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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
米国の調査会社comScore社が、2009年5月の英国におけるソーシャルネットワーキングサイトへの訪問者数を調査した結果を公表しています。25歳から34歳の年代では9割近くのインターネット利用者がソーシャルネットワーキングサイトを訪問しており、訪問者数が最も多かったサイトはFacebook.comで2,390万人が訪問したようです。
カリフォルニア大学のカリフォルニアデジタル図書館(CDL)が、ウェブアーカイブサービスの提供を開始しています。このプロジェクトには、ノーステキサス大学、ニューヨーク大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学が参加しており、2003年のカリフォルニア州知事選挙に関するサイトや中東情勢に関するサイトなど幅広くアーカイブされているようです。
CDL Public Web Archive Service Collections Launched(LCのニュースリリース)http://www.digitalpreservation.gov/news/2009/20090715_article_was.html
AP通信が報じるところによると、欧州連合(EU)は、ヨーロッパの出版社や著者と会合を持ち、Googleブック検索和解案がヨーロッパの著作権にどのような影響を及ぼすかについての議論をする予定だということです。報道によると、会合は2009年9月7日に予定されています。EUの技術当局のトップは取材に対し、「書籍のデジタル化を推進できるよう、EUは至急、複雑な著作権法を標準化する必要がある」と語ったということです。またこの当局者は、「ヨーロッパの国立図書館の書籍の90%以上の著作権が追跡できない」とも語っています。
EU asks publishers for feedback on Google Bookshttp://www.businessweek.com/ap/financialnews/D99I783O0.htm
デューク大学図書館は、"AdViews"と呼ばれるテレビCMのデジタルコレクションの中から、歴史的に有名なCMをiTunesUで利用できるようにしたとのことです。現在は1950年代から60年代を中心に1,500件ほどのデジタル化されたテレビCMが利用可能となっていますが、2009年末には1980年代後半までの12,000件のCMを提供する計画があるとのことです。
Library Makes Historic TV Ads Available Free on iTunes U(デューク大学のニュースリリース)http://www.dukenews.duke.edu/2009/07/adviews.html
AdViews: A Digital Archive of Vintage Television Commercialshttp://library.duke.edu/digitalcollections/adviews/
世界有数の書店であるバーンズ&ノーブル社(Barnes & Noble)は、70万タイトル以上の電子書籍を販売するサイト“Barnes & Noble eBookstore”を開設しました。Googleから提供を受けた50万タイトル以上の著作権切れの電子書籍は無料でダウンロードできるとのことです。iPhone等の携帯端末と通常のPCの両方に対応しており、今後発売される予定のPlastic Logic社の新型リーダーにも対応予定とのことです。
Barnes & Noble Launches World's Largest eBookstorehttp://www.barnesandnobleinc.com/press_releases/2009_july_20_ebookstore.html
the Barnes & Noble eBookstorehttp://www.barnesandnoble.com/ebooks/
米書店最大手Barnes & Noble社が電子書籍販売サイトをオープン、今後の戦略も発表 -- hon.jp DayWatchhttp://hon.jp/news/1.0/0/1238/
バーンズ・アンド・ノーブル、アマゾンのキンドルに挑戦 -- NIKKEI NET
総務省が、2008年の「モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査結果」を公表しました。これによると、モバイルビジネス市場は13,524億円(2008年)と前年比1,923億円(17%)の増加となりました。電子書籍市場は2008年の結果でも急速な成長を見せており、前年比79%増の395億円となりました。なお調査は、総務省の委託を受けてモバイル・コンテンツ・フォーラムが実施しています。
モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査結果(総務省の報道資料)http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu04_000016.html
参考: 総務省、「モバイルコンテンツの産業構造実態に関する調査結果」を発表http://current.ndl.go.jp/node/8385
『カレントアウェアネス-E』154号を発行しました。
□目次□■E949■ 世界最古級の聖書,ヴァーチャル空間で復活■E950■ ボーン・デジタルの法律関連情報の保存プロジェクト(米)■E951■ フランス国立図書館におけるウェブアーカイブの現在■E952■ Google Scholarはどのくらい学術的か?<文献紹介>■E953■ 機関リポジトリを超えて<文献紹介>■E954■ 政府系ネット情報の収集に関する国立国会図書館法の改正
Google社が提供している学術論文検索サービスGoogle Scholar(GS)は,図書館員に限らず,学生や研究者が日々学術情報を探す際に幅広く利用されている。しかし利用されてはいるものの,それが検索す る範囲とその結果の正確さに対しては,なお不信感が付き纏っているのが現状ではないだろうか。本論文は,その不信感の妥当性について検証を試みたものである。・・・
2009年7月10日に,国立国会図書館法の一部を改正する法律(平成21年法律第73号)が公布された。この法律は,国等の機関が発信しているウェブサイト等のインターネット情報を国立国会図書館(NDL)において複製して収集できることとするものである。2010年4月1日から施行される。...
