アーカイブ - 2009年 7月

7月 28日

韓国サムスン電子、電子リーダー市場に参入

韓国のサムスン電子が、5インチ型の電子ペーパーディスプレイを搭載した電子書籍端末を発売したと報じられています。価格は339,000ウォン(約2万6千円)で、大手書店チェーン「教保文庫」の電子書籍販売サイトの作品が閲覧できるようになっているとのことです。

サムスン電子が電子書籍端末「SNE-50K」を韓国で発売、大手書店チェーン「教保文庫」と提携 -- hon.jp
http://hon.jp/news/1.0/0/1243/

サムスン、5インチタッチスクリーンモデルで電子ブックリーダーに参入 -- engadget 日本版
http://japanese.engadget.com/2009/07/27/samsung-ebook-reader/

AAAS、月面着陸40周年を記念して雑誌"Science"の該当号を無料公開

米国科学振興協会(AAAS)は、2009年7月20日に人類初の月面着陸から40年周年を迎えたことを記念して、月からの地質サンプルの分析を特集した雑誌"Science"1970年1月30日号を無料公開しています。抄録は登録しなくても閲覧できるようです。

Historic "Moon Issue" of Science Freely Available as Lunar Landing Anniversary Approaches(AAASのニュースリリース)
http://www.aaas.org/news/releases/2009/0716apollo.shtml

Apollo 11
http://www.sciencemag.org/apollo11/

ALA、図書館情報学修士課程の認定作業結果を発表

米国図書館協会の認定委員会(ALA COA)は、2009年のALA年次大会で行なわれた図書館情報学修士課程の認定作業の結果を発表しています。アイオワ大学、サウスフロリダ大学、テネシー大学、アメリカ・カトリック大学が継続認定、ニューヨーク州立大学バッファロー校が条件付きでの認定を受け、継続して認定を受けた各校は2016年に、条件付で認定を受けた学校は2012年に、次回の審査を受けるとのことです。

COA announces accreditation actions(ALAのプレスリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/july2009/coaactions_oa.cfm

参考:
ALAによる図書館情報学修士課程の認定作業
http://current.ndl.go.jp/node/4277

7月 27日

WIPO、aRDiプログラムを開始

世界知的所有権機関(WIPO)は、「発展と革新のための研究へのアクセス」(aRDi)プログラムを開始しています。このプログラムは、発展途上国のために科学技術情報の入手を拡大する目的で、米国物理学協会やエルゼビアといった出版業界各社と連携して行なわれるようです。

WIPO Launches On-line Tool to Facilitate Access to Targeted Scientific Information(WIPOのニュースリリース)
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2009/article_0025.html

aRDi Access to Research for Development and Innovation
http://www.wipo.int/ardi/en/

第1回ARGフォーラム、8月17日に開催。長尾NDL館長による講演・討論あり

2009年8月17日(月)に、ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG)主催の第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち-我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」が、東京都千代田区の学術総合センターで開催されます。国立国会図書館の長尾真館長による講演や、金正勲氏、津田大介氏、橋本大也氏を交えたパネルディスカッションが行われるとのことです。

第1回ARGフォーラム「この先にある本のかたち-我々が描く本の未来のビジョンとスキーム」(ARGフォーラム公式サイト)
http://sites.google.com/site/argforumsite/

英国公共図書館サービスのレビュー、20年分のリスト

英国の図書館情報専門家協会(CILIP)が運営している“Information and Advice Blog”に、1993年から2009年までの公共図書館のレビューのリストがアップされています。現在、抜けている報告書に関する情報を募集中で、最終的には1989年から2009年までのリストの作成が目指されています。

Public Library Service Reviews 1989 - 2009
- Information and Advice Blog 2009/7/24付けの記事
http://communities.cilip.org.uk/blogs/informationadvice/archive/2009/07/24/public-library-service-reviews-1989-2009.aspx

パスポート交付サービス、図書館の財政難を救う(米国)

米国フロリダ州のFlagler郡図書館では、パスポートの交付サービスを行っています。2008年11月から始まったこの取組により、館内の設備の修復などが実現しました。最初の会計年度には2万ドルの収益が上がり、今会計年度では4万ドルの収益が見込まれています。人気の秘密の1つは、土曜日でもパスポートの交付申請ができることにあるそうです。この取組は、米国図書館協会(ALA)が優れた資金調達プログラムを実施している図書館に贈っている賞“Gale Cengage Learning Financial Development Award”も受賞しました。

