米国のシンクタンク“Pew Research Center”の調べによると、インターネットユーザのうちソーシャルメディアを利用している割合は、2009年4月から2010年5月にかけて、50歳から64歳までの年代では88%増、65歳以上では100%増となっています。今回の調査対象である18歳以上の成人の全体の数値でも、同期間で46%から61%へとその割合が増加しています。
2010年8月27日、フアン・ラモン・モリーナ・ホンジュラス国立図書館(Biblioteca Nacional de Honduras Juan Ramón Molina)が開館130周年を迎え、23日からの1週間、記念イベントが開催されました。イベントでは、歴史的文書資料や絵画、資料等の展示会やコンサート等が行われ、同国の詩人ロベルト・ソーサ(Roberto Sosa)の表彰も行われたとのことです。なお、ホンジュラスの国立図書館は、2009年1月に、それまでのホンジュラス国立図書館という名前に、19世紀末から20世紀初頭に生きたホンジュラスの国民的詩人フアン・ラモン・モリーナ(Juan Ramón Molina)の名を加えた現在の名称に変更されています。
例年7月から8月頃にかけて、スペインのバレンシア州にあるベニカシム(Benicàssim)の海岸に設置される期間限定の「海の図書館」(Biblioteca del Mar)が、2010年8月27日で主たる利用者である子ども向けのイベントが全て終了し、9月13日の閉館を待つのみとなっています。この「海の図書館」は、ベニカシム市が1992年から始めたもので、夏の観光シーズンに合わせて海岸の2か所に“Biblioteca Jorge Comín”と“Biblioteca de Heliópolis”の2館が設置されるものです。「海の図書館」では、子ども向けのお話し会のほか、3歳から9歳までの子どもに英語学習を促すためのイベントも行われたとのことです。
世界最大の英語辞典である『オックスフォード英語辞典』(Oxford English Dictionary:OED)について、現在編纂作業中である第3版は、紙版の出版はされないであろうと報じられています。1989年に刊行された第2版(全20巻)は紙版と電子版があり、オンライン版は月間200万件の利用があるとのことです。第3版の完成にはまだ10年以上かかる見込みとのことですが、オックスフォード大学出版局の担当者は、刊行時点で十分な需要があるようであれば紙版の可能性もなくはない、とコメントしています。
Representatives of Nature Publishing Group and U. of California Have “Positive” Meeting,” Agree to Work Together, and Make Public Statement(2010/8/25付けResourceshelfの記事)
ウェブコンテンツのアクセシビリティに関する日本工業規格(JIS)の改訂版「JIS X 8341-3:2010」が、2010年8月20日に公示されました。「JIS X 8341-3」の規格名称は、「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」というもので、高齢者や障害者の情報アクセシビリティを確保・向上させるために、ウェブコンテンツの設計などにあたって配慮すべき事項について規定されたものです。2004年の制定以来6年ぶりの改訂で、2008年にW3C勧告となった「WCAG(Web Content Accessibility Guidelines) 2.0」に対応したものとなっています。ウェブアクセシビリティ基盤委員会のサイトでは、解説等の関連資料が掲載されています。