アーカイブ - 2010年 10月 22日

英国クイーンズ大学ベルファストの大学図書館が英国王立公認鑑定士協会の建築賞を受賞

英国王立公認鑑定士協会(Royal Institution of Chartered Surveyors)が発表する建築賞“RICS Awards 2010”に、英国クイーンズ大学ベルファストのマクレイ図書館(McClay Library)が“Sustainability”部門で表彰されたようです。RICS Awardsは建築や自然環境に関する“オスカー賞”とも称されるものとのことで、今回450件を超える建築プロジェクトの応募があったようです。クイーン大学ベルファストの図書館は、2,000の閲覧席、150万冊の蔵書を有し、1日1万人が利用しているとのことです。

Queen's University
http://www.qub.ac.uk/directorates/InformationServices/TheLibrary/

Sustainability Award winner - New Library, Queen's University, Belfast (2010/10/15付け RICSのプレスリリース)
http://www.rics.org/site/scripts/documents_info.aspx?documentID=1101&pageNumber=11

リポジトリ“HathiTrust”に収録されている資料の著作権状態の調査

米国の大学等による共同リポジトリ事業“HathiTrust”における著作権調査作業が、Library Journal誌の記事で紹介されています。HathiTrustには30以上の研究図書館等からおよそ700万点のデジタル資料が収録されています。米国の著作権法では、1923年より前の出版物はパブリックドメインとなっていますが、それに加えて、1923年から1963年の間の出版物で著作権の更新がなされていないものもパブリックドメインとなります。HathiTrustに収録している1923年から1963年の間の出版物について、ミシガン大学図書館が著作権状態を調べるプロジェクトを実施しており、これまでに95,000点の図書について調査し、そのうち52,000点がパブリックドメインであることが判明したとのことです。

HathiTrust's Copyright Detectives (2010/10/21付けLibrary Journalの記事)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/887388-264/hathitrusts_copyright_detectives.html.csp

米国学校図書館員協会、2010年の学校図書館全国調査の結果を公表

米国図書館協会(ALA)傘下の米国学校図書館員協会(AASL)が、2007年から実施している学校図書館の全国調査“School Libraries Count!”の結果を公表しています。2010年は、デジタル形式のコンテンツとリソースをテーマにした調査も行われており、その結果もレポートにまとめられています。5,191館から回答を得たとのことで、2009年の調査に比べて平均開館時間が短くなっていることや、72%の図書館が紙媒体の資料からデジタルコンテンツへの移行をほとんど行っていない等の結果が示されています。

School librarians valuable resource as digital content expands(ALAのニュースリリース)
http://ala.org/ala/newspresscenter/news/pr.cfm?id=5424

School Libraries Count!
http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/aasl/researchandstatistics/slcsurvey/2010/slc2010extra.cfm

School Libraries Count!

国立国会図書館、「第12回図書館総合展」で展示やフォーラムなどを実施

国立国会図書館は、11月24日(水)から26日(金)まで横浜で開催される「第12回図書館総合展」に参加します。展示ブースでは、「クローズアップNDL」をテーマに国立国会図書館のサービスを紹介します。また、特別展示として、「国際子ども図書館 10年のあゆみとこれから」を行います。ポスターセッションでは、カレントアウェアネス・ポータルとレファレンス協同データベース事業を取り上げます。また、25日(木)と26日(金)には「MLA(博物館・図書館・文書館)のデジタルアーカイブ連携-世界、そして日本」をテーマにフォーラムを開催します。

第12回図書館総合展に参加します(2010/10/19付け国立国会図書館のニュース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190136_1531.html

図書館総合展(株式会社カルチャー・ジャパンのサイトの情報)
http://www.j-c-c.co.jp/library/

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、Web2.0のデジタル情報の保存に向けた資料を公開

2010年10月21日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)は、カナダ政府の記録管理とアーカイブ機能における、Web2.0の利用とその影響をまとめた資料を公開しています。公開された資料は、“Web 2.0 and Recordkeeping: context and principles”、“Re-examining the Foundations of Information Management in a Web 2.0 World”、“Impacts of Web 2.0 on Information Models: Life Cycle and Continuums”、“Managing Business Value in Web 2.0 Environments”の4つです。これら資料の公開は、デジタル情報の保存方法に関する議論をスタートさせることが目的のようで、カナダ政府機関の職員等に対して資料への意見を求めています。

Digital Initiatives at LAC
http://collectionscanada.gc.ca/digital-initiatives/012018-3400-e.html

英国出版社協会、図書館による電子書籍の貸出に関するガイドラインを発表

2010年10月21日、英国の出版社協会(the Publishers Association)が、英国の図書館・情報専門家協会(CILIP)のカンファレンスの場で、図書館による電子書籍の貸出に関するガイドラインを発表しました。ガイドラインでは、(1) 図書館の資料購入費がカバーするのは、ある一定期間にある個人に対して一つの資料を貸し出す権利である。(2) 図書館による電子書籍貸出は図書館および敷地内に限定し、利用者が図書館から電子書籍を借りるためには、図書館まで来る必要があるようにする。(3) しっかりとした地理的空間に基づく利用者区分が図書館の全てのサービスにとっては必要であり、利用者がその地域に住んでいるかどうかの確認と、地域外からの利用者に応じるための一時利用の規定を設けるようにする。(4) 利用者がダウンロードした電子書籍は一定の貸出期間(例えば2週間)が過ぎると読めなくなる、以上の4点が書かれているようです。

PA sets out restrictions on library e-book lending (2010/10/21付け The Bookseller.comの記事)

ロンドン図書館コンソーシアムの2つの図書館、蔵書管理を一元化

英国のロンドン図書館コンソーシアム(London Libraries Consortium)の2つの図書館、エンフィールド図書館(Enfield Library)とハヴァリング図書館(Havering Library)が、蔵書管理を共有することになったようです。共通の蔵書管理者を置き、収集、評価、廃棄などを一元的に管理するとのことです。これにより年間約35,000ポンドの節約になると見込まれており、コンソーシアムの他の図書館での共有も検討されるようです。

London Libraries Consortium introduces shared stock management and acquisitions(Library Technology Guides 2010/10/16付けの記事)
http://www.librarytechnology.org/ltg-displaytext.pl?RC=15126