Unlikely source of revenue allows library staff to add improvements
- news-journalonline.com 2009/7/18付けの記事
http://www.news-journalonline.com/NewsJournalOnline/News/Neighbors/NewsTribune/flaNT02071809.htm

LIBRARY ACCEPTS PASSPORT APPLICATIONS
http://www.flaglerlibrary.org/events/passports/passports.htm

OCLCのCONTENTdmに無料で追加機能

OCLCが提供する電子コレクション・マネジメントソフトウェアのCONTENTdmの利用者に、新しいサービスが追加料金なしで提供されることが発表されています。新しいサービスは“WorldCat Digital Collection Gateway”と名付けられており、CONTENTdmで管理している電子コレクションのメタデータをWorldCatにアップロードするのを支援する機能で、これにより、電子コレクションのウェブ上での可視性向上が図れるということです。

WorldCat Digital Collection Gateway helps libraries maximize Web visibility of digital collections via WorldCat(OCLCのニュースリリース)
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/200942.htm

日本近代音楽館、2010年3月で閉館へ

日本の近代・現代音楽に関する資料を所蔵する日本近代音楽館(東京都港区)が、2010年3月で閉館することが報じられています。閉鎖後、資料は明治学院大学に寄贈されるとのことです。

日本近代音楽館が来年3月閉館 資料は明治学院大に寄贈 -- 47News
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009072501000218.html

日本近代音楽館:来年3月末に閉館へ -- 毎日jp
http://mainichi.jp/enta/art/news/20090725ddm012040114000c.html

米国国立公文書館、戦略計画を更新

米国国立公文書館(NARA)は、「2006-2016戦略計画」を更新したようです。電子記録を含めた米国国内の記録文書の管理についてのNARAのリーダーシップ拡張戦略や国立機密情報解除センター(National Declassification Center)の設立戦略などが変更点として挙げられています。

Draft 2009 Strategic Plan(NARAのニュースリリース)
http://www.archives.gov/about/plans-reports/strategic-plan/2009/nara-strategic-plan-2006-2016-update.html

Strategic Plan
http://www.archives.gov/about/plans-reports/strategic-plan/

7月 24日

米国の人権協会等、Google社にGoogleブック検索でのプライバシー保護を要請

米国自由人権協会(ACLU)と電子フロンティア財団(EFF)等が、Google社に対し、Googleブック検索でのプライバシーの保護を求める書簡を送ったと報道されています。

プライバシー擁護団体ら、グーグルに「Book Search」でプライバシー保護を要求 -- CNET Japan
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20397163,00.htm

「読者の行動ログを出版社に見せてはならない」電子フロンティア財団がGoogle Book Searchに関して警告 -- hon.jp DayWatch
http://hon.jp/news/1.0/0/1241/

第6回デジタルオブジェクトの保存に関する国際会議、CDLで開催

第6回デジタルオブジェクトの保存に関する国際会議(International Conference on Preservation of Digital Objects: iPRES)が、カリフォルニアデジタル図書館(CDL)で開催されます。この会議に引き続き、CDL、Portico、スタンフォード大学が、LCの全米デジタル情報基盤整備・保存プログラム(NDIIPP)の資金援助の下、共同で取り組んでいるJHOVE2プロジェクトのワークショップが開催されるということです。JHOVE2は、フォーマット識別のための次世代のアプリケーションとフレームワークを開発することを目的とするプロジェクトです。

iPres2009
http://www.cdlib.org/iPres/

JHOVE2 Workshop
http://jhove2.eventbrite.com/

ALA、「図書館サポートスタッフ」の認定プログラムを設立へ

米国図書館協会(ALA)はプレスリリースで、「図書館サポートスタッフ」(library support staff)の認定プログラムの設立を決めたと発表しています。図書館学修士号を必要としない職務に従事する職員を対象とするもので、必要技能は、必修3科目(図書館サービスの基礎、テクノロジーとコミュニケーション、チームワーク)と選択科目(7科目中の3科目)とのことです。まずは5つの図書館組織で試験的に開始される予定とのことです。

ALA announces approval of Library Support Staff Certification (LSSC)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/july2009/lssc_apa.cfm

NDL、開館60周年記念シンポジウム記録集を公開

国立国会図書館(NDL)は、2008年11月19日に開催した国立国会図書館開館60周年記念シンポジウム「知識はわれらを豊かにする―国立国会図書館が果たす新しい役割―」の記録集を公開しています。

国立国会図書館開館60周年記念シンポジウム記録集
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/proceedings/60th_sympo/index.html

