米国のNPO・EDUCAUSEは、「クラウドコンピューティングについて知っておくべき7つの事柄(7 Things You Should Know About Cloud Computing)」という文書を発表しています。クラウドコンピューティングとは何か?、その将来は?、高等教育への影響は?など7つの項目に分けて、高等教育やITサービスと関連させながらクラウドコンピューティングの説明がされています。
OPEN ACCESS NEWSのサイトで、人文・社会科学の学術雑誌の発行コストは自然科学(STM)分野の学術雑誌の発行コストよりも高い、という調査報告についての記事が紹介されています。人文・社会科学分野の論文は分量が長く、また採用率も低いことが原因としてあげられています。著者支払い型モデルやオープンアクセスについても言及されています。調査報告はNational Humanities Allianceのウェブサイトで公開予定とのことです。
ALA TechSourceのブログに、“The Digital Divide Inside the Library”と題する記事が掲載されています。図書館業務がますますIT化する状況での、技術系職員(techie)と司書職職員(librarian)との関係についてのもので、司書職職員が技術を身に付ける必要があるのはもちろんであるが、その反対に、技術系職員も利用者に接することで得られるものがあるのではないか、また、技術に詳しい人はそうでない人を軽視しがちであるが、利用者に良いサービスを提供するという目標は同じであり、図書館組織の多くの視点から物事をみるということが必要ではないか、としています。著者は両方の経験がある人のようです。