アーカイブ - 2009年 4月 14日

ALA、2009年の米国図書館界の状況報告書を刊行

米国図書館協会(ALA)が、2009年時点の米国図書館界の現状報告書“The State of America's Libraries Report 2009”を刊行しました。全体の概況は、「経済の下落に伴い図書館利用は劇的に増加、しかし運営資金も減少」とまとめられています。取り上げられているトピックは、公共図書館、学校図書館、大学図書館、図書館に関する技術、著作権・ライセンシング、ソーシャルネットワーキング、図書館の建築・改築、アウトリーチサービスや多様性(diversity)の実現に向けた活動、連邦議会や行政・司法機関の動向、アドヴォカシーと法制、知的自由に関する問題の11件です。

ALA | State of America's Libraries Report - April 2009
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/mediapresscenter/presskits/2009stateofamericaslibraries/2009statehome.cfm

参考:
E781 - ALA,米国図書館界の現状報告書を刊行
http://current.ndl.go.jp/e781
(2008年版)
ALA、2006年の米国図書館界の状況報告書を刊行

4月は学校図書館メディア月間(米国)

米国図書館協会(ALA)傘下の米国学校図書館員協会(AASL)は毎年4月を「学校図書館メディア月間(School Library Media Month)」と位置づけて、学校図書館メディアセンターの意義を広くアピールしています。2009年は“Worlds Connect @ your library”がキャッチフレーズとなっています。ウェブサイトでは、スポークスパーソンを務める人気作家ジェイムズ・パタースン(James Patterson)氏のメッセージのほか、各種アドヴォカシー・ツールキットなどが公開されています。

ALA | School Library Media Month
http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/aasl/aaslissues/aasladvocacy/schoollibrary.cfm

UCLA、デジタル化されウェブ上で公開されている中世写本の総合目録を公開

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の中世・ルネサンス研究センターが、デジタル化されウェブ上で公開されている中世写本(medieval manuscripts)の総合目録を公開しています。2009年4月現在、世界各国の77図書館・機関の2,345点が収録されています。日本からは、専修大学図書館の蔵書2点(Guillaume de Lorris and Jean de Meun著“Roman de la Rose”)が含まれています。所蔵館、所蔵記号(Shelfmark)、著者、タイトル、言語からのブラウジングも可能になっています。

Catalogue of Digitized Medieval Manuscripts
http://manuscripts.cmrs.ucla.edu/

Google Book Search、全米科学アカデミーなど4学術団体のレポート、機関誌9,000冊以上を提供

全米科学アカデミー(NAS)、全米技術アカデミー(NAE)など、“National Academies”と総称される4つの全米学術団体が、Google社と協同で刊行物のデジタル化を行い、このほどレポートや機関誌など9,000冊以上をGoogle Book Searchで公開したと発表しています。また今後2011年までに、さらに11,000冊をデジタル化する予定とされています。

More Than 9,000 National Academies Reports Now Available In Open Access
http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=04102009

OCLC、博物館のデータ交換用ソフトウェアを無償公開

OCLCが、アンドリュー・メロン財団の助成を受け開発した、博物館のデータ交換用ソフトウェア“COBOAT”“OAICat Museum”を無償公開しています。

OCLC Research releases software suite to help museums exchange data
http://www.oclc.org/research/announcements/2009-04-10.htm

2009年日本図書館情報学会春季研究集会

日本図書館情報学会の2009年春季研究集会が、2009年5月23日に駿河台大学(埼玉県飯能市)で開催されます。その案内とプログラムが発表されています。

2009年日本図書館情報学会春季研究集会(ご案内)
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jslis/events/spring_2009_2.pdf

大学図書館支援機構、「大学図書館業務実務能力認定試験「総合目録-図書初級」」の実施を発表

NPO法人大学図書館支援機構が、「大学図書館業務実務能力認定試験「総合目録-図書初級」」を実施すると発表しています。

大学図書館支援機構
http://www.iaal.jp/xoops/index.php

参考:
大学図書館支援機構(日本)
http://current.ndl.go.jp/node/5723

独Walter de Gruyter社、新しいOA出版モデルを発表

ドイツの学術出版社Walter de Gruyter社が、新しいオープンアクセス出版モデル“de Gruyter Open Library”を発表しました。基本的には、1記事(書籍の場合は1章)あたり1,750ユーロでその記事をオープンアクセス化するというオープンアクセス・オプションなのですが、このオプションによって得られる収入が採算ラインの20%以上に相当した場合には、その比率分(=オープンアクセス・オプションでまかなわれた分)、雑誌・書籍の購読料を値下げするという仕組みが採用されています。

