アーカイブ - 2010年 2月

2月 15日

ラクダが本を運ぶ移動図書館(ケニア)

ケニアの北東地域では、遊牧民を対象にした、ラクダによる移動図書館が実施されているそうです。毎日、3頭のラクダが本とテントを運ぶとのことです。本の多くは英国の慈善団体Book Aid Internationalから提供されているとのことです。

Camel Mobile Library(Book Aid Internationalのサイト)
http://www.bookaid.org/cms.cgi/site/our_work/_camel_mobile_service.htm

Kenya: The Camel Mobile Library Service(2010/2/13付けResourceShelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2010/02/13/kenya-the-camel-mobile-library-service/

「図書館海援隊」に新たに8図書館が参加

有志の公立図書館が、貧困・困窮者支援やその他の課題解決支援のため、関係部局と連携しながら、医療・健康、福祉、法務等に関する様々な支援を行う「図書館海援隊」の取組みに、新たに8つの公立図書館が加わったとのことです。文部科学省のサイトには、参加各図書館における主な取組みについての表も掲載されています。

「図書館海援隊」プロジェクトについて(図書館による課題解決支援)平成22年2月8日(文部科学省のウェブサイト)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/kaientai/1290062.htm

2月 12日

書店がなくなった地域で図書館が奮闘(米)

米国テキサス州ラレド市(人口約20万人)では、唯一の書店が2010年1月に閉店になり、一番近い書店が150マイル離れたサンアントニオ市の書店という状態になってしまったとのことです。これを受けて、ラレド公共図書館は、書店を呼び戻すための運動に協力するとともに、寄贈による蔵書の増強や、貸出サービスの拡充などの対応をとっているようです。さらに、住民が図書館で本を購入できるようにすることも検討中とのことです。

After Only Bookstore Closes in Laredo, TX, Public Library Steps Up(2010/2/11付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6718498.html

情報通信基盤の整備・活用の国際比較、1位はスウェーデンで日本は10位

ロンドンビジネススクールのWaverman教授らによる、50の国・地域の情報通信基盤のコネクティビティ(接続性)についての調査“Connectivity Scorecard”の2010年版が公開されています。情報通信技術(ICT)基盤の普及度に加え、政府・企業・消費者がどの程度それを活用しているかをあわせて評価しているものとのことです。先進国(Innovation-driven economies)部門の1位はスウェーデンで、日本は10位となっています。各国ごとの評価も見ることができます。

Connectivity Scorecard
http://www.connectivityscorecard.org/

Countries(ランキング表あり)
http://www.connectivityscorecard.org/countries/

Lists & Rankings: New: Full Text Access to 2010 Connectivity Scorecard, Sweden Tops in Telecom Tech(2010/2/11付けResourceShelfの記事)

図書館での「アンチ・バレンタインデー」イベントが中止に(米)

米国ウィスコンシン州のセーラム公共図書館で2月13日に予定されていたティーンエイジャー向けの「アンチ・バレンタインデー」イベントが、趣旨について誤解が生じたため中止になったとのことです。このイベントは、バレンタインデーをうれしく思わない12歳から18歳を対象にしたプログラムで、「感傷的な愛の祝日」に反抗し、ハート型のお菓子を部屋中に投げつけたり、どれだけひどい別れの手紙を書けるかを競ったり、アンチ・バレンタインのカードを書いたりするというもので、「黒い服と不幸せそうな見かけ」が推奨される、と広報されていたようですが、悪意のあるものではなかったとのことです。記事によると、アンチ・バレンタインデーのイベントを実施している図書館はいくつかあるようです。

Hearts may be broken now that Anti-Valentine bash is canceled(2010/2/8付けKenosha Newsの記事)
http://www.kenoshanews.com/news/hearts_may_be_broken_now_that_antivalentine_bash_is_canceled_7304832.html

The Community Library(セーラム公共図書館のサイト)
http://www.communitylib.org/

Googleの超高速ブロードバンド敷設実験に、図書館協会も関心(米国)

Googleが米国内で、超高速ブロードバンドネットワークの敷設実験を実施する計画を発表しました。このブロードバンドは、現在多くの米国人が利用しているものよりも100倍以上高速で、1ギガbpsを超えるものだということです。現在、この実験に関心のある自治体からの連絡を募集しています。また、このGoogleの実験に対し、図書館へのブロードバンド環境の普及を訴えている米国図書館協会(ALA)が関心を寄せています。実験対象地域となれば、図書館にも超高速ブロードバンドが導入できる可能性があるため、関心を持った図書館は、地域の長にこの件について掛け合ってみることが重要であると、ALAは見解を示しています。

