アーカイブ - 2010年 10月

10月 4日

文部科学省、「知の拠点-我が国の未来を拓く国立大学法人等施設の整備充実について(第二次中間まとめ)」に関する意見募集へ

2010年10月4日、文部科学省は、8月にとりまとめた「知の拠点-我が国の未来を拓く国立大学法人等施設の整備充実について」の第二次中間まとめに対する意見の募集を実施すると発表しています。募集期間は、10月6日から11月4日までとのことです。

「知の拠点-我が国の未来を拓く国立大学法人等施設の整備充実について(第二次中間まとめ)」に関する意見募集の実施
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/22/10/1298050.htm

CA1728 - 研究文献レビュー:図書館の「広報」は進化しているか?―説明責任と自己アピールの時代に求められる理論と実践― / 仁上幸治

 「危機管理・広報PR・IRの専門誌」と銘打つ宣伝会議の月刊誌『広報会議』の最近の号を眺めてみれば、「メディア、店頭で話題をつくる 戦略PRの本質」(1)「メディアに出れば世界が変わる マスコミに注目される会社になる」(2)「ステークホルダーが必ず手に取る読まれる広報誌の作り方」(3)などの見出しが目に入る。2009年に話題となった「事業仕分け」は、図書館にとっては目新しいことではない。図書館はこの20年、予算・人員の削減ターゲットであり続けており、図書館員の専門性の崩壊につながっている。それを食い止めるべく図書館が何らかの「アピール」をしなければと考えるのは自然なことである。だが、そもそもその「アピール」は、何を誰にどのようにしようとしているのかが問題である(4)。...

CA1727 - 動向レビュー:ディスカバリ・インターフェース(次世代OPAC)の実装と今後の展望 / 片岡 真

 図書館が提供するコンテンツは、従来からOPACが守備範囲としてきた冊子体資料に加え、ライセンス契約の電子コンテンツ(電子ジャーナル、電子書籍、文献データベースなど)、リポジトリ中の研究成果、デジタル化された所蔵資料、マルチメディア資料など、多様化している。またユーザは、これらのコンテンツをGoogleのように一度に検索でき、Amazonのようにビジュアル化された画面や内容/レビューの表示、さらにリコメンド機能などが提供されることを期待するようになっている(1)。これを実現するものがディスカバリ・インターフェース(次世代OPAC)(2)であり、これまで海外で導入が進んできたが(3)、最近国内でも導入が始まっている(4) (5) (6) (7)。...

CA1725 - セクシュアル・マイノリティの問題と図書館への期待 / 小澤かおる

 「学校の図書室にあったって、まず手は出ないよね。」と当事者の一人が言うと、周囲から賛同の声が次々と上がった。コミュニティのイベントで当事者情報流通に関するアンケート(1)を取ったときのことだった。...

CA1724 - 国立公文書館におけるデジタルアーカイブの取組みについて / 八日市谷哲生

 国立公文書館(以下、「館」という)は、1971年7月、当時の総理府(現在の内閣府)の附属機関として置かれ、国の機関などから移管を受けた歴史公文書等について保存管理し、一般の利用に供するなどの業務を行っている組織である。2001年、館は独法化されるとともに、アジア歴史資料センターが館の組織として新たに開設された。また、公文書のみならず、江戸幕府の紅葉山文庫等や明治政府が収集した資料等が含まれる「内閣文庫」を所蔵しており、館で保存され利用に供されている。...

CA1723 - 国内の公共図書館における法情報提供サービス / 日置将之

 1999年以降、国民にとって「より身近で、速くて、頼りがいのある」司法の実現を目的とした、司法制度改革が推し進められてきた(1)。この改革によって、2004年に法科大学院、2006年に日本司法支援センター(以下、「法テラス」)が設置されたほか、2009年には裁判員制度がスタートするなど、司法制度は大きく変化している。...

11月12日、Twitter上で“Follow an Archive Day”が開催予定

2010年11月12日に、Twitter上で“Follow an Archive Day”が開催されるようです。これは、デンマークのコペンハーゲンにある国立博物館の“Charlotte Jensen”氏と、同じくデンマークのオールボー市公文書館の“Bente Jensen”氏、そして、オランダのミッデルブルグにあるゼーラント公文書館の“Poulus Bleik”氏や“Anneke van Waarden-Koets”氏らを中心に運営されているもののです。“Follow an Archive Day”は、公文書館が他の公文書館のTwitterアカウントをフォローしたり、利用者が、どの公文書館が好きか、どの公文書館でわくわくするような発見があったのか等をツイートしてもらうことを通じて、公文書館のTwitterアカウントへのフォロワーを世界規模で増やそうというものです。なお、同イベントの参加者には、ツイートの際に、ハッシュタグ(#followanarchive)の使用が呼び掛けられています。

#followanarchive
http://followanarchive.blogspot.com/

#followanarchive day on twitter on 2010 November 12 (2010/4/10付け Archivistsの記事)

10月 1日

慶應義塾大学、デジタル化した学術書を図書館を通じて閲覧・貸出を行う実験プロジェクトを立ち上げ

慶應義塾大学メディアセンター(図書館)は、学術書のデジタル化と特定利用者への提供を試みる実験プロジェクトを発表しています。同大学と学術出版社が共同で行うもので、学術出版社からコンテンツの提供を受け、電子化とシステムを担当する会社の協力を得ながら、実際に学生等が利用(閲覧・貸出)できる電子学術書プラットフォームを作り、今後の電子書籍化の方向性を探っていくとのことです。利用者は24時間自宅からも利用でき、資料が貸出中で利用できないという状況も改善されるとのことです。対象冊数は約2000冊、利用者は慶應義塾大学に所属する学生・専任教職員(約3万人)で、2010年12月から2012年3月の期間で実施されるとのことです。

