アーカイブ - 2009年 8月

8月 10日

Googleニュース記事検索サービス、記事数がスタート時の4倍に

Google社が2008年9月から開始した新聞記事検索サービス“News Archive Search”で検索できる記事数が、サービス開始時から4倍に増えたということです。提携先も増加しており、カナダで最も歴史ある新聞“Halifax Gazette”紙、フィリピンの“Manilla Standard”紙、タイの“The Nation”などの記事が新たに検索できるようになっています。

Extra! Extra! Updates from our growing newspaper archives
- Google News Blog 2009/8/3付けの記事
http://googlenewsblog.blogspot.com/2009/08/extra-extra-updates-from-our-growing.html

Thomson Reuters社、1999年から2009年までの論文の被引用回数の多い20機関を発表

トムソン・ロイター(Thomson Reuters)社は、1999年1月から2009年4月までの期間で、同社が定めた22の分野を対象に論文の被引用回数の多かった上位20機関を発表しています。1位はハーバード大学で、95,921の論文で合計2,597,786回引用され、9つの分野でトップとなったようです。日本の機関では東京大学が11位となっています。

The Most-Cited Institutions Overall, 1999-2009
http://sciencewatch.com/inter/ins/09/09Top20Overall/

OCLC、WorldCatLocalのユーザビリティに関する研究結果の要約を公開

OCLCは、ALA年次大会用に準備されたWorldCatLocalのユーザビリティに関する研究結果の要約をウェブサイト上で公開しています。この要約は、協力関係にある大学図書館、公共図書館との協同で行なわれた調査のいくつかの重要な結果を取りまとめたもののようです。

WorldCat Local usability studies - summary of findings(WorldCat Blog)
http://worldcat.org/blogs/archives/2009/08/worldcat-local-usability-studi.htm

NDL、「ネット配信」報道記事に関する声明をウェブサイトに掲載

国立国会図書館(NDL)は、2009年8月6日付け日本経済新聞朝刊に掲載された「国会図書館の本 有料ネット配信」という記事に関して、内容に事実と異なるところがあるとして、8月7日付けで同館ウェブサイトに声明を掲載しています。

平成21年8月6日付け日本経済新聞の記事について(2009年8月7日)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/1187666_1393.html

国会図書館の本、有料ネット配信 400万冊対象、11年にも -- NIKKEI NET(新聞紙版の記事よりも短いもの)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090806AT1C0500805082009.html

8月 7日

ユネスコ、2009年の国際識字賞受賞者を発表

ユネスコが2009年の国際識字賞の受賞者を発表しました。1989年に韓国政府が設立した世宗王識字賞(The King Sejong Literacy Prizes)を2件が受賞、2005年に中国政府が設立した孔子識字賞(The Confucius Prize)を3件が受賞しています。受賞したプロジェクトは、地方の低カースト層の女性のみによる新聞の発行・販売プロジェクト、ブルキナファソのリテラシー向上プログラムなどとなっています。受賞者には賞金2万ドルが贈られます。

UNESCO Literacy Prize winners for 2009 are announced
http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=46200&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

デジタルリポジトリ連合、“Beyond Institutional Repositories”他の日本語訳を公開

フランスの国立情報処理・自動化研究所(INRIA)のロマリー氏とドイツのマックスプランク協会のアームブラスター氏による論文“Beyond Institutional Repositories”(「機関リポジトリを超えて」)の日本語訳が、デジタルリポジトリ連合のウェブサイトで公開されています。この論文に対する論稿、“Beyond Romary & Armbruster on Institutional Repositories”(「機関リポジトリに関するロマリーとアームブラスターを超えて」)の日本語訳も同時に掲載されています。

“Beyond Institutional Repositories”(「機関リポジトリを超えて」)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?plugin=attach&refer=Foreign%20Documents&openfile=SSRN-id1425692_jp.pdf

“Beyond Romary & Armbruster on Institutional Repositories”(「機関リポジトリに関するロマリーとアームブラスターを超えて」)

電子書籍市場、標準的なフォーマットの必要性

“PC World”の2009年8月5日付け記事で、Amazon.com社の電子書籍が同社の電子書籍リーダー“Kindle”でしか利用できない状況や、市場には標準的な電子書籍フォーマットが必要とされていることが述べられています。

