アーカイブ - 2010年 10月 21日

マサチューセッツ工科大学図書館、オープンアクセスポリシーの施行から1年で登録記事は2,000件に

マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館が、2009年春に採択されたオープンアクセスポリシーを同年秋に施行してから1年を経て、リポジトリのオープンアクセス雑誌コレクションに登録された学術記事の数が1,900件に達したと発表しています。2009年に刊行されたMITの構成員による記事のうち3分の1が、同コレクションに登録されたとのことです。また、これまでにダウンロードされた件数は63,000件とのことです。

In The Open: MIT Faculty Open Access Policy(MIT図書館のニュースリリース)
http://news-libraries.mit.edu/blog/open-faculty-access/4014/

In the open: Hundreds of scholarly articles are now freely available online thanks to MIT's landmark Open Access policy(MITのニュースリリース)
http://web.mit.edu/newsoffice/2010/open-access-1020.html

参考:
マサチューセッツ工科大学、オープンアクセスポリシー採択から1年

ポッドキャストを利用した図書館サービス(記事紹介)

2010年10月20日のTimes Higher Educationに、英国のブライトン大学のメディア研究者Tara Brabazon氏による“The end of ‘shhhhh’ in the library”という記事が掲載されています。記事では、主に大学での事例を紹介しつつ、ポッドキャストが、図書館員とリスナー(利用者)の間をつなぐソーシャルな役割を担うものとして、資料紹介のツールとして、また、情報リテラシー教育のプログラムを配信するものとして等の10の観点から、図書館サービスにとってのポッドキャストの有用性を紹介しています。

Tara Brabazon: The end of ‘shhhhh’ in the library (2010/10/20付け Times Higer Educationの記事)
http://www.timeshighereducation.co.uk/story.asp?sectioncode=26&storycode=413927&c=2

川崎市のプロサッカーチーム、読書推進活動の一環で紙芝居を作製

川崎市のプロサッカーチーム「川崎フロンターレ」が、2009年に引き続き川崎市教育委員会と協同で「川崎フロンターレと本を読もう!」と題する読書推進活動を、2010年10月31日からの読書週間に合わせて実施すると発表しています。2010年度の活動では、チームのマスコットである「ふろん太」を主人公にしたオリジナル紙芝居を作製し、市内の図書館に寄贈する予定で、読書の楽しさや図書館の利用方法などを伝える内容になっているとのことです。2010年10月20日に行われた紙芝居の完成発表会の場では、選手が読み聞かせを行ったようです。

「川崎フロンターレと本を読もう!」事業実施のお知らせ(川崎フロンターレのニュースリリース)
http://www.frontale.co.jp/info/2010/1018_14.html

J1川崎が紙芝居で地域貢献 中村選手が園児に読み聞かせ(MSN産経ニュース 2010/10/20付けの記事)
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/101020/kng1010202258007-n1.htm

フロンターレが紙芝居作製、中村選手を読み手に保育園で初披露/川崎(カナロコ 2010/10/21付けの記事)

『カレントアウェアネス-E』181号発行

E1110 - 米国の大学図書館におけるマンガの所蔵状況<文献紹介>

 本稿で紹介するペンシルバニア州立大学図書館のマスチカ(Glenn Masuchika)らの論文は米国の大学図書館における,英語訳された日本のマンガの所蔵状況調査を試みたものである。...

E1109 - 電子情報保存に関する国際会議(iPRES2010とIIPC)<報告>

 2010年9月20日から22日の3日間にわたり,第7回電子情報保存に関する国際学術会議(7th International Conference on Preservation of Digital Objects:iPRES2010)がオーストリアのウィーン工科大学及びオーストリア国立図書館で開催された。今年の企画・運営は,前述の2機関及びオーストリアコンピュータ協会が共同で担当した。各国から電子情報の保存に関わる実務者及び研究者約290名が集まり,国立国会図書館(NDL)からは筆者を含め2名が参加した。...

