アーカイブ - 2009年 4月

4月 15日

連邦政府刊行物寄託図書館制度の戦略的方向性とは?

北米研究図書館協会(ARL)はこのほど、「連邦政府刊行物寄託図書館制度(Federal Depository Library Program:FDLP)の戦略的方向性(Strategic Directions for the Federal Depository Library Program)」と題した白書を発表しました。堅固で効率的なプログラムを将来に渡って提供していけるよう、FDLPの再定義化を求める内容となっています。

ARLのプレスリリース
http://www.arl.org/news/pr/fdlp-14apr09.shtml

白書のダウンロード先
http://www.arl.org/pp/access/fdlp/

BNFの建物の一部、スクリーンとしてレンタル

フランス国立図書館(BNF)が、資金調達の一環として、建物を巨大なスクリーンとして貸し出したということです。フランスのスポーツ日刊紙“L'EQUIPE”の20,000号記念イベントのために、BNFの建物の1つ(幅40メートル×高さ60メートル)が貸し出され、新聞の歴史を語る写真などが5時間にわたって投影されました。

La BNF loue une des quatre tours à “L'Equipe”
- LiVRES HEBDO 2009/4/10付けの記事
http://www.livreshebdo.fr/actualites/DetailsActuRub.aspx?id=2932

文字・活字文化推進機構、「言語力検定」の実施を発表

財団法人文字・活字文化振興機構が、言語基礎力と応用力を養う「言語力検定」の第1回を、2009年10月から開始すると発表しています。

言語力検定 ~読み、書き、考え、伝える力~
http://www.gengoryoku.jp/

財団法人 文字・活字文化推進機構 | 言語力検定
http://www.mojikatsuji.or.jp/gengoryoku.html

文字・活字文化推進機構、言語力向上へ「検定」 国際化対応の基盤に - 新文化 - 出版業界紙 - ニュースフラッシュ関連ページ
http://www.shinbunka.co.jp/news2009/04/h090409-03.htm

図書館、出版、書店、文筆家の4団体の同盟、愛国者法の見直しをアピール(米国)

米国図書館協会(ALA)、米国出版社協会(AAP)、米国書籍販売協会(ABA)、PENクラブ米国センターの4団体が2004年に結成した同盟「読者のプライバシーのためのキャンペーン(Campaign for Reader Privacy)」が2009年4月7日、愛国者法(USA PATRIOT Act)によって「剥ぎ取られた」読者のプライバシーを保護するセーフガードを回復させるべく、同法第215条の対象から書店の販売記録・図書館の利用記録を外すよう求めるアピールを発表しました。

Restoring Safeguards for Reader Privacy Eliminated by the USAPatriot Act:
An Appeal to Congress by the Campaign for Reader Privacy; April 7, 2009
http://www.readerprivacy.org/news.jsp?id=33

BOOK GROUPS LAUNCH NEW EFFORT TO AMEND PATRIOT ACT
http://www.readerprivacy.org/news.jsp?id=34

参考:
E462 - 愛国者法,図書館条項を修正して成立

Benesse教育研究開発センター、子どものICT利用実態調査の結果を公開

Benesse教育研究開発センターは2008年秋、小学生から中学生まで1万人以上を対象に、ICTの利用実態調査を実施しました。このほどその結果の速報版が公開されています。

子どものICT利用実態調査 速報版
http://www.benesse.jp/berd/center/open/report/ict_riyou/2008/index.html

子どもは大人が思うより携帯に冷静?――小中高生、危なさも認識
- ITmedia News 2009/4/14付けの記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/14/news088.html

ロックフェラー大学出版、大学図書館界の要望に応え雑誌購読価格を据え置き

米国のロックフェラー大学出版が大学図書館界の要望に応じて、2010年の雑誌購読料を2009年の価格で据え置くと発表した、と報じられています。

University Press Hears Libraries' Pleas and Freezes Journal Prices: The Chronicle of Higher Education
http://chronicle.com/daily/2009/04/15570n.htm

Peter Scott's Library Blog: Rockefeller University Press freezes journal prices
http://xrefer.blogspot.com/2009/04/rockefeller-university-press-freezes.html

