アーカイブ - 2010年 11月

11月 30日

【イベント】国立国会図書館、「議会開設百二十年記念 議会政治展示会」を開催

国立国会図書館では、2010年12月1日から10日まで、議会開設120周年を記念した「議会政治展示会」を開催します。展示会は2部構成で、幕末から明治初期までの議会開設に向けた道のりを紹介する「第1部 議会政治への道」と、大正後期から昭和30年のいわゆる55年体制の確立までを紹介する「第2部 昭和の政党政治」からなります。国立国会図書館が所蔵する、坂本龍馬、木戸孝允、岩倉具視、伊藤博文、西園寺公望、浜口雄幸、高橋是清、吉田茂、鳩山一郎ほか、議会にかかわった人物の書簡、日記、覚書と政党等の文書など約80点を展示します。会場は、憲政記念館1階会議室です。

議会開設百二十年記念 議会政治展示会
http://www.ndl.go.jp/jp/event/exhibitions/1190128_1376.html

英国の作家、図書館の予算削減に反対のコメントを表明(記事紹介)

英国のGuardian紙に、図書館の予算削減に反対する作家3名のコメントなどを紹介する記事が掲載されています。英国では、予算減により職員削減やボランティアによる代替の動きが起こっているとのことで、2010年3月までの1年間で、有給の図書館職員が3.4%減少して25,000人未満となった一方、ボランティアは7.7%増えて17,111人になったという統計や、今後4年間で6,000人の職が失われかねないとの予測が紹介されています。『ライラの冒険』等の作品のあるフィリップ・プルマン(Philip Pullman)氏は「図書館員は単なる貸出事務員ではなく、その仕事は誰にでもできて対価を払わなくてよいというものではない」などと、『ラビリンス』等の作品のあるケイト・モス(Kate Mosse)氏は「どうして政府は一方では大人の読書能力不足を問題としながら、リテラシー支援の最前線(である図書館)をカットしようとするのか分からない」などと、ウィル・セルフ(Will Self)氏は「図書館は普遍的な利益のある文化資源であり、あらっぽい費用便益分析計算の対象にするべきでない」などと、それぞれコメントしています。

Library cuts and job losses condemned by leading authors(2010/11/22付けGuardian紙の記事)

北米研究図書館協会(ARL)、シンポジウム「研究データ活動の支援における図書館の役割変化」の講演要旨を公開

2010年11月29日、北米研究図書館協会(ARL)が、6月3日に開催された公開シンポジウム「研究データ活動の支援における図書館の役割変化」(The Changing role of Libraries in support of research data activities)での、各講演要旨をまとめたレポートを公開しています。なお、講演資料とシンポジウムの動画等は、シンポジウムのページですでに公開されているようです。

The Changing role of Libraries in support of research data activities a public symposium
http://sites.nationalacademies.org/xpedio/groups/pgasite/documents/webpage/pga_059501.pdf

The Changing role of Libraries in support of research data activities a public symposium (講演資料やシンポジウムの動画等の掲載ページ)
http://sites.nationalacademies.org/PGA/brdi/PGA_056901

New from ARL

学術雑誌を電子版のみとするための課題と提言をまとめたレポート(英国)

英国の研究情報ネットワーク(RIN)は、英国において学術雑誌を電子版のみとするための課題と提言をまとめたレポート“E-only scholarly journals: overcoming the barriers”を公開しています。学術雑誌が電子版と紙版の両方で発行されていることにより、出版から利用までの各段階で余分なコストを発生させているとし、電子版のみに移行するための課題と、出版社・図書館等の関係者への提言をまとめたものです。最大の課題は、出版社の価格設定方針と電子ジャーナルへの付加価値税(VAT)に関連するものであるとしています。なお、この調査は、“Transitions in scholarly communications”と名付けられた、英国の様々な研究機関による学術情報に関する調査プロジェクトの一つとして行われたものです。

E-only scholarly journals: overcoming the barriers - report
http://www.rin.ac.uk/system/files/attachments/E-only_report_for_screen.pdf

米国の図書館における資料デジタル化の動向(記事紹介)

2010年11月24日付けのLos Angels Times紙に、米国の図書館における資料デジタル化の動向に関する記事が掲載されています。記事ではハーバード大学やニューヨーク公共図書館等の事例が紹介されています。

Digital technology lets libraries share their fragile treasures with the world (2010/11/24付け Los Angels Timesの記事)
http://www.latimes.com/business/la-fi-digital-library-20101125,0,2150064.story

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、世界大戦期の捕虜収容所関係資料の利用ガイドを公開

2010年11月25日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、同館の所蔵する、第一次および第二次世界大戦期の捕虜収容所関係資料の利用ガイドを公開しています。

