アーカイブ - 2010年 10月

10月 20日

10月19日の京都大学での講演会「iPadが図書館を変える?」の講演資料が公開

2010年10月19日に京都大学附属図書館で開催された、京都大学図書館機構主催の平成22年度第1回講演会「iPadが図書館を変える? ~これからの出版,教育,大学図書館~」の講演資料が、同大学の機関リポジトリKURENAIで公開されています。

iPadが図書館を変える? : これからの出版,教育,大学図書館 : 京都大学図書館機構平成22年度第1回講演会 (京都大学機関リポジトリKURENAI内に掲載された講義資料)
http://hdl.handle.net/2433/128774

京都大学図書館機構平成22年度第1回講演会 「iPadが図書館を変える? ~これからの出版,教育,大学図書館~」
http://www3.kulib.kyoto-u.ac.jp/kenshu/archive/101019kouenkai/index.html

ニュージーランドの公共図書館へのブロードバンド提供プロジェクトがインターネットに関する賞を受賞

ニュージーランド政府や国立図書館等による“Aotearoa People’s Network Kaharoa (APNK)”というプロジェクトが、オーストラリア・ニュージーランドインターネットベストプラクティス賞2010(Australia and New Zealand Internet Best Practice Award 2010)の、ベストアクセスイニシアティブ部門(Best Access Initiative)で表彰されたようです。APNKは、公共図書館を利用する全ての人が、インターネット上のデジタルコンテンツにアクセスすることができるように、公共図書館に対して無料のブロードバンドのインターネットアクセス環境を提供するもので、そのネットワークはすでにニュージーランドのほぼ全域に及んでいるようです。

Best Access Initiative 2010
http://bestpracticeawards.org.au/best-access-initiative-2010

APNK wins international internet award (2010/10/20付け National Library of New Zealandのニュース)

カナダ図書館協会(CLA)が将来計画(ドラフト版)を発表

2010年10月18日、カナダ図書館協会(CLA)が将来計画(ドラフト版)“CLA Future Plan”を発表しています。将来計画では、自分たちの協会がこれまでどのような状況にあったのか、これから何をすべきか、課題に対してどのように立ち向かうべきかなど、6つの項目に分けてそれぞれ説明されています。

Proposed CLA Future Plan
http://www.clatoolbox.ca/CLAFuture/index.php/2010/10/18/proposed-cla-future-plan/

イスラエル考古庁がGoogleと共に死海文書のデジタル化公開へ

2010年10月19日、イスラエル考古庁(Israel Antiquities Authority)は、同庁設立20周年記念の一環として、死海文書のデジタル化プロジェクト“Leon Levy Dead Sea Scrolls Digital Library”を発表しました。これは、Leon Levy Foundation等の資金援助の基、GoogleイスラエルのR&Dセンターと共同で行われるとのことです。プロジェクトでは、死海文書を構成する約900の手稿資料のすべてがデジタル化され公開されるようです。

Israel Antiquities Authority, Partner with Google R&D Center in Israel (2010/10/19付け Israel Antiquities Authorityのプレスリリース)
http://www.antiquities.org.il/about_eng.asp?Modul_id=14

Dead Sea Scrolls To Be Digitized in New Project from Israel's Antiquities Authority and Google (2010/10/19付け Resource Shelfの記事)

EUにおける教育の未来について、現場教師の意見をまとめたレポートが公開される

2010年2月にスペインのセビーリャで開催された“eTwinning”の年次大会で議論された、EUにおける教育の未来に関するレポートが公開されています。eTwinningとは、学校の連携とICTの利用促進を目的に発足された、EU内の学校のネットワークコミュニティです。このレポートでは、学習という問題において教師が主たるステークホルダーであるにもかかわらず、教育や研修の将来に関する議論ではこれまであまり意見を求められなかったことを踏まえ、eTwinningの年次大会における現場教師の意見が収録されているとのことです。レポートには、今後10年から20年の間の教育の変化に関する教師の予測や、欧州における学習の未来に対する課題等が書かれているようです。

