アーカイブ - 2010年 10月

10月 27日

総務省、「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)の採択案件を発表

総務省は、平成22年度「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)に係る委託先候補を発表しています。以下の(1)から(7)の7つの課題にかかる10件のプロジェクトが挙げられています。
(1) 国内ファイルフォーマット(中間(交換)フォーマット)の共通化に向けた環境整備
(2) 書誌情報(MARC等)フォーマットの確立に向けた環境整備
(3) メタデータの相互運用性の確保に向けた環境整備
(4) 記事、目次等の単位で細分化されたコンテンツ配信等の実現に向けた環境整備
(5) 電子出版のアクセシビリティの確保
(6) 書店を通じた電子出版と紙の出版物のシナジー効果の発揮
(7) その他電子出版の制作・流通の促進に向けた環境整備

平成22年度「新ICT利活用サービス創出支援事業」(電子出版の環境整備)に係る委託先候補の決定(2010/10/27付け総務省の報道資料)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_01000005.html

平成22 年度「新ICT利活用サービス創出支援事業」に係る委託先候補
http://www.soumu.go.jp/main_content/000086456.pdf

東京都立中央図書館、電子書籍を体験できる企画展を開催

東京都立中央図書館は、2010年11月22日から12月22日までの期間で、電子書籍をテーマとした体験型企画展の開催するとのことです。図書館の展示室内の専用パソコンから約1,000タイトルの電子書籍を閲覧できるほか、モニターとして登録した人は、自宅等のパソコンから利用できるとのことです。また、展示室内では、iPadやKindleなどの端末の体験もできるとのことです。

都立中央図書館企画展「電子書籍を体験しよう!~新しい図書館のカタチ~」(2010/10/25付け報道発表資料)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2010/10/21kap400.htm

10月 26日

ドイツ図書館協会、図書館の現況に関するレポートを公表

ドイツ図書館協会(Deutscher Bibliotheksverband)が、ドイツ国内の図書館の現況に関するレポート“Bericht zur Lage der Bibliotheken 2010”を公表しています。2010年夏に公開された図書館統計“Deutsche Bibliotheksstatistik”2009年版の分析結果等を基に構成されているようです。

Deutschlands Bibliotheken ziehen Bilanz(ドイツ図書館協会のプレスリリース;ドイツ語)
http://www.bibliotheksverband.de/dbv/presse/presse-details/archive/2010/october/article/deutschlands-bibliotheken-ziehen-bilanz.html

Bericht zur Lage der Bibliotheken 2010(ドイツ語)
http://www.bibliotheksverband.de/fileadmin/user_upload/DBV/publikationen/Bericht_zur_Lage_der_Bibliotheken_2010.pdf

参考:
ドイツの図書館統計2009年版が公開

角川グループ、電子書籍配信の直営プラットフォームを立ち上げへ

株式会社角川グループホールディングス傘下の配信事業会社である株式会社角川コンテンツゲートが、電子書籍を中心とするデジタルコンテンツを提供販売するための直営プラットフォーム「Book☆Walker」を立ち上げると発表しています。2011年4月のプラットフォームサービス開始及び2011年7月のグランドオープンに先駆け、2010年12月よりiPad/iPhone向けアプリの提供を開始するとのことです。

角川グループが電子書籍を中心としたコンテンツ配信プラットフォーム事業に本格参入!(2010/10/26付けプレスリリース)
http://prtimes.jp/data/corp/1227/73f9801c19c454bd53f2e4ac3a80c7a1.pdf

国際学校図書館協会賞2010が発表される

2010年10月25日、国際学校図書館協会(International Association of School Librarianship:IASL)が国際学校図書館協会賞2010を発表しました。これは、毎年10月の国際学校図書館月間に併せて発表されるもので、国内外の学校図書館と学校サービスの向上に貢献したIASLの会員に対して贈られるものとのことです。2010年はクロアチアの“Mihaela Banek Zorica”博士が選ばれ、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ルーマニアの各国の学校図書館員の普及促進とともに、学校図書館員に対する研修活動にも努めたこと等が、その受賞理由として挙げられています。

IASL International Awards Programme - IASL SCHOOL LIBRARIANSHIP AWARD 2010 (2010/10/25付け IASLのニュース)
http://www.iasl-online.org/events/islm/award2010.htm

