アーカイブ - 2010年 7月

7月 28日

国立国会図書館、「近代デジタルライブラリー」に画像を追加

国立国会図書館は、2010年7月27日に、「近代デジタルライブラリー」に明治時代及び大正時代に刊行された図書約1万4千冊(約1万1千タイトル)の画像を追加しました。これにより、インターネットで閲覧できる図書の総数は約17万冊となりました。また、2010年9月1日からは、国立国会図書館の施設内(東京本館および関西館の館内)で、著作権処理前の図書約22万冊(明治~昭和前期)の提供を開始する予定です。インターネットと館内の提供を合わせると、近代デジタルライブラリーでの提供総数は約39万冊(約29万タイトル)となります。

「近代デジタルライブラリー」の提供数が39万冊に増えます(2010/7/27付けニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1189541_1531.html

「近代デジタルライブラリー」の提供数が39 万冊に増えます(2010/7/27付けプレスリリース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/__icsFiles/afieldfile/2010/07/26/pr20100727.pdf

平成22年度の追加資料の紹介(近代デジタルライブラリー)

米国化学会と王立化学協会が持続可能性をテーマにしたウェブサイト運営で提携

米国化学会(ACS)と英国の王立化学協会(The Royal Society of Chemistry:RSC)が、持続可能“sustainability”をテーマにしたそれぞれのウェブサイトの運営で、提携したと発表しました。ウェブサイトは、気候変動や食糧危機、新エネルギー資源などのグローバルな問題に対して、化学という学問がどのように役立つのかということを、一般に広く理解してもらうためのものです。ACSとRSCの提携では、それぞれのウェブサイト上のリソースを共有するほか、科学者や政府関係者、学生などに対して、持続可能性をテーマにしたセミナーを協同で行うとのことです。

Global Challenges/Chemistry Solutions (ACS)
http://portal.acs.org/portal/acs/corg/content?_nfpb=true&_pageLabel=PP_SUPERARTICLE&node_id=2098&use_sec=false&sec_url_var=region1&__uuid=8364e32f-9f1c-4c8c-b5f0-e63aefe34fe2

Chemistry for Tomorrow's World (RSC)

大日本印刷と凸版印刷が「電子出版制作・流通協議会」を設立

2010年7月27日に、大日本印刷と凸版印刷の2社が発起人となり、「電子出版制作・流通協議会」が設立されました。活動内容として、次のようなものがあげられています。
・電子出版制作・流通ビジネスに関連する情報共有
・制作・規格・仕様・流通に関する協議
・電子出版産業の発展と普及にかかわる活動
・電子出版制作・流通ビジネス日本モデルの検討及び協議
・商業・公共・教育・図書館等電子出版関連分野に関する情報共有

電子出版制作・流通協議会
http://www.aebs.or.jp/

電子出版制作・流通協議会の設立について(2010/7/27付けニュースリリース、参加企業一覧あり)
http://www.dnp.co.jp/news/1217630_2482.html

大日本印刷・凸版印刷、「電子出版制作・流通協議会」設立発表会(2010/7/27付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100727_383696.html

「日本の出版文化守りたい」 DNPと凸版の電子書籍業界団体にドコモ、東芝など参加(2010/7/27付けITmedia Newsの記事)

オタワ大学出版局、大学図書館と協同でオープンアクセスプロジェクトを開始へ

カナダのオタワ大学出版局が、同大学図書館と協同で、出版局発行の書籍をオープンアクセス化するプロジェクトを開始するようです。具体的には、2010年7月30日から、出版局発行の書籍36冊を、同大学のリポジトリ“uO Resarch”にPDF形式で掲載し公開するとのことです。

uO Resarch
http://www.ruor.uottawa.ca/en/

7月 27日

IT・出版など70社が参加する「デジタル教科書教材協議会」が設立

全ての小中学生がデジタル教科書を持つという環境の実現を目標とするコンソーシアム「デジタル教科書教材協議会」(DiTT)が、2010年7月27日に設立されました。DiTTのウェブサイトでは、国内・海外のデジタル教科書・教材関連のニュース・記事の紹介等も掲載されています。

「デジタル教科書教材協議会」MSやソフトバンクなど70社で設立(2010/7/27付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100727_383677.html

デジタル教科書教材協議会
http://ditt.jp/

参考:
デジタル教科書の普及を目指す「デジタル教科書教材協議会」が設立へ
http://current.ndl.go.jp/node/16290

Yahoo!JAPANがGoogleの検索エンジンを採用へ

ヤフー株式会社が、Yahoo! JAPANの検索サービスにおいて、Googleの検索エンジンと検索連動型広告配信システムを採用することを発表しています。

Yahoo! JAPANの検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用、ならびにYahoo! JAPANからグーグルへのデータ提供について(2010/7/27付けヤフー株式会社のプレスリリース)
http://pr.yahoo.co.jp/release/2010/0727a.html

