アーカイブ - 2009年 4月

4月 17日

法務省、日本法令外国語訳データベースを公開

法務省が2009年4月1日、「法令外国語訳データベース」を公開しています。当面は英訳を提供するとされており、4月時点で約200本の翻訳法令と標準対訳辞書が公開されています。いずれのデータもダウンロード可能となっています。

日本法令外国語訳データベースシステム
http://www.japaneselawtranslation.go.jp/

法令外国語訳データベースの運用を開始しました! - 法務省司法法制部
http://www.moj.go.jp/top/link01.html

内閣府、定住外国人施策ポータルサイトを公開

内閣府が2009年4月1日、「定住外国人施策ポータルサイト」を公開しています。日本語のほか、英語、ポルトガル語、スペイン語で情報が提供されています。

定住外国人施策ポータルサイト
http://www8.cao.go.jp/teiju-portal/jpn/index.html

参考:
CA1661 - 公共図書館の多文化サービスを進めるために-情報ニーズ調査の必要性- / 平田泰子
http://current.ndl.go.jp/ca1661

Library Journal誌、2009年2月時点の学術雑誌価格調査の結果を発表

Library Journal誌が2009年4月15日、2月5日時点で調査した学術雑誌の価格調査の結果を発表しています。ISIの3つのCitation Index(AHCI、SSCI、SCI)収録タイトル、および、EBSCO社のAcademic Search Premierの収録タイトルのうち、あらかじめ定価が定まっているものを対象として調査したもので、学問分野ごと、出版国ごとの平均価格と、2005年からの毎年の平均価格の推移が示されています。2010年の価格も予測されており、2009年から7.6%の増加、という数値が出ています。このほか、深刻な経済危機、オープンアクセス義務化方針の採択が相次いでいること、オープンアクセスオプションを設定する出版社が増えていることといった、図書館や学術出版を取り巻く環境の影響についても分析されています。

Reality Bites: Periodicals Price Survey 2009 - 4/15/2009 - Library Journal
http://www.libraryjournal.com/article/CA6651248.html

参考:
ARL、世界規模の経済危機と図書館の窮状を踏まえ出版社・ベンダーに要望
http://current.ndl.go.jp/node/11911

オバマ米大統領、復活祭のイベントで子どもたちに絵本を読み聞かせ

2009年4月13日、 米国のホワイトハウスにおいて、毎年恒例となっている復活祭のイベント「イースターエッグロール」が開催されました。このイベントは子どもとその親が対象で、今年も3万人程度が招かれ、オバマ大統領やその家族と交流しました。イベントの中で、オバマ大統領は絵本『Where the Wild Things Are』の読み聞かせも行っており、その様子を撮影した動画をYou Tubeで見ることができます。

米ホワイトハウスで復活祭イベント、オバマ一家と子どもら3万人が交流
- AFPBB News 2009/4/14付けの記事
http://www.afpbb.com/article/politics/2592376/4030001

President Obama Reads "Where The Wild Things Are"
(読み聞かせする大統領の動画)
http://www.youtube.com/watch?v=bo_YB9ODqrw

バイエルン州立図書館、生誕200年を迎えたメンデルスゾーンの全作品の楽譜(デジタル版)を公開

19世紀ドイツで活躍した作曲家・メンデルスゾーン(Mendelssohn Bartholdy, Felix)の生誕200年を記念して、バイエルン州立図書館が全作品の楽譜のデジタル版を公開しました。Google Book Searchプロジェクトでデジタル化されたもので、PDFでのダウンロードも可能となっています。

Mendelssohn Bartholdy, Felix - Werke
http://www.digitale-sammlungen.de/~db/ausgaben/uni_ausgabe.html?projekt=1216809160&recherche=ja&ordnung=sig

ALA、「2008年に最も批判を受けた図書」を公表

ALAは、2008年に最も批判を受けた図書(most frequently challenged books)のトップ10を公表しました。1位となったのは、3年連続で、2羽のオスのペンギンがみなしごの雛を育てるお話の"And Tango Makes Three" です。ALAの「知的自由オフィス」(ALA Office for Intellectual Freedom: OIF)では、"challenge"を「図書館や学校に対してなされた、内容や適切性の理由から撤去や制限を求める書面での公式な苦情」と定義しており、OIFに報告された2008年の苦情の件数は513件であったとしています。ただ、OIFに報告されないケースも多いと見ており、この数値は実際の20-25%に過ぎないであろうとしています。

Attempts to remove children’s book on male penguin couple parenting chick continue
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/april2009/nlw08bbtopten.cfm

参考:
2007年に最も批判を受けた図書は?(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/7906

ドイツ国立図書館、ウェブ上の出版物の納本に関する英語版ページを公開

ドイツ国立図書館(DNB)が、オンラインで出版されている電子ジャーナル、電子書籍、電子学位論文の納本に関する手続き、FAQ等をまとめた英語版ページを公開しています。

DNB, Online publications
http://www.d-nb.de/eng/netzpub/index.htm

dissonline.de
http://search.dissonline.de/
(※DNBによる電子学位論文検索サイト)

