アーカイブ - 2010年 12月 13日

NACSIS-ILLによるBLDSC依頼サービスが2011年3月で終了へ

国立情報学研究所(NII)は、NACSIS-ILLを経由した英国図書館原報提供センター(British Library Document Supply Centre; BLDSC)への依頼サービスについて、2011年3月24日をもって終了する予定であると発表しています。

NACSIS-ILLによるBLDSC依頼サービスの終了について(NIIの目録所在情報サービスのページのニュース)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/about/infoill/bldsc.html#0

アイルランド国立図書館、18世紀末から19世紀半ばまでの作曲家の楽譜等のデジタルアーカイブを開設

2010年12月13日付けのアイルランド国立図書館のニュースによると、同館は、18世紀末から19世紀半ばにかけてのアイルランドの作曲家の楽譜等を公開するデジタルアーカイブ“National Archive of Irish Composers”を開設したようです。公開されている資料は、アイルランド国立図書館の所蔵する楽譜コレクションをデジタル化したものとのことです。

National Archive of Irish Composers
http://www.naic.ie/

Launch of the National Archive of Irish Composers (2010/12/13付け National Library of Irelandのニュース)
http://www.nli.ie/en/list/latest-news.aspx?article=8a5e2c51-dd93-45fa-a76e-04beaa15320a

スペイン国立図書館長、図書館の未来を語る(記事紹介)

2010年12月7日付けのスペインのEl País紙に、スペイン国立図書館(BNE)のペーレス・サルメロン(Glòria Pérez-Salmerón)館長による「ポケットの中にすべての知」(Todo el saber en el bolsillo)と題された記事が掲載されています。記事では、インターネット技術の進展によって、今後10年のうちに図書館のモデルが完全に変わってしまうであろうということ、近い将来「図書館」はかばんやポケットに収まってしまい、どこからでもアクセスできるようになるだろうということ、情報が溢れる時代にあっては、図書館は情報のフィルターとしての役割を果たし、信頼できる情報を提供することに専念するだろうということ、国立図書館は、知識をもたらすような信頼できる情報の「カプセル」やコンテンツを生み出す存在となると同時に、紙の図書だけでなくインターネット上のデジタル資料も含めて貴重な資料を守る守護者としての存在となるだろう等と述べられているようです。

Todo el saber en el bolsillo (2010/12/7付け El Paísの記事)
http://www.elpais.com/articulo/sociedad/Todo/saber/bolsillo/elpepisoc/20101207elpepisoc_2/Tes

英国図書館(BL)、同館の利用体験談共有のためのウェブサイトを開設

2010年12月10日、英国図書館(BL)は“Your Stories”と題するウェブサイトを新たに開設しました。これは、ベストセラー作家や企業家、環境科学者等の同館利用者のビデオクリップや利用体験談を公開し、他の利用者がそれに対してコメントを付与したり、あるいは自身の体験を公開することができるウェブサイトのようです。BLは、同館が利用者の目標達成にとってどのように役立っているのかを利用者に共有してもらいたいと、このウェブサイトの開設理由について述べているようです。

Your Stories : Tell us your story
http://www.bl.uk/yourstories/

米国ミシガン大学図書館、学内各館の学習用スペースに関する情報提供を開始

米国のミシガン大学図書館が、学内各館の学習用スペースに関する情報を同館のウェブサイトで提供しています。図書館のレファレンスデスクでも、特定の時間に利用できるスペースの情報等を提供するとのことです。学生が学習用スペースを見つけることが難しい時期になったため、この情報提供サービスを開始するに至ったようです。

Study Spaces(ミシガン大学図書館のニュースリリース)
http://www.lib.umich.edu/news/study-spaces

Study Spaces
http://www.lib.umich.edu/study-spaces

紀伊國屋書店、電子書籍配信サービス「紀伊國屋書店BookWebPlus」を開始

紀伊國屋書店が、電子書籍配信事業「紀伊國屋書店BookWebPlus」の第1弾として、パソコン向けの電子書籍配信サービスを2010年12月10日に開始した、と発表しています。サービス開始時には、約1,100タイトルが提供されているとのことです。第2弾としてiPhone/iPad向けのサービスが予定されているようです。

紀伊國屋書店 電子書籍配信サービス『紀伊國屋書店BookWebPlus』を開設 まずはパソコン向けの電子書籍配信から開始(紀伊國屋書店のプレスリリース)
http://prw.kyodonews.jp/open/release.do?r=201012103364

紀伊國屋書店BookWebPlus
http://bookwebplus.jp/

「国立国会図書館サーチ」のスマートフォン版がリリース

「国立国会図書館サーチ」(開発版)のスマートフォン版が2010年12月10日にリリースされました。iPhoneやAndroid端末等のスマートフォンのブラウザから利用できるもので、PC版とほぼ同等の機能が利用できますが、PC版の機能のうち、検索結果一覧画面から提供元サイトへの直接遷移リンク、関連キーワードによる再検索、検索結果のサムネイル表示等の機能は備わっていません。

「国立国会図書館サーチ(スマートフォン)」
http://iss.ndl.go.jp/sp/

国立国会図書館サーチ スマートフォン版 リリースのお知らせ(2010年12月10日)
http://iss.ndl.go.jp/information/2010/12/10_release/

参考:
E1087 - 統合検索サービス「国立国会図書館サーチ」開発版が公開
http://current.ndl.go.jp/e1087

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、2017年までのデジタルサービス拡充計画を発表

2010年12月7日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、建国150周年を迎える2017年までのデジタルサービスの充実に向けた計画を発表しました。計画は、資料等へのアクセスを容易にするためのサービス変更と業務プロセスの変更、そして、デジタルコンテンツを充実させること、の大きく3つに分けられているようです。サービスの変更としては、紙媒体での資料複写提供を2011年4月までに段階的に廃止し、デジタル形式での資料複写に切り替えること、2011年までにカナダの総合目録全件へのアクセスを可能とすること、2014年までにLACは国内の大学からの学位論文の受け入れを電子媒体のみとすることが挙げられています。業務プロセスに関することでは、2017年までにLACは連邦政府の全てのアーカイブズのボーンデジタルを収集・保存し、それを利用しやすい形に整えること、また同じく2017年までに、LACは信用に足るデジタルリポジトリを構築して、永続的に、カナダのデジタル遺産の保存と提供体制を整えるとのことです。そして、デジタルコンテンツの充実のために、2011年以降、LACが提供するオンラインコンテンツをこれまでの2倍に増加させることも発表しているようです。

Library and Archives goes digital (2010/12/7付け LACのプレスリリース)