米国ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、ビジネスプランのコンペ“New York StartUP! 2011 Business Plan Competition”を実施すると発表しています。2010年に引き続き2回目になるとのことで、1位に選ばたプランの考案者には15,000ドルが贈られるとのことです。
2010年11月8日、米国の都市図書館協議会(Urban Libraries Council: ULC)が、“Partners for the Future: Public Libraries and Local Governments Creating Sustainable Communities”というレポートを公開しました。同日付けのULCのプレスリリースによると、このレポートは、公共図書館と地方自治体が、「経済的活力」(economic vitality)、「環境の質」(environmental quality)、「社会的公平性」(social equity)という3つの最終目標をどのように達成するか、その事例を紹介すると共に、公共図書館と地方自治体の連携について検証したものであるとのことです。ULCは、このレポートを刊行した目的について、公共図書館に持続可能な地域社会を創るための手段としての資格を与え、地方自治体と図書館がそのために起こす活動を結び付けるためであると述べています。
Urban Libraries Seek Local Governments as a Partner in Sustainability Measures (2010/11/8付け Urban Libraries Councilのプレスリリース)
2010年11月11日付けのReutersの記事が、インドネシアにある世界記録博物館の館長の話として、米国のオバマ大統領のインドネシア訪問にあわせて出版されたオバマ大統領に関する本が、世界で最も厚い本の記録を更新したと伝えています。本のタイトルは、“The Collection, Obama and Pluralism”で、ページ数は5,472ページ、厚さは34センチメートルとのことです。ちなみに、これまで世界一厚いとされていた本は、英国のアガサ・クリスティーによる限定版『ミス・マープル選集』の4,032ページ(厚さ32.2センチメートル)だったようです。
2010年11月12日、英国の研究情報ネットワーク(RIN)が、英国の大学研究者に対する情報支援サービスについて調査した結果を、“Research Support Services in UK Universities report”として公表しています。このレポートでは、研究支援サービスの本質とその範囲、優良事例の紹介等がまとめられているとのことです。なお、この研究はOCLC Researchと共同で実施されたもので、米国における同様の調査結果については、すでに2010年6月16日にOCLCのウェブサイトで"A Slice of Research Life: Information Support for Research in the United States"として公開されています。
2010年11月15日、機関リポジトリに関する英文文献集“Institutional Repository Bibliography”のversion 3が公開されました。これまでと同様、主に2000年以降のものを対象として、テーマごとに文献がまとめられています。前回のバージョンと比べ、機関リポジトリにおける電子学位論文(Electronic Theses and Dissertations in Institutional Repositories)と参考文献一覧(Appendix A. Related Bibliographies)が新たに追加されたようです。