As eBook Readers Heat Up, Standardization Will Be Critical(PC World 2009/8/5付けの記事)
http://www.pcworld.com/businesscenter/article/169675/as_ebook_readers_heat_up_standardization_will_be_critical.html

オハイオ州立大学中央図書館、改修工事を経て再開館

米国のオハイオ州立大学トンプソン図書館が、11年の構想と27か月の改修工事を経て再開館しています。地元紙の「コロンブス・ディスパッチ(Columbus Dispatch)」によると、座席数は860席から1,791席に増やされ、建物は16層から成り、125万点の資料を収蔵し、特別コレクションの一部の展示も行なっているとのことです。各キャンパスの特別コレクションを同館に集めて、展示あるいは研究用に提供する計画もあるそうです。

OSU's main library reopens today after three-year, $109 million renovation(Columbus Dispatch 2009/8/3付けの記事)
http://dispatch.com/live/content/local_news/stories/2009/08/03/OSU_library.ART_ART_08-03-09_A1_5NEL3IU.html

8月 6日

NDL、9月にジャンヌネー前フランス国立図書館長による講演会を開催

前フランス国立図書館長で『Googleとの闘い - 文化の多様性を守るために』などの著作のあるジャン-ノエル・ジャンヌネー氏による講演会が、国立国会図書館(NDL)で開催されます。日程は、東京本館が2009年9月15日、関西館が9月17日です。東京本館では、講演後にジャンヌネー氏と長尾NDL館長との対談が予定されています。

ジャンヌネー前フランス国立図書館長による講演と対談 「インターネットと文化:チャンスか危機か」
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/jnjlecture.html

伝説の無法者、ビリー・ザ・キッドの直筆の手紙、ニューメキシコ州の図書館で公開中

米国の西部開拓時代の伝説的な無法者、ビリー・ザ・キッドが投獄中、恩赦を求めて知事に送った手紙が、ニューメキシコ州サンタフェにあるFray Angelico Chavez歴史図書館で公開されています。所蔵機関を転々としてきたこの手紙が公開されるのは、数十年ぶりだということです。知事はビリー・ザ・キッドと面会したものの、恩赦は実現せず、手紙のやり取りから2、3か月後、ビリー・ザ・キッドは脱走中のところ射殺されました。

New Mexico library has Billy the Kid letters
- AP 2009/8/5配信記事
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5jNhc8Fvd_GmRPBqe_ogruIzS4GAwD99SLAI80

ALAワシントンオフィス、図書館の経済効果の示し方に関する手引きを発表

米国図書館協会(ALA)ワシントンオフィスは、図書館の経済効果の示し方に関する手引き“A Note on Resources about Jobs and the Economy”を公表しています。この文書の目的は、米国再生・再投資法(ARRA)の適用による資金提供を受けるために必要となる、図書館サービスが経済の中で重要であることの示し方を手引きすることだそうです。

ALA Washington Office releases guidance on demonstrating libraries’ economic impact in BTOP applications(ALAワシントンオフィスのプレスリリース)
http://www.wo.ala.org/districtdispatch/?p=3471

A Note on Resources about Jobs and the Economy: Assistance for the Library Community in Their Applications to the Broadband Technology Opportunities Program (BTOP)

NDL、資料収集の方針をホームページで公開

国立国会図書館(NDL)はこのほど、ホームページ内に新たに蔵書構築のページを設け、資料収集の基礎となる「資料収集方針書」などを公開しました。

蔵書構築 資料収集の方針について
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/collection.html

ALAなど5団体が“Catcher in the Rye”続編の出版差し止めに関して裁判所に意見を提出

J.D.サリンジャー氏の小説“Catcher in the Rye”の続編と銘打たれたスウェーデン人作家による作品“60 Years Later: Coming Through the Rye”について、サリンジャー氏側が求めていた出版差し止め請求が2009年7月にニューヨーク地裁で認められましたが、それに関して、米国図書館協会(ALA)などの5つの団体が、8月3日付けで、法廷助言者(amicus curiae)としての意見書を提出しています。内容は、言論・出版の自由の観点から、控訴裁判所に対し、地裁の判断を見直すよう求めるというものです。

