アーカイブ - 2009年 8月

8月 26日

文化庁、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の基本計画(案)を公表

文化庁はこのほど、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の基本計画(案)を公表しました。今後はこれを基に「国立メディア芸術総合センター(仮称)設立準備委員会」で議論を進め、修正を加えた後、正式な基本計画が発表されるということです。

「国立メディア芸術総合センター(仮称) 基本計画(案)」
http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/kondankaitou/media_art/06/pdf/6-doc02.pdf

メディア芸術の国際的な拠点の整備について
(「国立メディア芸術総合センター(仮称)」構想について)
http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2009/mediageijutsu_090514.html

文化庁、「国立メディア芸術総合センター」の基本構想をまとめる
- CNET Japan 2009/8/25付けの記事
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20398810,00.htm

参考:
「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の必要性に関する民間アンケートの結果
http://current.ndl.go.jp/node/14080

8月 25日

NLM、“Rapid Research Notes” Archiveを開始

米国国立医学図書館(NLM)の生物工学情報センター(NCBI)は、“Rapid Research Notes” Archiveという新しいプロジェクトを開始したことを発表しました。Rapid Research Notesは、迅速な科学コミュニケーションができるよう設計されたオンライン・フォーラムで共有されている研究成果をアーカイブし、永続アクセスを可能にするサービスです。Rapid Research Notesのようなサービスに対するニーズは、H1N1型インフルエンザの流行に伴い高まっており、今回の実現となりました。Rapid Research Notesの最初のコレクションは、先日スタートした“PLoS Current”です。

NLMのニュースリリース
http://www.nlm.nih.gov/news/rrn_archive_launch.html

“Rapid Research Notes”
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/rrn/

インターネット大手3社等、Googleブック検索和解案の抗議グループに参加(ニュースソース集)

Googleブック検索の和解案に抗議するグループに、Microsoft社やAmazon.com社、Yahoo!社のほか、複数の図書館協会が加わるとするニュースが、複数のメディアによって取り上げられています。

Microsoft, Yahoo and Amazon band together to oppose Google Books settlement
- Los Angeles Times 2009/8/20付けの記事
http://latimesblogs.latimes.com/technology/2009/08/google-books-microsoft-yahoo-amazon.html

Tech giants unite against Google
- BBC News 2009/8/21付けの記事
http://news.bbc.co.uk/2/hi/technology/8200624.stm

Google Rivals Will Oppose Book Settlement
- New York Times 2009/8/21付けの記事

ドイツ政府、Googleブック検索に関し裁判所に意見書を提出か

欧州でのGoogleブック検索をめぐる動向についてのニューヨークタイムズ(ウェブ版)の記事中で、ドイツ政府が、Googleブック検索の和解案をめぐって、反対する内容の意見書を裁判所に提出する予定であると報じられています。

Europe Divided on Google Book Deal
http://www.nytimes.com/2009/08/24/technology/internet/24iht-books.html

人気漫画『タンタン』シリーズの一冊がNYブルックリン図書館で閲覧制限(米国)

ニューヨーク公共図書館(NYPL)のブルックリン図書館で、ベルギーの漫画家エルジェの人気漫画『タンタン』シリーズの『タンタンのコンゴ探検(Tintin au Congo)』の閲覧が制限されていることが、ニューヨークタイムズのウェブサイトで報じられています。2007年に内容に人種差別的な表現があるとの理由で利用者から異議申し立てがあり、閲覧に申込みが必要な扱いとなっているとのことです。利用者からの要望書と、それに対する図書館の回答文書の画像がウェブに掲載されています。

A Library’s Approach to Books That Offend
http://cityroom.blogs.nytimes.com/2009/08/19/a-librarys-approach-to-books-that-offend/?hp

How Brooklyn Public Library Has Responded to Book Challenges(13ページが要望書、14ページが回答文書)
http://documents.nytimes.com/how-brooklyn-public-library-has-responded-to-book-challenges#p=13

シアトル公共図書館、経費削減のため1週間の休館

米国のシアトル公共図書館は、市内のすべての図書館で、経費削減を目的とした1週間の休館を実施すると発表しています。8月31日から9月7日までの1週間、利用者サービスを休止することで、655,000ドルの節約になるとのことです。また、休館中は700人の職員に対して給料は支払われないようです。

Closure Due to Budget Cuts
http://www.spl.org/default.asp?pageID=info_visit_holidays_budgetcuts

Budget gap to shut down Seattle libraries for a week
http://blog.seattlepi.com/thebigblog/archives/177246.asp