E1108 - デジタル時代における子どもの読書の実態(米国)

 児童向けの出版・教育などを手掛ける米国のScholastic社が,2010年9月に,楽しみとしての読書に関する調査報告書“2010 Kids & Family Reading Report”を公表した。同様の調査は過去にも2回行われており,今回は2008年以来2年ぶりとなる。調査では全米の6歳から17歳までの子どもとその親が対象になっており,1,045組(2,090人)から回答が得られたという。報告書には,調査結果が「デジタル時代の読書」「読書の価値」「親の役割と選択の力」という3つのパートに分けてまとめられている。...

E1107 - ゲームの保存における課題を探るプロジェクトの報告書(米国)

 コンピュータゲームとインタラクティブ・フィクション(テキストによるゲーム)の保存における課題等を調査するプロジェクト「バーチャル世界の保存」(Preserving Virtual Worlds;CA1719参照)の最終報告書が,2010年9月20日に公表された。同プロジェクトは,イリノイ大学アーバナシャンペーン校等の5つの大学と,オンライン上の仮想世界“Second Life”を運営するリンデンラボ社の計6者により,米国議会図書館(LC)が実施している「全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム」(NDIIPP;CA1502参照)の事業の一環として,2008年から2010年にかけて実施されたものである。...

E1106 - 英国学校図書館協会による学校図書館員賞2010

 2010年10月4日,英国の学校図書館協会(School Library Association:SLA)は,優れた功績を収めた学校図書館員を表彰する「学校図書館員賞2010」(School Librarian of the Year Award 2010)の受賞者を発表した。選ばれたのは,英国のストックポートにあるオファートン校のシーハン(Kevin Sheehan)氏とエジンバラのスチュワーツメルビルカレッジのライト(Duncan Wright)氏である。なお,2004年から毎年表彰されているこの賞に,同時に2人が選ばれたのは今回が初とのことである。...

E1105 - ハーバード大学図書館長,「全米デジタル図書館」を語る

2010年10月1日,米国のハーバード大学で,「全米デジタル図書館」(National Digital Library)創設の可能性について話し合う非公式のカンファレンスが開催された。日本では特にフランス革命期の社会史家として知られている,ハーバード大学図書館長ダーントン(Robert Darnton)氏は,その開会にあたり,全米デジタル図書館の意義について講演を行った。以下は,New York Review of Booksのウェブサイトに掲載されている,ダーントン氏の講演内容である。...

コーネル大学がHathiTrustに参加、参加機関数が35に

米国のコーネル大学が、米国の大学等による共同リポジトリ事業“HathiTrust”に参加するとのことです。2011年3月までに、30万点のデジタル資料がHathiTrustに預けられるとのことです。コーネル大学の参加により、HathiTrustの参加機関数は35となりました。

Cornell University Library Joins HathiTrust(2010/10/20付けコーネル大学図書館のプレスリリース)
http://news.library.cornell.edu/news/101020/hathitrust

HathiTrust
http://www.hathitrust.org/

インターネットの普及でデジタル・ディバイドの解消を目指す“Get online week 2010”(英国)

英国では、2010年10月18日から24日まで、“Get online week 2010”が行われています。“UK online centres”が中心となって行われているこのイベントは、デジタル・ディバイドを解消するため、まだPCやインターネットを利用したことのない人に対してインターネットへの接続を促そうというものです。英国の博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)はこのイベントに関連し、地域住民にとって身近な図書館がこの取組みに参加するように呼び掛けています。イベントでは、図書館のPCで利用者が“Get online week”のウェブサイトにアクセスし、そのウェブサイトにある“Splash and grab”というオンラインゲームを通じて、PCの基本的な操作を学ぶようです。またイベントはそれだけでなく、そのゲームに登録することで、利用者が無料のメールアカウントを取得でき、PCやインターネットの基本を学べる“My guide”というウェブサイトにも自動的に登録されるという、その後のインターネットの利用への橋渡しにもなっているようです。なお、BBCもこのイベントに関連して、“First Click”というキャンペーンを行っているようです。

Get online week
http://www.getonlineweek.com

My guide