アーカイブ - 2010年 12月 21日

北米研究図書館協会、加盟図書館員の給与調査(2009-2010)レポートを公表

北米研究図書館協会(ARL)が、加盟館の図書館員の給与調査(2009-2010)に関するレポート“ARL Annual Salary Survey 2009-2010”を公表しています。このレポートは、2010年6月に公開されていた集計表を基に作成されているようです。米国とカナダのARLに加盟している大学図書館専門職の給与の中間値は64,560ドルで、前年とほとんど変わらないようです。

ARL Annual Salary Survey 2009-2010 Published(ARLのニュースリリース)
http://www.arl.org/news/pr/SalarySurvey17dec10.shtml

ARL Annual Salary Survey 2009-2010
http://www.arl.org/bm~doc/ss09.pdf

日本での電子書籍端末の販売台数は2015年までに累積1,400万台になるとの予測

野村総合研究所が、2015年末までの日本での電子書籍端末の累計販売台数は1,400万台になるとの予測を示しています。電子書籍向けのコンテンツについては、2015年(単年)の市場規模は2,400億円に達する見込みと予測されています。

「スマートフォン」が牽引して携帯電話市場がV字回復、電子書籍コンテンツは2015年には2,400億円市場に(2010/12/20付け野村総合研究所のニュースリリース)
http://www.nri.co.jp/news/2010/101220.html

国内の電子書籍端末が2015年までに累計1400万台、野村総研が予測(2010/12/21付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20101220_416008.html

『カレントアウェアネス』306号掲載

Springer社、APIコンテストを実施

学術出版大手のSpringer社が、同社の提供するAPIを使ったコンテスト“Springer API Challenge 1.0”を実施するとのことです。480万件の文献のメタデータを使用できる“Springer Metadata API”と、8万件のオープンアクセスの論文のフルテキストやメタデータなどを資料できる“Springer Open Access API”を利用した、非営利目的のアプリケーションを募集するとのことです。

Official Rules Springer API Challenge 1.0
http://dev.springer.com/officialrules

Internet Archiveの運営する電子資料提供サイト“Open Library”がリニューアル

Internet Archiveの運営する電子資料提供サイト“Open Library”の閲覧インターフェース“BookReader”がリニューアルされたとのことです。新たな機能として、ナビゲーションバー、ブラウザでの読み上げ機能、目次の自動生成などの追加やフルテキスト検索の改善などが行われたようです。“Open Library”では書籍ごとに「読む」「借りる」「買う」の3つの項目があり、その本の状態に応じて、可能な行動が示されます。「読む」ではPDF、テキスト、DAISY、EPUBなど各種ファイルがダウンロードでき、「借りる」ではWorldcatに、「買う」ではAmazon等の購入サイトにリンクしています。

Open Library
http://openlibrary.org/

New BookReader!(2010/12/9付けOpen Library Blogの記事)
http://blog.openlibrary.org/2010/12/09/new-bookreader/

Free E-Books: The Open Library (from The Internet Archive) Launches a Much Improved Online E-Book Reader(2010/12/9付けResourceBlogの記事)

CA1734 - 研究文献レビュー:蔵書構成 / 安井一徳

 今回の研究文献レビューにあたり、はじめに、簡単な定義、対象範囲の設定、最近のレビューの確認をしておきたい。...

CA1733 - 動向レビュー:ウェブアーカイブの課題と海外の取組み / 中島美奈

 今日、ウェブはごく身近な情報源として一般的に利用されている。印刷された本や雑誌の形での発行が停止され、ウェブ上でのみ公開されるようになった刊行物も多い。今後、インターネットを利用しないと得られない情報は増加していくだろう。しかし、その速報性と更新のしやすさから、ウェブ上の情報は増加していくと同時に消失している。情報が載っていたページ自体が消失してしまうこともあるし、新しい情報が上書きされて古い情報が消失していることもある。ウェブ上のページにアクセスしようとして、「404 Not Found」というエラー画面を目にしたことも少なくないはずである。...