埼玉県立図書館協議会、埼玉県立図書館に向けた「市町村立図書館等との連携協力に係わる提言」を公表

埼玉県立図書館協議会が、埼玉県立図書館に向けた「市町村立図書館等との連携協力に係わる提言」をまとめ、公表しています。

市町村立図書館等との連携協力に係わる提言
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/kyogikai/h20-teigen.pdf

埼玉県立図書館協議会
https://www.lib.pref.saitama.jp/stplib_doc/kyogikai/kyogikai.html

参考:
埼玉県、『県立図書館のライフチャンスライブラリー化に向けて(提言)』を発表
http://current.ndl.go.jp/node/11977

東京都、「第二次東京都子供読書活動推進計画」を策定

東京都教育委員会が、「第二次東京都子供読書活動推進計画」を策定しています。

「第二次東京都子供読書活動推進計画」の策定について
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr090305t.htm

ゲイツ財団、OCLCに対し図書館支援のための助成金

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は、OCLCに対し、公共図書館の広報活動に関して500万ドルの助成を行うことを発表しました。目的は、現在の経済危機の状況において、図書館が必要とされていることの認識を高め、図書館サービスへの支援を増大させることとされています。OCLCはまずジョージア州とアイオワ州でこの夏からプログラムを開始するとしています。

Gates Foundation and OCLC Will Develop Community-Based Awareness Campaign to Increase Support for Libraries
http://www.oclc.org/us/en/news/releases/200924.htm

4月 14日

ALA、2009年の米国図書館界の状況報告書を刊行

米国図書館協会(ALA)が、2009年時点の米国図書館界の現状報告書“The State of America's Libraries Report 2009”を刊行しました。全体の概況は、「経済の下落に伴い図書館利用は劇的に増加、しかし運営資金も減少」とまとめられています。取り上げられているトピックは、公共図書館、学校図書館、大学図書館、図書館に関する技術、著作権・ライセンシング、ソーシャルネットワーキング、図書館の建築・改築、アウトリーチサービスや多様性(diversity)の実現に向けた活動、連邦議会や行政・司法機関の動向、アドヴォカシーと法制、知的自由に関する問題の11件です。

ALA | State of America's Libraries Report - April 2009
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/mediapresscenter/presskits/2009stateofamericaslibraries/2009statehome.cfm

参考:
E781 - ALA,米国図書館界の現状報告書を刊行
http://current.ndl.go.jp/e781
(2008年版)
ALA、2006年の米国図書館界の状況報告書を刊行

4月は学校図書館メディア月間(米国)

米国図書館協会(ALA)傘下の米国学校図書館員協会(AASL)は毎年4月を「学校図書館メディア月間(School Library Media Month)」と位置づけて、学校図書館メディアセンターの意義を広くアピールしています。2009年は“Worlds Connect @ your library”がキャッチフレーズとなっています。ウェブサイトでは、スポークスパーソンを務める人気作家ジェイムズ・パタースン(James Patterson)氏のメッセージのほか、各種アドヴォカシー・ツールキットなどが公開されています。

ALA | School Library Media Month
http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/aasl/aaslissues/aasladvocacy/schoollibrary.cfm

UCLA、デジタル化されウェブ上で公開されている中世写本の総合目録を公開

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の中世・ルネサンス研究センターが、デジタル化されウェブ上で公開されている中世写本(medieval manuscripts)の総合目録を公開しています。2009年4月現在、世界各国の77図書館・機関の2,345点が収録されています。日本からは、専修大学図書館の蔵書2点(Guillaume de Lorris and Jean de Meun著“Roman de la Rose”)が含まれています。所蔵館、所蔵記号(Shelfmark)、著者、タイトル、言語からのブラウジングも可能になっています。

Catalogue of Digitized Medieval Manuscripts
http://manuscripts.cmrs.ucla.edu/

Google Book Search、全米科学アカデミーなど4学術団体のレポート、機関誌9,000冊以上を提供

全米科学アカデミー(NAS)、全米技術アカデミー(NAE)など、“National Academies”と総称される4つの全米学術団体が、Google社と協同で刊行物のデジタル化を行い、このほどレポートや機関誌など9,000冊以上をGoogle Book Searchで公開したと発表しています。また今後2011年までに、さらに11,000冊をデジタル化する予定とされています。

More Than 9,000 National Academies Reports Now Available In Open Access
http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=04102009