毎日新聞社、第64回読書世論調査の結果を公表

毎日新聞社、第64回読書世論調査の結果を公表

毎日新聞社が、「読書週間」に合わせて年1回行っている「読書世論調査」の結果の概要を発表しています。今回の調査が64回目とのことです。調査結果では、読書量が減っていると感じている回答者が70%に達していることや、電子書籍の利用経験者が10%にとどまることなどが示されています。

第64回読書世論調査:電子書籍に戸惑い 紙の印刷、愛着強く(その1)(毎日jp 2010/10/26付けの記事)
http://mainichi.jp/enta/book/news/20101026ddm010040004000c.html

第64回読書世論調査:電子書籍に戸惑い 紙の印刷、愛着強く(その2止)(毎日jp 2010/10/26付けの記事)
http://mainichi.jp/enta/book/news/20101026ddm010040005000c.html

第64回読書世論調査:電子書籍「読んだ」10% 50代以上「使いにくい」多数(毎日jp 2010/10/26付けの記事)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101026ddm002040079000c.html

アスキー総研とつばさ図書委員会が『子ども電子書籍調査』の結果を公表

2010年10月22日、アスキー総合研究所とつばさ図書委員会が、『子ども電子書籍調査』の結果を公表しています。調査対象は、9月12日に東京学芸大学で開催された「2010 青少年のための科学の祭典 東京大会」のつばさ図書委員会の展示に来場した親子で、回答数は子ども265人、大人(親)126人とのことです。結果によると、電子書籍を利用したことがあると回答した子どもが12.8%であったのに対して、子どもが電子書籍を利用している/利用したことがあると回答した親は1.2%と、親の想像と子どもの実態に差が生じているとのことです。また、9割以上の子どもが電子書籍は面白いと回答しており、紙よりも電子書籍で読みたいと答えた比率が最も高かったのが、学習用途ではないマンガであったのに対し、絵本と新聞は、電子書籍よりも紙媒体で読みたいという回答の方が多かったようです。

『子ども電子書籍調査』結果のお知らせ (2010/10/22付け アスキー総合研究所・つばさ図書委員会の連名のニュースリリース)
http://asciimw.jp/info/release/pdf/20101022.pdf

電子書籍に対する親子の認識にズレ――アスキー総研調査 (2010/10/25付け ITmedia +D PC Userの記事)

記録管理学会が中間書庫のあり方に関する研究会報告書を公開

2010年8月20日付けで、記録管理学会が『社会基盤としての中間書庫のあり方に関する研究会報告書』を公開しています。報告書には、公文書管理法及び各報告書における中間書庫の概要、米国・カナダ・ドイツ・フランスといった外国や国内の地方自治体の中間書庫制度の現状、国立公文書館・内閣府公文書管理課におけるヒアリング調査、そして、それらを踏まえた中間書庫に関する課題の整理と提言がまとめられています。

社会基盤としての中間書庫のあり方に関する研究会報告書
http://wwwsoc.nii.ac.jp/rmsj/katsudo/kenkyukai/chukanshokosg_report.pdf

記録管理学会のホームページ
http://wwwsoc.nii.ac.jp/rmsj/

10月 25日

情報処理推進機構、欧州におけるクラウドコンピューティングのセキュリティに関する文書を翻訳公開

2010年10月25日、独立行政法人情報処理推進機構は、欧州ネットワーク情報セキュリティ庁(European Network and Information Security Agency;ENISA)が2009年11月に発行したクラウドコンピューティングのセキュリティに関するガイドライン「クラウドコンピューティング:情報セキュリティ確保のためのフレームワーク」と「クラウドコンピューティング:情報セキュリティに関わる利点、リスクおよび推奨事項」の2件の文書の翻訳版を公開しました。

欧州ENISAのクラウドのセキュリティに関するガイドラインの翻訳 (2010/10/25付け 独立行政法人情報処理推進機構のウェブサイト)
http://www.ipa.go.jp/security/publications/enisa/index.html

プレス発表 欧州ENISAのクラウドコンピューティングのセキュリティに関するガイドラインの翻訳を公開 (2010/10/25付け 独立行政法人情報処理推進機構のプレスリリース)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20101025_2.html

European Network and Information Security Agency(ENISA)

欧州委員会保健・消費者保護総局、EUの医療情報に関するwiki(ベータ版)を公開

欧州委員会(EC)の保健・消費者保護総局が、EUの医療情報を提供するツールとして、“Health in Europe: Information and Data Interface;Heidi”というwikiのウェブサイト(ベータ版)を公開しています。

