アーカイブ - 2009年 5月

5月 25日

Wikipediaのライセンス方式が変更-クリエイティブ・コモンズもサポート

2009年5月21日、Wikimedia財団は、同財団のWikipedia等のコンテンツについて、2009年6月中に、ライセンスの方式をクリエイティブ・コモンズ(「表示-継承」(CC-BY-SA))をサポートするよう変更することを発表しました。これにより、コンテンツの再利用が容易になるとしています。変更に関しては、Wikimediaコミュニティから17,000人以上が投票し、その88%が賛成だったとのことです。なお、既存のGFDL(GNU Free Documentation License)のライセンスも引き続き有効で、いずれか一方のライセンスで再利用できることになります。

Wikimedia Foundation announces important licensing change for Wikipedia and its sister projects(2009年5月21日付けWikimedia Foundationのプレスリリース)
http://wikimediafoundation.org/wiki/Press_releases/Dual_license_vote_May_2009

Wikipediaがクリエイティブ・コモンズ導入、再利用が容易に(2009年5月25日付けINTERNET Watchの記事)

ALA、年次大会に合わせてウェブベースのツールキット“Get a Job!”を開始予定

米国図書館協会(ALA)が、2009年の年次大会にあわせ、新しいウェブベースのツールキット“Get a Job!”の提供を開始すると発表しています。“Get a Job!”では、新規採用、転職者など、求職中の人に有用な各種情報を入手したり、共有したりできます。現在、新しく職を得た人の就職作戦エピソードを募集しています。

ALA wants your stories about how to Get a Job
(ALAのプレスリリース)
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/may2009/getajob_apa.cfm?persistent=0&expy_dt=

英国の大学図書館の4割が資料購入費を削減予定

英国では、通貨ポンドの価値下落等の影響により、大学図書館の約40%で、2009-2010年度の資料購入費が削減される見通しだと報じられています。5校に1校ではビッグディール(電子ジャーナルのバンドル購入)のキャンセルも予定しているとのことです。

Expect few new titles in library as sterling's fall pounds acquisitions(2009年5月21日付けTimes Higher Educationの記事)
http://www.timeshighereducation.co.uk/story.asp?sectioncode=26&storycode=406612&c=2

参考:
E917 - 『危機に瀕している学術書,学術雑誌』<文献紹介>
http://current.ndl.go.jp/e917

大阪府、府立図書館管理運営業務の市場化テスト事業提案公募を開始

大阪府が、大阪版市場化テストの事業提案の公募を開始しています。対象事業の1つとして、府立図書館管理運営業務が挙がっています。

大阪版市場化テスト事業提案公募要項
http://www.pref.osaka.jp/kikaku/sijohka/arata-teiankoubo.htm

府7業務事業提案募る 官民で入札「市場化テスト」対象に - 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20090522-OYT8T00094.htm

参考:
大阪版市場化テストに「府立図書館管理運営業務」が採択される
http://current.ndl.go.jp/node/9813

Springer社、電子ブックのユーザ調査の結果を公開

シュプリンガー(Springer)社が、2008年に世界の5大学・研究機関で実施した電子ブックについてのユーザ調査の結果をまとめた報告書『電子ブック白書 Vol. 2 ユーザーの声をまとめました』を公開しています。

電子ブック白書 Vol. 2 ユーザーの声をまとめました
http://www.springer.jp/other/springerlink_counter/low_EB_WhitePaper2_090414.pdf

図書館員の皆様へ - シュプリンガー・ジャパン
http://www.springer.jp/other/forlibrarian.html

英国国立公文書館、ウェブアーカイブについての調査を実施

英国国立公文書館(NA)は、アーカイブされたウェブサイトがどのように収集され、利用者に公開されているかについての調査を実施すると発表しました。調査は英国情報システム合同委員会(JISC)の資金提供により行われ、UK Web Archiving Consortiumとの協力で実施されるとのことです。目的は、次のようなものとされています。
・英国のウェブアーカイブが現在どのように利用者に提供されているのか、及び将来はどうなるのか、を調査する
・英国のオンラインコンテンツの歴史的・研究的価値を定義する
・ウェブアーカイブを実施している様々な組織を概観する

調査は2009年6月下旬まで行われ、結果はNA等のウェブサイトで2009年8月に公開される予定とのことです。

New study - Web archives: now and in the future(2009年5月21日付け英国国立公文書館ウェブサイトのニュース)
http://www.nationalarchives.gov.uk/news/stories/308.htm

5月 22日

オライリー社、コメント機能で読者のフィードバックを受けながら書籍を執筆・編集するシステムを試験公開

オライリー(O'Reilly)社が2009年5月21日、コメント機能による指摘・議論などをもとに、読者・執筆者の共同により書籍を執筆・編集できるウェブベースのシステム”Open Feedback Publishing System(OFPS)”をベータ版としてリリースしました。同社から刊行予定の書籍"Programming Scala"がその利用第1号で、5月22日時点ですでに、読者からのコメントがいくつかついています。

