アーカイブ - 2009年 4月

4月 23日

ヴァーチャル・レファレンスに関する文献データベース

ラトガース大学コミュニケーション・情報・図書館研究学部(Rutgers University's School of Communication, Information, and Library Studies)が、ヴァーチャル・レファレンス(メール、チャット、IMなど)に関する論文・記事についての文献データベース"Virtual Reference Bibliography"を作成し、公開しています。

Virtual Reference Bibliography
http://vrbib.rutgers.edu/

参考:
学部名から「図書館」をなくすことにつき、地元図書館協会が反発(米・ニュージャージー州)
http://current.ndl.go.jp/node/11906

千葉大学附属図書館、2009年度授業資料ナビゲータ(PathFinder)を公開

千葉大学附属図書館が、2009年度授業資料ナビゲータ(PathFinder)を作成し、公開しています。

教員と図書館との協働作業として、教養コア科目の授業で学ぶ内容の基本的な知識が得られる情報源やキーワードをコンパクトにまとめたリスト(=パスファインダー)を提供しています。

OPACやデータベースへのリンクのほか、教員の論文については同大のリポジトリ"CURATOR"へのリンクも提供されています。

授業資料ナビゲータ(PathFinder)公開
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/~news/modules/news/index.php?page=article&storyid=173

2009年度 授業資料ナビゲータ(PathFinder)一覧
http://www.ll.chiba-u.ac.jp/pathfinder/

授業資料ナビゲータ(PathFinder)の作成と活用
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/literacy/h20/txt4.pdf
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/literacy/h20/curritxt.html

参考:

シアトル公共図書館、市の財政難のため夏休みに1週間、休館へ

財政難による予算不足のため、シアトル市長が、市職員30名のレイオフとともに、公共図書館を夏休みの1週間閉館する計画を発表しました。図書館側は当初、3%の予算削減指示を受け分館の開館時間を削減する案を提案しましたが、市長が図書館向けの予算を復活したことにより、開館時間短縮およびレイオフを免れ、1週間閉館と管理職の給与削減という形になりました。

Politics | City budget plan: 30 layoffs, 1-week closure for libraries | Seattle Times Newspaper
http://seattletimes.nwsource.com/html/politics/2009078866_citybudget18m.html

IPA、GPLバージョン3の逐条解説書(日本語)を公開

情報処理推進機構(IPA)が2009年4月23日、2007年6月にリリースされたオープンソースライセンス“GNU General Public License(GPL)”のバージョン3の逐条解説書(日本語)を公開しました。

ソフトウェアライセンシングとIPR関連情報
http://ossipedia.ipa.go.jp/legalinfo/
(※GPLバージョン3の解説書、日本語訳が公開されています。)

プレス発表 オープンソースライセンスGPLバージョン3の解説書を公開
~わが国初の詳細な条文解説書~ - 情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/about/press/20090423.html

参考:
GNU GPL/LGPLバージョン3の日本語訳
http://current.ndl.go.jp/node/6423

SLA、協会認定のオンライン研修コースを非会員にも公開

米国に本部を置く専門図書館協会(SLA)が2009年3月24日、経済が厳しい中、情報専門家が新しいスキルを身につけ、組織の力を上げていくことを支援するとして、これまでは会員に限定していたナレッジマネジメント、著作権管理などに関するオンライン研修コース(有償)を非会員にも公開することにしたと発表しています。

Course Index - Special Libraries Association
http://www.sla.org/content/learn/courseindex/index.cfm

SLA Opens Certificate Programs to Non-Members - SLA Press Release - 24 March 2009
http://www.sla.org/content/SLA/pressroom/pressrelease/09pr/pr2906.cfm

2008年米国大統領選挙活動にインターネットが果たした役割に関する調査レポート

米国におけるインターネットの社会的影響について調査を行っているPew Internet & American Life Projectが2009年4月15日、2008年米国大統領選挙の選挙運動においてインターネットが果たした役割についての調査レポートを発表しています。インターネット利用者の74%(=全人口の55%)が、ニュースや選挙に関する情報を入手するためにインターネットを利用したという結果をはじめ、オバマ候補に投票した人とマケイン候補に投票した人との差異なども分析されています。

The Internet's Role in Campaign 2008 - Pew Internet & American Life Project
http://www.pewinternet.org/Reports/2009/6--The-Internets-Role-in-Campaign-2008.aspx

