米国のニュースサイトHuffington Postが、驚嘆するほどの美しさを誇る世界の図書館11館を紹介しています。それぞれに採点投票することができるようになっており、アイルランドのトリニティ・カレッジ図書館(Trinity College Library)やスイスのザンクト・ガレン修道院図書館(Abbey Library of St. Gallen)、スウェーデンのストックホルム公共図書館(Stockholm Public Library)が特に高い評価を受けているようです。
米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が、2010年の大学図書館優秀賞受賞館と“Academic/Research Librarian of the Year”の受賞者を発表しています。大学図書館優秀賞のコミュニティカレッジ部門にペンシルバニア州のバックス・カウンティー・コミュニティカレッジ図書館、カレッジ部門にイリノイ州のエルムハースト・カレッジのA.C.ビューラー図書館、大学部門にインディアナ大学ブルーミントン図書館が選ばれています。また、“Academic/Research Librarian of the Year”には、Maureen Sullivan Associatesのオーナーで、シモンズ・カレッジ図書館情報学大学院の実務教授(Professor of Practice)であるサリバン(Maureen Sullivan)氏が選ばれています。
Googleブックスをめぐる訴訟の修正和解案についての意見提出・離脱表明などの期限(2010年1月28日)を前に、『ゲド戦記』などの作品で知られるル・グウィン(Ursula K. Le Guin)氏が、和解案に反対する内容の請願書(petition)を作成し、約300名の作家の署名を集めているとのことです。請願書は、和解案の当事者である著作者団体Authors Guildが米国の全ての作家を代表しているわけではないこと、「オプト・アウト」方式に問題点があることなどを指摘し、和解案の対象から米国を外すよう訴える内容です。ル・グウィン氏はGoogleブックス問題をめぐり、2009年12月にAuthors Guildを脱退しています。
米国のアリゾナ州立大学が、275の異なる目録、データベース、リポジトリ等を一括検索できるサービス“Library One Search”をスタートさせたということです。このサービスには、「フルテキスト」や「査読済み」といった条件での絞り込み機能や、データを各種引用フォーマットで表示する機能などが備わっているそうです。
英国の大学図書館や情報サービスの将来について、環境の変化に対応する長期的な戦略展望を打ち立てることを目的としたプロジェクト“Academic libraries of the future”が開始されています。プロジェクト参加機関は、英国図書館(BL)、英国情報システム合同委員会(JISC)、研究情報ネットワーク(RIN)、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)で、2010年から2011年にかけての18か月の期間中、様々なワークショップを開催するとのことです。