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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)による、オープンソースソフトウェア(OSS)に関する調査報告書が公開されています。報告書は、(1) 米国・欧州・日本における主要OSSライセンスの比較分析、(2) OSSライセンスを適用した注目すべきソフトウェアのライセンス戦略、(3) 米国・欧州におけるOSSライセンスに関する主要な係争、で構成されています。
OSS ライセンスの比較、利用動向および係争に関する調査http://ossipedia.ipa.go.jp/doc/203
国立国会図書館は、OCLCが維持管理する書誌データベースWorldCatを通じて国立国会図書館が作成した書誌データ約500万件を世界的に提供することで、OCLCと合意したと発表しています。データがWorldCatに搭載される時期については未定とのことです。また、今回WorldCatで利用可能となるのは、データの検索およびダウンロードサービスであり、WorldCatを通じた国際的な図書館間貸出には対応しないとのことです。
OCLCを通じた国立国会図書館作成書誌データ(JAPAN/MARC)の国際的提供についてhttp://www.ndl.go.jp/jp/library/data/oclc_agreement.html
2010年6月8日に開催された、総務省・文部科学省・経済産業省による「デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会」の第2回の懇談会の配布資料が公開されています。懇談会では、「技術に関するワーキングチーム」と「出版物の利活用の在り方に関するワーキングチーム」のそれぞれの第1次報告が行われたとのことです。
デジタル・ネットワーク社会における出版物の利活用の推進に関する懇談会(第2回)配布資料http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shuppan/30638.html
電子書籍、データ形式統一へ=各種端末に対応しやすく-3省懇談会(2010/6/8付け時事ドットコムの記事)http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010060800978
2010年2月に開館した愛知県豊田市の専門図書館「体育とスポーツの図書館」が、2010年6月に開幕するサッカーのFIFAワールドカップに関連する特別企画「W杯を10倍楽しく観戦するために」を開催すると発表しています。サッカーに関する書籍や写真などの展示、講演会、シンポジウムが行われるとのことです。
サッカー:南アフリカW杯 10倍楽しく、豊田で特別企画--13~20日 /愛知(毎日jp 2010/6/10付けの記事)http://mainichi.jp/area/aichi/news/20100610ddlk23050199000c.html
体育とスポーツの図書館 2010年6月 特別企画http://sportslibrary.blog65.fc2.com/blog-entry-74.html
2010年5月10日から14日まで,韓国の済州島において,国際標準化機構(ISO)の情報とドキュメンテーション専門委員会(Technical Committee 46:TC46)の国際会議が開催された(E942参照)。日本からの参加者は,国立国会図書館から筆者を含め2名,他1名であった。...
OCLCの研究部門であるOCLC Researchは2010年5月17日,図書館間相互貸借(ILL)業務が環境に与える影響に関するレポート“Greening Interlibrary Loan Practices”を公表した。このレポートは,2010年1月に完了した委託調査の結果をまとめたものである。調査では,ILL業務における環境への影響を減らすためのベストプラクティスを見出す目的で,OCLCのネットワークに参加する12館に対し,聞き取り調査が行われた。さらに,10館からは配送方法やガイドライン,梱包材の成分などのデータが収集された。...
2010年4月,英国情報システム合同委員会(JISC)の一部門であるJISC TechDisとJISC Collections,及び英国の出版社団体Publishers Licensing Societyは連名で,“Towards Accessible e-Book Platforms”(『利用しやすい電子書籍プラットフォームに向けて』)という実践ガイド集を刊行した。文字の拡大,テキストの音声読み上げといった操作が可能な電子書籍は,印刷された文字を読むのが難しい障害(ディスレクシア,視覚障害,肢体不自由等)を持つ人々に,新しい可能性をもたらす。こうした特徴を持つ電子書籍を,誰にとっても使いやすい形で提供できるプラットフォームとはどのようなものなのだろうか。このような問題意識の下,上述の3機関が資金提供を行い,出版社が実際に提供している電子書籍プラットフォームを障害のある人に試してもらうという実験が行われた。この実践ガイド集は,実験で得られた障害のある人の意見を参考にして,今後の開発に役立つポイントをコンパクトにまとめたものである。...
デジタル情報の保存においては,ハードウェアやソフトウェアの技術の進展が急速なため,古いデータへのアクセスが困難になるということが大きな課題である(CA1696参照)。欧州の国立図書館,文書館,研究機関等の16の機関により実施されているデジタル資料保存プロジェクト“PLANETS”では,デジタル情報の長期保存の問題についての意識を高めるため,様々な媒体に記録したデジタルデータを金属製のタイムカプセルに入れて物理的に保存し,将来のアクセス可能性を検証するという試みを行っている。...
2010年5月,本のほとんど無い(bookless)図書館を新たに設置するというスタンフォード大学の計画が複数のメディアで報じられた。同大学の工学図書館(Engineering Library)と物理学図書館(Physics Library)を閉館し,資料をほとんど排架せず電子リソースの提供をサービスの中心とする工学図書館を新たに開館するというものである。新しい工学図書館は2010年7月に移動等の準備作業を行い,8月に開館する予定とされている。...
ニューヨーク公共図書館(NYPL)が,その歴史上最も過酷な予算削減の危機にある。2010年5月6日,ニューヨーク市長は,NYPLの次年度予算を3,680万ドル(約33億円)削減することを含む予算案を明らかにした。NYPLの年報によると,2009年の図書館の運営費用の約5割がニューヨーク市からの資金提供によって賄われていた。なお次年度の予算は,6月中に確定する予定である。...
英国情報システム合同委員会(JISC)が、博物館・文書館・図書館のメタデータをウェブ上で公開・共有化する計画を発表しています。これにより、メタデータを使った新しいサービスの開発を促進し、主題やタイプ等による新たな検索手法を研究者や学生らに提供することができるようになるとのことです。最初の段階では英国の高等教育機関が対象とされていますが、欧州の図書館や文化機関にも適用できるものと見込まれています。
New plans to open up UK resources revealed(JISCのニュースリリース)http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2010/06/discovery.aspx
国立国会図書館は、2010年7月16日に関西館で、講演会「電子図書館の可能性」を開催します。長尾真館長の講演の後、仲俣暁生氏(「マガジン航」編集人)、藤川和利氏(奈良先端科学技術大学院大学准教授・電子図書館研究開発室長)らを交えたパネルディスカッションを行います。ウェブ中継も予定されています。
講演会「電子図書館の可能性」http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/dl_future.html
『カレントアウェアネス-E』172号を発行しました。
□目次□■E1054■ ニューヨーク公共図書館,歴史上最も厳しい予算削減の危機■E1055■ スタンフォード大学,本のほとんど無い図書館を計画■E1056■ 現在のデジタル情報が未来に利用可能かタイムカプセルで検証■E1057■ アクセシブルな電子書籍プラットフォームに向けて■E1058■ 図書館間相互貸借の環境への影響に関するレポート■E1059■ 2010年のISO/TC46国際会議が開催される <報告>
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
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国立国会図書館 関西館 図書館協力課 調査情報係
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