アーカイブ - 2009年 4月

4月 28日

Yahoo!検索で「CiNii」がどれだけ検索されているか?

Yahoo! 検索ランキングの「トレンドサーフィン」において、検索語として「CiNii」がどれだけ検索されているか、その推移が紹介されています。特徴として、平日と休日の差が激しいことなどが挙げられています。

研究以外でも? 論文検索が面白い(2009年4月27日のトレンドサーフィン) - Yahoo!検索ランキング
http://searchranking.yahoo.co.jp/trend/09042701

CiNii - NII論文情報ナビゲータ
http://ci.nii.ac.jp/

Googleブック検索についての報道記事

和解案への参加表明期限が間近(2009年5月5日)にせまっているGoogleブック検索(Book Search)についての動向がいくつか報じられています。The Internet Archiveの要請(本をスキャンしている他の業者にも今回の和解内容を適用してOrphan WorksについてGoogleと同様の保護を与えるようすべき、というもの)は連邦判事に退けられたとのことです。また、New York Times(ウェブ版)には、ジョン・スタインベックの相続人らを含む著者グループが、参加表明の期限を4ヶ月延長するよう連邦判事に申し立てを行ったという記事が掲載されています。

Judge Rejects Internet Archive Motion to Intervene in Google Settlement(4/24/2009付け Publishers Weeklyウェブ版の記事)
http://www.publishersweekly.com/article/CA6654190.html?nid=2286&source=link&rid=1192404514

Internet Archive Latest to Object to Google Settlement (4/17/2009付け Publishers Weeklyウェブ版の記事)

4月 27日

リンクリゾルバはどうすればより使いやすくなるか?(米国)

カリフォルニア大学図書館(University of California / Carifolnia Digital Library)が、同大学のリンクリゾルバ・サービス"UC-eLinks"の改善策についてのユーザビリティ調査を行い、報告書を公開しています。

UC-eLinks Direct Linking Usability Report
http://www.cdlib.org/inside/assess/evaluation_activities/docs/2009/UC-eLinks_directLinking_jan2009.pdf

参考:
UCLA、学生に聞いたリンクリゾルバ・サービスの評価を公表
http://current.ndl.go.jp/node/7391

CLIRとDLFが合併

図書館情報資源振興財団(CLIR)と電子図書館連合(DLF)が合併すると発表しています。

Digital Library Federation to Continue Programs in Council on Library and Information Resources
http://www.clir.org/news/pressrelease/09dlfclir.html
http://www.diglib.org/DLF-CLIR_Merger_Press_Release.pdf

ハーバード大学とAPSがOA方針に関する協定を締結

ハーバード大学(Harvard University)と米国物理学会( American Physical Society: APS)が、オープンアクセスに関する協定を結んだと発表しています。

Harvard and American Physical Society Reach Accord on Journal Publications
http://osc-dev.hul.harvard.edu/announce.php
http://publish.aps.org/HarvardAPSAccord

参考:
ハーバード大学文理学部、全会一致で研究成果のOA化を義務化
http://current.ndl.go.jp/node/7292

電子ジャーナル目次RSS集約・配信サービス“ticTOCs”開発等に関するプレゼン資料が公開

電子ジャーナルの目次のRSSを集約し、配信するサービス“ticTOCs”の開発に携わってきた関係者が、2009年4月22日から24日まで開催されていたELAG(European Library Automation Group)においてプレゼンテーションを行いました。テーマはticTOCsプロジェクトと、データマイニングなどを利用した研究者向けニュースアラートサービス開発を目指す“Gold Dust”プロジェクトです。このほどELAGでのプレゼン資料が公表されています。

Transforming Current Awareness through RSS
(ELAGのプログラム。プレゼン資料へのリンクもあり。)
http://indico.ulib.sk/MaKaC/contributionDisplay.py?contribId=21&confId=5

ticTOCS paper at ELAG 2009 Conference
- News from ticTocs 2009/4/16付けの記事
http://tictocsnews.wordpress.com/2009/04/16/tictocs-paper-at-elag-2009-conference/

参考:
電子ジャーナル目次RSS集約・配信サービス“ticTOCs”がリニューアル

EU、音楽演奏者の著作権を70年に延長へ

欧州連合(EU)の発表によると、音楽録音(music recordings)に対する演奏者の著作権を50年から70年に延長することが欧州議会(European Parliament)で可決されたということです。欧州委員会(European Commission)は95年への延長を求めていましたが、歩み寄りの結果、70年での今回の可決となりました。

EUのニュースリリース
http://www.europarl.europa.eu/news/expert/infopress_page/058-54192-111-04-17-909-20090422IPR54191-21-04-2009-2009-false/default_en.htm

欧州議会のニュースリリース
http://www.europarl.europa.eu/sides/getDoc.do?pubRef=-//EP//NONSGML+IM-PRESS+20090422IPR54191+0+DOC+PDF+V0//EN&language=EN

欧州委員会のニュースリリース
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/627&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