日本の大学では初、日本語の学術書をデジタル(電子書籍)化し、図書館で閲覧・貸出 -実験プロジェクト開始-
http://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2010/kr7a43000003or9x.html

ドイツのフンボルト大学がCLOCKSSのアーカイブノードとして参加

2010年9月29日、学術情報資源の協同保存プロジェクト“CLOCKSS”が、ドイツのフンボルト大学が同プロジェクトのアーカイブノードとして参加したと発表しています。アーカイブノードとは、同プロジェクトの中で、図書館の購読タイトル・非購読タイトルを問わず、コンテンツを収集、保存を担当し、いかなる出版社からも入手不可能となったコンテンツを、アーカイブから復元し、ウェブ上であらゆる人が自由に入手できるようにする機関を意味するとのことです。なお、今回のフンボルト大学の参加により、アーカイブノードは世界で12機関となり、日本からはすでに国立情報学研究所(NII)が参加しているとのことです。

CLOCKSS adds its 12th archive node at Humboldt University, Berlin (2010/9/29付け CLOCKSSのニュース)
http://www.clockss.org/clockss/News

スペイン大学出版局連合が電子書籍販売の共通プラットフォームを公開

2010年9月30日、スペインの62の大学出版局と研究機関で構成されている、スペイン出版局連合(la Unión de Editoriales Universitarias Españolas)が、電子書籍販売のための共通プラットフォーム“Unebook”を公開しました。これは、スペインのバルセロナで9月29日から10月1日まで行われている国際ブックフェア“Líber”で発表されたものです。Unebookからは分野別・出版局別に電子書籍を購入できるとのことで、Unebook開発の理由については、学生や教員、研究者らといった大学コミュニティからの要望に応えたものであり、また、大学の出版物を大学構成員以外に対しても広く提供できるようになるからと説明しています。

Unebook
http://www.unebook.es/

Nace Unebook, la plataforma de venta de libros electronicos de las universidades espanolas(2010/9/30付け Blog UNEの記事)
http://une-es.blogspot.com/2010/09/nace-unebook-la-plataforma-de-venta-de.html

横浜市中央図書館、APEC関連イベント「子どもの本で知るアジア・南太平洋の国々」を開催

横浜市中央図書館が、「子どもの本で知るアジア・南太平洋の国々」をテーマにした展示を実施しています。2010年11月に横浜で開かれるAPECの関連イベントとして企画され、期間中の土日祝日には、おはなし会やブックトークも開催されるとのことです。市内の他の図書館でも、2010年7月から巡回展が実施されており、APECや参加国に関する本などが展示されているようです。

「2010年 日本APEC横浜開催 巡回展~ようこそAPEC 図書館で知るアジア太平洋~」(横浜市立図書館)
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/chosa/apec2010.html

APEC横浜開催関連イベント月間予定(2010年9月)
http://apec2010yokohama.com/kouhou/news/20100831-2.pdf

デジタル時代の子どもの読書などについての調査報告書(米国)

児童向けの出版・教育などを手掛ける米国のScholastic社が、子どもの読書に関する調査報告書を公表しています。報告書は、「デジタル時代の読書」「読書の価値」「親の役割と選択の力」から構成されています。6-17歳の子ども1045人を対象に調査したもので、主な結果として、次のような点があげられています。
・年齢があがるにつれ、インターネットや携帯電話を使う時間が増え、読書の時間は減っている。
・PCを含む電子デバイスで読書をしたことがある子どもは25%であるが、半数以上は電子デバイスでの読書に興味を持っている。
・楽しみのために読む読書の効果を子どもに聞いたところ、想像力が広がる、刺激される、情報が得られる、などの回答。
・9割の子どもが、自分で選んだ本の方が読みとおすことが多いと回答。親もその点を理解している。
・子どもに読書を促すために親がしていることとしては、興味を引きそうな本を家に置いておく、電子機器を使う時間を制限する、子どもが気に入りそうな本をすすめてみる、など。

2010 Kids & Family Reading Report
http://mediaroom.scholastic.com/themes/bare_bones/2010_KFRR.pdf

米国国立公文書館、連邦政府機関のクラウドコンピューティングに関するガイドラインを公表

2010年9月22日、米国国立公文書館(NARA)が、連邦政府機関のレコードマネージメントとクラウドコンピューティングに関するガイドラインを公表しました。このガイドラインは9月8日付けの公報で公表されたもので、2月にNARAのホームページに掲載されたクラウドコンピューティングに関するFAQの記述をさらに詳細にしたものとのことです。ガイドラインは、クラウドコンピューティングの定義から始まり、クラウドコンピューティングに関するサービスの種類や連邦政府機関による利用の仕方等について説明されています。

NARA Bulletin 2010-05
http://www.archives.gov/records-mgmt/bulletins/2010/2010-05.html

欧州図書館がオンライン展示「書物から読み解く欧州文化」を実施

欧州の48の国立図書館によるデジタル資料が閲覧できるサイト「欧州図書館」(European Library)で、書物を通じて欧州の文化を紹介するオンライン展示「書物から読み解く欧州文化」(“Reading Europe: European culture through the book”)が実施されています。 23か国からの1000点以上の資料が掲載され、国やテーマ、時代などから選択できるようになっています。

READING EUROPE
http://www.theeuropeanlibrary.org/exhibition-reading-europe/index.html

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