アーカイブ - 2010年 8月 24日

ハーバード大学、「図書館研究所」を開設(米国)

米国のハーバード大学が、「図書館研究所」(Library Lab)を開設したとのことです。学生や教員に対するよりよい図書館サービスの提供と、情報社会の形成への関与を目的とし、Arcadia Fundのによる財政的支援のもと、図書館の業務に革新をもたらすための機会を個人に対して提供するとのことです。ダーントン図書館長は、「研究所により様々なデジタルイノベーションが起こり、情報技術の世界でのハーバードのリーダーシップを確かなものとするであろう」とコメントしています。

Harvard Library Lab
http://osc.hul.harvard.edu/liblab

ULC Establishes Harvard's Library Lab(2010/7の Library Notes)
http://publications.hul.harvard.edu/ln_1354/library-lab.html

Harvard Library Lab(概要とガイドライン)
http://osc.hul.harvard.edu/sites/default/files/LibraryLab_Guidelines_08_10_2010.pdf

中小規模のデジタル化プロジェクトの経験をまとめた本、各章を順次無料公開(米国)

北米の図書館・文書館・博物館等における中規模・小規模のデジタルコレクション構築プロジェクトの34のケースについて掲載した“Digitization in the Real World”という図書が、Metropolitan New York Library Councilから刊行されていますが、その各章が順次無料で公開されるとのことです。現時点では、4つの章が公開されており、今後、毎週新たな章が公開される予定とされています。

Collect Them All: Four Chapters from Digitization in the Real World Available For Free, Thirty More Coming Soon
http://metroblogs.typepad.com/techmetro/2010/08/collect-them-all-four-chapters-from-digitization-in-the-real-world-available-for-free-thirty-more-co.html

オックスフォード大学ボードリアン図書館前に高さ2mの本が出現

英国オックスフォード大学ボードリアン図書館の敷地に、高さ2.2mの本をかたどったアート作品が設置されているとのことです。“Imagine”というこの作品は地元のアーティストが作成したもので、本体は木、ページはキャンバス地でできており、自由に書き込みができるとのことです。

Bodleian Libraries launches Oxford’s Big Book public art installation
http://www.bodleian.ox.ac.uk/news/2010-08-20

北米の研究図書館センター(CRL)、YouTubeに公式チャンネルを開設

2010年8月23日、米国・カナダの研究図書館・大学図書館のコンソーシアムである研究図書館センター(CRL)が、YouTubeに公式チャンネルを開設しました。公開されている動画には、アフリカ研究リソースに関するウェブセミナーや、2010年4月に開催されたCRLの年次大会での講演等があります。CRLによると、今後も継続的にプレゼンテーションの様子を公開するとのことです。

CRL Presentations Now Available Online (2010/8/23付け CRLのニュース)
http://www.crl.edu/news/6717

CRLのYoutube公式チャンネル(音声が出るのでご注意ください)
http://www.youtube.com/user/CRLdotEDU

英国ウェルカム図書館、遺伝学に関する資料のデジタル化計画を発表

医学史に関する資料を所蔵する英国のウェルカム図書館が、「現代の遺伝学とその基礎」というテーマでの資料デジタル化を実施すると発表しています。予算390万ポンドで期間2年の試験プログラムとして実施されるとのことです。1850年から1990年までの間に発行された1400冊の遺伝学の図書に加え、ノーベル賞受賞者のフランシス・クリック氏による論文や直筆のDNA構造の概念図なども含まれるとのことです。デジタル化は2012年9月までに終了し、無料でオンライン公開される予定とのことです。

Wellcome Library launches major digitisation project(2010/8/23付けウェルカム・トラストのブログ記事)
http://www.wellcome.ac.uk/News/2010/News/WTX062533.htm

Wellcome Library launches major digitisation project(2010/8/23付けウェルカム図書館のブログ記事)
http://wellcomelibrary.blogspot.com/2010/08/wellcome-library-launches-major.html

参考:
英ウェルカム図書館のデジタル化対象資料の選び方

英国図書館、図書館・研究者向けに書誌レコードを無償で提供

英国図書館(BL)が、図書館や研究者等向けに、書誌レコード約1,400万件を無償で提供すると発表しています。非営利の目的に限り、BLの所蔵目録あるいは英国の全国書誌のデータを利用することができるとのことです。

British Library to share millions of catalogue records(BLのプレスリリース)
http://pressandpolicy.bl.uk/Press-Releases/British-Library-to-share-millions-of-catalogue-records-43b.aspx

Free Data Services
http://www.bl.uk/bibliographic/datafree.html

アメリカ大陸で初めて出版された著作物を集めた電子図書館“Primeros Libros”が公開

2010年8月19日、アメリカ大陸で初めて出版された著作物を集めた電子図書館“Primeros Libros”が公開されました。これは、メキシコのプエブラ自治栄誉大学のホセ・マリア・ラフラグア歴史図書館(Biblioteca Histórica José María Lafragua)を中心としたプロジェクト「アメリカ大陸での最初の本、世界の図書館にある16世紀メキシコの印刷物」(Los primeros libros de las Américas. Impresos mexicanos del siglo XVI en las bibliotecas del mundo)の成果によるものです。このプロジェクトは、アメリカ大陸で初めて印刷された本、すなわち16世紀のメキシコにおいて出版された本をデジタル化し無料公開するもので、これらの本に関する知識を広めるとともに、これら文化的な資料に対する関心を高めることを目的としているとのことです。なお、このプロジェクトには、メキシコ国内からラス・アメリカス大学の図書館やプエブラ州にあるアメリカ大陸最古の公共図書館Biblioteca Palafoxianaが、そして国外からは米国テキサス大学オースティン校やテキサスA&M大学、スペインのマドリード・コンプルテンセ大学などの図書館が参加しているとのことです。

2010年の国際建築賞に、図書館建築では国際教養大学図書館等4館が受賞

2010年7月、シカゴ建築・デザイン博物館(The Chicago Athenaeum)とヨーロッパ建築アートデザイン都市研究センター(The European Centre for Architecture Art Design and Urban Studies)が行っている国際建築賞2010(International Architecture Awards 2010)が発表され、図書館建築としては、秋田県の国際教養大学図書館、カナダのBloor Gladstone Library、米国のKirkwood Public Library、アイルランドのWestmeath County Buildings and Libraryの4館が受賞しています。

International Architecture Awards
http://www.chi-athenaeum.org/intarch/2010/index.html

AIU LIBRARY + LECTURE BUILDING(秋田県、国際教養大学図書館)
http://www.chi-athenaeum.org/intarch/2010/aiulibrary-13/index.html

BLOOR GLADSTONE LIBRARY(カナダ、オンタリオ州、トロント)

OCLC、公共図書館への支援を呼びかけるキャンペーン“Geek the library”を全米に拡大へ

OCLCが実施している、公共図書館への支援を呼びかけるキャンペーン“Geek the library”(図書館に夢中)の規模が拡大され、全米の全ての公共図書館が参加申請できるようになったとのことです。“Geek the library”は、厳しい経済状況の中で図書館の価値を訴えて地域の支援を得るという公共図書館の運動をOCLCがサポートするというもので、2009年に試験的に一部の地域で実施されていたものです。

'Geek the Library' campaign now available to all U.S. libraries
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/2010/201046.htm

Geek the Library
http://get.geekthelibrary.org/