アーカイブ - 2010年 1月

1月 15日

BBC、ウェブサイトの検索システムを刷新

英国放送協会(BBC)のウェブサイトの検索システムが新しくなり、BBCのブログにその解説が掲載されています。BBCのニュース、スポーツ情報、テレビ・ラジオ番組、ブログ、国や人物のプロフィール、その他のウェブ情報などのコンテンツがそれぞれ「ゾーン」として区分けされており、検索内容と各ゾーンでの対応する内容に応じて、これらのゾーンの画面上のレイアウトが自動的に調整されて、検索者にとって必要と思われる情報が重点的に表示されるようになっているとのことです。

BBC launches Enhanced Search(2010/1/13付けBBC Internet Bolgの記事)
http://www.bbc.co.uk/blogs/bbcinternet/2010/01/bbc_launches_enhanced_search.html

BBC Begins to Roll Out Enhanced Search Services to Web Site, Blog Post Provides Excellent Background About the Project(2010/1/13付けResourceShelfの記事)

1月 14日

米国図書館協会、1999-2009年の図書館事情をまとめたレポートを公表

米国図書館協会(ALA)が、1999年から2009年までの10年間における米国の図書館事情をまとめた報告書を公表しています。公共図書館、学校図書館、学術図書館、図書館ネットワークの4つの章からなっています。

New ALA report details economic trends in libraries and 2010 outlook(2009/1/12付けALAのプレスリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2010/january2010/outlook_ors.cfm

子どもたちを読書好きに変える「図書館犬」

動物セラピーを専門にする米国の非営利団体“Intermountain Therapy Animals”は、子どもたちが犬に本を読み聞かせることを通じてリテラシーを高めるというプログラム“Reading Education Assistance Dogs” (R.E.A.D.)に取り組んでいます。このプログラムに参加している図書館では、多くの子どもたちが読書嫌いから読書好きへと変身を遂げています。これまで読書を途中で投げ出していた子どもたちも、静かに、興味深そうに音読に耳を傾け、読みに詰まると鼻で優しく「続きを読んで」とねだる犬たちのおかげで、最後まで本を読み終えることができるそうです。

These Libraries Are Going To The Dogs
- seattlepi Readers Blogs 2010/1/13付けの記事
http://blog.seattlepi.com/bookpatrol/archives/190927.asp?from=blog_last3

学術出版とパブリックアクセスのあり方はこれから?(米国)

2009年秋、連邦議会科学技術委員会と大統領府科学技術政策局 (OSTP)は共同で、
学術出版の現状を調査し、学術雑誌論文のパブリックアクセス拡大に向けた提言を検討するラウンドテーブル(Scholarly Publishing Roundtable)を召集しました。ラウンドテーブルには、商業出版社、大学出版、大学図書館などの関係者が参加し、議論を重ねてきました。このほどその最終報告書が完成し、発表されています。学術出版の利益を守りながら、パブリックアクセスを発展させるための方向性が「政府機関はパブリックアクセスポリシーを検討する際、全てのステークホルダーと協議すべきである」「政府機関は刊行とパブリックアクセスの間に特定のエンバーゴ期間を定めるべきである」といった提言としてまとめられています。

Scholarly Publishing Roundtable Report and Recommendations(報告書本文)
http://www.aau.edu/WorkArea/DownloadAsset.aspx?id=10044

プレスリリース
http://www.aau.edu/WorkArea/DownloadAsset.aspx?id=10052

ラウンドテーブルに関する情報が集められた米国大学協会のウェブページ

図書館向けオープンソースソフトKohaを手がけるLibLime社、買収される

オープンソースの図書館システム“Koha”の商用サービスを手がけるLibLime社が、図書館システム向けソリューション事業大手で、電子図書館ソフト“ArchivalWare”を販売しているProgressive Technology Federal Systems社に買収されるということです。

PTFS to Acquire LibLime
(LibLime社のプレスリリース)
http://www.liblime.com/news/ptfs-to-acquire-liblime

LibLime Acquisition by PTFS Marks a New Era for Koha
- Library Journal 2010/1/13付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6714841.html

オークション目録の長期保存とアクセシビリティ向上を研究するプロジェクト(米国)

アンドリュー・メロン財団の資金援助の下、学術雑誌のバックナンバーのデジタル化・アーカイビングを行っているJSTOR、フリック・コレクション、メトロポリタン美術館が協力して、オークション目録の長期保存とアクセシビリティ向上に関する研究プロジェクト“Auction Catalogs”を開始しました。オークション目録は、美術マーケットやコレクション史の研究にとって重要な資料であるものの、美術館は長期保存や保存場所の制限といった課題に直面しています。プロジェクトでは試みに18世紀から20世紀初頭にかけてのオークション目録を何冊かデジタル化し、必要な長期保存技術、検索技術についての研究を進めるということです。

