アーカイブ - 2009年 8月

8月 20日

「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の必要性に関する民間アンケートの結果

週刊エコノミストとNTTレゾナントはこのほど協同で、文化庁が設立を検討している「国立メディア芸術総合センター(仮称)」について、その必要性を問うアンケートを実施しました。その結果によると、「無駄遣いである」という回答が8割近くを占め、「価値ある文化発信拠点だ」との回答約10%を大幅に上回ったということです。

第11回[ネットで聞きました] 「アニメの殿堂」は必要?」
http://research.goo.ne.jp/database/data/001045/

参考:
文化庁、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の事業内容、施設内容等のアイディアを募集
http://current.ndl.go.jp/node/13551

米SPARC、情報提供で大学のオープンアクセス拡大を後押し

2008年、ハーバード大学文理学部が初めて研究成果のオープンアクセス化を決定して以来、米国では同様の取組を検討する大学が出てきています。2009年6月には、公立大学として初めて、カンザス大学がオープンアクセス方針を採択しました。こうした動きを後押しするため、米SPARCは、オープンアクセス化を検討する際に役立つ資料や情報、ガイダンスを集めたウェブページを開設しています。

Campus Open Access Policies
http://www.arl.org/sparc/advocacy/campus/

After University of Kansas Approves Open Access, SPARC Pushes for More
- Library Journal 2009/8/13付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6676597.html?nid=3285

INTERPOL、世界中の盗品に関するデータベースを作成・公開

国際刑事警察機構(INTERPOL)はこのほど、盗難に遭った芸術作品の違法な取引を減らすことなどを目的に、世界中の盗品に関するデータベースを作成し、公開しました。事前の申請・登録が必要ではあるものの、このデータベースは警察関係者以外でも利用可能となっています。

INTERPOLのメディアリリース
http://www.interpol.int/Public/ICPO/PressReleases/PR2009/PR200978.asp

W3C、SKOSを勧告化

World Wide Web Consortium(W3C)はこのほど、概念スキーマの基本的構造を表現するモデルSKOS(Simple Knowledge Organisation System)をW3C勧告として公開しました。

SKOS Simple Knowledge Organization System Reference
W3C Recommendation 18 August 2009
http://www.w3.org/TR/2009/REC-skos-reference-20090818/

W3C,分類体系用のモデル化言語「SKOS」を勧告化
- ITpro 2009/8/20付けの記事
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090820/335755/

NDL、10月にアレクサンドリア図書館長の講演会を開催

国立国会図書館(NDL)が、2009年10月2日に東京本館で、アレクサンドリア図書館長イスマイル・セラゲルディン氏の講演会を行います。講演後には、セラゲルディン氏と長尾NDL館長との対談が予定されています。

パピルスからPDFへ:よみがえるアレクサンドリア図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/bibalex.html

WorldCat、図書館検索が可能に

WorldCatで図書館を名称や住所、郵便番号で検索することが可能になっています。検索した図書館の位置はGoogle Mapで確認することができるようです。

New Search for a Library feature provides location, maps & visibility
http://worldcat.org/blogs/archives/2009/08/new-search-for-a-library-featu.htm

Search for a library
http://www.worldcat.org/libraries

ケンブリッジ大学出版部、学術的価値が継続している図書館資料を再出版

ケンブリッジ大学出版部が、同大学の図書館の蔵書から学術的価値が継続している図書をデジタル化し再出版するプロジェクト“Cambridge Library Collection”を行っています。ダーウィンの著作やシェークスピアの研究書など、1780年代後半から1900年台前半までの著作権の保護期間が満了している絶版の図書の中から、研究者や学生らの関心の高いものを選び出して、オンデマンド方式で世界中の読者に販売するようです。

Books of enduring scholarly value(Cambridge University Libraryのニュースリリース)
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/index.php?c=#news124

8月 19日

Wikipediaの英語版記事数、300万件を突破

Wikipediaの英語版の記事が2009年8月17日に300万件を突破したそうです。ドイツ語版の記事数も100万件近くなっており、全ての言語版をあわせた記事数は1370万件とのことです。

3,000,000
http://blog.wikimedia.org/2009/08/17/3000000/

Wikipedia blows past 3 million English articles
http://features.csmonitor.com/innovation/2009/08/17/wikipedia-blows-past-3-million-english-articles/

インド・ムンバイにデジタル図書館が開館

下記の記事で、インド・ムンバイに開館したデジタル図書館の様子が紹介されています。CD/DVD、インターネットなどの電子資料だけでなく、通常の紙資料も所蔵しており、誰でも無料で利用できるとのことです。

Mumbai gets its First Digital Library
http://www.techtree.com/India/News/Mumbai_gets_its_First_Digital_Library/551-105631-547.html

NDL、PORTAの携帯端末用サイトを試験公開

国立国会図書館(NDL)が、デジタルアーカイブポータル「PORTA」の携帯端末用サイトを試験的に公開しています。携帯電話やPDAから、PORTAのメタデータ(書誌情報)検索機能が利用できるとのことです。ただし、リンク先のコンテンツが携帯端末に対応していない場合があるとのことです。

PORTA携帯端末用サイトを試験公開しました
http://porta.ndl.go.jp/service/SER_Information_DetailRSS.jsp?news_id=47