10月 19日

橋の上に図書館? 韓国で計画案が発表される

2010年10月14日のdesignboomの記事に、韓国のPlannning Koreaが発表した近未来的な橋のデザインが掲載されています。ペクナムジュンメディア橋(백남준 미디어 다리)と名付けられた流線型のこの橋は、ソウル市内を流れる漢江に架けられる計画で、全長1キロメートルを超す橋の内部には、博物館やIT関連の複合施設の他、青少年図書館の建設も計画されているようです。なお、この計画案については、10月5日から25日まで、ソウル市内のブティックモナコ美術館で公開されているとのことです。

Paik Namjune Media Bridge
http://www.buildyourbridge.org/

백남준 미디어 다리 전시 (2010/10/4付け PK.blogの記事)
http://blog.naver.com/planning00/114300229

한강에 백남준 다리 어떨까요? (2010/10/14付け 한겨레の記事)
http://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/443870.html

planning korea: paik nam june media bridge (2010/10/14付け designboomの記事)

スペインの「山口公共図書館」で、日本関係の催し物が開催中

2010年10月18日から22日まで、スペイン北東部ナバラ州のパンプローナにある「山口公共図書館」では、日本関係週間として日本関連の催し物が開催されているようです。これは山口市とパンプローナ市の姉妹都市締結30周年を記念して行われているもので、パンプローナ市の日本式庭園「山口公園」内にある「山口公共図書館」では、期間中に紙芝居が読まれるほか、日本関係の文学サークルや、日本映画の観賞会、俳句の会等が開催されるようです。

Biblioteca pública de Pamplona - Yamaguchi
http://www.bibliotecaspublicas.es/yamaguchi/index.jsp

Comienza en la biblioteca pública de Yamaguchi una semana dedicada a Japón (2010/10/18付け 20minutos.esの記事)
http://www.20minutos.es/noticia/845964/0/

Semana dedicada a Japón en la biblioteca de Yamaguchi (2010/10/19付け diariodenavarra.esの記事)

2009年の米国の図書館情報学大学院の卒業生の就職状況

Library Journal誌に、2009年の図書館情報学の大学院(LIS School)の卒業生の就職状況の調査結果が掲載されています。これは同誌が毎年実施しているもので、今回は、卒業生の38.7%にあたる1,996人から回答があったとのことです。フルタイムへの就職率が72.9%(2008年は69.8%)、初年度の平均給料は42,215ドル(2008年は41,579ドル)とやや改善が見られるものの、パートタイムや非専門職への就職も増加しているとのことです。また、卒業生の数が減少していることの理由について、不況のため卒業までに時間をかけている、入学者が減っている、学費が払えず中退している、などの説を示しています。

Europeana、Creative Commonsのパブリックドメインマーク採用を発表

2010年10月18日、欧州デジタル図書館“Europeana”は、10月11日に米国のCreative Commonsが発表したパブリックドメインマークを採用すると発表しています。

Europeana and Creative Commons Launch New Public Domain Mark (2010/10/18付け Europeanaの記事)
http://version1.europeana.eu/web/guest/news/-/blogs/europeana-and-creative-commons-launch-new-public-domain-mark

参考:
米国Creative Commons、パブリックドメインマークを発表
http://current.ndl.go.jp/node/16940

英国国立公文書館(NA)、「深く」調べるためのリサーチガイドをリニューアル

2010年10月18日、英国国立公文書館(NA)が「深く」調べるためのリサーチガイド“In-depth research guides”をリニューアルしたと発表しています。“In-depth research guides”は、ある特定の主題に関連する資料を発見する方法について、詳細な情報を必要とする研究者向けのものです。今回のリニューアルによって、見た目の仕様が変わっただけでなく、関連するテーマのガイドや、目録へのクイックリンクがつけられ、また印刷機能等が改善されたとのことです。

In-depth research guides
http://www.nationalarchives.gov.uk/records/research-guide-listing.htm

