アーカイブ - 2010年 5月 19日

英国図書館、10年間で4000万ページの新聞をデジタル化へ

英国図書館(BL)が、オンライン出版を手掛けるbrightsolid社と提携し、新聞資料の大規模なデジタル化に乗り出すとのことです。提携期間は10年間で、最初の2年間で400万ページ以上をデジタル化し、その後の期間で、デジタル化技術の進展や著作権保護期間内コンテンツに関する権利者との交渉などに応じて、最大4000万ページを目指すとのことです。BLは3世紀にわたる52,000タイトルの新聞を所蔵しているとのことです。

British Library and brightsolid partnership to digitise up to 40 million pages of historic newspapers(2010/5/19付けBLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2010/pressrelease20100519.html

米国議会図書館とシカゴ歴史博物館、ラジオ番組コレクションをデジタル保存

米国議会図書館(LC)とシカゴ歴史博物館(Chicago History Museum)が共同で、1950年代前半から1999年までのラジオ番組のコレクション“Studs Terkel Collection”をデジタル化して保存すると発表しています。ターケル(Studs Terkel)氏のインタビューや番組などを収録した7,000点のテープ形式の録音資料をデジタル化するとのことで、作業は視聴覚資料保存を担う「パッカード・キャンパス」(Packard Campus)で行われるようです。

Library Collaborates With Chicago History Museum To Preserve Radio Icon Studs Terkel’s Historic Recordings(LCのニュースリリース)
http://www.loc.gov/today/pr/2010/10-115.html

Oral History, Film, and Video(シカゴ歴史博物館)
http://www.chicagohs.org/planavisit/aboutcollection/oralhistory/

参考:
CA1711 - 米国議会図書館における録音・映像資料の保存と活用の状況 / 川野由貴

ニューヨーク公共図書館、「ゴーストバスターズ」で支援を求めるキャンペーン

非常に厳しい予算削減を迫られているニューヨーク公共図書館が、図書館への支持を求めるキャンペーンの一環として、映画「ゴーストバスターズ」をモデルにしたビデオを作成し、公開しています。実際にビデオの作成等を行ったのは、公共スペースでの面白い出来事のプロデュースを手がける“Improve Everywhere”です。まず2010年5月8日に、閲覧室からゴーストバスターがゴーストを追い払うというパフォーマンスが実際に実施され、その様子をキャンペーンビデオとして編集したものがこのほど公開されました。

Facing Cuts, NYPL turns to Improv Everywhere for Viral Advocacy Video
- american libraries 2010/5/18付けの記事
http://www.americanlibrariesmagazine.org/news/05182010/facing-cuts-nypl-turns-improv-everywhere-viral-advocacy-video

Improve Everywhere
http://improveverywhere.com/2010/05/18/who-you-gonna-call/

ニューヨーク公共図書館のアドボカシーキャンペーンのウェブサイト

図書館のビジネス利用に関する調査結果(日本)

岡山県商工会議所連合会が同県内の企業を対象に行った調査によると、業務上で図書館を利用したことがあるという企業は33.5%にとどまるとのことです。図書館を利用しない理由として、「インターネットの方が便利」や「移動距離がもったいない」「習慣がない」などが挙げられています。

企業の図書館ビジネス利用「ない」6割超 県会議所連(山陽新聞 2010/5/17付けの記事)
http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2010051711125531

OCLC、図書館相互貸借の環境への影響に関するレポートを公表

OCLCが、図書館相互貸借(ILL)業務が及ぼす環境への影響に関するレポート“Greening Interlibrary Loan Practices”を公表しています。ILL業務において、温室効果ガスの排出などにより環境に影響を与える主なものとして、梱包、輸送、紙の使用が挙げられています。温室効果ガスの排出量を減らすために、梱包材の再利用が効果的であるほか、梱包材にできるだけ小さなものを選ぶことや、できるだけ近くの所蔵館から貸借すること、空輸よりも陸運を使うことなどが推奨されています。

New Report, "Greening Interlibrary Loan Practices"(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/research/news/2010-05-17.htm