CA1732 - 動向レビュー:高齢者向けの図書館サービス / 堀 薫夫

 今日、社会の高齢化、とくに団塊世代の高齢化の問題は、図書館の世界にも大きな波紋を投げかけている。ここでは「図書館における高齢者サービス」について、従来のサービスと21世紀以降出てきた新しい論点を概観するなかで、高齢者問題から照射した新しい図書館サービスのあり方を考えていく。...

モルガン図書館・博物館、クラシック作曲家の直筆楽譜のオンライン公開を開始

米国ニューヨークにあるモルガン図書館・博物館(The Morgan Library & Museum)が、2010年12月20日から、同館が所蔵するクラシック音楽の作曲家の直筆楽譜のオンライン公開を開始しています。現時点では、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーらの作品40点が公開されており、将来的には900点、42,000ページが公開される予定とのことです。

Music Manuscripts Online
http://www.themorgan.org/music/

MANUSCRIPTS BY COMPOSERS SUCH AS MOZART, BEETHOVEN, CHOPIN, DEBUSSY, SCHUBERT, AND MAHLER TO BE MADE AVAILABLE ON THE MORGAN LIBRARY & MUSEUM’S WEB SITE(2010/12/15付けモルガン図書館・博物館のプレスリリース)
http://www.themorgan.org/about/press/MusicManuscriptsPressRelease.pdf

CA1731 - モンゴル国立図書館の現状と将来計画 / 林 明日香

 モンゴル国立図書館は、クリーム色の壁と白い柱が美しい建物であるが、1951年に建てられて以来、数回補修したのみで外見からしても少々老朽化している感が否めない。そのため現在新館建設が計画されており、それに伴って2010年に「モンゴル国立図書館戦略2010-2016」(1)(以下「戦略2010-2016」)が発表された。本稿では、「戦略2010-2016」を基にモンゴル国立図書館の現状と将来計画について紹介したい。...

CA1730 - JISCの3か年戦略2010-2012 / 呑海沙織

 英国情報システム合同委員会(Joint Information Systems Committee:JISC)は、大学などの高等教育機関を中心とした学術情報基盤として1993年に設立された非営利組織である(CA1501参照)。情報通信技術を活用することによって、継続・高等教育機関における研究・教育・学習を促進することを目的とした組織であり、英国の学術情報政策を把握する上で、最も重要な組織のひとつであるといえる(CA1620参照)。JISCは毎年、活動報告書を発行するとともに、数年毎に戦略書を発表している。...

北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館におけるフェアユースについてのリポートを公表

北米研究図書館協会(ARL)が、大学・研究図書館における著作物のフェアユース利用についてのリポートを公表しています。65人の図書館員へのインタビュー調査に基づくもので、フェアユースについての共通理解がないためあまり活用されておらず、研究や教育の支援という研究図書館の使命の実現に差しさわりが出ている、としています。提言として、フェアユース利用に際しての原則を示すベストプラクティス集の作成などが示されています。

New Report “Fair Use Challenges in Academic and Research Libraries” Now Available(2010/12/20付けARLのプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/fairusereport_20dec10.shtml

CA1729 - 図書館と観光:その融合がもたらすもの / 松本秀人

筆者は「図書館と観光の融合」について研究しているが(1)、このテーマはこれまであまり注目されることがなかった。本稿では、今後、議論や実践が活発になることを期待して、研究の概要などを以下に紹介する。...

スペインの大学図書館がラテンアメリカ独立200周年記念の電子展示会を開催

2010年12月20日にスペインのセビーリャ大学が、スペイン大学図書館連携(Red de Bibliotecas Universitarias Españolas)とともに、ラテンアメリカ各国の独立200周年記念として、「描かれたアメリカ:スペイン大学図書館所蔵のアメリカ関係資料」(América Escrita: fondos americanistas en Bibliotecas universitarias españolas)と題する電子展示会を公開しました。この展示会では、インディアス古文書館やスペインの各大学図書館が所蔵する、15世紀から19世紀までのアメリカ大陸に関する刊行資料・手稿資料など239点を公開しているようです。

