit_holidays_budgetcuts

参考:
シアトル公共図書館、経費削減のため1週間の休館
http://current.ndl.go.jp/node/14151

人文学におけるオープンピアレビューの動向

2010年8月23日のNew York Timesに、人文学におけるオープンピアレビューの動向を紹介する記事が掲載されています。オープンピアレビューとは、学術雑誌の質を維持するために多くの場合これまで匿名で行われてきた査読を、「オープン」な形で行うことを意味するものです。記事で紹介された学術雑誌“Shakespeare Quarterly”では、従来の査読制度と新しいオープンな査読制度を取り混ぜてオープンピアレビューが行われたとのことで、まだアクセプトされていない4つの投稿論文を“MediaCommons”のウェブサイト上で公開し、同誌の査読員が署名付きでコメントを付ける、また他の閲覧者も名前を登録した後で査読に参加しコメントを付けることができるようになっていたとのことです。他方で、このような査読制度の変化に対して、オープンピアレビューで付けられるコメントが包括的で概念的なものではなく、短く断片的で挿話的なものにならないかなどと懸念する他の研究者らの意見も、New York Times紙では紹介されています。

Scholars Test Web Alternative to Peer Review (2010/8/23付け New York Timesの記事)
http://www.nytimes.com/2010/08/24/arts/24peer.html

千代田図書館に「調べ物戦隊 レファレンジャー」あらわる

東京都千代田区の千代田図書館では、夏休み期間中に、子どもと保護者を対象にレファレンスと読書相談を受け付ける「調べ物戦隊 レファレンジャー」を実施しているそうです。千代田区内の小学校や幼稚園などで読書活動を支援している司書が担当しており、2010年は7月21日から全12回で、8月27日・28日が最終となっています。

夏休み企画「調べ物戦隊 レファレンジャー」のお知らせ(2010/7/1付け千代田図書館のイベント展示情報)
http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/guidance/referenger10.html

アップル社のiTunes U、ダウンロード数が3億件を突破

2010年8月25日、アップル社の提供する、大学の講義などを無料でダウンロードできるサービス“iTunes U”のダウンロード数が、3億件を突破したとのことです。また、新たに東京大学、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学がiTunes Uで講義を公開するとのことです。

iTunes Uからのダウンロード数が3億件を突破 (2010/8/25付け Apple社のプレスリリース)
http://www.apple.com/jp/news/2010/aug/25itunes.html

アップル「iTunes U」、ダウンロード数が3億件を突破 (2010/8/25付け CNET Japanの記事)
http://japan.cnet.com/news/service/story/0,3800104747,20418868,00.htm

東京大学ら、「iTunes U」で講義を無償公開--無料で学べる世界の大学講義アーカイブ (2010/8/25付け CNETJapanの記事)
http://japan.cnet.com/apple/story/0,2000076557,20418901,00.htm

東京大学が「iTunes U」に参加 (2010/8/25付け 東京大学のプレスリリース)

8月 24日

ハーバード大学、「図書館研究所」を開設(米国)

米国のハーバード大学が、「図書館研究所」(Library Lab)を開設したとのことです。学生や教員に対するよりよい図書館サービスの提供と、情報社会の形成への関与を目的とし、Arcadia Fundのによる財政的支援のもと、図書館の業務に革新をもたらすための機会を個人に対して提供するとのことです。ダーントン図書館長は、「研究所により様々なデジタルイノベーションが起こり、情報技術の世界でのハーバードのリーダーシップを確かなものとするであろう」とコメントしています。

Harvard Library Lab
http://osc.hul.harvard.edu/liblab

ULC Establishes Harvard's Library Lab(2010/7の Library Notes)
http://publications.hul.harvard.edu/ln_1354/library-lab.html

Harvard Library Lab(概要とガイドライン)
http://osc.hul.harvard.edu/sites/default/files/LibraryLab_Guidelines_08_10_2010.pdf

中小規模のデジタル化プロジェクトの経験をまとめた本、各章を順次無料公開(米国)

北米の図書館・文書館・博物館等における中規模・小規模のデジタルコレクション構築プロジェクトの34のケースについて掲載した“Digitization in the Real World”という図書が、Metropolitan New York Library Councilから刊行されていますが、その各章が順次無料で公開されるとのことです。現時点では、4つの章が公開されており、今後、毎週新たな章が公開される予定とされています。

Collect Them All: Four Chapters from Digitization in the Real World Available For Free, Thirty More Coming Soon
http://metroblogs.typepad.com/techmetro/2010/08/collect-them-all-four-chapters-from-digitization-in-the-real-world-available-for-free-thirty-more-co.html

オックスフォード大学ボードリアン図書館前に高さ2mの本が出現

英国オックスフォード大学ボードリアン図書館の敷地に、高さ2.2mの本をかたどったアート作品が設置されているとのことです。“Imagine”というこの作品は地元のアーティストが作成したもので、本体は木、ページはキャンバス地でできており、自由に書き込みができるとのことです。

Bodleian Libraries launches Oxford’s Big Book public art installation
http://www.bodleian.ox.ac.uk/news/2010-08-20