参考:
ドイツ国立図書館、ウェブ上の出版物の納本に関するFAQを発表
http://current.ndl.go.jp/node/9656

文科省、都道府県及び市町村における「子ども読書活動推進計画」の策定状況に関する調査結果を発表

文部科学省が、平成21年3月時点における都道府県及び市町村における「子ども読書活動推進計画」の策定状況に関する調査結果を発表しています。

都道府県及び市町村における「子ども読書活動推進計画」の策定状況に関する調査結果について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/04/1260800.htm

参考:
CA1638(No.293)研究文献レビュー 子どもへの読書支援と図書館サービス
http://current.ndl.go.jp/ca1638

文科省、「子ども読書の日」の記念イベントを開催

文部科学省は「子ども読書の日」に当たる4月23日、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに,子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めることを目的に「子どもの読書活動推進フォーラム」を開催するということです。フォーラムでは、このほど発表された読書活動優秀実践校、実践団体に対する表彰も行われます。

子ども読書の日記念“子どもの読書活動推進フォーラム”の開催について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/04/1260799.htm

読書活動優秀実践校,子どもの読書活動優秀実践図書館及び子どもの読書活動優秀実践団体(者)の表彰について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/04/1260793.htm

4月 16日

NACSIS-CATの図書所蔵レコードが1億件を突破

国立情報学研究所(NII)が2009年4月16日、NACSIS-CAT(目録所在情報サービス)の図書の所蔵レコード数が1億件を突破したと発表しています。

図書の所蔵件数が1億件を突破しました! - 国立情報学研究所 目録所在情報サービス
http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/2009/04/1_1.html

参考:
NACSIS-CATの図書・雑誌所蔵レコード、1億件を突破
http://current.ndl.go.jp/node/8313
「NACSIS-CAT登録1億件突破記念講演会」資料の一部を公開
http://current.ndl.go.jp/node/11511

NII、研究・教育のためのデータ連携ワークショップを開催

国立情報学研究所(NII)が、データ中心科学(Data Centric-Science)の時代における、データの統合や連携などの課題を考える「研究・教育のためのデータ連携ワークショップ(第1回)」を、4月22日に開催するとしています。

研究・教育のためのデータ連携ワークショップ(第1回)
http://www.nii.ac.jp/workshop/2009/index-j.html

日本文藝家協会等の団体、Googleブック検索和解案に対し抗議の声明を発表

日本文藝家協会と日本出版社著作権協会が、米国におけるGoogleブック検索の和解案に対し、抗議する声明を発表しています。例えば日本文藝家協会は、今回のGoogleブック検索の和解案が、米国の法律、訴訟手続き上問題がないものだとしても、その影響を受ける外国の著作権者らにとっては、まったく承服できないものであるとの見解を示しています。

グーグル・ブック検索についての声明(日本文藝家協会)
http://www.bungeika.or.jp/pdf/statement_for_google.pdf

----JPCAからの緊急アピール---(20090402)
http://www.e-jpca.com/

参考:
E906(No.147)Googleブック検索和解,日本の権利者にも影響
http://current.ndl.go.jp/e906

「テクノロジーを機関の戦略に統合すること」に関する研究

英国情報システム合同委員会(JISC)とLHFE(Leadership Foundation for Higher Eduation)は共同で、イギリスの高等教育におけるテクノロジーを機関の戦略に統合する実践、またそれに係る課題について評価する研究を実施しました。このほどその結果が公表されています。

Integration of Technology into Institutional Strategies Study
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/publications/strategicdevelopmentfinalreport.aspx

CILIP発行の雑誌“Public Library Journal”がオンラインで利用可能に

英国の図書館情報専門家協会(CILIP)が発行する雑誌“Public Library Journal”の全ての記事がオンラインで利用可能になりました。しかし、このオンライン版の提供は印刷版に代わるものではなく、アクセシビリティの向上と新しい読者の獲得を目的としているとのことです。印刷版が刊行されると同時に3本から4本の記事がウェブで公開されますが、全ての記事が読めるようになるのは、印刷版が出てから9か月後となります。なお、利用は無料です。

Public Library Journal
http://www.cilip.org.uk/specialinterestgroups/bysubject/plj

千葉大学附属図書館亥鼻分館、ポッドキャストによるライブラリーツアーを展開

千葉大学附属図書館亥鼻分館が、ポッドキャストによるライブラリーツアーを始めています。

iPodを貸し出し、その中に入っている案内の音声を聞きながら館内をまわるようになっています。

亥鼻分館 Podcastライブラリーツアー開始 - 千葉大学附属図書館
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/~news/modules/news/index.php?page=article&storyid=171

ポッドキャスト@千葉大図書館: podcastライブラリーツアー(亥鼻)
http://libcast-chibau.seesaa.net/category/6346111-1.html

