アーカイブ - 2009年 5月

5月 19日

兵庫・大阪の公共・大学図書館の新型インフルエンザへの対応(2)

新型インフルエンザに感染した患者が発生している兵庫県・大阪府の各公共・大学図書館で、臨時休館等の対応を行う館が増加しています。
5/18の11時以後、5/19の12時時点までに、図書館のウェブサイトで新たに対応を発表しているのは以下のとおりです。

朝来市立図書館:5/24まで休館。
http://www.city.asago.hyogo.jp/library/
(※尼崎市立図書館は特別整理のため5/18~5/29まで休館)
伊丹市立図書館:5/24まで休館。
http://www.itami-library.jp/
小野市立図書館:5/24まで休館。
http://www.library.ono.hyogo.jp/
加古川市立図書館:5/23まで主催行事を中止。
http://www.kakogawacity-library.jp/#detail
加西市立図書館:5/22まで休館。
http://www.library.city.kasai.hyogo.jp/
川西市立図書館:5/24まで子ども向け行事を中止。
http://www.library.city.kawanishi.hyogo.jp/
(※高砂市立図書館は館内整理のため5/20~6/1まで休館)
丹波市立図書館:5/24まで休館。

オーストリア図書館協会、公共図書館のコンセプトを描いた「未来を築く。チャンス、図書館!」を発表

オーストリア図書館協会(BVÖ)が、2009年2月付けの文書「Die Zukunft gestalten. Chance Bibliothek(未来を築く。チャンス、図書館!)」を発表しています。これは、オーストリアの公共図書館が現在置かれている状況を記述し、弱点と強みを分析し、発展の可能性を描き、変革に関する指標を提案した概念説明資料です。今後、この資料を用い、公共図書館の状況と可能性を意思決定者等に伝えていく、とされています。

Die Zukunft gestalten
Chance Bibliothek
http://www.bvoe.at/mediafiles/33/chance_bibliothek.pdf

Die Zukunft gestalten: Chance Bibliothek! - BVÖ - Büchereiverband Österreichs
http://www.bvoe.at/index.php?ArtikelId=504
(プレスリリース)

VÖB BLOG » BVÖ: Die Zukunft gestalten. Chance Bibliothek
http://www.univie.ac.at/voeb/blog/?p=1500

オープンアクセス学術出版に関する国際会議(スウェーデン)

オープンアクセス学術出版社協会(Open Access Scholarly Publishers Association:OASPA)とDOAJ(Directory of Open Access Journals)を運営しているルンド大学図書館(Lund University)が、9月に、オープンアクセス学術出版に関する国際会議を開催すると発表しています。

1st Conference on Open Access Scholarly Publishing (COASP) 14-16 September
http://www.oaspa.org/coasp/

文書共有サイトのScribd、出版物の有料提供を開始(米国)

文書共有サイトのScribdが、有料で出版物等の文書を提供するサービス“Scribd Store”を開始しました。出版社から学生まで、誰でも販売することができるとされています。文書作成者側が価格を決めることができ、売上の80%が配分される仕組みとのことです。

Introducing the Scribd Store — a new way to buy digital books and documents(2009年5月18日付けScribdのプレスリリース)
http://blog.scribd.com/2009/05/18/new-scribd-store/

Scribd Store
http://www.scribd.com/store

“文書版YouTube”のScribd.com、出版社・著者向けの課金代行サービスをまもなく公開(hon.jp Day Watchの記事)
http://hon.jp/news/1.0/0/1207/

Scribd launches online book market(2009年5月18日付けFT.comの記事)
http://www.ft.com/cms/s/0/43d3b10a-42f1-11de-b793-00144feabdc0.html?nclick_check=1

5月 18日

芸術・デザイン分野の機関リポジトリモデルを模索する試み(スウェーデン)

スウェーデンのボロース大学(University College of Borås)が、芸術・デザイン(Arts & Design)の分野におけるヴィジュアル・オブジェクトの機関リポジトリでの扱い方のモデルを構築するパイロットプロジェクトを始めています。

スウェーデン王立図書館が中心となったオープンアクセス推進プログラム“OpenAccess.se”の一環として取り組まれており、メタデータをDublin Coreに変えCDWA Lite (Categories for the Description of Works of Art)を採用することで発見性を高めることなどを試みています。

RIN、学術情報流通のステークホルダーをサポートするツールキットの開発に着手

研究情報ネットワーク(RIN)は2007年に「研究と学術コミュニケーションのプロセス:パブリック・ポリシーの戦略目標に向けて:原則についての声明(Research and the Scholarly Communications Process: Towards Strategic Goals for Public Policy: A Statement of Principles)」を発表しました。このほど、この声明に掲げられている原則を実際に適用する際に、各ステークホルダー(助成機関、高等教育機関、図書館、出版社など)をサポートするウェブベースのツールキットの開発に着手することが発表されています。このプロジェクトの期間は2009年3月から11月までとなっています。

Research and the Scholarly Communications Process: toolkit
http://www.rin.ac.uk/sc-toolkit