Portico、シドニー工科大学図書館と提携

米国の電子ジャーナルアーカイビング事業であるPorticoが、オーストラリアのシドニー工科大学図書館と提携を結んだと発表しています。“Sydney Journal”や“African Journal of Information & Communication Technology”など、同大学の11の電子ジャーナルコレクションを保存・提供するとのことです。

Portico Announces Digital Preservation Agreement with University of Technology Sydney Library(Porticoのニュースリリース)
http://www.portico.org/news/081809.html

NDL、近代デジタルライブラリーに画像を追加

国立国会図書館(NDL)は2009年8月25日(火)、近代デジタルライブラリーで提供している画像データに、明治時代と大正時代に刊行された図書約7,800冊(約6,800タイトル)の画像を追加しました。これにより、近代デジタルライブラリーで提供する図書が15万冊を超えました。

近代デジタルライブラリーに画像を追加します
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/1187710_1393.html

プレスリリース
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/__icsFiles/afieldfile/2009/08/21/pr20090820.pdf

NII、「社会イノベーションを誘発する情報システムに関する国際ワークショップ」を開催(9月30日)

国立情報学研究所(NII)が主催する「社会イノベーションを誘発する情報システムに関する国際ワークショップ(ISSI国際ワークショップ)」が2009年9月30日に開催されます。コンプライアンス、プライバシー、IT リスクマネジメント、情報セキュリティに関わる安全・安心の問題を議論することを目的とし、内外の研究者による講演・パネルディスカッション等が行われるとのことです。

社会イノベーションを誘発する情報システムに関する国際ワークショップ
http://www.nii.ac.jp/issi/

8月 24日

米国での教科書電子化の取組み

米国カリフォルニア州では、財政難への対応として、学校の教科書の電子化への取組みが行われており、この度、高校の数学と科学の電子教科書についての審査が行われ、16点のうち10点が合格したとのことです。使用するかどうかは学校の判断とのことです。また、同じ記事で、ヴァージニア州での電子教科書の取組みも紹介されており、内容の改定がしやすいこと、費用が安いことなどが利点として言及されています。

California offers free digital textbooks to schools
http://www.gcn.com/Articles/2009/08/18/Free-digital-textbook-initiative.aspx

PLoS、迅速な情報共有のための実験的ウェブサイトを開設

PLoS(Public Library of Science)は2009年8月20日、研究成果を迅速に共有するための実験的ウェブサイト“PLoS Currents”を開設し、その最初の研究テーマを「新型インフルエンザ」にすると発表しています。同サイトは、新型インフルエンザ関連のオンラインの情報資源をオープンアクセスで迅速に提供し、データや分析結果、アイデアなどについて情報交換や議論を行うことを目的としているとのことです。

A new website for the rapid sharing of influenza research(PLoSブログ 2009/8/20付けの記事)
http://www.plos.org/cms/node/480

PLoS Currents: Influenza
http://www.ploscurrents.org/influenza

大学図書館員に求められるものが変化しているという記事(英国)

英国の新聞Guardianのウェブサイトに、大学図書館員に求められるものが変化しているという内容の記事が掲載されています。「本が好き」なだけでは十分ではなく、新しいテクノロジーや顧客サービスを積極的に身に付けることが重要になっているとしています。電子ジャーナル等の契約における交渉力、利用者(学生)との積極的な交流、新しいアイデアへの柔軟性、などが大事であるといった意見も紹介されています。

Academic libraries are undergoing a quiet revolution
http://www.guardian.co.uk/education/2009/aug/18/university-librarians-recruitment

オランダのクラウス王子基金、2008年の大地震で被害を受けた中国四川省の図書館を支援

オランダのクラウス王子基金(The Prince Claus Fund)の文化財緊急事態対策基金(CER)が、2008年5月の大地震で被害を受けた中国四川省の北川(Beichuan)図書館に対し、12万ユーロの支援を行うことが報じられています。2009年9月から新たな建物の建設が開始予定とのことです。

Devastated Chinese library receives international funds
http://www.researchinformation.info/news/news_story.php?news_id=522

参考:
IFLA-PAC各地域センターの動向(「PAC NEWS」IPN No.32 2004年5月より)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/data_ipn32.html

長崎大学リポジトリでガラパゴス諸島調査のフィールドノートを「電子出版」

長崎大学学術研究成果リポジトリ(NAOSITE)で、長崎大学環境科学部名誉教授の伊藤秀三氏による、1970年代のガラパゴス諸島の植生調査のフィールドノートが2009年6月から公開されています。これまでに論文として公表されていない部分を英語でまとめたもので、ここのみで公開される「電子出版」とのことです。

リポジトリで電子出版!ガラパゴスフィールドノート(2009/6/25付け ぶらりらいぶらり:長崎大学図書館ブログの記事)
http://nulib.blog7.fc2.com/blog-entry-77.html

