アーカイブ - 2010年 10月 13日

米国議会図書館、全米ブックフェスティバルの記録を公開

米国議会図書館(LC)が、2010年9月25日に開催された第10回全米ブックフェスティバルの講演記録や写真等をウェブ上で公開しています。

2010 National Book Festival Sights and Sounds(LCのニュースリリース)
http://blogs.loc.gov/loc/2010/10/2010-national-book-festival-sights-and-sounds/

国立情報学研究所、大規模コンソーシアムを形成するための協定を締結

国立情報学研究所(NII)が、国立大学図書館の電子ジャーナル・コンソーシアムである「JANUL」と公私立大学図書館のコンソーシアム「PULC」の連携を強化し、新たな組織の立ち上げに向けて、国公私立大学図書館と協定を締結すると発表しています。また、締結内容には機関リポジトリの構築促進や総合目録データベースの強化なども含まれているとのことです。

世界有数の大規模コンソーシアムの誕生へ ―電子ジャーナルの安定的な確保と提供に向けて―(NIIのニュースリリース)
http://www.nii.ac.jp/news/2010/1013/

英国研究会議(RCUK)、研究が英国の将来の発展に果たす役割について論じたレポートを刊行

2010年10月13日、英国研究会議(RCUK)が“Research for our Future: UK business success through public investment in research”というレポートを刊行しました。これは、英国における研究への公的資金投入の事例や英国の今後の発展にとって研究に対する援助がなぜ必要なのかを論じたもので、さらに、レポートには、英国経済と研究活動との連携に関するケーススタディも収録されています。レポートでは、研究に対する公的資金投入の継続は、英国のビジネス・産業界の成功にとって欠かせないものであること、基礎的な知識のブレークスルーによって、大規模かつ息の長い生産力の進歩を得ることにつながる、等が指摘されているようです。

Research for our Future: UK business success through public investment in research
http://www.rcuk.ac.uk/aboutrcuk/publications/corporate/researchforourfuture.htm

1876年以前の米国の図書館に関するデータベース“ALB1876: American Libraries before 1876”

2004年に米国プリンストン大学の“the Davies roject”によって公開された、1876年以前の米国の図書館に関するデータベース“ALB1876: American Libraries before 1876”に、現在、9800館を超すデータが登録されているようです。このデータベースは、もともとノースカロライナ大学のHaynes McMullen名誉教授がカードとして記録していたもので、現在そのデジタル化を進めているものです。データベースは、図書館名、図書館のタイプ、州、市もしくは町、設立年等の14の項目で検索可能です。

ALB1876: American Libraries before 1876
http://www.princeton.edu/~davpro/databases/index.html

ボランティアによる航海記録の解読を基に、過去の気候状態の解明を目指す“Old Weather”プロジェクト

2010年10月12日、オクスフォード大学や英国情報システム合同委員会(JISC)、“International Atmospheric Circulation Reconstructions over the Earth”等が、“Old Weather”というプロジェクトを発表しました。これは、第一次世界大戦期の英国海軍の航海記録をもとに、当時の気候状況を探るものです。ただ、航海記録が手書き史料で機械での判読が困難であるため、プロジェクトでは、航海記録を解読とデータ作成を行うボランティアの参加を広く求めているようです。参加したボランティアは、1905年から1929年までの280艦の記録を解読し、その航行ルートをOld Weatherのウェブサイト内に記録するようです。そして、作成されたデータをもとに気候学者や歴史研究者が研究を行うとのことです。このプロジェクトについて、JISCのプロジェクトマネージャーの“Alastair Dunning”氏は、「複雑な科学の問題の解明は、これまで大学キャンパス内の研究所に限られていた。しかし、Old Weatherのようなウェブサイトを使えば、一般の人も気候変動の背後にある原因を実証するデータを明らかにするという重要な役割を担うことができる。