アーカイブ - 2009年 7月

7月 8日

E943 - 携帯電話向け図書館サービスのニーズ調査(英)

英国のケンブリッジ大学図書館では,Arcadiaファンドの資金提供のもと,デジタル時代の研究図書館の役割について探求するArcadiaプログラ ムが進行中である。この一環として,携帯電話や携帯情報端末によって移動しながらでも利用できる図書館サービス“m-libraries”の可能性を探る ことを目的に,ケンブリッジ大学及びオープン大学(Open University;遠隔教育を中心とする英国唯一の大学)の学生を対象としたニーズ調査が実施され,このほどその報告が公表された。...

文化庁、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の事業内容、施設内容等のアイディアを募集

文化庁が、「国立メディア芸術総合センター(仮称)」に関するアイディアを募集しています。募集するのは、下記の4点に関するアイディアです。

A. センターで行う事業内容について
B. センターの施設内容・規模等について
C. センターの管理運営について
D. その他全般に係る事項について

〆切りは2009年7月13日の17時までとなっています。

国立メディア芸術総合センター(仮称)についてアイディアを募集します。
http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2009/mediageijutsu_iken_boshu.html

参考:
国立メディア芸術総合センター(仮称)設立準備委員会(第1回)が開催へ
http://current.ndl.go.jp/node/13458

NISOとOCLC、「図書のメタデータのワークフローの能率化」と題する白書を公表

米国情報標準化機構(NISO)とOCLCは、「図書のメタデータのワークフローの能率化」(Streamlining Book Metadata Workflow)と題する白書を公表しました。白書は、2009年3月18日から19日にかけて行なわれた出版社と図書館員のシンポジウムの追跡調査として作成されており、メタデータの作成、変換、利用の現況についての分析が行なわれています。

Streamlining Book Metadata Workflow(NISOのプレスリリース)
http://www.niso.org/news/pr/view?item_key=9fa87f971eff9055ae67983b742d755cd44019ea

Streamlining Book Metadata Workflow(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/200940.htm

White Papers - National Information Standards Organization(白書全文のダウンロード先)
http://www.niso.org/publications/white_papers/StreamlineBookMetadataWorkflowWhitePaper.pdf

米Yahoo!、“Search Pad”のベータ版を公開

米国のYahoo!社が、オンラインでの調査行動の際にユーザがチェックしたURLなどの記録を自動的にとることでユーザの情報収集活動をサポートする“Search Pad”のベータ版の公開を開始したと報じられています。(現時点では日本からの利用はできないとのことです。)

米Yahoo!、検索をサポートする「Search Pad」をβ公開 -- ITMedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/08/news019.html

米ヤフー、オンライン調査をサポートする「Yahoo Search Pad」をローンチへ -- CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20396224,00.htm

Yahoo to Formally Launch New Research Tool -- WALL STREET JOURNAL Blogs
http://blogs.wsj.com/digits/2009/07/06/yahoo-to-formally-launch-new-research-tool/

Yahoo! Search Help Topics (英語版)

デジタル時代における音楽図書館と著作権-IAMLオランダ大会基調講演の資料

国際音楽資料情報協会(IAML)の2009年年次大会が、2009年7月5~10日の日程で、オランダ・アムステルダムで開催されています。この大会でホスト国・オランダの国立図書館であるオランダ王立図書館(KB)のコレクション・サービス担当ディレクター、Martin Bossenbroek氏が行った基調講演“The Sirens of Pirate Bay”のプレゼンテーション資料(英文)が、KBのウェブサイトで公開されています。音楽をはじめ、書籍、雑誌、ゲームなど各種コンテンツの創作から消費に至るまでの過程にインターネットが深く係わっている今日、音楽図書館がどのような役割を果たせばよいのか、特に著作権に関連した論点を紹介するものとなっています。

Muziekbibliotheken in het digitale tijdperk
http://www.kb.nl/nieuws/2009/digimuziekbibliotheken.html

7月 7日

ARL、論文の権利に関する著者添付文書(author addenda)についての調査を実施

北米研究図書館協会(ARL)が加盟館に対し、所属する研究者が執筆した論文の権利に関する著者添付文書(author addenda)について周知しているか、実際に研究者が著者添付文書での意思表明を行っているかどうかについて尋ねた調査結果を、SPEC Kit 310号で公開しています。質問に回答した70館のうち半数の35館が、所属する研究者が著者添付文書を利用している、と回答したとのことです。このレポートの本文は有料ですが、エグゼクティブ・サマリーは、ARLのウェブサイトで無料で見られます。

Author Addenda, SPEC Kit 310, Published by ARL
http://www.arl.org/news/pr/spec310-1july09.shtml