Google Fiber for Communities(Googleのニュースリリース)
http://www.google.com/appserve/fiberrfi

Google to experiment with ultra-high speed broadband networks
(ALAのニュースリリース)

国立国会図書館、平成21年度書誌調整連絡会議記録を公表

国立国会図書館は、平成21年度書誌調整連絡会議(平成21年11月25日開催)の会議記録をウェブサイトで公表しました。

平成21年度書誌調整連絡会議記録
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/h21_conference_report.html

参考:
E1006 NDL,平成21年度書誌調整連絡会議を開催<報告>
http://current.ndl.go.jp/e1006

学校図書館に必要なのは本かデジタルか(記事紹介)

NewYorkTimesのオピニオン欄に、デジタル化の中での今後の学校図書館のあり方についての、識者5名の意見が掲載されています。2009年秋に学校図書館からほとんどの本をなくし電子資料に移行させたことで注目を集めた私立高校Cushing Academyの校長の意見も掲載されています。

Do School Libraries Need Books?(2010/2/10付けNewYorkTimesの記事)
http://roomfordebate.blogs.nytimes.com/2010/02/10/do-school-libraries-need-books/

Do School Libraries Need Books?(2010/2/11付けLIS Newsの記事)
http://lisnews.org/do_school_libraries_need_books

米国の連邦政府予算等の政府文書のKindleへのダウンロードが可能に

Amazon.com社の電子書籍リーダーKindleで、米国の連邦政府予算と経済教書(Economic Report of the President)を無料でダウンロードして読むことが可能になるとのことです。2010年2月12日からとのことです。

Budget of the United States Government, Fiscal Year 2011, and Economic Report of the President, Available for Free Wireless Download in the Kindle Store(2010/2/11付けBusiness Wireの記事)
http://www.businesswire.com/portal/site/home/permalink/?ndmViewId=news_view&newsId=20100211006742

Free: Amazon.com is Releasing Two New/Recent Government Documents for the Kindle(2010/2/11付けResourceShelfの記事)

OCLC、美術館のデータ交換についての報告書を公表

OCLCの研究部門であるOCLC Researchが、美術館のデータ交換についての報告書を公表しています。米国の9つの美術館から約90万件のデータを集め分析したものです。

Report: Museum Data Exchange: Learning How to Share
http://www.oclc.org/research/publications/library/2010/2010-02.pdf

New Report, "Museum Data Exchange: Learning How to Share"(2010/2/11付けOCLC ResearchのNews)
http://www.oclc.org/research/news/2010-02-11.htm

米国首都圏の大雪で議会図書館(LC)も休館

米国の首都ワシントンをおそっている記録的な大雪のため、連邦政府機関が休業となるなど大きな影響が出ていますが、議会図書館(LC)も休館となっているようです。

Library of Congress(休館のお知らせあり)
http://www.loc.gov/index.html

librarycongress(LCのTwitterでの情報)
http://twitter.com/Librarycongress

米連邦政府機関が3日連続休業 首都圏、記録的大雪でマヒ(2010/2/11付け47Newsの記事)
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021001000343.html

2月 10日

日本の新聞社もKindle向けに英文ニュースを提供

朝日新聞社が、2010年2月8日からAmazon.com社の電子書籍リーダーKindle向けに英文ニュースの有料配信を開始したようです。2009年10月には毎日新聞社が同じくKindle向けに英文ニュース“Mainichi Daily News”の配信を開始しています。

朝日新聞、「キンドル」向けに英字ニュース配信開始(J-CASTニュース 2010/2/9付けの記事)
http://www.j-cast.com/2010/02/09059807.html

Amazon社の「Kindle」に毎日新聞英文ニュースを有料配信(毎日jp 2009/10/7付けの記事)
http://mainichi.jp/info/archive/news/2009/20091007org00m020029000c.html

立命館大学の2図書館、春休み期間中に中高生に無料開放

立命館大学は、びわこ・くさつキャンパスにある2つの図書館を、春休み期間中の2010年3月末までの間、中高生に無料開放していることのことです。
 
立命館大:中高生に図書館開放--3月31日まで・草津 /滋賀(2010/2/9付け毎日.jpの記事)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100209ddlk25040549000c.html

