アーカイブ - 2010年 8月 27日

IBM、大規模デジタル化におけるテキスト化の改善を目指す欧州のプロジェクト“IMPACT”に協力

IBM社が、欧州の貴重な古書の大規模デジタル化におけるテキスト化処理の改善等を目指す欧州のプロジェクト“IMPACT”に協力すると発表しています。同社が考える、OCR技術とクラウドコンピューティングの技術の融合により、文字の認識精度を向上させるとのことです。

IBMとEU、古文書のデジタル化プロジェクトで協力(CNET Japan 2010/8/27付けの記事)
http://japan.cnet.com/news/business/story/0,3800104746,20419046,00.htm

IBM and EU Partner to Enable the Digitization of Historic European Texts on a Massive Scale()
http://www-03.ibm.com/press/us/en/pressrelease/32380.wss

総務省、三省共同懇談会の報告書が示した課題についての提案を公募

総務省は、ICTを利活用した新しいサービスの創出に向けた開発・実証を通じて、新しいビジネス分野の基盤となる技術の確立、技術標準化、運用ガイドラインの策定等を実現する「新ICT利活用サービス創出支援事業」を実施するため、提案を公募するとのことです。具体的には、総務省、文部科学省、経済産業省の三省による「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」の報告書が示した次の7つの課題に関して、提案を公募するとのことです。

(1)国内ファイルフォーマット(中間(交換)フォーマット)の共通化に向けた環境整備
(2)書誌情報(MARC等)フォーマットの確立に向けた環境整備
(3)メタデータの相互運用性の確保に向けた環境整備
(4)記事、目次等の単位で細分化されたコンテンツ配信等の実現に向けた環境整備
(5)電子出版のアクセシビリティの確保
(6)書店を通じた電子出版と紙の出版物のシナジー効果の発揮
(7)その他電子出版の制作・流通の促進に向けた環境整備

平成22年度「新ICT利活用サービス創出支援事業」に関する提案の公募(2010/8/27付け総務省の報道資料)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_01000001.html

参考:

電子ジャーナル契約料問題で対立していたNatureとカリフォルニア大、協議を開始

電子ジャーナルの契約料の引き上げをめぐって対立していたNature Publishing Group(NPG)とカリフォルニア大が、2010年8月17日に話し合いを行ったとのことです。8月25日付けの連名の声明文によると、17日の話し合いは前向きなもので、今後も短期的・長期的な課題について協議を続けていくことで合意したとのことです。

Nature Publishing Group and the University of California make nice (2010/8/25付けNature.comのブログの記事)
http://blogs.nature.com/news/thegreatbeyond/2010/08/nature_and_california_make_nic_1.html

Representatives of Nature Publishing Group and U. of California Have “Positive” Meeting,” Agree to Work Together, and Make Public Statement(2010/8/25付けResourceshelfの記事)

“eLearning Awards 2010”、Europeanaのデジタル文化遺産を利用した教材等を募集

欧州内各国の教育省を中心としたネットワークである“European Schoolnet”が毎年開催し、2010年で10回目となる“eLearning Awards 2010”において、Europeanaのデジタル文化遺産を利用した授業教材等のエントリーを9月28日まで募集しています。これはEuropeanaを通じてアクセス可能なコンテンツを教育資源として利用した教材等を求めるもので、これには授業プランでのEuropeanaコンテンツの利用、カリキュラムに関するヴァーチャル展示での利用、ブログやFacebook、モバイルアプリ等での利用なども含まれるとのことです。優秀者の教材等については、Europeanaの“ThoughtLab”に加えられるほか、European Schoolnetが運営する“Learning Resource Exchange”を通じて公開され、欧州全体で広く利用に供される予定とのことです。

Europeana in Education: Re-use our digital cultural heritage for the eLearning Awards (2010/8/16付け eLearning Awards 2010のプレスリリース)

ウェブコンテンツのアクセシビリティに関するJISの改訂版「JIS X 8341-3:2010」が公示

ウェブコンテンツのアクセシビリティに関する日本工業規格(JIS)の改訂版「JIS X 8341-3:2010」が、2010年8月20日に公示されました。「JIS X 8341-3」の規格名称は、「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」というもので、高齢者や障害者の情報アクセシビリティを確保・向上させるために、ウェブコンテンツの設計などにあたって配慮すべき事項について規定されたものです。2004年の制定以来6年ぶりの改訂で、2008年にW3C勧告となった「WCAG(Web Content Accessibility Guidelines) 2.0」に対応したものとなっています。ウェブアクセシビリティ基盤委員会のサイトでは、解説等の関連資料が掲載されています。

ウェブアクセシビリティ基盤委員会
http://www.ciaj.or.jp/access/web/

WebアクセシビリティJISが改定、達成基準がより明確に(2010/8/26付けITproの記事)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100826/351488/

参考:
Webコンテンツアクセシビリティガイドライン 2.0が正式公開

文部科学省、「教育の情報化ビジョン(骨子)」を公開

2010年8月26日、文部科学省が「教育の情報化ビジョン(骨子)」を公開しました。これは、文部科学省が2010年4月22日から続けてきた、今後の学校教育(初等中等教育段階)の情報化に関する総合的な推進方策について検討を行う「学校教育の情報化に関する懇談会」での議論等を踏まえ、取りまとめたものとのことです。また、今後、ワーキンググループを設置して更なる検討を行い、2010年度中に「教育の情報化ビジョン」を策定する予定とのことです。

「教育の情報化ビジョン(骨子)」の公表について (2010/8/26付け 文部科学省の報道発表)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/08/1297089.htm