Information World Review誌の記事で、オックスフォード大学ボードリアン図書館による“Electronic Enlightenment”というサイトが紹介されています。18世紀の欧州でやりとりされた55,000通の手紙と6,500通の通信文を電子化し、人物のつながり等をリンクすることにより、「啓蒙の時代」の人間関係などが分かるようになっているものとのことです。学者、政治家、外交官などに加え、一般人の書いたものも収録されているようです。利用には登録が必要(有料)となっています。
米国オンライン書店のAlibris社が、選ばれた機関のコレクション構築に対して助成する“Alibris Collection Award”の2010年の対象機関を発表したと報じられています。選ばれたのは、ノースカロライナ自然科学博物館(North Carolina Museum of Natural Sciences)、バーリントン郡公共図書館(Burlington County Public Library)、エヴェレットコミュニティカレッジ(Everett Community College)の3機関で、授与される助成金3,000ドルを分け合うとのことです。
米国コロンビア大学図書館が、2010年から2013年までの新たな戦略計画“Strategic Plan 2010-2013”を同館のウェブサイト上で公開しています。計画では、網羅的かつ特別なコレクションの構築、デジタルコレクションの拡大、効果的なインターフェースの開発とアクセスの向上、図書館スペースの重視、新しいタイプの研究図書館、という5つの領域に重点を置いているとのことです。