アーカイブ - 2010年 6月 22日

105のメタデータ基準の特徴や関係性をヴィジュアル化した図

図書館や博物館等の文化機関において用いられている105のメタデータ基準について、それぞれの特徴や関係性をヴィジュアル化した図が公開されています。Domain(対象資料のタイプ)、Community(使用する機関)、Function(役割)、Purpose(メタデータのタイプ)の4つの軸において、軸内の項目ごとに、各メタデータ基準がその適用度に応じて分類されています。例えば、Domainの軸では、動画、音楽資料、学術テキスト等の項目があり、各項目において、適用度の高いメタデータ基準は何か、ということが分かるようになっています。適用度は、使用頻度、本来の意図、適切性等から判断されているとのことです。よく使われる30のメタデータ基準については、それぞれの特徴を示したものが別に示されています。米国インディアナ大学のメタデータライブラリアンのJenn Riley氏らにより作成されたもので、各メタデータ基準についての解説(glossary)も付いています。

Seeing Standards: A Visualization of the Metadata Universe
http://www.dlib.indiana.edu/~jenlrile/metadatamap/

(図)

デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会、懇談会報告(案)を公開

総務省、文部科学省、経済産業省の3省が開催している「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」の第3回懇談会配布資料として、懇談会報告(案)が公開されています。

デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会(第3回)配布資料
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/30700.html

デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会報告(案)
http://www.soumu.go.jp/main_content/000071341.pdf

『カレントアウェアネス』304号掲載

CA1722 - 研究文献レビュー:学校図書館に関する日本国内の研究動向―学びの場としての学校図書館を考える / 河西由美子

はじめに 2010年は「国民読書年」である。2000年の「子ども読書年」以来、2001年施行の「子どもの読書活動の推進に関する法律」を経て自治体の子ども読書推進計画も整備され、子どもの読書については成果の多かった10年といえるだろう。 ...

CA1721 - 動向レビュー:OCLCの最近の動向:OCLCのウェブ戦略とその展開 / 中元 誠

最近のOCLC年報(2007/2008年(1)および2008/2009年(2))において、WorldCatに収録されているレコードの急激な増加が報告されている。2007/2008年報では、1971年~2002年の30年余りの間の書誌レコードの件数が5,000万件であったことに対し、2002年~2008年のわずか7年間で5,000万件がWorldCatに搭載されたことが報告されている。また、2008/2009年報では、単年度で2億4,200万件のバッチロードが実行され、所蔵レコード件数は14億5,000万件に達したとされる。...

CA1720 - 動向レビュー:電子リソースの普及と研究活動への影響 / 佐藤 翔

1. はじめに 電子ジャーナルの利用が日常化し、電子書籍も普及しつつある等、学術コミュニケーションの在り様は近年大きく変化している。それに伴い教員や大学院生等の研究活動にも変化が現れると考えられ、多くの研究がなされている。本稿ではそれらの研究からいくつかを取り上げ、電子ジャーナル・電子書籍等の電子的なリソースにより研究者の行動がどのように変化したか、あるいは今後変化するかについて、情報探索・閲読行動、研究・執筆行動、情報発信行動、研究評価の観点から検討する。...

CA1719 - 動向レビュー:デジタルゲームのアーカイブについて―国際的な動向とその本質的な課題― / 細井浩一

1. Before It's Too Late 世界的に活動しているゲーム開発者、研究者のNPO組織「国際ゲーム開発者協会」(International Game Developers Association:IGDA)の専門部会である「ゲーム保存研究会」(Game Preservation SIG)は、2009年3月、最近のデジタルゲーム保存の現状と課題についての白書(以下、「ゲーム保存白書」と称する)を取りまとめた。...

CA1718 - 動向レビュー:電子化の現場からみたOCRの動向 / denshikA

1. はじめに インターネットを通じて、自宅や職場などから閲覧できる本が増えている。あるものは無料で、あるものは有料で閲覧することができる。電子化された本がインターネット上で公開される利点は、いつでも/どこでも読むことができるということだけではない。これまで目当ての本を探そうとすると、タイトル、著者名、分類などを頼りに探すしかなかったが、電子化された本は、その中の文章や内容の一部からでも検索可能となる。...

CA1717 - DAISYの新しい展開:DAISYオンライン配信プロトコル / 水野翔彦

2010年4月2日、DAISY(デイジー)規格を管理する団体であるDAISYコンソーシアムはDAISYオンライン配信プロトコル(以下、「プロトコル」)の仕様書を勧告案として公表した。これは、インターネットを用いて図書館などのサーバーから利用者のパソコンや専用端末までコンテンツを届けるための通信規格をまとめたものである。...

CA1716 - 図書館によるTwitter活用の可能性 / 原 聡子

シンプルなサービス「Twitter」旋風 近年、Twitter(ツイッター)というウェブサービスが話題である。本稿では、様々に指摘されているTwitterの特徴のうち一部を取り上げながら、図書館によるTwitter活用の可能性を探る。...

CA1715 - 図書館及び関連組織のための国際標準識別子ISIL / 宮澤 彰

ISO15511「図書館及び関連組織のための国際標準識別子」(International standard identifier for libraries and related organizations:ISIL)に対し、国立国会図書館が日本の登録機関としての準備を進めている。標準化の関係者にとっては長年の懸案が解決に向けて動き出すことになる。その名の通り、図書館等を識別するコードであるが、図書館関係者の間でもあまり知られていないこの識別子について解説し、その意義を述べる。...

2011年の「学習へのアクセス賞」、参加機関受付中!