Open Feedback Publishing - O'Reilly Labs
http://labs.oreilly.com/ofps.html

Collaborative Publishing Based on Community Feedback - O'Reilly Labs
http://labs.oreilly.com/2009/05/collaborative-publishing-based-on-community-feedback.html
(プロジェクトの紹介)

Programming Scala
http://programming-scala.labs.oreilly.com/

May 21st, 2009付けDigitalKoansの記事

NII、NACSIS-CAT/ILL関連文献目録(1975-2008)を公開

国立情報学研究所(NII)が、NACSIS-CAT/ILL関連文献目録(1975-2008)を公開しています。

本文献目録は、武蔵野大学・小西和信教授により作成されたものとのことです。

NACSIS-CAT/ILL関連文献目録(1975-2008)
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/archive/biblio/

各公共図書館・大学図書館の新型インフルエンザへの対応(5)

京都府・埼玉県でも新型インフルエンザの感染者が確認されましたが、感染拡大防止のため臨時休館等の対応を行う館は、主に京都府で増加しています。
5/21の12時以後、5/22の11時時点までに、図書館のウェブサイトで新たに対応を発表しているのは以下のとおりです。

京都府
京都市図書館:5/23の行事を延期。
http://www.kyotocitylib.jp/
向日市立図書館:5/23の行事を中止。
http://www.library.muko.kyoto.jp/

京都教育大学附属図書館:5/27まで休館。
http://lib1.kyokyo-u.ac.jp/service_off200905.html
京都市立芸術大学附属図書館:5/27まで休館。
http://w3.kcua.ac.jp/~lib/
京都府立大学附属図書館:5/27まで休館。
http://cocktail.kpu.ac.jp/toshokan/toshokan.html
京都外国語大学付属図書館:5/27まで休館。
http://www.kufs.ac.jp/toshokan/kinkyu.htm
京都学園大学図書館:5/27まで休館。
http://www.kyotogakuen.ac.jp/o_lib/top/index.html

NII、連想検索サービス「想」の対象に全国の古書店の在庫情報を追加

2009年5月21日、国立情報学研究所(NII)は、同研究所が公開している書籍情報等の連想検索サービス「想-IMAGINE Book Search」の検索対象に、日本最大級の古書籍データベースサイト「日本の古本屋」が加わり、全国の古書店在庫の連想検索が可能になったと発表しました。これにより、古書情報については、これまでの神保町の在庫の一部(約40万冊)の検索に加えて、全国古書籍商組合連合会に加盟する863店の古書店が提供する580万冊の古書在庫情報を調べられるようになったとのことです。

想・IMAGINEで古書店在庫580万冊の連想検索が可能に(2009年5月21日付け国立情報学研究所のプレスリリース)
http://www.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&page_id=875

米国政府、政府機関のデータをワンストップで入手できるサイト“DATA.gov”を開設

2009年5月21日、米国政府は、連邦政府の様々な機関が扱う情報・データを入手できるサイト“DATA.gov”を開設しました。当初はデータの範囲等が限られるものの、徐々に対象を拡大して行く予定とのことです。これはオバマ政権のかかげる「開かれた政府(open government)」の方針に沿ったものとされています。

DATA.gov
http://www.data.gov/

OPEN GOVERNMENT INNOVATIONS GALLERY
http://www.whitehouse.gov/open/innovations/

千葉大学附属図書館、ジャパンナレッジを使ったレポート募集企画を実施

千葉大学附属図書館が、ネットアドバンス株式会社との共催により、同大学の学部学生を対象とした、ジャパンナレッジ(JapanKnowledge)を使ったレポートの募集企画を実施しています。

ジャパンナレッジを使ったレポート大募集 - 千葉大学附属図書館
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/~news/modules/news/index.php?page=article&storyid=176

札幌医科大学附属総合情報センター、国内医学論文リポジトリを試験公開

札幌医科大学附属総合情報センターを中心に取り組まれている「双方向型医学系サブジェクトリポジトリ技術基盤の形成」プロジェクトが、国内医学論文リポジトリの試験公開版を公開しています。

このプロジェクトは、国内で産出された医学・保健医療学分野の研究成果論文を効果的に発信するための医学系サブジェクトリポジトリの構築を目的とし、OAI-PMHでハーベスティングした国内医科系機関リポジトリの収録メタデータを、Ex Libris社の"MetaLib"をプラットフォームとして検索できるようにしています。

現在、札幌医科大学のほか、旭川医科大学、聖路加看護大学、東京歯科大学、東京慈恵会医科大学、奈良県立医科大学、浜松医科大学のデータが収録されています。

双方向型医学系サブジェクトリポジトリ技術基盤の形成
https://infonavi.sapmed.ac.jp/ir/

5月 21日

九州大学附属図書館、九州大学蔵書印データベースを公開

九州大学附属図書館が、九州大学所蔵資料に押捺された蔵書印の写真を収集した「九州大学蔵書印データベース」を構築、公開しています。

九州大学所蔵コレクション目録データベース・蔵書印データベース公開
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/general/item_2876.html