OPACに、利用者と図書館員は何を求めるか?-OCLCが報告書を刊行

OCLCが、これからのOPACの目指していくべき方向性を見極めるための調査を実施し、その成果を“Online Catalogs: What Users and Librarians Want”として公表しています。この調査は、Worldcat.orgの利用者と世界中の図書館員を対象として行われました。
調査の結果、

・その資料がニーズに合っているかどうかを決定する際、エンドユーザーにとて最も重要なのはメタデータの要素となる。

・適切な資料の特定を支援していくれるOPACがエンドユーザーに求められている。

・業務を支援してくれるようなOPACが図書館員に求められている。

といったことが明らかになったそうです。

Online Catalogs: What Users and Librarians Want
http://www.oclc.org/reports/onlinecatalogs/default.htm

4月 22日

英国の各研究助成機関における、データキュレーションに関するポリシーの状況

英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)が2009年4月、芸術人文科学研究評議会(AHRC)など英国の各研究助成機関における、データキュレーションに関するポリシーの状況を調査した結果を発表しています。

Digital Curation Centre: Curation Policies
http://www.dcc.ac.uk//resource/curation-policies/

朝日新聞、講談社、小学館、ECナビなど、新辞書サイト“kotobank”をスタート

朝日新聞、朝日新聞出版社、講談社、小学館、ECナビの5社が、人名や時事用語などを、44辞書の43万語を横断検索して調べることができる辞書サイト“kotobank”をスタートしました。専門家による信頼性の高い情報を入手できることを強みとしています。
なお、朝日新聞は“asahi.com”において、最新時事用語について記者が書いた解説を読んだり、他社のものも含めてその用語に関連する記事を読むことができる新サービス“asahi.comトピックス”をスタートさせていますが、このサービスでもkotobankへリンクが張られています。

kotobank
http://kotobank.jp/

asahi.comトピックス
http://www.asahi.com/topics/

信頼性でWikipedia対抗 朝日新聞、講談社、小学館など無料辞書サイト
- ITmedia News 2009/4/22付けの記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/22/news049.html

朝日新聞、講談社、小学館ら5社、用語解説サイト「kotobank」を開設
- CNETJapan 2009/4/22付けの記事

文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第1回)

文化庁が2009年4月20日、文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第1回)を開催しています。この委員会の様子が、IT関連の各情報サイトで照会されています。

文化庁 | 文化審議会著作権分科会基本問題小委員会(第1回)の開催について
http://www.bunka.go.jp/oshirase_kaigi/2009/chosaku_syoui_090410html.html

権利者軽視では結論出ない? 著作権制度「大所」からの議論開始 - INTERNET Watch
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/04/20/23214.html

著作権制度の抜本見直しへ、「基本問題小委員会」の初回会合が開催――文化審 - PC Online
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20090420/1014448/

ネット時代の著作権、利害離れて議論を 「基本問題小委員会」スタート - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/20/news102.html

参考:
文化審議会著作権分科会に基本問題小委員会が設置される

2009年の「世界知的所有権の日」、テーマはエコ

WIPO(世界知的所有権機関)は毎年4月26日を「世界知的所有権の日」(World Intellectual Property Day)とし、関連する取組を実施しています。2009年の「世界知的所有権の日」のテーマは「グリーンイノベーションの促進」です。このテーマは、バランスの取れた知的所有権システムを確立することは、気候変動による影響を軽減するテクノロジーの開発を促進することにつながる、という考えに基づいています。

World Intellectual Property Day 2009 – Promoting Green Innovation
(WIPOのニュースリリース)
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2009/article_0010.html

大学・研究図書館の課題と将来像を論じるキャンペーンが終了(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が実施してきた、大学・研究図書館の課題と将来像について幅広く議論しようというキャンペーン“Libraries of the Future”が2009年4月2日、オックスフォード大学で開催された有識者によるディベートをもって終了しました。このディベートは、ライブラリアン、公共セクター、研究者、Google、市民のそれぞれの立場から、情報ニーズ、図書館とのかかわり、図書館に求める(図書館が求められている)サービスなどについて論じたものです。その様子は、JISCのウェブサイトで動画で公開されています。

Library of the Future Debate: JISC
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/campaigns/librariesofthefuture/debate.aspx

Debate: What is the Library of the Future?: JISC
http://www.jisc.ac.uk/events/2009/04/lotf.aspx

Libraries of the Future: JISC
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/campaigns/librariesofthefuture.aspx

参考:

『カレントアウェアネス-E』148号発行

E917 - 『危機に瀕している学術書,学術雑誌』<文献紹介>

昨今の世界規模の経済危機が研究図書館へ及ぼす影響は深刻である。国際図書館コンソーシアム連合(ICOLC)が,「世界的経済危機とそのコンソーシアム・ライセンスに与える影響に関する声明」を2009年1月19日に公表し,また北米研究図書館協会(ARL)も,ICOLCの提言の一部を強化し,研究図書館の視点からの観察,勧告を加えた「世界的経済危機にある学術出版社に対するARLの声明」を2月19日に発表した。英国では米ドルとユーロに対するポンドの暴落が,大学図書館による電子ジャーナルの契約に特に深刻な影響を与えていることが報じられている。…

E916 - LC,動画,ラジオ番組へのジャンル/形式標目の付与を開始

米国議会図書館(LC)は2008年12月10日,2009年1月から動画(映画,テレビ番組,ビデオ記録(video recordings))およびラジオ番組に対し,新たにジャンル/形式(Genre/Form)標目を付与すると発表した。また同時に,今後5年間に,同様にジャンル/形式標目を付与する対象の資料群とそのスケジュールも発表した。…

E915 - 2008年の英国「国民読書年」の報告書が公表される

2008年に実施された英国の「国民読書年」(National Year of Reading: NYR)についての報告書『読書:その未来』(Reading: the future)が公表された。1998~1999年の第1回(CA1241,CA1354参照)以来,約10年ぶりの開催となった今回は,読書イベントの開催からインターネット上の読書支援情報共有サイト「Wikireadia」の開設といったものまで,様々な活動が展開された。予算規模は約259万ポンドで, 児童・学校・家庭省から委託を受けたNational Literacy TrustやReading Agency等が,関係諸機関と連携しながら実施した。…

E914 - 「未来の図書館賞」を受賞した体験型情報プログラム(米国)

米国図書館協会(ALA)とInformation Today社は毎年,「図書館施設を使い,利用者にITに関するトレーニングを行う革新的なプログラムを企画・開発した図書館」を表彰する「未来の図書館賞(Library of the Future Award)」を授賞している。このほど,2009年はインディアナポリス・マリオン郡公共図書館が受賞館として選ばれたと発表された。…

英国の公共図書館、地元の詩人の活動を支援すべく、優秀作品を公衆トイレに掲示するイベントを開始

英国シェトランド諸島の公共図書館は2009年2月から、地元の詩人の活動を支援する活動“Bards in the Bog(沼地の中の詩人)”を行っています。これは、“Bog”が俗語として「トイレ」を意味しているとおり、地元の詩人から詩の応募を受け付け、その中から選んだ6点を、シェトランド諸島中の公衆トイレ(と同館のウェブサイト)に掲示するというものです。「人々がこの掲示を読んで、図書館に来て詩集を借りてくれるかもしれない」と図書館の担当者は語っています。作品の公募、選定は今後も3か月に1回行われる予定とのことです。

Bards in the Bog
http://www.shetland-library.gov.uk/BardsintheBog.htm

掲示されている詩の写真
http://www.shetland-library.gov.uk/Images/BOGlc.jpg

Poetry - in Public Toilets Shetland Library Press Release - 9th February 2009
http://www.shetland-library.gov.uk/BardsinBogPressRelease_000.htm

E913 - ALA,「過去1年間で最も優れた英語の図書館研究論文」を発表

米国図書館協会(ALA)の図書館研究ラウンドテーブル(LRRT)はこのほど,過去1年間に出版された英語の図書館研究論文のうち,最も優れたものに贈られる賞“Jesse H. Shera Award for Distinguished Published Research”の2009年の受賞論文を発表した。受賞したのは,“Library Quarterly”誌の78(3)号に掲載された,テキサス大学情報学部のウェストブルック(Lynn Westbrook)助教による「文脈内における危機情報ニーズの理解:親密なパートナーによる暴力からの生還者の場合」(Understanding Crisis Information Needs in Context: The Case of Intimate Partner Violence Survivors)である。…

E912 - ワールド・デジタル・ライブラリー公開

米国議会図書館(LC)と国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)等は2005年から,電子図書館プロジェクト「ワールド・デジタル・ライブラリー」(World Digital Library:WDL)に取り組んできた(E416参照)。これは,各国の文化の特色を示す資料を地域,時系列,テーマ別に一望できるウェブサイトであり,国際的な相互理解の促進,インターネット上の文化情報資源の増大,教育者,研究者への資料提供,デジタル格差の縮小を目的としている。2009年4月21日,ついに「ワールド・デジタル・ライブラリー」が公開された。…

ページ