Auction Catalogs
http://auctioncatalogs.jstor.org/

NYタイムズ紙がLinked Dataとして公開している件名標目が1万件に増加

ニューヨーク・タイムズ紙は、独自の件名標目をLinked Open Dataとして公開していますが、2009年秋に公開された人名約5000件に続き、2010年1月には組織名・会社名・地名等の約5000件が追加され、合計で約1万件となっています。RDFとHTMLで公開されており、将来は3万件が公開される予定とのことです。

More Tags Released to the Linked Data Cloud(2010/1/13付けNewYorkTimesの記事)
http://open.blogs.nytimes.com/2010/01/13/more-tags-released-to-the-linked-data-cloud/

data.nytimes.com
http://data.nytimes.com/

For Developers and Other Interested Parties: The NY Times Adds 5,000 More Tags to their Linked Data Cloud(2010/1/13付けResourceShelfの記事)

BioMed Central、電子ジャーナルアーカイビングプロジェクトに参加

世界最大のオープンアクセス誌出版社であるBioMed Centralが、電子ジャーナルのアーカイビングを手がける2プロジェクト、PorticoとCLOCKSSとそれぞれ提携することを発表しました。プレスリリースによると、どちらのプロジェクトにおいても、BioMed Centralの全論文コレクション6万件以上がアーカイブの対象となるようです。

BioMed Central Joins CLOCKSS to Archive its Open Access Articles
- Resourse Shelf 2010/1/14付けの記事
http://www.resourceshelf.com/2010/01/13/biomed-central-joins-clockss-to-archive-its-open-access-articles/

Portico to Preserve Open Access Content from BioMed Central
(Porticoのニュースリリース)
http://www.portico.org/news/011210.html

参考:
CA1645 - 電子ジャーナルのアーカイビングの現状:レポートE-Journal Archiving Metes and Boundsを中心に

図書館振興財団、2010年度の助成事業の募集要項を公開

財団法人図書館振興財団のウェブサイトで、同財団による2010年度(平成22年度)の助成事業の募集要項および申請書類が公開されています。

助成事業募集要項・申請要領
http://www.toshokanshinko.or.jp/jigyou/download.htm

事業内容(助成事業の日程あり)
http://www.toshokanshinko.or.jp/jigyou/index.htm

参考:
図書館振興財団、2009年度助成事業を発表
http://current.ndl.go.jp/node/13567

テネシー大学が行う大学図書館の価値研究にIMLSが助成

米国テネシー大学ノックスビル校がイリノイ大学と北米研究図書館協会(ARL)と共に行う大学図書館の価値研究に対して、博物館・図書館サービス機構(IMLS)が100万ドルの助成を行うようです。研究成果は、大学図書館が構成員や資金提供者らに対してその価値や投資対効果(ROI)をいかに提供しているかを示すための手助けになるとのことです。

ARL Partners in Grant to Study Value of Academic Libraries(ARLのプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/ROI-grant-12jan10.shtml

横浜市都筑図書館、キャラクター投票を実施中

横浜市都筑図書館が、開館15周年記念イベントとして、図書館キャラクターを決定する投票をトーナメント方式で実施しています。4つの候補はいずれも図書館員が考案したもので、2010年2月26日に決定する優勝キャラクターの名前は公募するとのことです。

図書館キャラクター投票が接戦(タウンニュース 2010/1/14付けの記事)
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/01_tsuz/2010_1/01_14/tsuz_top1.html

つづきとしょかんキャラクター決定トーナメント!!
http://www.city.yokohama.jp/me/tsuzuki/toshokan/gazo/kyara.pdf

1月 13日

Kuali-OLEプロジェクトを主導するインディアナ大学にアンドリュー・メロン財団が助成

Kuali-OLE(Open Library Environment)プロジェクトを主導する米国インディアナ大学に、アンドリュー・メロン財団がおよそ238万ドルを助成すると報じられています。Kuali-OLEプロジェクトは、アンドリュー・メロン財団の助成の下で2009年に完了したOLEプロジェクトの後継となるプロジェクトで、2009年から2011年にかけて次世代図書館システムの開発や構築が行われる予定です。

IU awarded $2.38 million grant from The Andrew W. Mellon Foundation to develop library software(インディアナ大学のニュースリリース)
http://newsinfo.iu.edu/news/page/normal/12849.html

IU awarded grant to improve library storage software(Indiana Daily Student 2010/1/11付けの記事)
http://www.idsnews.com/news/story.aspx?id=72850

Kuali-OLE
http://www.kuali.org/ole

参考:

バーンズ&ノーブル社、大学生向けに教科書のオンライン貸出を開始

米国の書店大手のバーンズ&ノーブル社(Barnes & Noble)が、大学生向けに教科書のオンライン貸出プログラムを開始しています。オンライン貸出では印刷された教科書を購入するよりも50%以上の低価格で入手することができ、全米の大学生で換算すると数百万ドルの節約になるとのことです。オハイオ州立大学やメリーランド大学など米国の25大学で導入されており、大学の書店の電子取引サイトにアクセスするか、キャンパス内のバーンズ&ノーブルの書店から利用できるようです。