Walter de Gruyter - Open Access - Open Library
http://www.degruyter.de/cont/glob/openAccess.cfm

08 Apr 2009付けInformation World Reviewの記事
http://www.iwr.co.uk/information-world-review/news/2240093/innovative-open-access-model

参考:
CA1684 - オープンアクセス・オプションとその被引用に対する効果 / 時実象一
http://current.ndl.go.jp/ca1684

記事編集作業の障害は何?―Wikipediaがユーザビリティ調査を実施

Wikimedia財団では、2009年3月24日から26日にかけて、新しくWikipediaの記事編集に参加しようとしている人にとって、どういったことが障壁になるのかを把握する調査を実施しました。結果は分析中で、間もなく公開されるということです。

Usability Study
- Wikimedia blog 2009/4/8付けの記事
http://blog.wikimedia.org/2009/04/09/usability-study/

Wikipedia Usability Initiative(結果はこのページで公開されます)
http://usability.wikimedia.org/wiki/Main_Page

“Computers in Libraries 2009”会議資料

図書館・情報提供技術のあらゆる側面を対象とした北米最大規模の会議・展示会“Computers in Libraries”の第24回・2009年版が、3月30日~4月1日にかけて行われました。その最終プログラム、基調講演、プレゼンテーション資料等が公開されています。情報探索、ウェブデザイン、コレクションやコミュニティの連携、電子図書館、オープン化、Web/Library 2.0、バーチャルレファレンス、次世代目録、モバイル向けインターフェース、ゲーム、CMS、eラーニングなど、さまざまなトピックが扱われたようです。

Computers in Libraries 2009: Final Program
http://www.infotoday.com/cil2009/program.asp

Computers in Libraries 2009
http://www.infotoday.com/cil2009/default.asp

Wikipedia、コンテンツのライセンス変更に関する投票を実施中

オンライン百科事典“Wikipedia”で、コンテンツのライセンスを、現行のGFDL(GNU Free Documentation License)から、クリエイティブ・コモンズの「表示-継承(Attribution/Share-Alike:BY-SA)」ライセンスに変更する事に関する投票が行われています。GFDLでは権利関係に関する文書の同梱、文書中への更新履歴(history)の表示などが義務付けられていますが、これらの条件はWikipediaのコンテンツの再利用にとっては過大な負担となり得る(例:記事本体よりも更新履歴の方が長い記事がある、等)ことが、ライセンス変更が提案されている理由とされています。投票権は、2009年3月15日までに25以上の記事を編集した編集者に与えられており、2009年5月3日に投票締め切り、開票の予定とされています。

Wikimedia blog » Blog Archive » Vote on Wikimedia licensing update underway
http://blog.wikimedia.org/2009/04/14/vote-on-wikimedia-licensing-update-underway/

ハーバード大学図書館、次世代OPAC"AquaBrowser"を使った新OPACを公開

ハーバード大学図書館(Harvard University)が、次世代OPAC"AquaBrowser"を使った新OPAC"new HOLLIS"を試験公開しています。

Harvard Libraries Launch a New HOLLIS
http://hul.harvard.edu/news/2009_0409.html

HOLLIS beta
http://discovery.lib.harvard.edu/

AquaBrowser chosen by Harvard University
http://www.aquabrowser.com/2009/03/harvard/

グラスゴー大学図書館、次世代OPAC"Encore"を使った新OPACを公開

グラスゴー大学図書館(University of Glasgow)が、次世代OPAC"Encore"を使った新OPACを公開しています。

University of Glasgow Library
http://www.lib.gla.ac.uk/

参考:
Innovative社の次世代OPAC"Encore"導入館
http://current.ndl.go.jp/node/9623

OCLC、第3回図書館・文書館・博物館向けのウェブベースのソフトウェアコンテストを開催

OCLCの研究部門OCLC Researchが、図書館・文書館・博物館にとって価値のある、ウェブベースのソフトウェアコンテストの第3回を開催すると発表しています。動作するプロトタイプを提出することが条件で、図書館・文書館・博物館にとって価値がある(配点=30%)、OCLCのサービス/データを利用している(同30%)、オリジナリティがある(同20%)、アーキテクチャやデザインがクリーンである(同20%)、という基準で審査されるとのことです。

Third OCLC Research Software Contest [OCLC]
http://www.oclc.org/research/announcements/2009-04-13.htm