アーカイブ - 2009年 7月

7月 21日

マサチューセッツ工科大学図書館、図書館サービスに関する調査データを公開(米国)

マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館が、2005年および2008年に行なった図書館サービスに関する調査のデータを公開しています。図書館サービスの満足度や各コレクションの利用頻度、重要度など様々な項目ついて調査が行なわれたようです。

MIT Libraries Survey Data Available Online(MITのニュースリリースより)
http://news-libraries.mit.edu/blog/libraries-survey/1605/

Library Services Surveys
http://libraries.mit.edu/about/surveys/index.html

7月 17日

渋沢栄一記念財団、実業史錦絵の「絵引」をウェブで公開

渋沢栄一記念財団実業史研究情報センターと国立情報学研究所が協同で開発した「渋沢栄一記念財団 実業史錦絵絵引」がウェブ上で公開されています。「実業史錦絵絵引」は渋沢敬三の考案による「絵引」(えびき)という手法を、ウェブの技術を用いて実現したものとのことです。明治期に出版された錦絵(実業史錦絵)に描かれた道具や人物の説明を、絵から直観的に引き出すことができるとのことです。

実業史錦絵絵引
http://ebiki.jp/

「実業史錦絵絵引」公開 - 実業史研究情報センター・ブログ
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20090715/1247622361

オハイオ州公共図書館の資金削減問題、削減幅を縮小へ

米国オハイオ州の公共図書館への資金の削減をめぐる問題は、7月からの新年度に入ってからも2週間の暫定予算が組まれるなどの対応が取られていましたが、このほど正式な2010-2011年の予算が決定されたとのことです。公共図書館向け資金(Public Library Fund:PLF)は一般税収の2.22%から1.97%に低下するものの、削減金額は、当初知事が示していた2.27億ドルから8400万ドルに縮小されるとのことです。それでも図書館への影響は大きいと見られていますが、オハイオ図書館協議会のEvans氏は、削減幅が縮小されたことについて、議会と、議員に影響を与えた市民に感謝の意を表しています。

In Final Ohio Budget, Libraries Will Lose Up to 30% of State Support-- Library Journal, 7/15/2009
http://www.libraryjournal.com/article/CA6671131.html

7/13/09 Public Library Funding Cut in New State Budget
http://www.olc.org/news_story071309.asp

参考:
米国オハイオ州知事、州内の公共図書館に提供する資金の半減を提案

LC、オンラインのみの出版物を納本対象とするための規則改正を検討

2009年7月15日付けの米国のFederal Register(官報)に、議会図書館(LC)による、規則改正の提案が掲載されています。納本制度を所管する著作権局によるもので、これまで納本義務から免除されていたオンラインのみの出版物について、LCの要求がある場合には納本を義務づけるようにするための規則改正を行う、というものです。8月末までパブリックコメントを募集するとのことです。

Mandatory Deposit of Published Electronic Works Available Only Online
http://www.copyright.gov/fedreg/2009/74fr34286.pdf

参考:
E922 - ドイツ国立図書館へのオンライン出版物の法定納本手続き
http://current.ndl.go.jp/e922

NDL、ISSN登録した国内刊行オンラインジャーナルの書誌データを試行提供

国立国会図書館(NDL)は、ISSN登録した国内刊行オンラインジャーナルの書誌データのリストを、NDLのISSN日本センターのホームページ上で試行提供しています。リストは、タブ区切りのテキスト形式(tsv形式)で、3ヶ月に一度更新される予定です。

ISSN日本センター - 国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/issn_02.html#onlinej

7月 16日

IT戦略本部、「i-Japan戦略2015」を公表

内閣の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)が、2009年7月6日に決定した「i-Japan戦略2015」を公表しました。

i-Japan 戦略2015
~国民主役の「デジタル安心・活力社会」の実現を目指して~
Towards Digital inclusion & innovation
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/090706honbun.pdf

概要版
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kettei/090706gaiyou.pdf

コロンビア大学、中世研究のデジタルリソースの利用に関する国際会議のウェブサイトを開設(米国)

米国コロンビア大学のデジタル研究学問センター(CDRS)は、2010年6月に予定されている「第3回国際MARGOT会議」("MARGOT"は"Moyen Age et Renaissance Groupe de recherches – Ordinateurs et Textes"の略)のウェブサイトを開設しています。この会議は、中世に関する教育と研究のデジタルリソースの利用に焦点が当てられているようです。