国立国会図書館サーチ、「日韓・日中・日英翻訳機能」をリリース

国立国会図書館サーチ(開発版)で、すでに提供しているNICT(情報通信研究機構)の「日本語⇔中国語」「日本語⇔英語」翻訳検索に加え、高電社による「日本語⇔韓国語」「日本語⇔中国語」「日本語⇔英語」での翻訳検索・翻訳表示が可能になりました。機能の内容は、以下の3つです。
・検索キーワードの韓国語、中国語、英語への翻訳機能
・検索結果の日本語への翻訳機能
・提供元データベース書誌詳細画面の日本語への翻訳機能

「日韓・日中・日英翻訳機能」リリースのお知らせ(2010年10月19日)
http://iss.ndl.go.jp/information/2010/10/19_release/

参考:
E1087 - 統合検索サービス「国立国会図書館サーチ」開発版が公開
http://current.ndl.go.jp/e1087

第2次世界大戦期にナチスによって略奪された美術品のデータベースが公開

2010年10月18日、第2次世界大戦期のドイツ占領下のフランスおよびベルギーにおいて、ナチスによってユダヤ人から略奪された美術品20,000点以上に関するデータベースが公開されています。このデータベースは、ニューヨークに本拠地を置く、対独ユダヤ人会議(Conference of Jewish Material Claims Against Germany)と、ワシントンD.C.の米国ホロコースト記念資料館(United States Holocaust Memorial Museum)の共同プロジェクトによるものとのことです。

Database of Art Objects at the Jeu de Paume
http://www.errproject.org/jeudepaume/

New online resource debuts for Nazi-era looted art (2010/10/18付け the State.comの記事)
http://www.thestate.com/2010/10/18/1518125/new-online-resource-debuts-for.html

経済協力機構(ECO)加盟国の国立図書館長による会議が開催

経済協力機構(Economic Cooperation Organization:ECO)の加盟国の国立図書館長らによる会議が、トルコの首都アンカラにあるトルコ国立図書館で開かれたようです。イラン国立図書館長からは、協力関係の強化のために国際図書館連盟(IFLA)に対して会議の承認を要請することや、同館が構築した共通データベースとポータルサイトの充実化を図ることなどが提案されたようです。次回の会議は2012年に行われる予定とのことです。

Heads of ECO National Libraries Meet in Ankara(Journal of Turkish Weekly 2010/10/16付けの記事)
http://www.turkishweekly.net/news/108647/heads-of-eco-national-libraries-meet-in-ankara.html

オープンアクセスウィーク2010、オンラインでのキックオフイベントで開幕

オープンアクセスの促進などをテーマに世界各地で様々なイベントが行われる「オープンアクセスウィーク」(Open Access Week)が始まるに当たり、オンラインでの公式なキックオフイベントが2010年10月18日に行われたようです。このイベントは、様々な分野の研究者がオープンアクセスの重要性について語った動画をウェブで公開するというもののようです。このほか、期間中に行われるイベントの情報が、Open Access Weekのウェブサイトに掲載されています。

Official Open Access Week Kick-off Online Event
http://www.openaccessweek.org/video/official-open-access-week-1

Open Access Week
http://www.openaccessweek.org/

EUにおけるパブリックドメインの質と量に関する2つの論文

ケンブリッジ大学エマニュエルカレッジの経済学者Rufus Pollock氏が、EUにおけるパブリックドメインの質と量に関する論文、“The Value of the EU Public Domain”と“The Size of the EU Public Domain”の2つを公開しています。これらは、Rufus Pollock氏自身も参加したRightscomによる欧州のパブリックドメインの分析調査(Public Domain in Europe Research Project)の成果を基に作成されたようです。

Papers on the Size and Value of EU Public Domain (2010/10/11付け miscellaneous factZ -- The online home of Rufus Pollockの記事)
http://rufuspollock.org/2010/10/11/papers-on-the-size-and-value-of-eu-public-domain/

"The Size of the EU Public Domain" (2010/10/17付け Digital Koansの記事)