英国映画協会、新たに4つの都市にメディア施設をオープンへ

英国映画協会(British Film Institute;BFI)が、新たに4つの都市にメディア施設“Mediatheque”を2013年までに開設すると発表しています。この施設は、映画やテレビ番組といったBFIのアーカイブコンテンツを無料で利用することができる施設で、現在はロンドンなど3つの都市に設置されています。新たに開設される中の1つは、ウェールズのレクサム市(Wrexham)に公共図書館を改装する形で開設される予定で、イングランド以外では初となるとのことです。

Four new Mediatheques announced(BFIのニュースリリース)
http://www.bfi.org.uk/news/38

日本図書館協会、日本の書誌データ一元化についての見解を表明

日本図書館協会のウェブサイトに、「「我国を代表する書誌データの一元化」について」という見解が2010年2月9日付けで掲載されています。書誌情報は基本的なインフラであるとし、JAPAN/MARCによる書誌データの一元化を関係機関・団体が一致して推進することを望むとしています。 活字文化議員連盟による、「官民の協力のもと、文字・活字文化の記録を保存し、国民がいつの時代にも活用できるよう我国を代表する書誌データの一元化に努める」という活動計画に賛同してのものとのことです。

「我国を代表する書誌データの一元化」について
http://www.jla.or.jp/kenkai/20100209.html

国際図書館連盟(IFLA)、各国の図書館協会のための研修プログラムを開始へ

国際図書館連盟(IFLA)は、各国の図書館協会の機能強化のためのプログラム“Building Strong Library Associations ”(BSLA)プログラムを2010年9月から開始する予定であると発表しています。「設立」「維持」「連携」などのテーマごとの「モジュール」が用意され、既存の研修プログラム等と組み合わせて実施されるもののようです。

IFLA Announces New Training Programme for Library Association Development
http://www.ifla.org/en/news/bsla-training-programme

Module structure
http://www.ifla.org/en/node/2172

Europeanaの新プロジェクト2件のテーマは「都市のユダヤ人」と「ヨーロッパのテレビ」

欧州デジタル図書館“Europeana”が2011年初めを目指して、新しいプロジェクトを2件開始する予定だということです。この2件のプロジェクトのテーマはそれぞれ、「欧州の都市化に対するユダヤ人の貢献」と「欧州のテレビにおける象徴的瞬間」だということです。前者では、書籍、新聞、切り抜きなどから数百万ページ、写真1万枚、葉書1,500枚、聴覚資料7,150点がデジタル化されるということです。これらの資料は、欧州7か国の文化機関から集められる予定です。後者では、Europeanaと提携している18機関から集めた、3万カットがデジタル化されます。

New Projects Launched: JUDAICA Europeana and EUscreen
(Europeanaのプレスリリース)
http://app.e2ma.net/campaign/1403149.e9007495d248c561c7d2027e619cba2e

ドイツ国立医学図書館、Googleライクな新ポータルサイトをスタート

ドイツ国立医学図書館(ZB MED)が、新しいポータルサイトMEDPILOT version 3.0をスタートしました。医学情報データベースの横断検索や文献の一括注文が可能だということです。このウェブサイトは、官民パートナーシップに基づき、最新の検索技術を取り入れて、開発されました。検索画面のデザインはGoogleのように、シンプルなものを取り入れています。

MEDPILOT 3.0
http://www.medpilot.de/?LANGUAGE=en

German National Library of Medicine launches new version of MEDPILOT
http://www.analytic-news.com/press/2010/15.html

2月 9日

北米の研究図書館センター(CRL)が紙資料の共同アーカイブ事業について提案

北米の大学図書館と研究図書館のコンソーシアムである研究図書館センター(CRL)が、紙資料の共同保存に向けた提案を行っています。2010年秋に共同アーカイブ事業を開始することを想定し、図書館や関係機関などの間で、意思決定と情報共有の仕組みの構築、紙資料アーカイブの情報収集、資料選択や保存条件などの基準の設定、などについて今後検討していく予定とのことです。

CRL Proposes Print Archiving Network
http://www.crl.edu/news/6590

ニューヨーク公共図書館、新しい地図サイトを公開

ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、古い時代の地図をウェブ上の地図のように拡大・縮小したり、変形させて現在の地図に貼り付けたりといった加工ができる地図サイトmaps.nypl.orgを公開しています。

NYPL Map Rectifier beta
http://maps.nypl.org/warper/

Drawing on the Past: Enlivening the Study of Historical Geography at maps.nypl.org(2010/2/3付けNYPLのブログの記事)
http://nypl.org/blog/2010/02/03/drawing-past-enlivening-study-historical-geography-mapsnyplorg

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