2010年で10回目となる、スペイン出版社組合連合(Federación de Gremios de Editores de España:FGEE) による読書推進キャンペーンが、7月21日から8月5日までスペイン各地で開催中とのことです。“Leer tiene premio”をスローガンとする2010年のキャンペーンでは、セルバンテスやサンチョ・パンサなどスペインの歴史の中で有名な著作家とその登場人物達が「生きた石像」として甦り、スペイン国内11か所、計3,500kmを移動して、道行く人へ読書を勧めているとのことです。
La FGEE organiza la X edición de la campaña de Fomento de la lectura bajo el slogan “Leer tiene Premio”
LOS GRANDES CLÁSICOS DE LA LITERATURA TOMARÁN PLAZAS Y CALLES ESPAÑOLAS PARA HACER VOLAR NUESTRA IMAGINACIÓN (2010年7月付け FGEEのプレスリリース)
2010年7月29日、英国国立公文書館(NA)が、これまでに英国内で制定された法令を検索、閲覧できるウェブサイト“legislation.gov.uk”を公開しました。時間軸で表示することで、法の変遷過程を分かりやすくしたとのことです。ウェブサイトでは、1988年から現在までは全法令を、1988年以前については第一次立法分のみ利用可能のようです。また“legislation.gov.uk”の公開に伴い、これまで“Office of Public Sector Information”と“Statute Law Database”で提供していた内容は、今後“legislation.gov.uk”に引き継がれるとのことです。
米国国立医学図書館(NLM)が、歴史的な医学分野のコレクションをデジタル化するプロジェクト“digital Medical Heritage Project”への参加機関の一つとして、36万ドルの助成を受ける、と発表しています。プロジェクトへの参加機関はイェール大学やニューヨーク公共図書館など計5機関で、合わせて150万ドルの助成を受けて、3万冊のパブリックドメインの資料をデジタル化するとのことです。
2010年7月28日、英国研究会議(Research Councils UK:RCUK)が、インドの研究状況と、英国とインドとの研究協力関係について、計量書誌学的に調査したレポート“ Bibliometric study of India’s research output and international collaboration”を公開しました。それによると、英国とインドとの協力関係がより密接になってきていることとともに、インドが世界の研究コミュニティの中で重要性を増しつつあることが明らかになったとのことです。また、両国の協力関係は多様な分野に及んでいるものの、その協力による研究成果で引用率が高いのは、自然科学分野であることなどが述べられています。
アイルランドの首都ダブリン市が、ユネスコが指定する「文学の都市」(City of Literature)になったとのことです。これは、ユネスコの“Creative Cities Network”という取組みのうちの文学に関するもので、エジンバラ(英国)、アイオワ市(米国)、メルボルン(オーストラリア)に続く4都市目とのことです。
Pingdomのウェブサイトで、インターネットユーザの国別トップ20がまとめられています。データソースは“Internet World Stats”で、それによるとトップ20を合計すると14億7千万人となり、全世界のインターネットユーザ18億人の82%を占めるそうです。なお、トップ3は、1位が中国、2位に米国、そして3位が日本とのことです。