Thematic Guides - Unpublished Guides - Internment Camps in Canada during the First and Second World Wars
http://www.collectionscanada.gc.ca/the-public/005-1142.27-e.html

New Guide for Internment Camps in Canada during the First and Second World Wars (2010/11/25付け LACのニュース)
http://www.collectionscanada.gc.ca/whats-new/013-499-e.html

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)の評議会で今後の活動方針のためのレポートが了承される

2010年11月23日に開催された英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)の評議会の場で、2010年7月に提出されたCILIPの今後のあり方についての議論をまとめたレポート“Defining our professional future: Report to CILIP Council”が了承されたようです。今後、評議会はこの報告書に基づいてCILIPの活動方針を話し合うことになるようです。

Defining our Professional Future and the Roadmap for Change
Report agreed by CILIP Council, 23 November 2010
http://www.cilip.org.uk/get-involved/cilipfuture/Documents/Roadmap%20for%20change%20and%20budget_agreed%20by%20Council%2023%20Nov%202010.pdf

Defining our professional future: Report to CILIP Council

英国図書館長の会、英国民のインターネット利用促進運動への協力を表明

2010年11月26日、英国の図書館長の会(Society of Chief Libraians)が、“Race Online 2012”という英国民のインターネット利用を促進する活動への協力を表明しています。同会は今後、公共図書館を通じて、2012年末までに50万人の人々がインターネットを利用するようになるための支援を行うとのことです。

Race Online 2012
http://raceonline2012.org/

SCL Supports Race Online 2012 (2010/11/26付け Society of Chief Librariansのプレスリリース)
http://www.goscl.com/scl-supports-race-online-2012-3/

SCL Supports Race Online 2012 (UK) (2010/11/28付け Peter Scott's Library Blogの記事)
http://xrefer.blogspot.com/2010/11/scl-supports-race-online-2012-uk.html

参考:
インターネットの普及でデジタル・ディバイドの解消を目指す“Get online week 2010”(英国)

ミシガン大学図書館、書誌レコード68万件を公開

米国のミシガン大学図書館が、2010年11月17日から、書誌レコード684,597件を公開しています。「著作権なし」となるクリエイティブコモンズCC0で公開されており、自由にダウンロード・利用ができるようです。

Open Access Bibliographic Records Available for Download and Use(ミシガン大学図書館)
http://www.lib.umich.edu/open-access-bibliographic-records

The University of Michigan Releases 684,597 Open Access Bibliographic Records(2010/11/29付けResourceshelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/62227

11月 29日

オープンな書誌データは大学図書館にとって何を意味するか(英国)

英国の情報システム合同委員会(JISC)は、オープンな書誌データについてのガイド“Open Bibliographic Data Guide”を公開しています。英国の大学図書館向けに、書誌データを公開するメリットや課題などを、17のケースに即して解説したもののようです。

Open Bibliographic Data Guide
http://obd.jisc.ac.uk/

What does open bibliographic metadata mean for academic libraries?(2010/11/15付けJISCのブログ記事)
http://infteam.jiscinvolve.org/wp/2010/11/15/what-does-open-bibliographic-metadata-mean-for-academic-libraries/

インターネットを活用した点字教育システム「ひとりで学べるたのしい点字」

NPO法人全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)が、インターネットを活用した点字教育システム「ひとりで学べるたのしい点字」を公開しています。

ひとりで学べる楽しい点字
http://www.tenji-naiiv.net/index.html

アニメで点字学べるHP開設(2010/11/28付け中国新聞の記事)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201011280002.html

【イベント】第2回アジア専門図書館国際会議が2011年2月に開催

第2回アジア専門図書館国際会議(International Conference of Asian Special Libraries:ICoASL)が、2011年2月10日から12日にかけて東京・国連大学にて開催されます。米国に本部を置く専門図書館協会(SLA)のアジアン・チャプターが主催する会議で、2008年に続き2回目の開催になるとのことです。

International Conference of Asian Special Libraries (ICoASL 2011)
http://units.sla.org/chapter/cas/ICoASl-2011.htm

第二回 アジア専門図書館国際会議
http://units.sla.org/chapter/cas/BrochureICoASL2011-Japanese.pdf

IFLA、オンライン学習用のプラットフォームを公開

2010年11月26日付けIFLAのニュースによると、IFLAがオンライン学習用のプラットフォームを公開したとのことです。まずは、各国の図書館協会の機能強化のためのプログラム“Building Strong Library Associations ”のモジュール等を搭載し、今後もコンテンツを増やしていくようです。

IFLA Online Learning Platform
http://www.ifla.org/en/bsla/learning-platform

Launch of IFLA Online Learning Platform (2010/11/26付け IFLAのニュース)
http://www.ifla.org/en/news/launch-of-ifla-online-learning-platform