Heidi wiki (beta version)
https://webgate.ec.europa.eu/sanco/heidi/index.php/Main_Page

EC launches HEIDI health wiki (2010/10/20 ehi Europeの記事)
http://www.ehealtheurope.net/news/6336/ec_launches_heidi_health_wiki

国際子ども図書館、「子どもの読書活動推進支援計画2010」を発表

2010年10月15日、国立国会図書館国際子ども図書館は、2010年度(平成22年度)から2014年度(平成26年度)までの5年間を計画期間とした、「国立国会図書館国際子ども図書館 子どもの読書活動推進支援計画2010」を発表しています。

2010年10月25日 「子どもの読書活動推進支援計画2010」を策定しました(付・プレスリリース) (2010/10/25付け 国立国会図書館のニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190163_1531.html

国際電気通信連合(ITU)、情報社会の状況を調査したレポートの2010年版を公開

国際電気通信連合(International Telecommunication Union;ITU)が、世界159か国におけるICTの状況を調査したレポート“Measuring the Information Society 2010”を公開しています。またレポートには世界規模でのデジタル・ディバイドに関する調査結果も収録されています。

Measuring Information Society 2010 (2010/10/21 UN Pulseの記事)
http://unhq-appspub-01.un.org/lib/dhlrefweblog.nsf/dx/21102010010439PMUNRN2G.htm

New Report Includes Look at the Digital Divide Worldwide: Measuring Information Society 2010 (2010/10/22付け Resource Shelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/61451

参考:
ITU、「ICT発展指標」を発表-2007年のランキングで日本は世界12位
http://current.ndl.go.jp/node/12097

Amazon、Kindleにユーザー間での貸出機能を追加へ

Amazon社が、電子書籍リーダーKindle関連の2つの機能追加を発表しています。1つは、Kindleアプリでも新聞や雑誌などの閲覧を可能にするというもので、数週間以内に導入する予定のようです。もう1つは、Kindleユーザーが自身の電子書籍コンテンツを、KindleあるいはKindleアプリを使っている他のユーザーに14日間貸出することができる機能で、2010年内に導入予定とのことです。

米Amazon、Kindleに友人への"書籍レンタル"機能を搭載へ(マイコミジャーナル 2010/10/25付けの記事)
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/10/25/003/

Kindleに電子書籍を人に貸せる機能、年内導入(ITmedia News 2010/10/25付けの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/25/news025.html

Coming Soon for Kindle(Amazon.com)
http://www.amazon.com/tag/kindle/forum/ref=cm_cd_tfp_ef_tft_tp?_encoding=UTF8&cdThread=Tx1G2UIO9PJO50V

参考:

【イベント】国立国会図書館、国際シンポジウム「本を読むという文化―デジタル時代における展開‐創造性とアクセスを育む手段としての著作権‐」を開催(12月)

国立国会図書館は、2010年12月1日・2日に、国際図書館連盟(IFLA)、世界複写権機構(IFRRO)、世界知的所有権機関(WIPO)、国際出版連合(IPA)、日本複写権センター、学術著作権協会、日本書籍出版協会の協力のもとに、国際シンポジウム「本を読むという文化―デジタル時代における展開‐創造性とアクセスを育む手段としての著作権‐」を開催します。デジタル時代における読むという文化、従来型にとどまらない著作物への斬新なアクセス方法、創造性を育みアクセスを促進するための著作物の保護と利用のバランス等について議論します。1日目に長尾真国立国会図書館長、2日目に小説家リービ英雄氏(法政大学国際文化学部教授)の基調講演を予定しています。

国民読書年記念国際シンポジウム「本を読むという文化―デジタル時代における展開‐創造性とアクセスを育む手段としての著作権‐」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/sympo1201.html

国民読書年記念式典が旧東京音楽学校奏楽堂で開催

文字・活字文化推進機構と国民読書年推進会議が主催する「国民読書年記念式典」が、2010年10月23日に旧東京音楽学校奏楽堂で開催されたようです。コンサートや朗読が行われたほか、国民読書年宣言が採択されたとのことです。

国民読書年:記念式典 300人が参加し東京で開かれる(毎日jp 2010/10/23付けの記事)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101024k0000m040014000c.html

国民読書年式典でアピール 「読書文化は必要不可欠」(47NEWS 2010/10/23付けの記事)
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102301000514.html