参考:
Author addenda - OAD
http://oad.simmons.edu/oadwiki/Author_addenda
SPARC及びJISC & SURFの推奨する「著者の権利」を留保するための契約書等について - 国立大学図書館協会国際学術コミュニケーション委員会
http://wwwsoc.nii.ac.jp/anul/j/projects/isc/sparc/author_rights/licence_how_to.html

RDAのER図が公開

最終版となる全体ドラフト(full draft)が公開され、完成版の策定が続けられている『資料の記述とアクセス』(RDA)に関して、FRBRやFRADで示されている主要概念(Work、Nameなど)とRDAの記述とを関連づけた実体関連図(ER図)がRDA公式サイトで公開されています。

RDA: Resource Description and Access
http://rdaonline.org/index.html

参考:
CA1686 - 動向レビュー:RDA全体草案とその前後 / 古川肇
http://current.ndl.go.jp/ca1686

Open Library、RESTに準拠したウェブAPIを公開

Open Content Alliance(OCA)の枠組みでデジタル化した書籍等を無償で提供する“Open Library”が、RESTに準拠したウェブAPIの公開など、新機能を実装したことを発表しています。

Open Library RESTful API
http://openlibrary.org/dev/docs/restful_api

Open Library
http://openlibrary.org/

英国の都市・町の歴史的なデータが一度に検索できるサイト

英国の情報システム合同委員会(JISC)の支援による、“A Vision of Britain Through Time”というウェブサイトが公開されています。英国内の地名を入力すると、その地に関連のある、統計、地図、選挙結果、旅行記などが表示されるものです。対象範囲は過去およそ200年にわたっているとのことです。

A vision of Britain through time
http://vision.port.ac.uk/

History of Britain’s changing places and lives is put online
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/07/vision.aspx

出版8社が責任販売制度「35ブックス」を開始へ

筑摩書房、河出書房新社、青弓社、中央公論新社、二玄社、早川書房、平凡社、ポット出版の出版8社が、新たな書籍の販売制度「35(さんご)ブックス」を共同で始めると発表しています。書店のマージンを35%に高める代わりに、返本の際の引き取り価格を35%に下げることにより、出版社の返本リスク低下と書店の利益アップが見込まれるとされています。復刊書籍を中心に、計26タイトル・47冊を提供する予定とのことです。

「返本率4割」打開の一手なるか 中堅出版8社、新販売制「35ブックス」-- ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/06/news073.html

35ブックス企画説明会+プレス発表会 -- ポットの日誌(ポット出版)
http://www.pot.co.jp/diary/20090706_223707493912604.html

NDL、PORTAをリニューアル公開

国立国会図書館(NDL)が2009年7月7日、デジタルアーカイブポータル「PORTA」をリニューアル公開しました。検索・表示に関する性能や機能の改善のほか、ブックマークの公開範囲の変更(非登録ユーザへも公開)、新たな外部提供インターフェースとしてSRUを追加、等を行っています。

PORTA(国立国会図書館デジタルアーカイブポータル)
http://porta.ndl.go.jp/

2009/07/07 PORTAをリニューアルしました
http://porta.ndl.go.jp/service/SER_Information_DetailRSS.jsp?news_id=40
2009/06/15 PORTAリニューアルとサービス休止(7/1~7/6)について
http://porta.ndl.go.jp/service/SER_Information_DetailRSS.jsp?news_id=38

また、国立国会図書館件名標目表(NDLSH)のXML(SKOS)形式での試験提供も開始しました。

2009/07/07 NDLSHのXML形式での試験提供を開始しました
http://porta.ndl.go.jp/service/SER_Information_DetailRSS.jsp?news_id=41

参考:

WorldCat Mobile、ヨーロッパにまで拡大

OCLCは、米国・カナダのみに利用が限定されていたWorldCat Mobileをヨーロッパにまで拡大したと発表しました。これにより、オランダ、ドイツ、英国、フランスの携帯電話からも操作が可能となり、PDAやスマートフォンからアクセス可能なウェブアプリケーションを通して利用者の現在地の近くにある図書館の資料を探すことができるようになるとのことです。

WorldCat Mobile pilot extended to Europe(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/news/releases/200921.htm

参考:
WorldCat、iPhone以外の携帯端末にも対応したアプリ(米・カナダ限定)を公開
http://current.ndl.go.jp/node/11479

7月 6日

ニューヨーク公共図書館、目録統合を完了し次世代OPAC“Encore”で公開

2009年7月6日、ニューヨーク公共図書館(NYPL)は、同館の目録と、同館の研究図書館(Research Libraries)と地域分館(Branch Libraries)の所蔵資料の目録とを統合した、新たな目録の提供を開始しました。“The Catalog”と名づけられた新目録は、Innovative Interfaces社の次世代OPAC“Encore”を採用しており、タグクラウド表示などの機能を備えています。

