アーカイブ - 2010年 11月

11月 18日

英国図書館(BL)、ソーシャルメディアが研究活動や図書館に与える影響を問うウェブサイトを公開

英国図書館(BL)がBBCと共同で、ソーシャルメディアが研究活動や図書館に与える影響等について問うウェブサイトを公開しています。これは、2010年10月12日から2011年7月16日まで同館で開催している展示イベント“Growing Knowledge:The evolution of research”に関連して行われているもののようです。

Current Data Visualisations - Growing Knowledge
http://www.bbc.co.uk/archive/growingknowledge/current_data_vis.shtml

Growing Knowledge Blog
http://britishlibrary.typepad.co.uk/growingknowledge/

Google社、フランスのHachette Livre社と絶版本のデジタル化で合意

Google社とフランスの大手出版社Hachette Livre社が、Hachette Livre社の絶版本のデジタル化に関して合意したとのことです。対象は50,000冊程度で、Google社が提出したリストに基づいてHachette社が選択し、Google Booksで販売される際の価格はHachette社が設定するという仕組みとのことです。

グーグル、絶版本電子書籍で合意 仏の出版最大手と(2010/11/18付け47Newsの記事)
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010111801000142.html

Google, Hachette ink accord on book scanning(2010/11/17付けREUTERSの記事)
http://www.reuters.com/article/idUSTRE6AG3JG20101117

Numérisation : Hachette signe un accord avec Google(2010/11/17付けLe Figaroの記事)

『カレントアウェアネス-E』183号発行

E1121 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議<報告>

 2010年10月20日から22日までの3日間,米国ペンシルベニア州ピッツバーグのヒルトンホテルで「2010年ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC2010)」が開催された。この会議は,ダブリンコア(Dublin Core)等のメタデータに関する研究発表や意見交換の場として毎年開かれ,今回は米国情報科学技術協会(ASIS&T)年次大会と日程・会場を併せて開催された。23か国から150名の参加者があり,日本からは筆者を含め5名が参加した。...

E1120 - 北米の大学・研究図書館の特殊コレクションに関するレポート

 2010年10月,OCLCの研究部門であるOCLC Researchは,北米研究図書館協会(ARL)やカナダ研究図書館協会(CARL)等に参加している米国及びカナダの大学・研究図書館を対象に2009年に実施した,特殊コレクションとアーカイブズの現状に関する調査の結果をまとめたレポート“Taking Our Pulse: The OCLC Research Survey of Special Collections and Archives”を公表した。レポートは,169館から得られた回答を基に,1998年にARLが行った調査の結果との比較を交えて構成されている。...

E1119 - 英国出版社協会が図書館による電子書籍貸出の基本方針を公表

 2010年10月21日,英国の出版社協会(Publishers Association:PA)が,英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)のカンファレンスの場で,公共図書館による電子書籍の貸出に関する出版社側の基本方針を発表した。英国のBookseller誌には,その基本方針を発表したFaber社のCEOペイジ(Stephen Page)氏の講演内容の全文を掲載している。...

E1118 - 大学の授業でWikipediaの記事を充実させる取組み(米国)

 オンライン百科事典Wikipedia(CA1676参照)を運営しているWikimedia財団は,英語版のWikipediaの記事を充実させるための取組みとして,米国の大学との協同プロジェクト“Public Policy Initiative”を,2010年秋から試行している。対象分野は公共政策(Public Policy)で,ジョージ・ワシントン大学,ジョージタウン大学,ハーバード大学,インディアナ大学等の教員が協力し,その教員の授業を受講する学生が授業の一環としてWikipediaの関連記事の更新や新規作成といった編集作業に参加するというものである。...

E1117 - CLOCKSSへ日本の大学図書館が参加

 2010年10月28日,CLOCKSSはウェブサイトに「日本の図書館コンソーシアム,CLOCKSSに参加」というニュースを発表した。...