10月 22日

英国クイーンズ大学ベルファストの大学図書館が英国王立公認鑑定士協会の建築賞を受賞

英国王立公認鑑定士協会(Royal Institution of Chartered Surveyors)が発表する建築賞“RICS Awards 2010”に、英国クイーンズ大学ベルファストのマクレイ図書館(McClay Library)が“Sustainability”部門で表彰されたようです。RICS Awardsは建築や自然環境に関する“オスカー賞”とも称されるものとのことで、今回450件を超える建築プロジェクトの応募があったようです。クイーン大学ベルファストの図書館は、2,000の閲覧席、150万冊の蔵書を有し、1日1万人が利用しているとのことです。

Queen's University
http://www.qub.ac.uk/directorates/InformationServices/TheLibrary/

Sustainability Award winner - New Library, Queen's University, Belfast (2010/10/15付け RICSのプレスリリース)
http://www.rics.org/site/scripts/documents_info.aspx?documentID=1101&pageNumber=11

リポジトリ“HathiTrust”に収録されている資料の著作権状態の調査

米国の大学等による共同リポジトリ事業“HathiTrust”における著作権調査作業が、Library Journal誌の記事で紹介されています。HathiTrustには30以上の研究図書館等からおよそ700万点のデジタル資料が収録されています。米国の著作権法では、1923年より前の出版物はパブリックドメインとなっていますが、それに加えて、1923年から1963年の間の出版物で著作権の更新がなされていないものもパブリックドメインとなります。HathiTrustに収録している1923年から1963年の間の出版物について、ミシガン大学図書館が著作権状態を調べるプロジェクトを実施しており、これまでに95,000点の図書について調査し、そのうち52,000点がパブリックドメインであることが判明したとのことです。

HathiTrust's Copyright Detectives (2010/10/21付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/887388-264/hathitrusts_copyright_detectives.html.csp

米国学校図書館員協会、2010年の学校図書館全国調査の結果を公表

米国図書館協会(ALA)傘下の米国学校図書館員協会(AASL)が、2007年から実施している学校図書館の全国調査“School Libraries Count!”の結果を公表しています。2010年は、デジタル形式のコンテンツとリソースをテーマにした調査も行われており、その結果もレポートにまとめられています。5,191館から回答を得たとのことで、2009年の調査に比べて平均開館時間が短くなっていることや、72%の図書館が紙媒体の資料からデジタルコンテンツへの移行をほとんど行っていない等の結果が示されています。

School librarians valuable resource as digital content expands(ALAのニュースリリース)
http://ala.org/ala/newspresscenter/news/pr.cfm?id=5424

School Libraries Count!
http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/aasl/researchandstatistics/slcsurvey/2010/slc2010extra.cfm

School Libraries Count!

国立国会図書館、「第12回図書館総合展」で展示やフォーラムなどを実施

国立国会図書館は、11月24日(水)から26日(金)まで横浜で開催される「第12回図書館総合展」に参加します。展示ブースでは、「クローズアップNDL」をテーマに国立国会図書館のサービスを紹介します。また、特別展示として、「国際子ども図書館 10年のあゆみとこれから」を行います。ポスターセッションでは、カレントアウェアネス・ポータルとレファレンス協同データベース事業を取り上げます。また、25日(木)と26日(金)には「MLA(博物館・図書館・文書館)のデジタルアーカイブ連携-世界、そして日本」をテーマにフォーラムを開催します。

第12回図書館総合展に参加します(2010/10/19付け国立国会図書館のニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190136_1531.html

図書館総合展(株式会社カルチャー・ジャパンのサイトの情報)
http://www.j-c-c.co.jp/library/

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、Web2.0のデジタル情報の保存に向けた資料を公開

2010年10月21日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ政府の記録管理とアーカイブ機能における、Web2.0の利用とその影響をまとめた資料を公開しています。公開された資料は、“Web 2.0 and Recordkeeping: context and principles”、“Re-examining the Foundations of Information Management in a Web 2.0 World”、“Impacts of Web 2.0 on Information Models: Life Cycle and Continuums”、“Managing Business Value in Web 2.0 Environments”の4つです。これら資料の公開は、デジタル情報の保存方法に関する議論をスタートさせることが目的のようで、カナダ政府機関の職員等に対して資料への意見を求めています。

Digital Initiatives at LAC
http://collectionscanada.gc.ca/digital-initiatives/012018-3400-e.html

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