アーカイブ - 2010年 12月

12月 2日

E1124 - 米国大学生の情報リテラシーの現状と教員・図書館員等への提言

2010年11月1日,米国ワシントン大学情報学部のプロジェクト“Project Information Literacy”が,大学生の情報リテラシーを調査したレポート“Truth Be Told : How College Students Evaluate and Use Information in the Digital Age”を公開した。執筆者は,同大学のヘッド(Alison J. Head)氏とアイゼンバーグ(Michael B. Eisenberg)氏である。レポートは,2010年春に全米25大学に在籍する学部学生8,353名に対して行ったアンケート結果と,その後のフォローアップインタビューでの回答に基づいて作成されている。主な調査結果は以下の通りである。...

E1123 - 「イズム」から「データ」へ デジタル人文学の進展

2010年11月16日付けのNew York Times紙に,「人文学の豊かな可能性の扉を開くデジタルのカギ」(Digital Keys for Unlocking the Humanities’ Riches)と題された記事が掲載された。ここでは,同記事と,記事執筆者であるコーエン(Particia Cohen)氏が16日と17日に同紙のブログに書いた関連記事を基に,主に米国でのデジタル人文学の進展やプロジェクトについて紹介する。...

E1122 - 全国各地の図書館とJリーグのクラブチーム等との連携事業

全国各地の公共図書館では,プロサッカーリーグ「Jリーグ」のクラブチーム等との連携事業が増えつつある。2010年10月27日から12月までの期間には,公共図書館の有志の呼びかけで「図書館からスタジアムへ行こう!!スタジアムから図書館へ行こう!!」という全国規模のキャンペーンが行われており,文部科学省のウェブサイトに情報が掲載されている。...

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、学術雑誌の価格抑制を求める声明を発表

英国の大学図書館や研究図書館で構成される英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、2010年11月25日付けで、学術雑誌の価格抑制を求める声明を発表しています。現在の厳しい予算状況下では出版社が価格を下げない限り図書館側は多くの出版物の購読をキャンセルせざるを得ず、それは英国の研究能力を損なうことになる、としています。この件を扱った同日付のWall Street Journal紙の記事には出版社側のコメントも掲載されており、Elsevierの広報担当者の、図書館に対し費用削減のため(紙版と電子版の両方から)電子版のみの購読に移行するための働きかけをしている、などのコメントも紹介されています。

RLUK Calls for Journal Pricing Restraint(2010/11/25付けRLUKのプレスリリース。全文(wordファイル)へのリンクあり)
http://www.rluk.ac.uk/content/rluk-calls-journal-pricing-restraint

Price Increases Put U.K. Libraries in a Bind(2010/11/25付けWall Street Journalの記事)

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、デジタルファイルでの複写物提供を開始

カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、2010年11月15日から、複写物をデジタルフォーマットで提供するサービスを開始したとのことです。対象となる資料は、パブリックドメインの資料や政府資料など、法的・契約的に問題のないものとのことです。これにより、利用者はLACのサーバーからダウンロードすることができるようになり、郵送料負担がなくなるとのことです。また、利用者からの複写申込によりデジタル化した資料について、可能な場合はウェブサイトで公開していくとのことです。デジタルファイルの提供により、現在年間75万枚送付している紙の複写物が大幅に削減できるであろうとしています。

Modernizing Textual Reprography Services at LAC(2010/11/18付けLACの発表)
http://www.collectionscanada.gc.ca/whats-new/013-492-e.html

Googleの電子書籍販売サービス“Google Editions”、米国で2010年内に開始へ

Google社が開始を予定している電子書籍販売サービス“Google Editions”について、米国で2010年内に、世界的には2011年第一四半期に開始される見込みであると報じられています。

グーグルエディションズ、年内にサービス開始へ(2010/12/1付けウォールストリートジャーナル日本版の記事)
http://jp.wsj.com/IT/node_155145

Google Set to Launch E-Book Venture(2010/12/1付けWall Street Journalの記事)
http://online.wsj.com/article/SB10001424052748704369304575632602305759466.html