米国のビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が毎年、情報への自由で平等なアクセスを実現するために革新的な活動を行っている図書館などに贈っている「学習へのアクセス賞」が、現在応募機関を受付中です。受付期間は2010年9月30日までです。世界各国から参加可能で、最優秀賞には賞金100万ドルが贈られます。

Access to Learning Award
http://www.gatesfoundation.org/ATLA/Pages/access-to-learning-award-overview.aspx

参考:
E968 - 図書館はコミュニティ再生の核―2009年「学習へのアクセス賞」
http://current.ndl.go.jp/e968

World Digital Libraryにサハラ以南のアフリカ、旧ソ連の共和国が参加

米国議会図書館とユネスコは2009年から共同で、Carnegie Corporation of New Yorkの資金提供の下、サハラ以南のアフリカと旧ソ連に属していた共和国のWorld Digital Library(WDL)への参加を支援するプロジェクトに取り組んでいます。このほど、3年計画のこのプロジェクトの第1段階が完了し、これらの地域の国がすでにWDLに参加、あるいは、将来参加予定の状況だということです。また、2010年6月22日~23日にかけて、最初のWDLパートナー会議が開催されますが、これに関連して、旧ソ連の各国(アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、グルジア、カザフスタン、キルギス、モルドバ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウクライナ、ウズベキスタン)の図書館、文書館、美術館の館長や技術スタッフが集まり、WDLに追加すべき資料について話し合う会議が開催されます。

New International Institutions Join World Digital Library
New Participants in Sub-Saharan Africa, Former Soviet Republics/Eurasia
(6月21日付けLCのプレスリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2010/10-143.html

英国国立公文書館、新しいウェブサービスを試行するラボ“The National Archives Labs”を公開

英国国立公文書館(NA)は、正規サービスとして導入する前のウェブサービスを公開する“The National Archives Labs”を開設しました。新アイディアを試用したユーザからの反応を受け付けて、サービスの洗練に役立て、今後のNAのウェブサービス拡大に生かしていくということです。現在、“Valuation Office map finder”、“Person search”、“UK history photo finder”という3つが公開中です。

The National Archives Labs
http://labs.nationalarchives.gov.uk/wordpress/

紀伊国屋書店、9月から一般向け電子書籍販売に参入

紀伊国屋書店は、2010年9月から一般向けの電子書籍販売に参入することを発表しました。インターネット経由の販売だけでなく、コンテンツを収録したメモリーカードの書店での店頭販売も行う予定だということです。

紀伊国屋書店、電子書籍販売に参入 9月にiPhone/iPadアプリ
- ITmedia News 2010/6/21付けの記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1006/21/news086.html

2010年における大学・研究図書館の10の傾向(米国)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が刊行した“College & Research Libraries News”6月号に、2010年における大学・研究図書館の10の傾向を紹介した記事“2010 top ten trends in academic libraries”が掲載されています。最新の研究文献のレビューを基に、以下のような傾向をリストアップしています。リストはアルファベット順で、優先順位等の各付けではないとのことです。

・蔵書は利用者の要望に応じて増していき、そこには新しいタイプのリソースも含まれる
・予算の課題は継続し、その結果として図書館は発展する
・高等教育の変化により、図書館員には様々なスキルが求められる
・説明責任や評価の必要性が高まる
・図書館独自のコレクションのデジタル化が増え、リソースの共有がより求められる
・モバイル端末の普及により新たなサービスが展開される
・コラボレーションにより図書館の内外での役割が拡大する
・学術コミュニケーションや知的財産サービスの発展を主導し続ける
・技術の進歩によりサービスや求められるスキルが変化し続ける
・物理的なスペースが見直され、ヴァーチャルなスペースが拡大するにつれ、図書館の定義が変化していく

OCLC、WorldCatのレコード利用の新ポリシーを2010年8月から導入へ

OCLCは、WorldCatのレコード利用・再配布に関する新しいポリシーとなる“WorldCat Rights and Responsibilities for the OCLC cooperative”を2010年8月1日から導入すると発表しています。新ポリシーについては、1987年のガイドライン“Guidelines for Use and Transfer of OCLC Derived Records”に代わるものとして2008年11月に最初の案が公表されたものの反対が多く2009年に撤回され、2010年4月に、今回の新ポリシーのドラフトが示されていました。

WorldCat Record Use Policy
http://www.oclc.org/worldcat/recorduse/

WorldCat Rights and Responsibilities for the OCLC Cooperative
http://www.oclc.org/worldcat/recorduse/policy/default.htm

After Latest Revision, OCLC Record Use Policy To Go Live August 1(2010/6/21付けLibrary Journalの記事)

国立情報学研究所(NII)、Webcat Plusをリニューアル

国立情報学研究所(NII)は、「連想検索」機能を備える情報検索サービスWebcat Plusをリニューアルしています。「本」(図書、雑誌、CD、DVD等)約1900万件、「作品」(「本」に掲載された著作、作品、論文、楽曲など)約150万件、「人物」(「本」の著作者として現れる人物、団体、組織やウィキペディアの人物項目)約600万件のデータが検索可能とのことです。検索結果での表紙画像の表示や、本・作品・人物などの情報を整理して一時的に保存するための「書棚」機能等が追加されています。

Webcat Plus
http://webcatplus.nii.ac.jp/

Webcat Plusとは?
http://webcatplus.nii.ac.jp/faq_001.html#pid001

国立情報学研究所、約1900万冊の書誌情報検索サービス「Webcat Plus」(2010/6/21付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100621_375942.html

チュートリアルビデオその1
http://www.youtube.com/watch_popup?v=uV0PfRl1vxI

チュートリアルビデオその2