岡山県立図書館、中期サービス目標について県民からパブリックコメントを募集

岡山県立図書館は、2011年度からの5年間における中期サービス目標『県民図書館さんさんサービスプラン』の素案を2010年11月24日に公開し、12月23日までの期間で県民からのパブリックコメントを募集しています。同プラン(素案)では、「子ども読書プログラム」と「図書館振興プログラム」が、2つの重点プログラムとしてあげられています。

岡山県立図書館 第2次中期サービス目標(素案)へのご意見を募集します!
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/detail.html?lif_id=82720

岡山県立図書館
http://www.libnet.pref.okayama.jp/
参考:
岡山県立図書館、来館者数・貸出冊数共に5年連続全国1位
http://current.ndl.go.jp/node/16704

【イベント】IFLA会長などが図書館の戦略を議論する「図書館は知へのアクセスを提供する」(11/30)

2010年11月30日に、タイスIFLA会長などが図書館の役割などを議論するイベント「図書館は知へのアクセスを提供する」が、東京ドイツ文化センターで開催されます。社会において図書館が積極的な役割を果たしていくためにどのような戦略が求められるのかなどについて議論が行われます。参加者は、エレン・タイス氏(IFLA (国際図書館連盟)会長)、ジェネファー・ニコルソン氏(IFLA事務局長)、神代浩氏(国立教育政策研究所)、糸賀雅児氏(慶應義塾大学)、常世田良氏(日本図書館協会)です。

図書館は知へのアクセスを提供する 活発な図書館のための戦略
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ver/ja6749451v.htm

「メキシコ電子図書館」が公開される

2010年11月23日に、メキシコ電子図書館(Biblioteca Digital Mexicana;BDMx)が公開されたようです。このBDMxは、メキシコ国立公文書館(Archivo General de la Nación)、国立人類学・歴史図書館(Biblioteca Nacional de Antropología e Historia)等4機関が、ユネスコの進めるワールド・デジタル・ライブラリー(WDL)へ協力したことがきっかけで設立されたもので、現在は、それぞれの機関が所蔵する、500年から1949年までの資料約20点が登録されているとのことです。

Biblioteca Digital Mexicana
http://bdmx.mx/

“Mexico Launches Digital Library” (2010/11/25付け Resource Shelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/62185

Ponen en marcha Biblioteca Digital Mexicana (2010/11/26付け Nocicieros Televisaの記事)

「生物多様性遺産図書館」、WorldCatに14,000件以上の生物多様性に関する書誌データを提供

2010年11月23日付け、OCLCのニュースによると、生物多様性に関する文献をデジタル化し公開する世界最大規模のリポジトリである、「生物多様性遺産図書館」(Biodiversity Heritage Library;BHL)が、14,000件を超す資料の書誌データを、WorldCatに提供したとのことです。BHLは、米国の自然科学アカデミーや、自然史博物館、ハーバード大学植物学図書館等12の機関によって構成されるコンソーシアムとのことです。

Biodiversity Heritage Library
http://www.biodiversitylibrary.org/

The Biodiversity Heritage Library adds 14,000 records to WorldCat (2010/11/23付け OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/2010/201058.htm

The Biodiversity Heritage Library adds 14,000 records to WorldCat (2010/11/24付け Peter Scott's Library Blogの記事)

英国ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ所蔵の織物関係資料200点以上がデジタル化公開

2010年11月24日、英国の視覚芸術のオンラインリソースを提供する“Visual Arts Data Service”(VADS)のニュースによると、同プロジェクトが、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジの“Constance Howard Resource and Research Centre in Textiles ”の織物関係資料200点以上をデジタル化し公開を始めたとのことです。なお、VADSは、英国の“University College for the Creative Arts”に事務局を置くプロジェクトのようです。

VADS
http://vads.ac.uk/index.php

Treasure trove of textiles launched online (2010/11/24付け VADSのニュース)
http://vads.ac.uk/news/?p=78

明治大学と中国の北京大学が「マンガ図書館」の閲覧室設置で合意

2010年11月27日付け、明治大学の大学プレスセンターのニュースによると、11月23日に、明治大学と中国の北京大学が「明治大学マンガ図書館北京大学閲覧室設置に関する意向書」に調印したとのことです。これは、明治大学がマンガ図書資料を北京大学に提供し、北京大学がその閲覧室の提供と日常的な運営を行うことに、双方が合意したものとのことです。なお、両大学は今後具体的な協議に入るようです。

日本のマンガ・アニメ文化を中国に提供──明治大学と北京大学が『マンガ図書館』の閲覧室設置で合意 (2010/11/27付け 明治大学大学プレスセンターのニュース)
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=2367

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