12月 1日

gooリサーチ、「第2回メディア利用状況」に関する調査を実施

2010年12月1日、gooリサーチが、第2回目のメディア利用状況に関する調査結果を公表しています。なお、同様の調査は2010年7月16日に公表されています。今回の調査対象者は、「gooリサーチ」登録モニターの13歳以上で、有効回答者数は1677名とのことです。調査の結果、「テレビ」と「PCからインターネット」の毎日の利用は約9割を占めたこと、生活に不可欠なメディアは「PCからインターネット」が約6割でトップであったこと、今後のメディア利用拡大の意向が最も高いのは「PCからインターネット」であることなどが明らかとなったようです。

第2回「メディア利用状況」に関する調査結果 (2010/12/1付け gooリサーチのニュース)
http://research.goo.ne.jp/database/data/001265/

米国国立公文書館(NARA)と米国技術情報サービス(NTIS)が科学・技術関係デジタル情報の保存で合意

2010年11月30日、米国国立公文書館(NARA)が、米国技術情報サービス(National Technical Information Service : NTIS)の持つ科学・技術関係のデジタル情報(STEI)の長期保存とアクセス保証に関して、NTISとの合意に至ったと発表しました。これは、STEIという、国民や政府にとって重要な情報の保存と永続的なアクセスのためのトータルソルーションを集中させること等が目的のようです。

National Archives And Records Administration And National Technical Information Service Sign Major Agreement To Preserve Digital Scientific Records (2010/11/30付け NARAのプレスリリース)
http://www.archives.gov/press/press-releases/2011/nr11-25.html

米国イェール大学図書館、LGBT関連のコレクションを譲り受ける

2010年11月30日付け、米国イェール大学図書館が、Gay & Lesbian Advocates & Defenders (GLAD)という団体から、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に関する過去30年以上のコレクションを譲り受けたと発表しています。コレクションには、書簡資料、法的文書、研究資料、写真、レポート、刊行物、プレスリリース等が含まれており、LGBTの現代史における主たる社会的な・法的な変化等を広くカバーしているとのことです。

GLAD Records donated to Yale Library (2010/11/30付け Yale University Libraryのニュース)
http://www.library.yale.edu/librarynews/2010/11/glad_records_donated_to_yale_l.html

"GLAD [Gay & Lesbian Advocates & Defenders] Records Donated to Yale Library" (2010/11/30付け Resource Shelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/62271

参考:

欧州および英国における子どものインターネット利用に関する調査報告書

2010年11月15日付けで、英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(London School of Economics and Political Science : LSE)が手がけるプロジェクト“EU Kids Online II”から、“Risks and safety for children on the internet: the UK report”と題された報告書が公開されています。“EU Kids Online II”とは、EU各国の子どもとその親のインターネットの利用とその安全性について調査する2009-2011年までのプロジェクトで、上記の報告書は、同プロジェクトが10月21日に公開した調査報告書“Risks and safety on the internet: The perspective of European children. Initial Findings”の中から、英国に関するデータに基づいてまとめたものとのことです。なお、10月に公開された調査報告書では、EU25か国の9歳から12歳までの23,000人の子どもを対象に実施された調査結果がまとめられているようです。

図書館情報資源振興財団(CLIR)、2009-2010年の年次報告書を刊行

2010年11月29日に、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が2009-2010年の年次報告書を刊行しています。

2009--2010 Annual Report
http://www.clir.org/pubs/annual/10annrep.pdf

2009--2010 Annual Report (2010/11/29付け CLIRのニュース)
http://www.clir.org/pubs/annual/annual.html

図書館ネコ、図書館からの退去を命じられる(米国)

米国オレゴン州のウィラミナ公共図書館(Willamina Public Library)の図書館ネコ“Agie”が、市議会の決定により、図書館を出なければならなくなったとのことです。公共の建物に入れる動物は障害者補助犬等のサービスアニマルのみとするという決定によるもので、2005-2006年に同様の議論が起こった際にはAgieは例外扱いを受けましたが、今回は10日以内に別の場所に移るよう命じられ、市民の家に引っ越すこととなったようです。図書館でお別れイベントが開催されたとのことです。

Agie evicted from Willamina Library, will settle into her new home soon(2010/11/12付けNewsRegister.comの記事)
http://www.newsregister.com/article/46097-city+revisits+library+cat+issue

Willamina Library cat evicted(2010/11/12付けYahoo!newsの動画ニュース)
http://news.yahoo.com/video/portlandorkgw-15751112/willamina-library-cat-evicted-23001921

参考:

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