ピッツバーグ大学出版部、大学図書館などと連携し、約500タイトルの絶版本をオープンアクセス化

ピッツバーグ大学出版部が、同大学図書館システムや出版部の関連組織“Chicago Digital Distribution Center”と協力し、絶版となった約500タイトルをオープンアクセス化しました。2010年にかけて、これらのタイトルのペーパーバックのオンデマンド販売も開始する予定だということです。

ピッツバーグ大学出版部のプレスリリース
http://www.upress.pitt.edu/htmlSourceFiles/pressReleases/PittPressDigitalPR.pdf

D-Scribe Publishing
(今回のタイトルの公開先)
http://www.library.pitt.edu/dscribe/

文部科学省、「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」の結果、分析を公表

文部科学省が2009年5月15日、2008年11月~12月に実施した委託調査「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」の結果と分析を公表しています。

「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」の結果について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/05/1266484.htm

参考:
文部科学省、「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」の結果速報を公表
http://current.ndl.go.jp/node/12010
(※今回公表されたのは、上記で速報されたものの詳細版という位置づけです。)
gooリサーチ、「子どもの携帯電話利用」に関する調査を実施
http://current.ndl.go.jp/node/12175

Google社、非破壊の書籍スキャニング技術で特許を取得

Google社が2009年3月24日、非破壊の書籍スキャニング技術で特許を取得したことが、ウェブ上のニュースサイト等で注目を集めています。

Detection of grooves in scanned images - Google Patents
http://www.google.com/patents?vid=USPAT7508978

日本の図書館統計 2008年版

日本図書館協会(JLA)が、日本の図書館統計 2008年版(公共図書館、大学図書館)をウェブサイトで発表しています。

公共図書館
http://www.jla.or.jp/statistics/2008pub.html
大学図書館
http://www.jla.or.jp/statistics/2008univ.html

兵庫・大阪の公共・大学図書館の新型インフルエンザへの対応

新型インフルエンザに感染した患者が発生している兵庫県・大阪府の各公共・大学図書館が、臨時休館等の対応を発表しています。
(※5/18の11時時点で図書館のウェブサイトに記載されているもののみを掲載しています。)

兵庫県立図書館:5/21までは蔵書点検に伴う休館。5/23の行事を中止。
http://www.library.pref.hyogo.jp/

芦屋市立図書館:5/22まで休館。
http://www.ashiya-city-library.jp/
宝塚市立図書館:5/24まで休館。
http://www.library.takarazuka.hyogo.jp/
豊岡市立図書館:5/24まで休館。
http://www3.city.toyooka.lg.jp/toyolib/index.html
播磨町立図書館:5/22まで休館。
https://www.library.harima.hyogo.jp/

兵庫県立大学神戸学術情報館:5/22まで休館。
http://lib.laic.u-hyogo.ac.jp/laic/6/
神戸市立外国語大学学術情報センター(図書館):5/23まで休館。
http://www.kobe-cufs.ac.jp/news/n_562.html
関西学院大学図書館:5/24まで休館。

日本PTA全国協議会、平成20年度「子どもとメディアに関する意識調査」の調査結果を公表

2009年5月13日、社団法人日本PTA全国協議会が、小中学生とその保護者を対象とした「子どもとメディアに関する意識調査」の平成20年度の調査結果を発表しています。

20年度子どもとメディアに関する意識調査
http://www.nippon-pta.or.jp/material/pdf/20mediahoukoku.pdf

社団法人日本PTA全国協議会
http://www.nippon-pta.or.jp/

携帯使う中2の1割「すぐに返信せず友だちにキレられた」経験
- INTERNET Watch 2009/5/15付けの記事
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/15/23453.html

質問に答えを返してくれる検索エンジン“Wolfram|Alpha”が公開

事実に関する質問に回答してくれる検索エンジン“Wolfram|Alpha”(英語版)が公開されています。“Wolfram|Alpha”は、理論物理学者で数学ソフトを扱うWolfram Researchのスティーブン・ウルフラム氏が開発した計算知識 (computational knowledge)エンジンで、ユーザの入力した検索語に対し、ナレッジ・ベースのデータや計算処理に基づいた回答を提供するものとされています。既存の検索エンジンのように関連するページへのリンクが表示されるのではなく、具体的な数字等が回答として示される点が特徴とされています。

Wolfram|Alpha
http://www.wolframalpha.com/

Googleを超えるか? 新検索エンジン「Wolfram|Alpha」公開(2009年5月18日付けITMedia Newsの記事)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/18/news027.html

ついに姿を現した"Googleキラー"、「Wolfram|Alpha」の実力は?(2009年5月17日付けマイコミジャーナルの記事)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2009/05/17/wolf/index.html

5月 15日

岡山県立図書館の2008年度入館者数・貸出冊数ともに過去最高に

報道各紙によると、岡山県立図書館の2008年度利用統計がまとまり、、3年連続全国トップであった2007年度を上回る、入館者数約106万人、貸出冊数約130万冊と、過去最高を記録したとのことです。

