アーカイブ - 2010年 8月 9日

大学出版局コンソーシアムによる大学図書館向けの電子書籍販売プロジェクトが助成金を獲得(米国)

ニューヨーク大学出版局などが進めている、大学図書館向けの電子書籍の製作・販売プロジェクトが、Andrew W. Mellon財団から助成金47,000ドルを獲得したとのことです。ニューヨーク大学出版局のブログでは、2011年秋の立ち上げに向けて前進できるとしています。全米の55の大学出版局が、このプロジェクトに関心を示しているとのことです。

University Press Ebook Consortium Moves Forward(2010/8/5付けニューヨーク大学出版局のブログ記事)
http://www.fromthesquare.org/?p=1084

University Press-Branded Consortium to Sell Ebooks to Academic Libraries Receives Grant from Andrew W. Mellon Foundation(2010/8/6付けResourceshelfの記事)

三省堂書店、2010年秋から店頭でのオンデマンド印刷・製本サービスを開始へ

三省堂書店が、海外の学術書等を店頭で印刷・製本して販売するサービス「三省堂書店オンデマンド」を2010年秋に開始するとのことです。米国のOn Demand Books社の製本機Espresso Book Machineを使用し、店頭でメニューリストから書籍を選ぶと、10分ほどで印刷・製本できるとのことです。現時点では、海外の学術書等100万点とGoogleブックスの洋書200万点がラインナップされているとのことです。

あなたの「目の前」で本ができあがる!三省堂書店オンデマンド この秋オープン!(三省堂書店のイベント情報)
http://www.books-sanseido.co.jp/event/promo_20100802.html

情報通信研究機構(NICT)、特定の話題に関する意見や評価をウェブページから分析するシステム“WISDOM”を公開

独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、5億を超える日本語ウェブページを対象に、発信者の分析、評価情報の抽出、対立する情報の抽出など様々な観点からの分析が可能な情報分析システム“WISDOM”の分析サービスを正式に開始したと発表しています。特定の話題に関する様々な立場の発信者の意見や対立する情報を俯瞰的に提示することで、多様な観点による偏りの少ない情報を元にした判断が可能となるとのことです。

世界初のWeb情報分析システム“WISDOM”を開発、分析サービス開始~ 5億を超える日本語Webページに対する情報分析が可能に ~(2010/8/9付けNICTの報道発表)
http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h22/100809/100809.html

NICT、任意の話題についてウェブページの評判を分析できる「WISDOM」公開(2010/8/9付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100809_386643.html

「Google検索に欠けている情報を」 Web上の評判や対立意見を抽出、NICT「WISDOM」(2010/8/9付けITmedia Newsの記事)

坂本龍一氏監修の音楽全集「schola」を全国の公共図書館に寄贈するプロジェクトが始動

音楽会社commmonsが、同社の共同設立者の一人である音楽家・坂本龍一氏が総合監修を務める音楽全集「schola」を、全国の公共図書館50館に寄贈するプロジェクトを発表しています。scholaは、「世界中の音楽を次世代へ継承してゆくアーカイヴ」を目指した全30巻の音楽全集で、オリジナルTシャツの販売で得た利益を使って寄贈を実施するとのことです。

schola Tシャツ販売決定! 「scholaシリーズを全国図書館へ寄贈するプロジェクト」(commmonsのニュースリリース)
http://www.commmonsmart.com/Information_schola1008.html

政府発行の資料のオープンアクセスやライセンスを定めた方針を公開(ニュージーランド)

2010年8月6日、ニュージーランドの政府サービス担当大臣は、7月5日に閣議決定された“New Zealand Government Open Access and Licensing framework”(NZGOAL)を公開しました。このNZGOALとは、政府機関の所有する著作権で保護された資料と著作権保護対象外の資料について、それぞれを有効的に再利用するために定められた枠組みとのことです。NZGOALでは、オープンライセンスとオープンアクセスの基本方針を定められており、各政府機関にクリエイティブ・コモンズのライセンス利用を促す等の指針が示されているとのことです。