九州大学蔵書印データベース
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/db/local/item_2875.html

九州大学附属図書館 > 検索ツール > 学内コンテンツ
http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/db/local/

新潟地域図書館ネットワークめぐるくんが発足

新潟大学附属図書館、新潟県立図書館、新潟市立図書館の3館で、協力して図書の配送便を運行し、どの図書館の図書でも無料で借りることが出来るサービス「新潟地域図書館ネットワークめぐるくん」が始まっています。

「新潟地域図書館ネットワークめぐるくん」が発足しました 
http://www.lib.niigata-u.ac.jp/Bunkan/whatsnew.html#090512

中国国家図書館、「政府公開情報統合サービスポータル」を開設

中国国家図書館が2009年4月30日、中央政府、各省・自治区・直轄市の政府が公開している政府情報を自動収集して提供する「政府公開情報統合サービスポータル」を開設しました。

中国政府公开信息整合服务平台
http://govinfo.nlc.gov.cn/

参考:
中华人民共和国中央人民政府门户网站
http://www.gov.cn/
(中央政府のポータルサイト)

ALA、2007/2008年度の年次報告書を公表

2009年5月19日付けで、米国図書館協会(ALA)が、2007/2008年度の年次報告を公表しています。プレスリリースでは、以下のようなトピックが言及されています。

・ロイ会長(当時)が力を入れていた教育、読み書き能力等に関して、フォーラムやオンラインイベント等のプログラムを実施した。
・識字能力促進支援のための助成制度“Libraries, Literacy and Gaming Grant”を実施した。
・大人の英語学習者のためのサービスを拡充する“The American Dream Starts @ your library”プログラムにおいて、38の図書館に5000ドルの助成金を交付した。
・図書館での多様な文化プログラムを支援するCultural Community Fundに37万ドル以上の資金を集めた。
・会員数が前年度よりも3%増加し、過去最多の6万6624人となった。
・ALAのウェブサイト“Ilovelibraries.org”が一周年を迎えた。

ALA releases 2007-08 Annual Report(2009年5月19日付けALAのプレスリリース)

中国国家図書館、新型インフルエンザ対策のため入館者に検温を義務付け

中国でも新型インフルエンザの感染者が確認されていますが、中国国家図書館は感染予防のため、5月18日から入館者に検温を義務付けたと発表しています。体温が37.5度以上の場合は、入館を謝絶し、医療機関に行くことを薦めるとのことです。

关于所有入馆人员需测量体温的通知 - 最新公告 - 中国国家图书馆·中国国家数字图书馆
http://www.nlc.gov.cn/syzt/2009/0515/article_270.htm

スウェーデン王立図書館、図書館総合目録、文書館総合目録、視聴覚資料目録の統合検索サービスを開始

スウェーデン王立図書館が2009年4月1日から、同館が作成している国内の研究図書館の総合目録“LIBRIS”と、同館の視聴覚資料部門が作成している視聴覚資料の目録“SMDB”、スウェーデン国立公文書館が作成している国内の公・私立文書館の総合目録“NAD”を統合検索できるサービス“Sondera”を公開しています。Googleを意識したインターフェースが採用されています。

Sondera
http://sondera.kb.se/

Rakt ner i nationalarkiven - Kungl. biblioteket
http://www.kb.se/aktuellt/nyheter/2009/Rakt-ner-i-nationalarkiven/
(※プレスリリース)

各公共図書館・大学図書館の新型インフルエンザへの対応(4)

東京都・神奈川県でも新型インフルエンザの感染者が確認されましたが、感染拡大防止のため臨時休館等の対応を行う館は、主に滋賀県で増加しています。
5/20の13時以後、5/21の12時時点までに、図書館のウェブサイトで新たに対応を発表しているのは以下のとおりです。

滋賀県
大津市立図書館:5/26まで主催行事と読書室の利用中止。
http://www.library.otsu.shiga.jp/
守山市立図書館:5/26まで休館。
http://library.city.moriyama.shiga.jp/
栗東市立図書館:5/26まで休館。
http://www.rittocity-library-unet.ocn.ne.jp/d_news/cm_news.cfm
野洲図書館:5/26まで休館。
http://www.library.hohoemi-yasu.jp/
湖南市立図書館:石部図書館は5/28まで、甲西図書館・移動図書館は5/29まで休館。
http://lib.edu-konan.jp/opw/OPW/OPWMESS.CSP

滋賀大学附属図書館教育分館:5/26まで休館。
http://library.edu.shiga-u.ac.jp/news2009.html
滋賀医科大学附属図書館:5/27まで学生・学外者の利用中止。

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