América escrita. Fondos americanistas en Bibliotecas Universitarias españolas
http://www.americaescrita.us.es/america/index.php

英国ブリティッシュ・カウンシル、1930-40年代のフィルムをデジタル化公開

英国のブリティッシュ・カウンシル(British Council)が、1930-40年代に作成されたフィルムをデジタル化し、プロジェクトのウェブサイト“TIME/IMAGE”上で公開を始めたようです。フィルムは、当時、ファシズムが欧州で拡大しつつある最中に、英国を他国に宣伝するために、ブリティッシュ・カウンシルの支援の下で作成されたとのことで、作成には当時の映画監督であるJack CardiffやKen Annakin等が携わっていたようです。

TIME/IMAGE: Exploring the Films of the British Coucil
http://www.timeimage.org.uk/

British Council puts 1930s and 1940s films online (2010/12/14付け Channel 4 Newsの記事)
http://www.channel4.com/news/british-council-put-1930s-and-1940s-films-online

British Council Films Online (2010/12/17付け British Universities Film & Video Councilの記事)

中国国家図書館、中国国内の図書館をつなぐ電子図書館システムを設立へ

中国国家図書館が、今後5年間で、同館の「国家デジタル図書館」を中心に中国国内の図書館をつなぐ電子図書館システムを設立するというプロジェクトを行うようです。2010年12月15-16日に開始の式典が開催されたようです。

National digital library promotion launched(2010/12/16付けPeople's Daily Onlineの記事)
http://english.people.com.cn/90001/90776/90882/7233290.html

Digital library serves to entry China National Library(2010/10/17付けCNTVの記事)
http://english.cntv.cn/program/cultureexpress/20101217/103781.shtml

国家数字图书馆推广工程启动仪式暨全国图书馆创新服务工作座谈会(2010/12/16付け国図新聞の記事)
http://www.nlc.gov.cn/syzt/2010/1216/article_603.htm

“Science.gov”に画像検索機能が追加される

2010年12月20日付けのInformation Todayの記事によると、米国連邦政府機関の自然科学系ポータルサイト“Science.gov”に、画像検索機能が追加されたようです。現在のところ、3つのデータベースを検索できるだけのようですが、今後、検索対象は拡大されるとのことです。

Science.gov
http://www.science.gov/index.html

Science.gov Debuts Image Search (2010/12/20付け Information Todayの記事)
http://newsbreaks.infotoday.com/Digest/Sciencegov-Debuts-Image-Search-72877.asp

インド法情報研究所がウェブサイトを公開、インドの法情報に関するデータベース等も併せて

2010年12月7日付け、Yale Law Libraryのブログ記事によると、このたびインド法情報研究所(Legal Information Institute of India;LII of India)のウェブサイトが一般公開されたようです(正式公開は2011年3月予定)。LLI of Indiaのウェブサイトでは、議会や裁判所からの30万件を超える決議や決定の記録、1836年以来の国内法令の他、法改定に関する報告書や学術雑誌論文等を収録した、50のデータベースを提供しているとのことです。

Legal Information Institute of India (LIIofIndia)
http://liiofindia.org/

LII of India - Open Access Indian Law Database (2010/12/7付け Yale Law Libraryのブログ記事)
http://blogs.law.yale.edu/blogs/foreign/archive/2010/12/07/india-lii-open-access-indian-law-database.aspx

京都文化財団、子どもに文化財への関心と理解を深めてもらうためのマンガを発行

2010年12月18日付けの毎日jpの記事によると、京都文化財団が文化財保護法施行60周年を記念し、子どもたちに文化財への関心や理解を深めてもらうために、「マンガ文化財入門(建物編)」を発行したとのことです。マンガは京都精華大マンガ学科の卒業生が作画したとのことで、京都府内の小学校や図書館などに無償配布されるようです。

文化財:修復、マンガで紹介 文化財団が冊子 /京都 (2010/12/20付け 毎日jpの記事)
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20101218ddlk26040477000c.html