Field notes of Galápagos Vegetation Studies in 1970 and 1978
http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/handle/10069/21987

8月 21日

ドイツ語小説の年間大賞、ノミネート作品のリストが公開

ドイツの出版社と書店の協会“Börsenverein des Deutschen Buchhandels”が選ぶドイツ語小説の年間大賞にノミネートされた20作品のリストが公開されています。さらなる審査を経て6作品ほどに絞られた後、2009年10月頃に大賞が決定するようです。

Judges nominate 20 novels for the German Book Prize 2009
http://www.deutscher-buchpreis.de/de/296797?meldungs_id=333862

German Book Prize Longlist 2009
http://www.deutscher-buchpreis.de/de/333854

G.W.ブッシュ前大統領図書館、建設に向けてのハードルをクリア

G.W.ブッシュ前大統領図書館は、夫人で元ライブラリアンのローラ・ブッシュ氏の出身校である南メソジスト大学に建設が目指されています。しかし、建設予定地近くの敷地の所有権を巡って、南メソジスト大学と以前の所有者が争っていました。このほど両者の間にようやく和解が成立し、ブッシュ基金が今後これらの土地を管理することとなり、大統領図書館建設が実現に向けて一歩前進したということです。

Bush Library clears hurdle
http://media.www.smudailycampus.com/media/storage/paper949/news/2009/08/19/News/Bush-Library.Clears.Hurdle-3755257.shtml#4

岡山県立図書館、来館者数・貸出冊数で4年連続全国1位

日本図書館協会(JLA)の調査で、岡山県立図書館の2008年度の来館者数および貸出冊数が全国の都道府県立図書館の中で1位であったと報じられています。来館者数の2位は大阪府立図書館、貸出冊数の2位は大分県立図書館とのことです。

入館者数・個人貸出冊数4年連続で1位 県立図書館 新刊充実がカギ(岡山日日新聞 2009/8/21付けの記事)
http://www.okanichi.co.jp/20090821125543.html

来館者数4年連続全国1位(47NEWS 2009/8/21付けの記事)
http://www.47news.jp/localnews/okayama/2009/08/post_20090821090351.html

インターネット大手3社と複数の図書館協会、Googleブック検索和解案の抗議グループに参加

米国のレバック(Gary Reback)弁護士が主導するGoogleブック検索の和解案に抗議するグループに、Microsoft社やAmazon.com社、Yahoo!社、複数の図書館協会が加わると報じられています。グループの共同設立者であるInternet Archiveの責任者ブラントリー(Peter Brantley)氏が語ったもので、Microsoft社およびYahoo社はこの内容を認めていますが、Amazon.com社やReback氏はコメントを控えているようです。図書館協会等では、専門図書館協会(SLA)、ニューヨーク州立図書館協会、米国ジャーナリスト著作者協会がこのグループに加わる予定とのことです。

Tech's Bigs Put Google's Books Deal In Crosshairs(Wall Street Journal 2009/8/21付けの記事)
http://online.wsj.com/article/SB125080725309147713.html

総務省、「インターネット検索エンジンの現状と市場規模等」に関する調査結果を公表

総務省が、「インターネット検索エンジンの現状と市場規模等」に関する調査結果を公表しました。プレスリリースによると、下記が結果のポイントとして挙げられています。

・インターネット上で検索できる情報量は、ブロードバンドの普及、動画及び音声ファイル(有料動画及び会員制サイトを除く。)の増加により2009年1月までの5年間に6倍に増加。

・2008年度の検索エンジンの月間延べ利用者数の伸び(2002年1,646万人→2008年4,775万人)は、インターネット利用者数の伸びを上回る勢い。

・2008年度のPC向け検索連動型広告市場は1,245億円。2010年には現在のラジオ広告市場と並ぶ1,524億円市場への成長が見込まれる。

(プレスリリースより抜粋)

総務省のプレスリリース
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/17828.html

オランダ王立図書館、日蘭貿易400年記念展示を開催

オランダ王立図書館、日蘭貿易400年記念展示を開催

オランダ王立図書館(KB)は、日本との貿易が始まってから400年となることを記念して、ハーグの国立公文書館と協同で展示を行うと発表しています。最も注目を集めそうなのが、1609年7月に徳川家康がオランダに与えたという「朱印状」で、デジタル化された画像は同館ウェブサイトでも見ることができるようです。

Opening expositie Van hier tot Tokio ? 400 jaar handel met Japan(オランダ王立図書館のニュースリリース)
http://www.kb.nl/nieuws/2009/vanhiertottokio.html

展示品のデジタル画像
http://www.deverdiepingvannederland.nl/images/japan/index.html

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