アーカイブ - 2009年 8月 5日

図書館・博物館・テレビ・ラジオの協同プロジェクトの成果報告(米)

IMLS(博物館・図書館サービス機構)と米国の公共放送協会であるCPBは、2005年から2006年にかけて、コミュニティにおける図書館・博物館・公共テレビ・ラジオ放送の協同プロジェクトに対する資金提供を行いました。このほどこの資金提供の対象となったプロジェクトの成果が報告書“Partnership for a National of Lerners: Joining Forces, Creating Value”としてまとめられました。このような連携は、小児喘息、ドラッグ、アルコール異存、英語リテラシーといったコミュニティの問題に対し、効果があることが示唆されています。

Partnership for a National of Lerners: Joining Forces, Creating Value
http://www.imls.gov/pdf/PNLReport.pdf

『カレントアウェアネス-E』155号発行

E960 - BL新聞デジタル化プロジェクトでのOCRの正確性評価<文献紹介>

本論文は,英国図書館(BL)で実施された,英国の19世紀の新聞をデジタル化するプロジェクト(CA1577,E710参照)における光学式文字認識 (OCR)の正確性を評価したものである。BLのプロジェクトでは,48タイトルの新聞から約200万ページがデジタル化され,テキスト検索が可能となっ た。著者らは,BLと英国情報システム合同委員会(JISC)の委託を受け,その約1%をサンプルとして用い,このプロジェクトでのOCRの正確性等を分 析した。…

E959 - 開発者が語る “Koha”の10年<文献紹介>

“Koha”(CA1529,CA1605,CA1629参照)は世界初のオープンソースによる図書館システムである。2000年にニュージーランドのホロフェヌア図書館トラスト(Horowhenua Library Trust:HLT)が最初に導入して以来,現在ではこのソフトウェアを利用する図書館が世界中に広がっている(北米42機関,アジア42機関,ヨーロッパ44機関など)。このほどcode{4}lib誌に,Koha開発の経緯をまとめ,誕生から10年を総括する記事が掲載された。著者はKohaの開発に携わった関係者3名である。...

E958 - 「図書のメタデータのワークフローの能率化」白書の概要紹介

2009年6月30日,米国情報標準化機構(NISO)とOCLCは,「図書のメタデータのワークフローの能率化」(Streamlining Book Metadata Workflow)と題する白書を公表した。この白書は,2009年3月18日から19日にかけて行なわれたOCLC主催の図書のメタデータを議題としたシンポジウムフォローアップとして位置づけられている。...

「未来の図書館員のためのブログ」ベスト100(英語)

“Learn-gasm Educating & Exciting”というブログで、未来の図書館員のためのブログベスト100と題し、下記の8分野で合計100のブログ(英語)が紹介されています。

・技術と教育(Technology and Education)
・学校・学術図書館(School and Academic Librarians)
・図書館問題とアドヴォカシー(Library Issues and Advocacy)
・研究とレファレンス(Research and Reference)
・イノベーションと情報(Innovation and Information)
・読書と文学(Reading and Literature Blogs)
・メディアとコミュニケーション(Media and Communication)
・プロフェッショナル(Professional Blogs)

100 Best Blogs for Librarians of the Future
http://www.bachelorsdegreeonline.com/blog/2009/100-best-blogs-for-librarians-of-the-future/

E957 - 大学・研究図書館の将来を考えるキャンペーン(英)

英国情報システム合同委員会(JISC)が展開してきた,大学・研究図書館の課題や将来像について議論するキャンペーン“Libraries of the Future”が,このほど終了した。情報のデジタル化・オンライン化が急速に進み,書籍を保管する物理的な場所としての図書館の役割が学生や研究者のニーズと合わなくなりつつあるなか,図書館が学習,教育,研究を支援する方法を再考することを目的に,有識者によるディベートや講演が2009年4月まで約1年間にわたって催され,活発な議論が交わされた。...

スミソニアン協会、新たなウェブ・ニューメディア戦略の暫定版を公開

米国のスミソニアン協会(Smithsonian Institution)が、ウェブ・ニューメディア戦略(Web and new media strategy)の暫定版を公開しています。デジタル体験(Digital Experience)のアップデート、学習モデルのアップデート、組織内での自治とコントロールのバランス、が重要テーマとしてあげられています。

Smithsonian Web and New Media Strategy
http://smithsonian-webstrategy.wikispaces.com/Strategy+--+Table+of+Contents

英国の公共図書館における日本のマンガ

英国の図書館情報専門家協会(CILIP)が発行する雑誌“Public Library Journal”の最新号に、英国の公共図書館の蔵書構築に日本のマンガを加えること、図書館でマンガに関連するイベントを企画すること等について考察した記事が掲載されています。図書館でのマンガ関連イベントの様子を撮影した写真が掲載されており、参加者がコスプレなどを楽しむ様子が伝わってきます。

Imrie, Matthew. Public Library Journal. Spring 2009, Vol. 24 No.1.
http://www.cilip.org.uk/specialinterestgroups/bysubject/plj/24/24-1/plj24-1-imrie.htm

E956 - クラウド技術を用いた永続アクセスに関する実験が開始(米)

非営利組織“DuraSpace”と米国議会図書館全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP;CA1502,E525参照)は2009年7月,DuraSpaceがNDIIPPの支援の下で開発に取り組んでいる,クラウド技術を用いた文化機関(大学や図書館など)のデジタルコンテンツへの永続的アクセス保証サービス“DuraCloud”の試験プログラムに取り組むことを発表した。このプログラムの実施期間は2009年9月からの1年間で,ニューヨーク公共図書館とBiodiversity Heritage(生物多様性遺産)図書館が参加する。なお,DuraSpaceは,オープンソースのリポジトリソフトウェアの2大供給者,Fedora CommonsとDSpace Foundationが2009年5月に合併して誕生した組織である。…

E955 - 2009年のALA年次大会が開催される

2009年7月9日から15日にかけて,2009年の米国図書館協会(ALA)年次大会がシカゴで開催された。経済危機による図書館の苦境が多く報じられる折であったが,2008年の大会(E816参照)を3割近く上回る28,941名が参加した。Library Journal誌での紹介記事を基に,今年の大会の主なイベントを紹介する。…