Wikipediaユーザビリティ調査結果のプレビューが公開

Wikimedia財団は2009年3月末、Wikipediaのユーザビリティ調査を実施しましたが、このほど最終結果の公開に先立ち、結果のプレビューが発表されました。これによると、

 ○目立った意見
  ・情報源としての比類なさに対する肯定的評価
  ・平易さ、首尾一貫性、テーマの広範さに対する肯定的評価
 など

 ○改善の余地
  ・投稿ルールや投稿時のエチケットの複雑さ、難解さに対する配慮
  ・コンピュータ用語やhtmlに詳しくない投稿者に対する配慮
 など

 ○失敗
  ・レファレンスなどを追加するときのウィキの複雑なシンタックスと、それに対するヘルプの見つかりにくさ
 など

といったことが分かったそうです。正式な結果は間もなく公開される予定です。

Wayback Machine、新データセンター上でのサービスを始動

Internet Archiveは2009年3月29日、Sun Microsystems社の協力の下、Wayback Machineの全てのウェブアーカイブデータ(約4.5ペタバイト)を保存する新しいデータセンターを始動することを発表していましたが、4月24日、新データセンター上でのサービスを開始しました。これにより、1秒間に500リクエストを処理できるようになったということです。なおこのデータセンターは、屋外に置くことができるコンテナー式のモジュラー型データセンターで、これによりデータの維持管理費と場所の効率化を図ることができます。

Wayback Machine comes to life in new home
(Internet Archiveの4月24日のニュースリリース)
http://www.archive.org/iathreads/post-view.php?id=243665

New Archive Datacenter with Sun
(Internet Archiveの3月29日のニュースリリース)
http://www.archive.org/iathreads/post-view.php?id=238517

Sun Microsystems社による資料
(モジュラー型データセンターの有効性を説明する動画資料もあり)

米国の図書館情報学大学院のランキング

U.S. News and World Reportは、米国の図書館情報学の大学院のランキングを3年ぶりに発表しました。1位はイリノイ大学Urbana-Champaign校(UIUC)とノースカロライナ大学Chapel Hill 校(UNC)の2校となっており、これは1998年と2006年のランキングと同じ結果だということです。

New U.S. News LIS Rankings Mostly Unchanged (Library Journal, 4/24/2009付けの記事)
http://www.libraryjournal.com/article/CA6654198.html

日本ビジュアル著作権協会会員、Googleブック検索和解案から集団和解離脱へ

Gooleブック検索の和解案について、日本ビジュアル著作権協会(JVCA)は検討の結果会員に対し、和解に同意しないよう勧告を送り、2009年4月25日現在174名が離脱の表明をしているということです。JVCAが発表した報道資料によると「間近にせまった5月5日という和解回答期限に拘束されず、あらためて、今回のグーグルの行為を検証し、きちんとした交渉を行っていきたい」というのが、今回の離脱の理由だということです。

JVCAの報道資料
http://www.jvca.gr.jp/oshirase/oshirase20090425.pdf

JVCA
http://www.jvca.gr.jp/top.html

グーグル書籍検索 谷川俊太郎さんら174人和解案拒否
- asahi.com 2009/4/25付けの記事
http://www.asahi.com/national/update/0425/TKY200904250062.html

倉本聰さんなど174人、「Googleブック検索」和解案を拒否
- ITmedia News 2009/4/27付けの記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/27/news019.html

参考:

4月 24日

策定中のISO/CD 27729「国際標準名称識別子」の公式ウェブサイト

現在、国際標準化機構(ISO)で標準化が進められているISO/CD 27729「国際標準名称識別子(International Standard Name Identifier:ISNI)」の公式ウェブサイトが立ち上がっています。

International Standard Name Identifier
http://www.isni.org/

ISO/CD 27729 - Information and documentation - International Standard Name Identifier (ISNI)
http://www.iso.org/iso/iso_catalogue/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=44292

ISO 21047:2009「国際標準テキストコード」が刊行される

国際標準化機構(ISO)が2009年3月9日、ISO 21047:2009「国際標準テキストコード(International Standard Text Code:ISTC)」を公式に刊行しました。これは、テキスト作品をユニークに、永続的に識別するためのもので、同一の内容だが媒体等が異なるもの(例:印刷版と電子書籍版)などをグルーピングするものとして付与されます。桁数は16桁で、登録機関が管理用に用いるエレメント(3桁)、登録年エレメント(4桁)、作品エレメント(8桁)、チェックディジット(1桁)からなります。

ISO 21047:2009 - Information and documentation -- International Standard Text Code (ISTC)
http://www.iso.org/iso/iso_catalogue/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=41603

International Organization for Standardization Formally Publishes International Standard Text Code Standard

