英国の図書館情報専門家協会(CILIP)が運営している“Information and Advice Blog”に、1993年から2009年までの公共図書館のレビューのリストがアップされています。現在、抜けている報告書に関する情報を募集中で、最終的には1989年から2009年までのリストの作成が目指されています。
OCLCが提供する電子コレクション・マネジメントソフトウェアのCONTENTdmの利用者に、新しいサービスが追加料金なしで提供されることが発表されています。新しいサービスは“WorldCat Digital Collection Gateway”と名付けられており、CONTENTdmで管理している電子コレクションのメタデータをWorldCatにアップロードするのを支援する機能で、これにより、電子コレクションのウェブ上での可視性向上が図れるということです。
第6回デジタルオブジェクトの保存に関する国際会議(International Conference on Preservation of Digital Objects: iPRES)が、カリフォルニアデジタル図書館(CDL)で開催されます。この会議に引き続き、CDL、Portico、スタンフォード大学が、LCの全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)の資金援助の下、共同で取り組んでいるJHOVE2プロジェクトのワークショップが開催されるということです。JHOVE2は、フォーマット識別のための次世代のアプリケーションとフレームワークを開発することを目的とするプロジェクトです。
米国図書館協会(ALA)はプレスリリースで、「図書館サポートスタッフ」(library support staff)の認定プログラムの設立を決めたと発表しています。図書館学修士号を必要としない職務に従事する職員を対象とするもので、必要技能は、必修3科目(図書館サービスの基礎、テクノロジーとコミュニケーション、チームワーク)と選択科目(7科目中の3科目)とのことです。まずは5つの図書館組織で試験的に開始される予定とのことです。
オランダ王立図書館(KB)、オランダ国立公文書館、SURFほか、デジタル情報保存に係る多くの機関から成るオランダデジタル保存連合(Netherlands
Coalition for Digital Preservation:NCDP)が、消失の危機にある公的機関のデジタル情報と、その危機を管理していくために必要とされる方策について、調査した結果を中間報告としてまとめ、公表しました。