New Zealand Government Open Access and Licensing framework (NZGOAL)
http://www.e.govt.nz/library/NZGOAL.pdf

New Zealand Government Open Access and Licensing framework (NZGOAL) released by Minister of State Services (2010/8/6付け E-government in New Zealandのニュース)

インディアナ州立大学図書館、書架がドミノ倒しに

2010年8月4日、インディアナ州立大学カニンガム記念図書館(Cunningham Memorial Library)で、空いた書架の移動作業中に、誤って書架をドミノ倒しにしてしまうという事件が発生したとのことです。幸い重傷者はないとのことですが、このために25,000冊の資料が床に散乱し、同館では8月4日と5日を休館にして、職員のほか学生40名とともに整理作業にあたったとのことです。

Domino effect: Tipping shelves send 25,000 books onto floor at ISU’s main library (2010/8/5付け TribStar.comの記事)
http://tribstar.com/news/x2064740993/Domino-effect-Tipping-shelves-send-25-000-books-onto-floor-at-ISU-s-main-library

世界のテロリズムに関するデータベース“Global Terrorism Database”、新規データを追加(米国)

2010年8月2日、テロリズム及びテロリズムへの対抗措置について研究する米国のコンソーシアム“National Consortium for the Study of Terrorism and Responses to Terrorism”(START)は、テロリズムに関するオープンソースのデータベース“Global Terrorism Database”に、2008年12月までのデータを新規に追加したと発表しました。“Global Terrorism Database”は、1970年以降、世界で起きた87,000件以上のテロリズムに関する情報を提供するもので、それぞれのテロリズムについて、発生した時間と場所、標的等の情報が登録されているとのことです。

Global Terrorism Database
http://www.start.umd.edu/gtd/

START Releases 2010 Update to the Global Terrorism Database (2010/8/2付け STARTのニュースリリース)
http://www.start.umd.edu/start/announcements/announcement.asp?id=194

【イベント】国立国会図書館、ロジェ・シャルチエ氏講演会「本と読書、その歴史と未来」を開催

国立国会図書館は、2010年9月7日に、フランスからロジェ・シャルチエ氏をお招きし、「本と読書、その歴史と未来」と題する講演会を開催します。シャルチエ氏は、印刷文化・出版・読書の歴史に関する数多くの著書を発表され、現在、コレージュ・ド・フランス(フランスを代表する高等教育研究機関)の教授として講座「近代ヨーロッパにおける書かれたものと文化」を担当されています。本年が国民読書年であることに鑑み、本と読書の歴史とその将来について伺います。講演に引き続き、フランスを中心とした西洋近現代史をご専門としシャルチエ氏の著書の訳書も発表されている福井憲彦学習院大学学長と、シャルチエ氏、長尾真国立国会図書館長による鼎談を予定しています。

日時:2010年9月7日(火) 14:00~17:00
会場:国立国会図書館 東京本館及び関西館(関西館へはテレビ中継)

国民読書年記念ロジェ・シャルチエ氏講演会「本と読書、その歴史と未来」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/lecture100907.html

ビジネス支援図書館推進協議会、『図書館員によるビジネス課題への回答事例集~あなたの仕事をお手伝い』を公開

2010年8月6日、ビジネス支援図書館協議会は、財団法人図書館振興財団の助成を受け2009年度に実施した、第一回ビジネスレファレンス・コンクールで優秀と認められたレファレンス回答事例集を、同協議会のウェブサイト上で公開しました。同書は、地域経済を担う農商工サービス業の自営業者や中小企業経営者等の様々なビジネスパーソンに対して、公共図書館がビジネス支援機関としての役割を果たすことができると知ってもらうことを目的としているとのことです。

図書館員によるビジネス課題への回答事例集~あなたの仕事をお手伝い
http://www.business-library.jp/jireisyu/jireisyu.pdf

図書館員によるビジネス課題への回答事例集 (2010/8/6付け ビジネス支援図書館推進協議会の記事)
http://www.business-library.jp/jireisyu/jirei.html