Yahoo! JAPAN、Googleの検索エンジンと検索連動型広告の採用を発表(2010/7/27付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100727_383638.html

大阪府箕面市、世界子どもの本アカデミー賞のノミネート作品を発表

大阪府箕面市が、国民読書年の関連企画である「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」を創設し、「作品賞」や「主演女優賞」といった各賞のノミネート作品を発表しています。ノミネート作品は、同市の司書教諭や学校図書館司書などの実行委員会のメンバーが選定し、これらの中から市内の小・中学校の児童生徒らによる投票で各賞を決定するとのことです。2010年9月に各賞が決定し、同11月に予定されている授賞式では子どもらの手作りのオスカー像が受賞作家に手渡されるとのことです。

箕面・世界子どもの本アカデミー賞
https://ssl.city.minoh.lg.jp/edugakkou/akademi.html

ペルー国立図書館、国立文化機構や国立公文書館などと統合へ

2010年7月21日、ペルーで文化省設立法が公布され、今後90日以内にペルー国立図書館ほか、国立文化機構(Instituto Nacional de Cultura)や国立公文書館(el Archivo General de la Nación)など、6つの文化関係機関が同省へ統合されるとのことです。

Promulga ley que crea el Ministerio de Cultura (2010/7/21付け La República.peの記事)
http://www.larepublica.pe/politica/21/07/2010/mandatario-promulga-ley-que-crea-el-ministerio-de-cultura

Ministerio de Cultura absorberá el INC, la Biblioteca Nacional y el Archivo General de la Nación (2010/7/22付け El Comercioの記事)
http://elcomercio.pe/noticia/612250/ministerio-cultura-absorbera-inc-biblioteca-nacional-archivo-general-nacion

フランス国立図書館、子ども向けの電子図書館を開設

フランス国立図書館(BNF)が、子ども向けの電子図書館“Bibliothèque numérique des enFants”を開設したと発表しています。対象年齢は8歳から12歳とされており、著作物の画像を中心に、解説を付したりゲーム形式にしたりと様々な方法で提供されているようです。

Bibliothèque numérique des enFants(BNF)
http://enfants.bnf.fr/

Introduction(Bibliothèque numérique des enfants)
http://enfants.bnf.fr/parents/index.htm

英国図書館、2009/2010年度の年報を公開

英国図書館は、“The Value of Knowledge”とのタイトルが付けられた2009/2010年度の年報を公開しています。2009/2010年度の主な実績とともに、2010/2011年度の行動計画として、デジタル出版物の収集と保存、ウェブサイトの改善、新聞の保存とデジタル化、などが挙げられています。

The Value of Knowledge ANNUAL REPORT
http://www.bl.uk/about/annual/2009to2010/full.pdf

2009/10: Report home
http://www.bl.uk/about/annual/2009to2010/index.html

米国著作権局、著作権保護技術の迂回禁止の例外対象についての新しい規則を制定

米国のデジタルミレニアム著作権法(DMCA)は、作品保護のために設定された技術的措置を迂回すること(circumvention)を禁じていますが、別途に規則で定められた対象については、侵害的でない利用をする場合には禁止規定が適用されないとなっています。規則は米国議会図書館の著作権局により定められており、この度、新たに適用除外となる対象が示されました。その一つとして、電子書籍として流通する文字作品に関し、その作品の電子版の全てが、音声読み上げ機能あるいはスクリーンリーダーによるフォーマット変換を妨げるようなアクセスコントロールがあるものである場合、があげられています。この他に、映画のDVDや携帯電話のプログラム等があげられています。

米国著作権局「音声読み上げに対応しない電子書籍DRMは、クラックしてもOK」との公式見解(2010/7/27付けhon.jpの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/1648/

iPhoneのロック解除は合法に 米著作権局が決定(2010/7/27付けITmedia Newsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/27/news022.html

英国博物館・図書館・文書館国家評議会が解散の可能性

英国の文化・オリンピック・メディア・スポーツ大臣が、政府の歳出削減のために、2012年4月までに博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)を解散させる意向を表明した、と報じられています。これに対してMLA側は、ウェブサイト上でMLAの必要性を説き、政府側の冷静な対応を求めています。

UK To Abolish Museums, Libraries, and Archives Council, Will Spread Functions(Library Journal 2010/7/26付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/886056-264/uk_to_abolish_museums_libraries.html.csp

MLA to be abolished by Jeremy Hunt(Bookseller 2010/7/26付けの記事)
http://www.thebookseller.com/news/124169-mla-to-be-abolished-by-jeremy-hunt.html

MLA says ‘stormy seas call for cool heads and steady hands'(MLAのプレスリリース)