横浜市立図書館、横浜開港150周年記念イベントを展開

横浜市立図書館が、横浜開港150周年を記念して、全18館で企画展示や連続講演会などを行う「港の150年、この地の150年」を開催しています。

市立図書館の横濱開港150周年記念イベント「港の150年、この地の150年」開催 - 横浜市教育委員会
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/200903/20090323-022-7331.html

横浜市立図書館の横濱開港150周年記念イベント「港の150年、この地の150年」
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/kaikou150/minato150.pdf

この本を読んで「開港博Y150」へ行こう!!
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/kaikou150/kaikou150_ikou.html

横浜の150年 開港150周年記念連続講演会
http://www.city.yokohama.jp/me/kyoiku/library/central/cyuou_bun090408.html

横浜市立図書館18館が開港150周年イベント - MSN産経ニュース

4月 15日

機関リポジトリ内のコンテンツ管理におけるOAI-OREの活用法を論じた論考

オープンアーカイブのオブジェクトの再利用・交換に関するプロトコル“Open Archives Initiative – Object Reuse and Exchange(OAI-ORE)”が、デジタルリポジトリ、特に機関リポジトリにおけるコンテンツ管理にどのように活用できるのか、また究極的にはデジタルリポジトリの概念をどのように変化させる可能性を有しているのかを論じた論考が、Code4Lib Journal誌第6号に掲載されています。OAI-OREの概説から始まり、プラグインを用いて、2つの異なる機関リポジトリ用プラットフォーム(Fedora、EPrints)間の相互のデータ交換を試験した事例の紹介、OAI-OREの今後の展望、と論が展開されています。

David Tarrant, Ben O’Steen, Tim Brody, Steve Hitchcock, Neil Jefferies and Leslie Carr. Using OAI-ORE to Transform Digital Repositories into Interoperable Storage and Services Applications. Code4Lib Journal. 2009, (6).
http://journal.code4lib.org/articles/1062

ソーシャルタギングとフォークソノミーに関する研究文献(英文)のレビュー論文

ソーシャルタギングとフォークソノミーに関する、2007年末までに刊行された研究文献(英文)180点以上をレビューした論文が、テキサスA&M大学図書館が刊行する査読誌“Journal of Digital Information”10巻1号に掲載されています。また同著者による、ソーシャルタギングおよびフォークソノミーを導入した先駆的な美術館の事例報告記事も、同一号に掲載されています。

J Trant. Studying Social Tagging and Folksonomy: A Review and Framework. Journal of Digital Information, Vol 10, No 1 (2009).
http://journals.tdl.org/jodi/article/view/269

J Trant. Tagging, Folksonomy and Art Museums: Early Experiments and Ongoing Research. Journal of Digital Information, Vol 10, No 1 (2009).
http://journals.tdl.org/jodi/article/view/270

インディアナ大学、楽譜の目録作成ツールをオープンソースで公開

米国インディアナ大学が、シート形態の楽譜(sheet music)の目録作成、および、MODS、Dublin Core等のメタデータフォーマットでのデータ提供機能を備えたオープンソースのツール“IN Harmony Sheet Music Cataloging Tool”を公開しました。あわせて、インディアナ州にゆかりのある音楽の楽譜をデジタル化したデジタル図書館“IN Harmony”も公開しています。

IN Harmony: Sheet Music from Indiana - SourceForge
http://inharmonycat.sourceforge.net/

IN Harmony: Sheet Music from Indiana
http://webapp1.dlib.indiana.edu/inharmony/welcome.do

April 14, 2009付けCatalogablogの記事
http://catalogablog.blogspot.com/2009/04/in-harmony-sheet-music-cataloging-tool.html

参考:
インディアナ大学、音楽資料を提供するOSSのデジタル図書館システム“Variations”をリリース

チェコ国立図書館の斬新な新館建築、混迷の度合いは増すばかり

チェコ国立図書館が建築を予定していた「タコ」の形をした斬新なデザインの新館ですが、事態は混迷の度合いを増す一方です。チェコの英字紙“ČeskéNoviny”などによる報道をまとめると、以下のような状況になっている模様です。

・2008年9月、建築設計競技(コンペ)で不正な審査が行われた疑惑等を理由に、国立図書館長が更迭される。
・2008年10月、建築家カプリツキー(Jan Kaplický)氏、一連の政府等の態度に反発して文化大臣賞の受賞を拒否と報じられる。
・2009年1月14日、カプリツキー氏が急逝(享年71歳)。
・2009年2月、新館建築を支持する人々による署名、デモンストレーションが開始される。
・2009年2月、カプリツキー氏の事務所“Future Systems studio”の経営権を握っている氏の前妻が、同館を含め氏が担当したプロジェクトを継続しないことを発表し、氏とともにデザインを担当した建築家を解雇したと報じられる。
・2009年4月、プラハ市議会野党の社会民主党(CSSD)が、著作権等の問題がすべて処理できるかどうかは不明だがという条件付きながら、当初予定された場所(景観地区の近く)とは別のプラハ市内(空港の近く)に新館を建設する計画を発表し、支持を呼びかけていると報じられる。

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