英国の研究情報ネットワーク(Research Information Network)が、研究者のWeb2.0のツールの使用実態とその要因を調査したレポート“If you build it, will they come? How researchers perceive and use web 2.0.”を公開しています。レポートは、大部分の研究者がそれらWeb2.0のツールをバラバラに使用しているか、あるいはまったく使用していないということ、しかし、研究者はすでにあるコミュニケーションのチャンネルは十分活用しているので、今後Web2.0のサービスは、そのようなコミュニケーションのチャンネルを補うようなものを提供することになるだろうと指摘しています。
ジャマイカ国立図書館(National Library of Jamaica)が、ウェブアーカイブ及び所蔵資料のデジタル化を実施すると発表しています。ウェブアーカイブでは政府機関のウェブサイト上の出版物を主な対象とするパイロットプロジェクトとして行われ、資料デジタル化では歴史的な資料を対象にするとのことです。
英国情報システム合同委員会(JISC)は,英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)と共同で,博物館・文書館・図書館(MLA)のリソースの探索に関するタスクフォース“Resource Discovery Taskforce”を立ち上げた。このタスクフォースは,MLA各機関のメタデータに焦点を当て,それらを共有化しリソースの探索インフラを提供することで,教育や研究を支援することを目的としている。2010年6月に,このタスクフォースのビジョン“One to Many; Many to One”と,このビジョンに基づく実施計画(Implementation Plan)が発表された。...
米国議会図書館(LC)のPolicy and Standards Divisionは,2007年に,米国議会図書館件名標目表(LCSH)の事前結合索引法(pre-coodination)の是非を検討し,事前結合方式の継続と,LCSHに関する業務改善のための提案等を示した文書を公表していた。2010年5月に,その後の業務改善状況等をまとめた報告文書が公表された。内容は,2007年文書の提案と行動計画に沿って,LCSHに関する業務の改善点等を列挙したものである。そのうちいくつかの点を紹介する。...
2010年6月21日から25日にかけて,ディジタル図書館に関する代表的な国際会議であるJCDL(Joint Conference on Digital Libraries)とICADL(International Conference on Asia-Pacific Digital Libraries;E587,E744, E873参照)がオーストラリア東部のゴールドコーストで共同開催された。...