10月 18日

Googleの検索結果と同じ画面内に図書館OPACの検索結果を表示するプラグイン

Webブラウザ用のプラグイン“WebMynd”を用いて、Googleの検索結果画面と同じ画面内に図書館OPACの検索結果を表示する方法について、シンガポール国立大学図書館のAaron Tay氏が自身のブログで紹介しています。Tay氏は、「学生はGoogleの検索結果だけで満足してしまうことが多いが、このプラグインを使用することで、Googleでの検索結果と同時に図書館OPACの情報を表示させることができる」という利点をあげています。

Adding your library catalogue results next to Google results using WebMynd(2010/10/13付けTay氏のブログの記事)
http://musingsaboutlibrarianship.blogspot.com/2010/10/adding-your-library-catalogue-results.html

Adding your library catalogue results next to Google results using WebMynd(2010/10/17付けLIS Newsの記事)

英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)、2009年の年次・会計報告書を公開

2010年10月15日、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)が、2009年の年次・会計報告書“Annual Report and Accounts 2009”を公開しています。

Annual Report and Accounts 2009 (2010/10/15付け)
http://www.cilip.org.uk/filedownloadslibrary/governance/g.%20annual%20report%20and%20accounts%202009.pdf

日々生まれるインターネットのデータ量

2010年10月11日のGOOD.isのウェブサイトに、全世界で日々生み出されているインターネットのデータ量の図が掲載されています。データリソースは、Cisco、comscore、Twitter、YouTube等で、これによると、毎秒送信されるeメールの数は290万通、1分間にYouTubeにアップロードされる動画は20時間、1日のツイートの数は5000万ツイートになるとのことです。

The World of Data We're Creating on the Internet (2010/10/11付け goodの記事)
http://www.good.is/post/the-world-of-data-we-re-creating-on-the-internet/

日本画像情報マネジメント協会、電子化文書取扱ガイドライン(簡易版 v.2.0)を公開

2010年10月13日、社団法人日本画像情報マネジメント協会(JIIMA)の法務委員会が、10月1日付けで「JIIMA電子化文書取扱ガイドライン~電子化文書の法的証拠能力の考え方に付いて~(簡易版V2.0)」を公開しています。これは、電子化文書の法的証拠能力の強化に必要な要件と方策を分かりやすくまとめたガイドラインの改訂版とのことです。

JIIMA電子化文書取扱ガイドライン~電子化文書の法的証拠能力の考え方に付いて~(簡易版V2.0)
http://www.jiima.or.jp/pdf/JIIMA_digitaldocument_guideline2010.pdf

文書情報に関連する法律など (2010/10/13付け JIIMAのニュース)
http://www.jiima.or.jp/archive/archivelaw04.html

10月 15日

オープンアクセス誌の出版状況を調査する「SOAPプロジェクト」の第1次結果

欧州委員会(EC)等の資金援助のもと実施されている、オープンアクセス(OA)誌の出版状況について調査するSOAP (Study of Open Access Publishing)プロジェクトの第1次の結果が、2010年9月14日付けで公表されています。同プロジェクトは2009年3月から2011年2月までの期間で実施され、今回結果がまとめられた第1フェイズで提供(offer)の状況が、第2フェイズで需要(demand)の状況がそれぞれまとめられ、第3フェイズでそれらを統合した結果が示されるとのことです。第1フェイズの調査では、1,809の出版社の2,838の英語のOA誌が分析対象となっており、出版点数、刊行開始年、収入源、分野、ハイブリッドオプション(非OA誌の論文をOAとするオプション)、著作権などについての分析がまとめられています。最後のディスカッションの部分では、主な結果として、次のような点があげられています。
・毎年少なくとも12万点のOAの記事が公表されている。
・この10年間では、毎年200から300の新たなOA誌が刊行されている。
・出版社ごとのOA誌の数は偏りがあり、少数の大規模出版社が大多数の雑誌や記事を出版している。大半の出版社は1誌のみの出版である。
・大規模出版社は科学・技術・医学(STM)分野での活動が特に盛んである。

ページ