2010年11月8日、“FishSubsidy.org”のウェブサイトで、“Vessel Subsidy Map”というマッピングツールが公開されました。このマッピングツールは、1994年から2006年まで、EUが漁業指導基金(Financial Instrument for Fisheries Guidance)を通じて各国の漁業関係者に対して拠出した補助金、総額約34億ユーロがどのように使われたのかを可視化したものです。Open Knowledge Foundation Blogは、このマッピングツールについて、欧州のパブリックデータを再利用し、市民やジャーナリスト等に対して分かりやすく示した優れた例であるとコメントしています。
2010年11月8日付けのdesignboomで、10月30日から11月3日まで東京で開催された“DESIGNTIDE TOKYO 2010”で展示された、スズキ・ユウリ氏のバーコードブック(barcode book)が取り上げられています。バーコードとドットで描かれた絵本をバーコードリーダーでなぞると、絵に関連した音が出るようになっているようです。
2010年11月2日、オランダのSURF財団が、科学データ保存のためのチェックリスト“General guidelines for selecting data for preservation”を公表しました。このチェックリストは、研究者が自身の科学データをどのように扱い、どのように保存し、そしてそれをどのように共有するかの3つの研究に基づいて作成されたとのことです。その3つの研究すべてにおいて、研究の初期の段階で、データの保存方針を決定しておくことが重要であることが明らかになったとのことで、チェックリストはその方針を決定するためのガイドラインとなっているようです。