Barnes & Noble First to Offer Multi-Channel Textbook Rental Program(バーンズ&ノーブルのプレスリリース)
http://www.barnesandnobleinc.com/press_releases/2010_jan_11_textbook_rental.html

「第13回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の結果発表

図書館の学校と日本児童教育振興財団が主催する「第13回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の受賞作品が発表されています。前回よりも5,000点以上多い15,153点の応募があったとのことです。

図書館を使った調べる学習賞コンクール
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/index.html

第13回 受賞作品紹介
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/sakuhin1.html

参考:
「第12回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の結果が発表される
http://current.ndl.go.jp/node/11884

イリノイ大学、他国の図書館員を対象にしたトレーニングプログラムを発表

米国イリノイ大学が、ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団の支援の下で、他国の公共図書館員をトレーニングするプログラムのサポートを発表しています。同大学の国際的な図書館プログラム“Mortenson Center for International Library Programs”の一環で、トレーニングは図書館の指導者を対象に、米国で3週間、現地で1週間行われる予定となっており、図書館環境を電子ツールやサービスに対応したものに変えることに焦点を当てているとのことです。

Mortenson Center Training Program(イリノイ大学図書館のニュースリリース)
http://www.library.illinois.edu/news/training_program.html

国内の電子書籍出版社21社が法人を設立し規格やビジネスモデルを検討へ

朝日新聞で、「日本電子書籍出版社協会」(仮称)が2010年2月に発足すると報じられています。講談社、小学館、新潮社など国内の出版社21社が社団法人「日本電子書籍出版社協会」(仮称)を設立し、デジタル化に向けた規格づくりや著作者・販売サイトとの契約方法のモデル作りなどを進めるとのことです。

電子書籍化へ出版社が大同団結 国内市場の主導権狙い(1/2)(2010/1/13付けasahi.comの記事)
http://www.asahi.com/culture/update/0113/TKY201001120503.html

電子書籍化へ出版社が大同団結 国内市場の主導権狙い(2/2)(2010/1/13付けasahi.comの記事)
http://www.asahi.com/culture/update/0113/TKY201001120503_01.html

フランス文化相、デジタル化方針についての報告書を受けて3月にGoogleと交渉へ

2010年1月12日に、元フランステレビ社長のTessier氏によりまとめられた、フランスにおける資料デジタル化に関する報告書がミッテラン文化・コミュニケーション相に提出されました。報告書では、今後の選択肢として、フランス国立図書館(BNF)の電子図書館“Gallica”の刷新、Google社との官民パートナーシップの構築、EUの電子図書館プロジェクト“Europeana”の強化、の3つが示されているようです。これを受けて、ミッテラン大臣は2010年3月に渡米し、Google社と交渉を行う予定とのことです。Googleとのパートナーシップ提携の交渉では、独占的でないデジタルファイルの共有などが想定されているようです。

○英語記事
France accepts Google role in book scanning(2010/1/12付けFrance24の記事(AFP))
http://www.france24.com/en/20100112-france-accepts-google-role-book-scanning

France plans its own rival to Google Books(2010/1/12付けNew York Timesの記事(AP))

1月 12日

LibraryThing、現在地の近くの図書館・書店を調べられるiPhoneアプリを公開

バーチャル本棚を作成・共有できるソーシャルブックサイト“LibraryThing”が、図書館・書店を検索できるiPhone用アプリ“Local Books”を公開しています。iPhoneの位置機能により現在地の近くの図書館・書店が調べられるほか、地名を入力して検索することもでき、地図とイベント情報、ウェブサイトへのリンク等が表示されます。全世界の5万件以上が収録されており、日本の図書館・書店も含まれているようです。LibaryThingのブログでは、開発の動機として、物理的な本の世界を大切にしたいとの思いがつづられています。

Local Books iPhone application! (2010/1/6付けThe LibraryThing Blogの記事)
http://www.librarything.com/blog/2010/01/local-books-iphone-application.php

Cool! LibraryThing Releases Free iPhone App Named “Local Books”(2010/1/6付けResourceShelfの記事)

学術図書館をテーマにした新しいOA誌登場(米)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、学術図書館や、学術図書館で働くライブラリアンをテーマにした、新しいオープンアクセス誌“Codex”の刊行を開始しました。なお、この雑誌は査読誌となっています。

Codex
http://journal.acrlla.org/index.php/codex/index

New Peer-Reviewed, Open Access Journal About Academic Librarianship Debuts - Resource Shelf 2010/1/9付けの記事
http://www.resourceshelf.com/2010/01/09/new-peer-reviewed-open-access-journal-about-academic-librarianship-debuts/

米国学校図書館員協会、2009年の学校図書館全国調査の結果を発表

米国学校図書館員協会(AASL)はこのほど、2007年から実施している学校図書館メディアプログラムについての長期的な調査“School Libraries Count!”の2009年の結果を発表しました。前年の調査結果と比べて情報リソースへの支出が減少するなど、経済不況の影響が明らかになりました。

AASL releases results of 2009 School Libraries Count survey(ALAのプレスリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2010/january2010/librariescount_aasl.cfm?persistent=0&expy_dt=

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