フランス国立図書館(BnF)は,2004年からフランス国内ドメインのインターネット情報資源の大規模な収集を開始し,2006年には「情報社会におけ る著作権及び著作権隣接権に関する法律」に基づく納本制度の一環となっている(CA1614参照)。この収集プロジェクトについて,現在までの動向が同館 の2009年6月23日付のブログで紹介されている。ここでは,収集の方法に焦点を当てて,ブログの記事とBnFのウェブサイトの情報を基に,収集の3つ の方法とそれらの経緯をまとめてみる。・・・
フランスの国立情報処理・自動化研究所(INRIA)のロマリー氏とドイツのマックスプランク協会のアームブラスター氏による『機関リポジトリを超えて』と題された論文が,“Social Science Research Network”で公開された。...
米国のジョージタウン大学,メリーランド州立大学,及びバージニア州立大学の3大学の法律図書館が2007年2月から2009年2月までの2年間の試験プロジェクトとして実施していた,ボーン・デジタル(紙版がなく,ウェブで直接公表されるもの)の法律関連情報の保存プロジェクト「チェサピーク・プロジェクト」の報告書がまとめられた。...
4世紀半ばに作成され,現存する世界最古の聖書の1つと言われる「シナイ写本(Codex Sinaiticus)」がデジタル化され,このほどオンラインで公開された。シナイ写本は,新約聖書の全体と旧約聖書の七十人訳聖書(Septuagint)を含む,聖書のギリシャ語写本である。英国図書館(BL),ロシア国立図書館(サンクトペテルブルグ),ドイツのライプチヒ大学,エジプトの聖カタリナ修道院が写本の一部をそれぞれ分け持っていたが,2005年に4組織が協同プロジェクトを立ち上げ,デジタル化作業を進めた結果,シナイ写本800ページ以上のヴァーチャル空間での再結合が実現した。...
新潟県立図書館は2009年7月24日から、これまで一般の立ち入りを制限していた書庫の公開を始めるとのことです。これにより、利用者が自由に見ることができる資料は、閲覧室の13万冊と公開書庫の41万冊を併せた54万冊になるとのことです。暖房設備がないため、公開期間は2009年11月8日までになるとのことです。
県立図書館が24日から書庫公開 -- 新潟日報http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=160045
新潟県立図書館(「お知らせ」に「公開書庫オープン」の掲載あり)http://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/
ミシガン大学は、Amazon.comグループの子会社であるBookSurge社との新たな提携によって、著作権の切れた資料を再版して販売提供することを計画していると発表しています。今回の計画にはミシガン大学がデジタル化した資料およびGoogle社が大学との提携を通してデジタル化した資料が含まれているとのことです。価格は大きさや分量により1冊あたり10ドルから45ドル程度に設定され、収益はBookSurge社と大学側で分配されるようです。
Agreement With Amazon Will Make U-M Digital Books Widely Availablehttp://www.lib.umich.edu/news/stories/agreement_with_amazon_will_make_um_digital_books_widely_available_536.html
英国国立公文書館(NA)が2008-2009年の年次報告書を公表しています。主な業績として、1911年人口調査(census)のオンライン公開、1915-1978年の内閣文書(Cabinet Papers)のウェブサイトでの提供、公的部門文書の入手支援サービス、今後のアーカイブ政策についての諮問文書の提案、等があげられています。
Annual Report and Resource Accounts 2008-2009 publishedhttp://www.nationalarchives.gov.uk/news/stories/332.htm
参考: 英国の内閣文書(Cabinet Papers)デジタル化についての報告書http://current.ndl.go.jp/node/13178
ハーバード大学出版局が約1000冊の電子図書を文書共有サイトScribdで販売することや、シカゴ大学出版局が700冊の電子書籍をオンラインで販売すること等が報じられています。
Harvard University Press to Sell Nearly 1,000 Digital Books on Scribdhttp://www.msnbc.msn.com/id/31947882/
New Digital Editions from the University of Chicago Presshttp://pressblog.uchicago.edu/2009/07/15/digital_editions_from_the_univ_1.html
Harvard University Press and University of Chicago Press Ramp Up E-Book Publishing Efforts
(2009年7月19日付けDigitalKoansの記事)
英国情報システム合同委員会(JISC)のウェブサイトで、大学・研究図書館の課題と将来像などに関するキャンペーン“Libraries of the Future”に関する、ドキュメンタリー動画と小冊子(brochure)が公開されています。
Libraries of the Futurehttp://www.jisc.ac.uk/whatwedo/campaigns/librariesofthefuture.aspx
Libraries of the Future brochurehttp://www.jisc.ac.uk/publications/documents/librariesofthefuturebrochure.aspx
ブックオフコーポレーション株式会社は、2009年8月の1ヶ月間、同社の「BOOKOFF」等の店舗で買取った本やCD等の量に応じた額を、途上国の図書館建設等を支援するNGO「Room to Read」に寄付を行うというキャンペーンを実施すると発表しています。
「BOOKS TO THE PEOPLE」プロジェクト実施のお知らせ ~この夏、ブックオフに本を売って、開発途上国に図書館をプレゼント~(プレスリリース)http://www.bookoff.co.jp/files/ir_pr/c4/20090715_btp.pdf
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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