The Catalog: Introducing the Library's New Catalog
http://www.nypl.org/news/thecatalog.cfm

The Catalog
http://catalog.nypl.org/iii/encore/home?lang=eng

NYPL’s New Catalog Merges Research and Branch Library Holdings -- Library Journal, 7/6/2009
http://www.libraryjournal.com/article/CA6668599.html

ハーバードカレッジ図書館も財政難でスタッフ削減

ハーバード大学文理学部に属するハーバード・カレッジ図書館は、大学全体の財政難対策の一環として、20のスタッフのポジションの削減や被雇用者の労働時間削減を実施したということです。図書館ではすでに、電子雑誌が利用可能な紙媒体の購読雑誌の重複購読の中止など、各種サービスの合理化を図っていますが、寄付金の不足などによる財政の穴を埋めるには十分ではないようです。

Harvard Libraries Cuts Jobs, Hours
- Harvard Crimson 2009/6/26付けの記事
http://www.thecrimson.com/article.aspx?ref=528524

参考:
E848(No.138)金融不安,図書館の運営資金にまで拡大(米国)
http://current.ndl.go.jp/e848

世界最古のギリシャ語聖書「シナイ写本」がオンラインで再結合

英国図書館は、同館とドイツ、エジプト、ロシアの機関が協力して、現存する世界最古のギリシャ語聖書と言われているシナイ写本(Codex Sinaiticus)の800以上のページや断片の再結合に成功したと伝えています。2008年7月からデジタル化された写本の一部のみが公開されていましたが、今後は現存するあらゆるページが高解像度のデジタル画像となって世界中から検索できるようになるとのことです。

The world’s oldest bible reunited online(英国図書館のプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2009/pressrelease20090703.html

Codex Sinaiticus
http://www.codexsinaiticus.org/en/

中国科学院の大学院生の情報探索行動分析から導かれるペルソナは?

国際図書館連盟(IFLA)のIT部会が刊行しているニューズレターの最新号に、中国科学院の大学院生の情報探索行動に関する研究レポート“Creating and Using Personas for Digital Library Service in Web2.0 era- A Case Study of Graduate School of Chinese Academy of Sciences”が掲載されています。ブログ、インスタントメッセンジャー(IM)、SNS、ポッドキャスト、Wikiなど様々なソーシャルサービスがあるなか、図書館はどのようなサービスを提供していくべきかを、中国科学院の大学院生に対する質問紙調査、構造化インタビュー調査を通じて得た「ペルソナ」(架空のユーザ)をヒントに模索する内容となっており、下記の4つのペルソナが導かれています。

1. IM、P2P、ブログ、RSS、ソーシャルタグ、SNS、ポッドキャストの7つを使いこなしている、最新技術をすばやく受け入れるタイプ。

DRF、Wiki内に英語ページを開設

DRF(デジタルリポジトリ連合)がWiki内に英語ページを開設しています。DRFの英語による紹介のほか、2006年から2008年の活動報告の英語版が公開されています。

DRF in English
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?Digital%20Repository%20Federation%20%28in%20English%29

Digital Repository Federation
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/

国立国会図書館によるインターネット情報の収集を可能とする改正法が成立

国や地方公共団体等により提供されるインターネット情報を国立国会図書館が収集することを可能とする「国立国会図書館法の一部を改正する法律案」(第171回国会 衆法43号)が、2009年7月2日に衆議院本会議で、同3日に参議院本会議でそれぞれ可決され、成立しました。

国立国会図書館法の改正について(国立国会図書館ウェブサイト)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/1187551_1393.html
(プレスリリース)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2009/__icsFiles/afieldfile/2009/07/09/pr20090708.pdf

提出時法律案、要綱(衆議院ウェブサイト)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g17101043.htm

国立国会図書館法の一部を改正する法律案(衆第四三号)要旨(参議院ウェブサイト)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/gian/171/pdf/55171430.pdf

議案審議経過情報(衆議院ウェブサイト)

7月 3日

コーネル大学図書館、雑誌の略称からタイトルを高速・効率的に探せるウェブツールを開発

米国のコーネル大学図書館が、雑誌の略称(abbreviation)からタイトルを高速・効率的に探せるjQuery/JSONベースのウェブツール“JAbbr”を開発・公開しています。その開発に関する記事が、Code4Lib Jounal誌第7号に掲載されています。

JAbbr : Decipher your journal abbreviations
http://supportingcast.mannlib.cornell.edu/jabbr/

Keith Jenkins. Deciphering Journal Abbreviations with JAbbr. Code4Lib Journal. 2009, (7).
http://journal.code4lib.org/articles/1758

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