7月 23日

中国国家デジタル図書館、山西省分館がオープン

中国国家デジタル図書館の山西省分館が完成し、2009年7月9日に、文化省副大臣など多数の関係者が列席のうえ、オープニングセレモニーが行われました。山西省分館の建設により、電子図書館サービスの向上と、図書館が社会と経済の発展に果たす役割の向上が図れるとし、期待が寄せられています。

中国国家数字图书馆山西分馆揭牌仪式在太原举行(プレスリリース)
http://www.nlc.gov.cn/syzt/2009/0713/article_298.htm

参考:
CA1640(No.294)中国国家デジタル図書館の概況
http://current.ndl.go.jp/ca1640

ウィキメディアブログの「パブリックドメインを守り、文化遺産を共有すること」という投稿、議論を呼ぶ

ウィキメディアブログに2009年7月16日、「パブリックドメインを守り、文化遺産を共有すること」と題された記事が投稿されました。著者はウィキメディア財団の副事務長、Moeller氏です。氏は、英国の国立肖像画美術館(National Portrait Gallary:NPG)から、ウィキメディアコモンズにパブリックドメインの絵画をアップロードする件に関し、「脅迫状」が届いたと書いています。NPGは、同館が所有しているパブリックドメインにある絵画の画像が、ウィキメディアコモンズにアップロードされたことに対し、異議を唱えているということです。NPGは、パブリックドメインの絵画の複製物に対する著作権を主張しています。Moeller氏は、パブリックドメインの文化資源をウェブ上で共有することの重要性を主張し、また、これまでウィキメディアコモンズと協力してきた各国の文化機関の事例を出すなどして、NPGに反論しています。この投稿に対し、読者から多くの反応があり、氏に賛成するもののほか、英国の著作権法下ではNPGの主張は正しいと判断できる、「脅迫状」を公開すべきだ、といった意見も出されています。

Protecting the public domain and sharing our cultural heritage
- Wikimedia blog 2009/7/16付けの記事

英国図書館、2008/2009年の年次報告を公表

英国図書館(BL)が、2008/2009年の年次報告を公表しています。主なトピックとして、「知識の共有」「知識の保存」「知識へのアクセスの推進」の3つを掲げています。2009/2010年へのアクションプランとして、(1)英国のデジタル資料の収集と保存、(2)検索システム・ウェブサイト等の改良、(3)新聞資料のデジタル化と保存、(4)研究活動の支援、(5)図書館のデジタルインフラの整備、などがあげられています。

The British Library Annual Report and Accounts 2008/09
http://www.bl.uk/about/annual/2008to2009/indexnoflash.html

ユネスコ、ラテンアメリカにおける情報公開の比較調査報告を刊行

ユネスコが、ラテンアメリカ地域の11か国(チリ、コロンビア、ドミニカ共和国、エクアドル、グァテマラなど)における情報公開について、各国の法律の比較研究を行い、その結果を報告書としてまとめ、刊行しています。

The Right to Information in Latin America: A Comparative Legal Survey just published
http://portal.unesco.org/ci/en/ev.php-URL_ID=28959&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

参考:
E833(No.135)ユネスコ,情報公開法に関する報告書の改訂第2版を刊行
http://current.ndl.go.jp/e833

オランダデジタル保存連合、国家規模の調査の中間報告を公表

オランダ王立図書館(KB)、オランダ国立公文書館、SURFほか、デジタル情報保存に係る多くの機関から成るオランダデジタル保存連合(Netherlands
Coalition for Digital Preservation:NCDP)が、消失の危機にある公的機関のデジタル情報と、その危機を管理していくために必要とされる方策について、調査した結果を中間報告としてまとめ、公表しました。

NCDD publiceert resultaten : Nationale Verkenning Digitale Duurzaamheid
http://www.kb.nl/nieuws/2009/ncdd.html

報告書のダウンロード先
http://www.ncdd.nl/activiteiten-natverkenning.php

2008年度図書館情報学検定試験実行可能性検討委員会の報告

日本図書館情報学会(JSLIS)のサイトに、「2008年度図書館情報学検定試験実行可能性検討委員会報告(概要)」が掲載されています。また、2009年9月4日に開催される公開研究会「図書館情報学検定試験の実施に向けて:心理学検定に学ぶ」の案内も掲載されています。

2008 年度図書館情報学検定試験実行可能性検討委員会報告(概要)(2009年5月18日)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/aboutus/LIStestreport2008.pdf

公開研究会「図書館情報学検定試験の実施に向けて:心理学検定に学ぶ」のご案内
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/events/workshop20090904.html

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