E1116 - 世界視聴覚遺産の日,各国でイベントが開催される

 毎年10月27日はユネスコの定める「世界視聴覚遺産の日」(World Day for Audiovisual Heritage)である。世界視聴覚遺産の日は,視聴覚資料の 重要性を多くの人に知ってもらうことを目的に,2005年に策定された。ユネスコのウェブサイトによると,映画,ラジオやテレビ番組等の視聴覚資料は,20世紀および21世紀の歴史を伝える貴重な一次資料であり,これらの亡失を防ぐために,デジタルへの媒体変換を行うには,10年から15年の時間しかないと考えられているとのことである。この日には世界各国でイベントが催されており,今回で4回目となる2010年は「今,あなたの視聴覚遺産を守り味わおう」(Save and Savour your Audiovisual Heritage - Now!)をテーマに開催された。以下では,「2010年世界視聴覚遺産の日」の特設サイトに掲載されているものの中から,各国で行われたいくつかのイベントを紹介する。...

鎌倉市中央図書館で電子図書館サービスの実証実験を開始へ

2010年12月から、鎌倉市中央図書館などで、郷土資料や利用許諾を得た電子書籍などを公開する電子図書館サービスの実証実験が開始されるとのことです。館内での閲覧に加え、公募モニターは自宅からも見られるようになるとのことです。実証実験は、NPO法人「ビジネス支援図書館推進協議会」と日本ユニシス株式会社などが事業主体となり、総務省の「新ICT利活用サービス創出支援事業」に採択された「図書館デジタルコンテンツ流通促進プロジェクト」の一環として実施されるとのことです。

電子図書館実証実験12月スタート、自宅PCから閲覧可能/鎌倉(2010/11/18付け神奈川新聞社カナロコの記事)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1011180005/

参考:
総務省、「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)の採択案件を発表
http://current.ndl.go.jp/node/17017

OCLCのWorldCatに英国図書館から1200万件の書誌レコードが追加

OCLCのWorldCatに、英国図書館(BL)から1200万件の書誌レコードが追加されたとのことです。

The British Library adds 12 Million Records to WorldCat(2010/11/17付けOCLCのニュース)
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/2010/201056.htm

11月 17日

カナダのケベック州立図書館・文書館とニューヨークのクイーンズ図書館が提携

カナダのケベック州立図書館・文書館(Bibliothèque et Archives nationales du Québec)と米国ニューヨークのクイーンズ図書館(Queens Library)が協力関係を結ぶことで合意したようです。両館では、図書館サービスの向上のための情報交換や、それぞれの国の資料の購入支援等が行われるとのことです。クイーンズ図書館はこれまでにも、中国国家図書館や韓国国立図書館、フランス・パリのポンピドゥーセンター等とも提携を結んでいるようです。

BAnQ and Queens Library (New York) sign cooperation agreement(ケベック州立図書館・文書館のプレスリリース)
http://www.banq.qc.ca/nouvelles/banq_queens_library_entente.html?language_id=1

Queens Library and National Library & Archives of Québec sign cooperation agreement(クイーンズ図書館のプレスリリース)
http://www.queenslibrary.org/index.aspx?page_nm=Press+Releases

米国図書館協会ヤングアダルト図書館サービス部会が、査読付きオープンアクセスジャーナルを創刊

2010年11月15日、米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス部会(YALSA)が、査読付きのオープンアクセスジャーナル“The Journal of Research on Libraries and Young Adults”を創刊しています。

The Journal of Research on Libraries and Young Adults
http://www.yalsa.ala.org/jrlya/

Editorial(2010/11/15付け The Journal of Research on Libraries and Young Adultsの記事)
http://www.yalsa.ala.org/jrlya/2010/11/editorial/

スペイン国立図書館、同館出版物の電子提供を始める

2010年11月16日、スペイン国立図書館(Biblioteca Nacional de España:BNE)が、同館出版物の電子版での提供を始めたようです。これは、電子的に提供することで紙資源の使用を抑えるとともに、利用者に対してどこからでも情報を得られるようにすることを目的としているとのことです。今のところ、同館のパンフレットの他、PREMIS『保存メタデータのためのデータ辞書』第2.0版のスペイン語版、資料収集関係の手引き、そしてサイエンス・フィクションに関する論文や雑誌、小説、コミック、データベース等をまとめたもの、以上の4点が公開されているようです。