北米の研究図書館センター(CRL)、YouTubeに公式チャンネルを開設

2010年8月23日、米国・カナダの研究図書館・大学図書館のコンソーシアムである研究図書館センター(CRL)が、YouTubeに公式チャンネルを開設しました。公開されている動画には、アフリカ研究リソースに関するウェブセミナーや、2010年4月に開催されたCRLの年次大会での講演等があります。CRLによると、今後も継続的にプレゼンテーションの様子を公開するとのことです。

CRL Presentations Now Available Online (2010/8/23付け CRLのニュース)
http://www.crl.edu/news/6717

CRLのYoutube公式チャンネル(音声が出るのでご注意ください)
http://www.youtube.com/user/CRLdotEDU

英国ウェルカム図書館、遺伝学に関する資料のデジタル化計画を発表

医学史に関する資料を所蔵する英国のウェルカム図書館が、「現代の遺伝学とその基礎」というテーマでの資料デジタル化を実施すると発表しています。予算390万ポンドで期間2年の試験プログラムとして実施されるとのことです。1850年から1990年までの間に発行された1400冊の遺伝学の図書に加え、ノーベル賞受賞者のフランシス・クリック氏による論文や直筆のDNA構造の概念図なども含まれるとのことです。デジタル化は2012年9月までに終了し、無料でオンライン公開される予定とのことです。

Wellcome Library launches major digitisation project(2010/8/23付けウェルカム・トラストのブログ記事)
http://www.wellcome.ac.uk/News/2010/News/WTX062533.htm

Wellcome Library launches major digitisation project(2010/8/23付けウェルカム図書館のブログ記事)
http://wellcomelibrary.blogspot.com/2010/08/wellcome-library-launches-major.html

参考:
英ウェルカム図書館のデジタル化対象資料の選び方

英国図書館、図書館・研究者向けに書誌レコードを無償で提供

英国図書館(BL)が、図書館や研究者等向けに、書誌レコード約1,400万件を無償で提供すると発表しています。非営利の目的に限り、BLの所蔵目録あるいは英国の全国書誌のデータを利用することができるとのことです。

British Library to share millions of catalogue records(BLのプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/British-Library-to-share-millions-of-catalogue-records-43b.aspx

Free Data Services
http://www.bl.uk/bibliographic/datafree.html

アメリカ大陸で初めて出版された著作物を集めた電子図書館“Primeros Libros”が公開

2010年8月19日、アメリカ大陸で初めて出版された著作物を集めた電子図書館“Primeros Libros”が公開されました。これは、メキシコのプエブラ自治栄誉大学のホセ・マリア・ラフラグア歴史図書館(Biblioteca Histórica José María Lafragua)を中心としたプロジェクト「アメリカ大陸での最初の本、世界の図書館にある16世紀メキシコの印刷物」(Los primeros libros de las Américas. Impresos mexicanos del siglo XVI en las bibliotecas del mundo)の成果によるものです。このプロジェクトは、アメリカ大陸で初めて印刷された本、すなわち16世紀のメキシコにおいて出版された本をデジタル化し無料公開するもので、これらの本に関する知識を広めるとともに、これら文化的な資料に対する関心を高めることを目的としているとのことです。なお、このプロジェクトには、メキシコ国内からラス・アメリカス大学の図書館やプエブラ州にあるアメリカ大陸最古の公共図書館Biblioteca Palafoxianaが、そして国外からは米国テキサス大学オースティン校やテキサスA&M大学、スペインのマドリード・コンプルテンセ大学などの図書館が参加しているとのことです。

2010年の国際建築賞に、図書館建築では国際教養大学図書館等4館が受賞

2010年7月、シカゴ建築・デザイン博物館(The Chicago Athenaeum)とヨーロッパ建築アートデザイン都市研究センター(The European Centre for Architecture Art Design and Urban Studies)が行っている国際建築賞2010(International Architecture Awards 2010)が発表され、図書館建築としては、秋田県の国際教養大学図書館、カナダのBloor Gladstone Library、米国のKirkwood Public Library、アイルランドのWestmeath County Buildings and Libraryの4館が受賞しています。

International Architecture Awards
http://www.chi-athenaeum.org/intarch/2010/index.html

AIU LIBRARY + LECTURE BUILDING(秋田県、国際教養大学図書館)
http://www.chi-athenaeum.org/intarch/2010/aiulibrary-13/index.html

BLOOR GLADSTONE LIBRARY(カナダ、オンタリオ州、トロント)

OCLC、公共図書館への支援を呼びかけるキャンペーン“Geek the library”を全米に拡大へ

OCLCが実施している、公共図書館への支援を呼びかけるキャンペーン“Geek the library”(図書館に夢中)の規模が拡大され、全米の全ての公共図書館が参加申請できるようになったとのことです。“Geek the library”は、厳しい経済状況の中で図書館の価値を訴えて地域の支援を得るという公共図書館の運動をOCLCがサポートするというもので、2009年に試験的に一部の地域で実施されていたものです。

'Geek the Library' campaign now available to all U.S. libraries
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/2010/201046.htm

Geek the Library
http://get.geekthelibrary.org/

8月 23日

京都国際マンガミュージアム、入館者が100万人を突破

京都市と京都精華大が共同で運営している「京都国際マンガミュージアム」の2006年11月の開館からの入館者数が、100万人を突破したとのことです。

入館者が100万人突破 京都のマンガミュージアム(2010/8/23付け47Newsの記事)
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010082301000260.html

京都国際マンガミュージアム
http://www.kyotomm.jp/

ページ