IFLA、フランクフルト・ブックフェアとの協力を発表

国際図書館連盟(IFLA)と、大規模な国際的書籍見本市「フランクフルト・ブックフェア」が協力関係を結ぶことが発表されています。IFLAの年次大会とフランクフルト・ブックフェアは、図書館員と出版社にとって、主要なビジネスのプラットフォームとなっていますが、相互交流を深めることによって、これまで以上に図書館員と出版社の相互交流を拡大していくことが目的となっています。IFLAのルクス会長とフランクフルト・ブックフェアの責任者ボース氏は2009年4月20日、ドイツのベルリン中央図書館で合意書にサインをし、将来に渡る協力関係を記念して、お互いの選んだ本(ルクス会長はTilman Rammstedt著“The Emperor of China”、ボース氏はF.Scott Fitzgeraldの“Tenders is the Night”)を交換しました。協力関係の公式の挨拶は、2009年10月13日、フランクフルト・ブックフェアの“International Library Centre”のオープニングイベントにおいて、行われます。

Frankfurt Book Fair
http://www.book-fair.com/en/

IPA、「IPAフォントVer.3」をオープンソースライセンスで提供開始

情報処理推進機構(IPA)が2009年4月20日、日本語文字フォント「IPAフォントVer.3」を、オープンソースライセンスと認定を受けた「IPAフォントライセンス」で提供開始しました。

IPAフォントのダウンロード || OSS iPedia
http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/

プレス発表 IPAフォントの新版を、新しいライセンスにより配布開始
~よりオープンな日本語情報処理基盤の構築に向けて~ - 情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/about/press/20090420.html

LC、「作家への手紙」コンクールの受賞者を発表

米国議会図書館(LC)が行っている、4年生から12年生(日本の高校3年生に相当)を対象とした読書推進キャンペーン“Letters About Literature”の2009年の受賞者が4月23日に発表されました。これは、作家(故人を含む)の作品が自分の人生にどのような影響を与えたかを、作家への手紙にするもので、約55,000人の参加者から受賞者が6名選ばれました。各受賞者が指定した図書館に、協賛企業から助成金10,000ドルが贈られるということです。

Letters About Literature Reading-Promotion Program Winners Announced
http://www.loc.gov/today/pr/2009/09-085.html

モバイル機器でのインターネット利用に関する調査(米国)

米国におけるインターネットの社会的影響について調査を行っているPew Internet & American Life Projectが2009年3月25日、モバイル機器でのインターネット利用に関する調査結果を発表しています。モバイル機器でのインターネット利用に積極的な米国民は39%であった、モバイル機器でも他の機器(PCなど)でもインターネットを利用していない人が14%であった、等の結果が出ています。またどのような機器を持っているか、どのように使っているか、どのように感じているかによって、「デジタル協同者」「両面的なネットワーカー」「デスクトップのベテラン」など、10のカテゴリーを抽出しています。

The Mobile Difference
http://www.pewinternet.org/Reports/2009/5-The-Mobile-Difference--Typology.aspx

図書館が人々の結節点になれる理由-Pew代表が調査結果をもとにプレゼンテーション(米国)

米国におけるインターネットの社会的影響について調査を行っているPew Internet & American Life Projectの創設者・代表者Lee Rainie氏が、2009年3月30日の“Computers in Libraries”会議で、「図書館が人々の社会的ネットワークの結節点になれる理由(Friending Libraries: Why libraries can become nodes in people’s social networks)」と題したプレゼンテーションを行っています。これは、Pewの調査結果をもとに、情報利用行動によって人々をカテゴライズし、各々のカテゴリーの特徴を踏まえ、その人々に対して図書館はどのように結節点になり得るかを展望したものです。

OCLC、ウェブベースの共同利用型図書館業務システムを構築する戦略を発表

OCLCが2009年4月23日、ウェブベースの共同利用型図書館業務システムを構築する戦略を発表しました。貸出管理、資料管理、印刷媒体/電子媒体の蔵書構築(選書、受入、電子資源管理(ERM)など)、ライセンス管理、(他の参加館との比較を含む)利用統計・蔵書評価等の業務管理といった機能が提供される予定とされています。OCLCによれば、これは、いわゆるSaaS(Software as a Service)と類似しているが、すべての参加館が同一のハードウェア、アプリケーション、データを共有することによる「ネットワーク効果」が得られる点が特徴である、としています。2009年5~6月から、テストが開始されるとのことです。

またこの戦略の第一弾として、WorldCatのローカライズ版であるWorldCat Localを、OCLCの有償サービス“First Search”利用館に追加費用なく利用できるようにする“quick start”サービスを開始することも発表されています。

OCLC announces strategy to move library management services to Web scale
http://www.oclc.org/news/releases/200927.htm

Web-scale management services

カナダ国立図書館・文書館の記録管理に関する報告書

カナダ国立図書館・文書館(Library and Archives of Canada)は、記録管理に関する報告書“The Recordkeeping Initiative: Findings of Assessment Projects and the Way Forward”を公表しています。2007年から2008年にかけて実施された評価プロジェクトの結果をまとめたものです。

Results and Findings of Assessment Projects
http://www.collectionscanada.gc.ca/government/news-events/007001-6300-e.html

参考:
E014 - カナダ国立図書館とカナダ国立公文書館を統合
http://current.ndl.go.jp/e014

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