岡山県立図書館 入館者、貸出数 ともに100万超 - 岡山日日新聞
http://www.okanichi.co.jp/20090505151103.html

岡山県立図書館の利用好調 貸出冊数、入館者ともに過去最高 - 山陽新聞
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2009/05/09/2009050922440577027.html

カリフォルニア州立図書館、州内の図書館でボランティアをしたい人向けの求人求職サイトを開設

米国カリフォルニア州立図書館が、オンラインで活動するボランティアネットワーク団体と協力して、州内の図書館でボランティアをしたい人のための求人・求職情報サイトを立ち上げています。州内の各図書館は、ボランティアにやってもらいたい仕事を登録し、ボランティアをしたい人が、それらの中からやってみたいものを選ぶという形になっています。ボランティアネットワーク団体は、各図書館がボランティアをしたい人に魅力ある仕事を作り出せるよう、その支援も行うそうです。

California Libraries Presents VolunteerMatch
http://californialibraries.volunteermatch.org/

コーネル大学、オープンアクセス推進方針にのっとりパブリックドメインの資料のデジタル版7万点の利用制限を解除

米国コーネル大学が2009年5月11日、図書館や教員が進めているオープンアクセス推進方針にのっとり、これまでは(著作権法による権利制限にあたらない)利用に際し許諾を求めていた、同館が所蔵するパブリックドメインの資料をデジタル化したもの7万点について、利用制限を解除したと発表しています。あわせて、これらのデジタル資料がInternet Archiveに寄贈されています。

Cornell University Library Removes All Restrictions on Use of Public Domain Reproductions
http://news.library.cornell.edu/com/news/PressReleases/Cornell-University-Library-Removes-All-Restrictions-on-Use-of-Public-Domain-Reproductions.cfm

Internet Archive: Cornell University Libraries
http://www.archive.org/details/cornell

5/14/2009付けLibrary Journalの記事

2,000人に聞きました-「あなたにとって、図書館情報学修士号(MLIS)は価値あるものですか?」

米国コロラド州立図書館の図書館調査サービスが、ウェブサイトで実施した図書館情報学修士号(MLIS)の価値に関する調査の結果を2009年4月に発表しています。質問は、(1) MLISは、投資に見合う価値があったか?(2) 現在、MLISを取ることを薦めるか?の2つで、(2)については、MLIS非取得者にも質問しています。全米50州のすべて、また6つの大陸からおよそ2,000名が回答したとのことです。

この調査では、(1)では、MLIS取得者全体の89%が「あった」と答えているものの、最近5年以内に取った人に限ればその率は81%になること、(2)では、MLIS取得者全体の86%が「薦める」としているものの、MLIS非取得者では58%にまで下がることが報告されています。また回答者の約半数が残したコメントについて、内容と態度(肯定的/否定的)も分析されています。コメントの分析では、本質的価値については98%が肯定と高く評価されているものの、求人市場、給与、専門職としての認知などは否定的に評価されていることなどが紹介されています。

2009年度第1回文化審議会著作権分科会法制問題小委員会が開催される

2009年5月12日、2009年度の第1回文化審議会著作権分科会法制問題小委員会が開催されました。当日の配布資料が公開されています(議事録は現時点で作成中)。今年度は、日本版フェアユース規定と言われることもある「権利制限の一般規定」などを中心に議論が行われます。

文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第1回)議事録
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h21_shiho_01/gijiyoshi.html

北米研究図書館協会(ARL)、これからの資料保存に関する調査報告を公表

北米研究図書館協会(ARL)は、2009年5月14日、ARLのメンバー図書館における資料保存の現状と今後への提言をまとめた報告書“Safeguarding Collections at the Dawn of the 21st Century”を公表しました。報告書の主なテーマは、「研究図書館における保存機能を再形成する」「ネットワーク化されたデジタル環境」「図書館間の協力の戦略」の3つとなっています。

Contemporary Preservation Activities in ARL Libraries: ARL Releases Report(2009年5月14日付けARLのプレスリリース)
http://www.arl.org/news/pr/preservation-14may09.shtml

ニューヨーク市の図書館サービス低下の危機

2009年5月1日に公表されたニューヨーク市の2010年度の予算案において、図書館関連予算の約22%削減が示されました。この予算案が可決された場合、943人の一時解雇(layoff)が発生するなど、図書館サービスにも多大な影響が見込まれるとのことです。ニューヨーク公共図書館(NYPL)の場合、開館時間の週52時間から週32時間への短縮、資料購入費の3割前後の削減などが迫られるということです。予算案の見直しを訴えるNYPLは、ウェブサイト等で利用者にも協力を求めており、見直しを求める電子メールが最初の3日間で1500通送られたとのことです。予算案の審議期間は6月30日までとされています。

New York City's Three Library Systems Face 22% Budget Cut(2009年5月6日付けLibrary Journal(web版)の記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6656778.html

LIBRARIES: $PEAK UP!(2009年5月11日付けNew York Postの記事)
http://www.nypost.com/seven/05112009/news/regionalnews/libraries__peak_up__168620.htm

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