Center for Digital Research and Scholarship Launches International Margot Conference Website and New Conference Services(コロンビア大学図書館のニュースリリース)
http://www.columbia.edu/cu/lweb/news/libraries/2009/20090714.cdrs_conference.html

2009年ALA年次大会、盛況のうちに幕を閉じる

米国図書館協会(ALA)の2009年の年次大会が7月15日、閉幕しました。今年の参加者数は28,941人(来場者22,762人、出品者6,179人)となり、2008年のアナハイムでの大会、2007年のワシントンD.C.での大会を上回りました。大会では、経済危機と図書館、知的財産、プライバシーといったテーマを中心に多数のイベント等が開催されました。

ALA Annual Conference focuses on economy’s impact on libraries, intellectual freedom, privacy - ALAのプレスリリース
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/july2009/annualconfwrap_pio.cfm?persistent=0&expy_dt=

ALA 2009 Annual Conference!
http://www.ala.org/ala/conferencesevents/upcoming/annual/

ALA Annual Conference News

VTLS社、新型OPAC“Chamo”を発表

米国の図書館システム会社VTLS社が、新しいOPAC“Chamo”を発表しています。プレスリリースによると、“Social OPAC”と呼んでいるように、利用者がレビューやソーシャルタグ等を付与できる機能が特徴の模様です。また、CMSのDrupalのモジュールとしての機能も備えているとのことです。

VTLS Introduces Chamo, a New Social OPAC with Drupal Support
http://www.vtls.com/pressrelease/VTLS-Introduces-Chamo,-a-New-Social-OPAC-with-Drupal-Support-62

LCのWG報告書“On the Record”の日本語訳がNDLウェブサイトに掲載

国立国会図書館のウェブサイトに、2008年1月に米国議会図書館(LC)のワーキンググループがまとめた「On the Record : 書誌コントロールの将来に関する米国議会図書館ワーキンググループ報告書」の日本語訳と、報告書に対するLCの回答書の日本語抄訳が掲載されています。

目録に関する国際的な動向
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/kokusai.html

On the Record : 書誌コントロールの将来に関する米国議会図書館ワーキンググループ報告書(日本語訳)[PDF File 690KB]
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/pdf/ontherecord_jp.pdf

On the Recordに対する米国議会図書館の回答書(日本語抄訳)[PDF File 300KB]
http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/pdf/re-ontherecord_jp.pdf

参考:
CA1650 - 書誌コントロールの将来に向けたLCの取り組み
http://current.ndl.go.jp/ca1650

E749 - 書誌コントロールの将来WG,LCに最終報告書を提出

マイクロソフト、TwitterとBingを検索できるサービスを公開

マイクロソフト社が、TwitterとBingを検索できるサービス“BingTweets”を公開しました。

BingTweets
http://bingtweets.com/

TwitterとBingを検索できる「BingTweets」、MSが公開
- ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/16/news011.html

7月 15日

総務省研究所、日本のメディア・ソフトの流通に関する2008年度の実態調査結果を公表

総務省情報通信政策研究所による、メディア・ソフトの流通に関する2008年度の実態調査報告書が公表されています。日本のメディア・ソフト市場規模(2007年)は11.4兆円で、映像系は増加したものの音声系・テキスト系が減少し市場全体は横ばいであること、ネットワークでの流通が1兆円規模に成長したことなどが報告されています。

「メディア・ソフトの制作及び流通の実態」に関する調査結果の公表(報道資料)
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2009/2009-I-01.pdf

図書館に迷い込んだカモシカ、絵本に

2008年7月に村立図書館にカモシカが迷い込んだ富山県舟橋村が、その話を基にした絵本「カモシカとしょかん」を刊行したことが報じられています。村立図書館職員から相談を受けた県立図書館職員が原作を書き、村が予算をつけたとのことです。

カモシカ図書館 絵本に 舟橋村が出版
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2009070302000165.html

カモシカ騒動絵本に 舟橋村立図書館、人との交流描く
http://www.kitanippon.co.jp/contents/knpnews/20090703/23518.html