ALA, groups supporting First Amendment rights file amicus brief in Salinger case
http://www.wo.ala.org/districtdispatch/?p=3467

ALAの評議会、“Intergeneration Day”を奨励

米国図書館協会(ALA)の評議会は、2009年10月4日からの“Intergeneration Day”の活動を奨励すると発表しています。“Intergeneration Day”は、コミュニケーション・催事・教育を通して世代間のつながりを持たせることを目的としており、2009年は、情報時代において重要な役割を担い、さまざまな世代をサービス対象としている「図書館」に焦点が当てられているようです。

ALA Council resolution promotes Oct. 4, 2009 as Intergeneration Day(ALAのプレスリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/august2009/intergeneration_council.cfm

図書館員のためのテクノロジー関連のオープンコース50(英語)

bestcollegesonline.comというサイトのブログで、テクノロジーに関心のある図書館員向けのオープンコース(英語)として、以下の9つのテーマで計50件が紹介されています。

・オープンソース(Open Source)
・情報と研究(Information & Research)
・利用者との関わり(Engagement)
・技術(Technology)
・本とライティング(Books & Writing)
・法律(Law)
・教育(Education)
・コミュニケーション(Communication)
・運営(Operations)

50 Excellent Open Courses for Techie Librarians
http://www.bestcollegesonline.com/blog/2009/06/19/50-excellent-open-courses-for-techie-librarians/

50 Excellent Open Courses for Techie Librarians(2009年8月5日付けiLibrarianの記事)

裁判所の歴史公文書を国立公文書館に移管へ

裁判所の保管する歴史公文書を、内閣府を経て国立公文書館に移管することについて、2009年8月5日に申合せが締結されたとのことです。裁判所の保管する(1)判決書等の裁判文書、(2)司法行政に係る重要な政策等裁判所の運営上の重要事項に係る司法行政文書について、保存期間を満了したものの移管を開始する、とのことです。

司法府から国立公文書館への公文書移管の申合せを締結 -- 国立公文書館
http://www.archives.go.jp/news/090805_01.html

「雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム」の設立総会が開催される

2009年8月5日に「雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム」の設立総会が開催されました。雑誌コンテンツ配信のポータルサイトや著作権処理などに関して2年間の実証実験を行い、2011年度の事業化を目指すとのことです。コンソーシアムには、出版社に加えIT関連企業、印刷会社、広告会社なども参加しているとのことです。

雑誌デジタル化の可能性探る、日本雑誌協会がコンソーシアム設立 -- INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090805_307291.html

雑誌のネット配信、推進団体設立 共同サイト立ち上げへ -- asahi.com
http://www.asahi.com/business/update/0805/TKY200908050236.html

ルイビル公共図書館、洪水で1万冊以上の資料に被害(米国)

米国ケンタッキー州のルイビル公共図書館(Louisville Free Public Library)の中央図書館は、2009年8月4日(現地時間)の暴風雨により発生した洪水で1万冊以上の資料が被害を受けたようです。開館の目途はたっておらず、ウェブサイトにも接続できない模様です。

Louisville (KY) Free Public Library Hit by Flash Flood; Damage at Least One Million Dollars(LISNews 2009/8/4付けの記事)
http://lisnews.org/louisville_ky_free_public_library_hit_flash_flood_damage_least_one_million_dollars

8月 5日

図書館・博物館・テレビ・ラジオの協同プロジェクトの成果報告(米)

IMLS(博物館・図書館サービス機構)と米国の公共放送協会であるCPBは、2005年から2006年にかけて、コミュニティにおける図書館・博物館・公共テレビ・ラジオ放送の協同プロジェクトに対する資金提供を行いました。このほどこの資金提供の対象となったプロジェクトの成果が報告書“Partnership for a National of Lerners: Joining Forces, Creating Value”としてまとめられました。このような連携は、小児喘息、ドラッグ、アルコール異存、英語リテラシーといったコミュニティの問題に対し、効果があることが示唆されています。

Partnership for a National of Lerners: Joining Forces, Creating Value
http://www.imls.gov/pdf/PNLReport.pdf

『カレントアウェアネス-E』155号発行

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