ポルタ携帯端末用サイト
http://porta.ndl.go.jp/mobile/mobile.html

『カレントアウェアネス-E』156号発行

E966 - NDL,資料収集の方針を公表

国立国会図書館(NDL)はこの度,同館のウェブサイトに蔵書構築のページを新たに設け,資料収集の方針を示す文書である「資料収集の指針」及び「資料収集方針書」を公表した。このページではこれらの文書のほか,資料収集の手段や,東京本館・関西館・国際子ども図書館における所蔵資料の分散配置等の概要についても簡単に紹介している。…

E965 - 英国の公共図書館における日本のマンガ<文献紹介>

日本の「マンガ」(manga)は今や日本が誇るべき文化の1つと見なされており,その多くが世界中で人気を博している。英国でもマンガは若者を中心に受け入れられているが,このほど,英国の図書館情報専門家協会(CILIP)が発行している雑誌“Public Library Journal”の最新号に,英国の公共図書館へのマンガの取り入れ方について紹介する記事“Turning Japanese”が掲載された。著者はロンドンにあるエドモントン・グリーン図書館で,ティーン向けのサービスを担当する司書として働いているイムリー(Matthew Imrie)氏である。記事は,蔵書構築時の注意点,ディスプレイの仕方,対象年齢による取扱い上の注意点,図書館でのマンガ関連イベントの開催,といったことを中心に取り上げ,実践的な提案を行っている。また,“Shonen”“Shojo”“Moe”など,マンガの用語を簡潔に説明した用語集も付いている。…

E964 - デジタル資源提供機関の運営を持続させるために必要なこととは

2009年7月に,非営利組織Ithakaによる報告書「デジタル資源を持続させること(Sustaining Digital Resources)」が公表された。これは,英国情報システム合同委員会(JISC)等の資金援助により,デジタル資源を提供している機関の運営の持続可能性について調査・分析を行ったもので,2008年の報告書「オンライン学術資源の持続可能性と収益モデル」に続くものである。…

E963 - スイスの統合検索ツール“SwissBib”構築プロジェクトの状況

スイスでは,“SwissBib”という大学図書館と国立図書館の新たな統合検索ツールを構築するプロジェクトが,2008年から2011年までの4年間の予定で行われている。SwissBibのウェブサイトによると,プロジェクトの2008年の主要な目標であったソフトウェアの調達は実現され,要求に完璧に応えたソフトウェアを手に入れたという。プロジェクトの責任者であるウィーグナー氏(Tobias Viegener)は,“Research information”誌の2009年8-9月号に掲載された「スイスは次世代のメタカタログを構築する」(Switzerland builds next-generation metacatalogue)という記事の中で,スイス国内の図書館事情から派生する問題およびそれに対応するためのソフトウェアの調達などのプロジェクトの現況について記している。以下はその内容をまとめたものである。…

BnF、Googleとデジタル化に関する協定を締結か

フランスのLa Tribune紙は2009年8月18日付けの記事で、フランス国立図書館(BnF)が資料のデジタル化事業でGoogleと提携する可能性があると報じています。同紙によると、両者の交渉が数か月のうちに合意に達する見込みとのことです。この報道に対して、BnFは2009年8月18日付けで、Googleとの協定にサインしたわけではないということを明確にしてほしいとのコメントを同館ウェブサイト上に掲載しています。

La BNF pourrait confier à Google la numérisation de son fonds(La Tribune.fr 2009/8/18付けの速報記事)
http://www.latribune.fr/depeches/reuters/la-bnf-pourrait-confier-a-google-la-numerisation-de-son-fonds.html

Google en négociation avec la Bibliothèque nationale de France(La Tribune.fr 2009/8/18付けの記事)

E962 - オンライン健康情報の利用状況と情報の質向上への取組み(米国)

米国の調査機関Pew Internet Research & American Life Projectが2009年6月に公表した報告書“The Social Life of Health Information”によると,米国の成人の61%はオンラインでの健康情報の探索を行っているという。…

E961 - 一般市民による資料デジタル化プロジェクトの可能性(英国)

図書館や博物館,大学といった組織が主体となって実施する従来の大規模デジタル化プロジェクトに対し,一般市民が参加する資料デジタル化の可能性を探る試みが注目を集めている。オックスフォード大学は2008年,英国情報システム合同委員会(JISC)の資金援助の下,帝国戦争博物館,英国国立公文書館が所蔵する,第一次世界大戦に従軍した詩人に関する資料をデジタル化するプロジェクト“First World War Poetry Digital Archive”をスタートさせたが,この追加プロジェクトとして,“Great War Archive”(GWA)という,一般市民による第一次世界大戦の関連資料デジタル化の取組が行われた。…

音声資料を“Europeana”に登録するプロジェクト“EuropeanaConnect”

欧州の音声資料を欧州デジタル図書館“Europeana”に登録するプロジェクト“EuropeanaConnect”が、EU14か国の協同で行われています。100,000件のコンテンツは、モバイル機器向けにも提供される予定です。コーディネータとなっているのはオーストリア国立図書館です。

'EuropeanaConnect' opens door to Europe's sound collections(Research Information 2009/8/18付けの記事)
http://www.researchinformation.info/news/news_story.php?news_id=520

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