OCLC、博物館のデータ交換用ソフトウェアを無償公開

OCLCが、アンドリュー・メロン財団の助成を受け開発した、博物館のデータ交換用ソフトウェア“COBOAT”“OAICat Museum”を無償公開しています。

OCLC Research releases software suite to help museums exchange data
http://www.oclc.org/research/announcements/2009-04-10.htm

2009年日本図書館情報学会春季研究集会

日本図書館情報学会の2009年春季研究集会が、2009年5月23日に駿河台大学(埼玉県飯能市)で開催されます。その案内とプログラムが発表されています。

2009年日本図書館情報学会春季研究集会(ご案内)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/events/spring_2009_2.pdf

大学図書館支援機構、「大学図書館業務実務能力認定試験「総合目録-図書初級」」の実施を発表

NPO法人大学図書館支援機構が、「大学図書館業務実務能力認定試験「総合目録-図書初級」」を実施すると発表しています。

大学図書館支援機構
http://www.iaal.jp/xoops/index.php

参考:
大学図書館支援機構(日本)
http://current.ndl.go.jp/node/5723

独Walter de Gruyter社、新しいOA出版モデルを発表

ドイツの学術出版社Walter de Gruyter社が、新しいオープンアクセス出版モデル“de Gruyter Open Library”を発表しました。基本的には、1記事(書籍の場合は1章)あたり1,750ユーロでその記事をオープンアクセス化するというオープンアクセス・オプションなのですが、このオプションによって得られる収入が採算ラインの20%以上に相当した場合には、その比率分(=オープンアクセス・オプションでまかなわれた分)、雑誌・書籍の購読料を値下げするという仕組みが採用されています。

Walter de Gruyter - Open Access - Open Library
http://www.degruyter.de/cont/glob/openAccess.cfm

08 Apr 2009付けInformation World Reviewの記事
http://www.iwr.co.uk/information-world-review/news/2240093/innovative-open-access-model

参考:
CA1684 - オープンアクセス・オプションとその被引用に対する効果 / 時実象一
http://current.ndl.go.jp/ca1684

記事編集作業の障害は何?―Wikipediaがユーザビリティ調査を実施

Wikimedia財団では、2009年3月24日から26日にかけて、新しくWikipediaの記事編集に参加しようとしている人にとって、どういったことが障壁になるのかを把握する調査を実施しました。結果は分析中で、間もなく公開されるということです。

Usability Study
- Wikimedia blog 2009/4/8付けの記事
http://blog.wikimedia.org/2009/04/09/usability-study/

Wikipedia Usability Initiative(結果はこのページで公開されます)
http://usability.wikimedia.org/wiki/Main_Page

“Computers in Libraries 2009”会議資料

図書館・情報提供技術のあらゆる側面を対象とした北米最大規模の会議・展示会“Computers in Libraries”の第24回・2009年版が、3月30日~4月1日にかけて行われました。その最終プログラム、基調講演、プレゼンテーション資料等が公開されています。情報探索、ウェブデザイン、コレクションやコミュニティの連携、電子図書館、オープン化、Web/Library 2.0、バーチャルレファレンス、次世代目録、モバイル向けインターフェース、ゲーム、CMS、eラーニングなど、さまざまなトピックが扱われたようです。

Computers in Libraries 2009: Final Program
http://www.infotoday.com/cil2009/program.asp

Computers in Libraries 2009
http://www.infotoday.com/cil2009/default.asp

Wikipedia、コンテンツのライセンス変更に関する投票を実施中

オンライン百科事典“Wikipedia”で、コンテンツのライセンスを、現行のGFDL(GNU Free Documentation License)から、クリエイティブ・コモンズの「表示-継承(Attribution/Share-Alike:BY-SA)」ライセンスに変更する事に関する投票が行われています。GFDLでは権利関係に関する文書の同梱、文書中への更新履歴(history)の表示などが義務付けられていますが、これらの条件はWikipediaのコンテンツの再利用にとっては過大な負担となり得る(例:記事本体よりも更新履歴の方が長い記事がある、等)ことが、ライセンス変更が提案されている理由とされています。投票権は、2009年3月15日までに25以上の記事を編集した編集者に与えられており、2009年5月3日に投票締め切り、開票の予定とされています。

Wikimedia blog » Blog Archive » Vote on Wikimedia licensing update underway
http://blog.wikimedia.org/2009/04/14/vote-on-wikimedia-licensing-update-underway/

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