Publicaciones en línea de la BNE
http://www.bne.es/es/Micrositios/Guias/index.html

予算削減により図書館員を配置できず開館できない図書館(米国)

米国ブルックリンの学校が設置した図書館“Book Hive”(本の巣箱)は、建物は完成したものの、予算削減の影響で図書館員を配置できないため開館することができない状態にあるようです。2010年11月12日にはオープニングイベントが行われ一時的に開館したようですが、その後はまた閉館状態になっているとのことです。2011年春までに、パートタイムの図書館員やボランティアのスタッフを配置して開館する計画があるようです。

Prospect Heights Schools' Library Opens With No Librarian(NYTimes.com The Local-Fort-Greene Blog - NYTimes.com)
http://fort-greene.thelocal.nytimes.com/2010/11/16/prospect-heights-schools-library-opens-with-no-librarian/

PS 9 and MS 571 schools in Prospect Heights, Brooklyn jointly unveil State-of-the-Art School Library(Book Hive)

米国博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)、全米博物館・図書館サービスメダル2010を発表

2010年11月16日、米国博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)が、全米博物館・図書館サービスメダル2010(2010 National Medal for Museum and Library Service)を発表しました。同賞は、市民や教育、経済、環境そして社会に対して著しい貢献を果たした博物館・図書館に贈られる全米規模の賞のようです。博物館と図書館それぞれ5館に対して贈られ、2010年の図書館の受賞館は次のとおりでした。
・Nashville Public Library
・Patchogue-Medford Library
・Peter White Public Library
・Rangeview Library District and Anythink Libraries
・West Bloomfield Township Public Library

Five Museums and Five Libraries to Receive Nation’s Highest Honor (2010/11/16付け IMLSのプレスリリース)
http://www.imls.gov/news/2010/111610.shtm

参考:
CA1669 - Library of the Year -良い図書館を良いと言う- / 田村俊作

総務省の「新ICT利活用サービス創出支援事業」、事業仕分けで「来年度の予算計上は見送り」に

総務省の「新ICT利活用サービス創出支援事業」についての事業仕分けが2010年11月16日に行われ、「来年度の予算計上は見送り」という評価結果が示されています。

評価結果 ワーキンググループA 評価コメント 事業番号A-12 ICT関係事業
http://www.shiwake.go.jp/data/pdfs/594.pdf

電子書籍の中間フォーマット、国が予算を割く必要性は? 仕分け人が追求(2010/11/17付けINTERNET Watchの記事)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20101117_407363.html

11月 16日

No.1 - No.37の内容一覧

『図書館研究シリーズ』No.1 - No.37の内容の一覧です。

No.1(1960.3)

  • 図書館の理論と実践の発展のために
  • 閲覧目録の諸問題


No.2(1960.8)

  • 西ドイツの図書館事情
  • 図書館現象のサイバネテイックス的考察
  • 書庫用照明器具
  • 日本地域区分表(国県郡市町村)


No.3(1960.12)

  • 国立国会図書館と書誌活動


デジタル時代の公共図書館の苦悩と挑戦(記事紹介)

2010年11月12日付けのLos Angeles Timesに、“Libraries reinvent themselves as they struggle to remain relevant in the digital age ”と題された記事が掲載されています。記事では、デジタル時代にあって、米国の公共図書館が地域住民にとって価値ある組織であり続けるために、図書館自身がその変化に対応すべく取り組んでいる様子が記されているようです。その内容として、改装によって、レファレンス・デスクや閲覧席の代わりに、子どもがゲームで遊べるスペースをつくったり、書店のように図書をトピックごとに並び替えたりした図書館の話や、資料のデジタル化を進めようとしても、予算上の都合や著作権法の規制で悩む様子、そして、利用者が図書館のガーデニングを手伝えたり、Facebookの使い方の講座を受けたり等、地域のコミュニティセンターへと変化しようとしている図書館等の事例がまとめられているようです。

Libraries reinvent themselves as they struggle to remain relevant in the digital age (2010/11/12付け LA Timesの記事)

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