ユネスコは、“Information for All Programme”(みんなのための情報プログラム) の2009年の報告として“Information Society Policies. Annual World Report 2009”を公開しました。これによると、情報社会の最も重要な影響は、いくつもの歴史的な格差が解消されるということにあります。ただし、不平等なICTツールの配分によって生じた社会的な差異は同じツールによって取り除くことができるという、逆説的な状況が生じていると、報告は分析しています。
米国のエロン大学とInternet & American Life Projectがシリーズで実施している調査「インターネットの将来」の4回目の結果がまとめられ、発表されています。今回は、第一線で活躍している科学者、ビジネスリーダー、コンサルタント、開発者など、900名近くに対し、「Googleは私たちを愚か者にするか?」「インターネットは読み書きの力等を向上させるか?」「テクノロジー、ガジェット、アプリケーションにおける次の革新は現時点で明確か、または予想しなかったところからもたらされるか?」「10年後も、インターネットの原則は依然として優勢であるか、または情報へのアクセスはより一層管理されるようになるか?」「2020年まで、オンライン上で匿名でいることは可能か否か?」について意見を尋ねる、オンライン調査を実施したということです。調査結果は全てウェブ上で見ることができます。
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- Science Commons Blog 2010/1/27付けの記事
インディアナ大学パデュー大学インディアナポリス(IUPUI)が、Wikipediaを使ってパブリックアートの情報を収集・保存する取り組み“Wikipedia Saves Public Art”を始めています。手始めとして、IUPUIの学生・教職員がインディアナポリス市内のパブリックアートの写真や情報を集めているとのことです。
米国の図書館情報学、情報科学系大学のコンソーシアムによるウェブサイト“Internet Public Library”(IPL)のサイトに、本のレコメンドシステムについてのwikiが掲載されています。レコメンドシステムの仕組みについての簡単な説明、LibraryThingやGoodReadsといったサービス名、それらを使っている図書館名、関連文献の紹介などが掲載されています。
American Librariesのサイトに、ニューヨークのバーナードカレッジの情報サービス技術者のEllyssa Kroski氏による、「図書館ですぐに実践できる、テクノロジーを使った10のアイデア」が掲載されています。ごくわずかの時間と資源を用いるだけで、図書館サービスの強化、スタッフのコミュニケーション、遠隔地との協同、などに活用できるとしています。アイデアのタイトルは以下の10個のもので、記事では、それぞれについて理由や効果等が書かれています。