電子学位論文に関する英文文献リスト最新版

学術情報の電子的な発信・出版等に関する書誌やブログ“Digital Koans”の運営で知られるベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏による、電子学位論文に関する英文文献リストの最新版が公開されています。

Electronic Theses and Dissertations Bibliography Version 4
http://www.digital-scholarship.org/etdb/etdb.htm

参考:
電子学位論文に関する英文文献リスト
http://current.ndl.go.jp/node/7804

英国・アイルランドの公共図書館の建築優秀賞の候補発表

英国の図書館情報専門家協会(CILIP)のPublic Libraries Groupとアイルランドの図書館評議会による、建築の優秀な公共図書館を選ぶ、2009年の“PUBLIC LIBRARY BUILDING AWARDS”の候補の10図書館が公表されており、ウェブサイトで各館を紹介した動画と写真を見ることができます。最優秀館は10月に決定されるとのことです。

PUBLIC LIBRARY BUILDING AWARDS 2009 SHORT LIST ANNOUNCED
http://www.cilip.org.uk/specialinterestgroups/bysubject/public/awards

イェール大学、Ketubah(ユダヤ教の結婚契約書)の絵画を新しいポッドキャストで提供(米国)

イェール大学図書館が、新しいポッドキャスト"Ketubah(ユダヤ教の結婚契約書)の絵画:ユダヤの多様性"をiTunesUで提供しています。同館のウェブサイトで、同じタイトルのオンライン展示を見ることができるようです。

New Podcast: The Art of the Ketubah(イェール大学図書館のニュースリリース)
http://www.library.yale.edu/librarynews/2009/07/new_podcast_the_art_of_the_ket.html

The Art of the Ketubah: A Study in Jewish Diversity
http://www.library.yale.edu/judaica/exhibits/ketubah/cover.html

デジタル資源プロジェクトの資金面での持続可能性に関するレポート

英国の情報システム合同委員会(JISC)のサイトに、非営利機関でのデジタル資源プロジェクトの資金面での持続可能性を検証した報告書が掲載されています。非営利団体Ithakaがとりまとめたもので、オックスフォード大学ボードリアン図書館、ヴィクトリア&アルバート博物館、フランス国立視聴覚研究所、スタンフォード大学など、5カ国の12機関が調査対象となっています。

Sustainable Strategies for Digital Resources
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2009/07/ithaca.aspx

IFLA、デジタルコレクションに関する北京ワークショップのプレゼンテーション資料を公開

国際図書館連盟(IFLA)は、2009年2月26日に北京で行なわれたデジタルコレクションの発展と共有に関するワークショップのプレゼンテーション資料を公開しています。このワークショップでは、中国国家図書館のデジタルリソースの発展など、中国のデジタルコレクションに関する事情を中心に報告が行なわれた模様です。

Presentations of the Beijing workshop are now on-line(IFLAのニュースリリース)
http://www.ifla.org/en/news/presentations-of-the-beijing-workshop-are-now-on-line

Wikimedia財団、米国国立衛生研究所(NIH)と協力してオンラインの保健・医療情報の充実へ

Wikipediaを運営するWikimedia財団は、米国国立衛生研究所(NIH)と協力して、オンラインでの保健・医療情報をより充実させるための取組みを行うと発表しています。2009年7月16日にNIHでWikipedia Academyを開催し、Wikipediaの理念や仕組みなどを理解してもらった上で、NIHの専門家にWikipediaへの投稿などで協力してもらうとのことです。

NIH and Wikimedia Foundation Collaborate to Improve Online Health Information
http://wikimediafoundation.org/wiki/Press_releases/NIH_and_WMF_announce_first_WP_Academy_July_2009

LC、DuraCloudのパイロットプログラムの開始を発表(米国)

米国議会図書館(LC)の全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)とDuraSpace機構は、新しいクラウドベースのサービス"DuraCloud"の使用をテストする1年間のパイロットプログラムを開始すると発表しています。DuraCloudは、DuraSpace機構が開発、管理するクラウドベースのサービスで、機関等がデジタルコンテンツへの永続的なアクセスを提供するのを助けることが目的とされています。

Library of Congress and DuraCloud Launch Pilot Program Using Cloud Technologies to Test Perpetual Access to Digital Content
http://www.loc.gov/today/pr/2009/09-140.html

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