IFLA、「主題典拠データの機能要件(FRSAD)」の最終報告書を公開

2010年7月26日、国際図書館連盟(IFLA)がこれまで検討を行ってきた「主題典拠データの機能要件(FRSAD)」の最終報告書を公開しました。

Functional Requirements for Subject Authority Data (FRSAD) Final Report
http://www.ifla.org/en/node/1297

参考:
「主題典拠データの機能要件(FRSAD)」ドラフト第2版のレビュー開始
http://current.ndl.go.jp/node/13470

7月 26日

文部科学省、「国民の読書推進に関する協力者会議」を開催へ

文部科学省が、「国民の読書推進に関する協力者会議」を開催すると発表しています。同会議では、国民の読書や読書環境の現状・課題を把握・分析し、読書への国民の意識を高める効果的かつ効率的な取組の検討を行う、とのことです。第1回の会議は2010年7月30日に開かれるようです。

「国民の読書推進に関する協力者会議」の開催について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/07/1296206.htm

京都府、インターネットのフィルタリングを義務化する条例改正案に対する意見を募集

京都府が、インターネット上の有害情報等から青少年を守るために、図書館を含めたインターネットを利用できる端末を提供している公共施設等にフィルタリングを義務付けるよう条例の見直しを進めている、とのことです。2010年7月21日から8月20日までの1か月間、条例改正案に対する意見を府民から募集しています。

「青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例(案)」に対する府民意見の募集について(京都府の報道発表資料)
http://www.pref.kyoto.jp/news/press/2010/7/1278634117439.html

アダルトサイト制限へ声募る 京都府、18歳未満の接続で(京都新聞 2010/7/26付けの記事)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100726000015

フランス国立図書館、Book Edition社と共同でオンデマンド印刷サービスを開始

フランス国立図書館(BNF)がBook Edition社と共同でオンラインで受け付けるオンデマンド印刷サービスの有料提供を開始する、と報じられています。同館の電子図書館Gallicaで提供するコンテンツをBook Edition社が印刷して購入者に提供するというものです。20世紀初頭までの近代の様子が記された旅行記などの資料から成る、“Voyages en France”及び“Voyages en Italie”というGallicaの2つのカテゴリの中のコンテンツ500件がサービスの対象になるとのことです。

La BNF signe un partenariat avec The Book Edition(Livres Hebdo 2010/7/22付けの記事)
http://www.livreshebdo.fr/bibliotheques/actualites/la-bnf-signe-un-partenariat-avec-the-book-edition/4744.aspx

口蹄疫のため休館していた宮崎県立図書館、再開へ

口蹄疫のため2010年6月12日から休館となっていた宮崎県立図書館が、2010年7月27日から開館するとのことです。

【重要】開館のお知らせ
http://www.lib.pref.miyazaki.jp/hp/menu000001000/hpg000000972.htm

参考:
宮崎の図書館、口蹄疫の感染拡大により休館に
http://current.ndl.go.jp/node/16358

全国図書館大会関連イベント、「としょかん千三百手観音プロジェクト」が開始

2010年9月16日、17日に奈良で開催される第96回全国図書館大会の関連イベントとして、「としょかん千三百手観音プロジェクト」が始まっています。このプロジェクトは、これまで以上に図書館を盛りたてていくために、「図書館の中の人と、図書館の外の人をつなぐ」ことを目指しているとのことです。プロジェクトでは、事前に集めた「おねがい」と、その「おねがい」の実現に役立つ図書館員からの情報やアドバイスを、対になるように貼り合わせることで、千手ならぬ千三百手の観音様の絵を完成させるそうです。

としょかん千三百手観音プロジェクト
http://1300kangnong.blog134.fc2.com/

第96回全国図書館大会
http://www.library.pref.nara.jp/event/zenkoku/index.html

7月 23日

英国図書館、著作権に関する研究者等の見解をまとめたレポートを公開

2010年7月22日、英国図書館(BL)は、英国の著作権に対する研究者等の見解をまとめたレポートを公開しました。これは、研究者やジャーナリスト等が日々遭遇する著作権の「壁」について、草の根からの意見をまとめたものとのことです。BLはこのレポートをまとめた目的について、英国での知的財産の枠組みに関する議論の中で、著作権が研究コミュニティにどのような影響を与えるのか、その実例を提供するためであると述べています。

Driving UK Research. Is copyright a help or a hindrance?
http://www.bl.uk/ip/pdf/drivingukresearch.pdf

OCLC、カリフォルニアの図書館団体“Califa Library Group”と提携

OCLCは、カリフォルニアの図書館団体である“Califa Library Group”と、“OCLC Partnership Program”の提携をしたと発表しています。

OCLC and the Califa Library Group announce partnership (2010/7/21付け OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2010/201042.htm

参考:
OCLC、米国神学図書館協会と提携
http://current.ndl.go.jp/node/16163

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