アーカイブ - 2009年 3月

3月 20日

CA1682 - インドの電子図書館と機関リポジトリ / 水流添真紀

近年、情報技術産業の発展が著しいインドではあるが、電子図書館や機関リポジトリ等はどの程度開発されているのだろうか。インドの電子図書館事情について紹介したい。 概要  インドにおける電子図書館の開発は1990年代後半に始まったとされる(1)。しかし、様々な機関で電子図書館が公開されるようになったのは、21世紀に入ってからである。…

CA1681 - 電子情報長期保存のための評価ツールDRAMBORA-NDLにおける試験評価の試みから / 奥田倫子, 伊沢恵子

1. はじめに 国立国会図書館(NDL)は、2008年12月2日から4日にかけての3日間、英国グラスゴー大学人文科学高等技術情報研究所(Humanities Advanced Technology and Information Institute)の保存調査員イノセンティ(Perla Innocenti)氏の訪問を受け、同研究所が英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)、デジタル保存に関する国家プロジェクトの欧州規模での連携・協力イニシアチブ“Digital Preservation Europe(DPE)”に参加して開発を行っているデジタルリポジトリ事業の監査ツール、「リスク評価に基づくデジタルリポジトリ監査法(DRAMBORA:Digital Repository Audit Method Based on Risk Assessment)」を用いて、NDLの電子図書館サービスの試験評価を行った(「デジタルリポジトリ」の定義については後述)。…

3月 19日

NDL、「創造力を生み出す新しい知識・情報基盤の構築を目指して -国立国会図書館の取組-」を公開

国立国会図書館(NDL)は、「創造力を生み出す新しい知識・情報基盤の構築を目指して -国立国会図書館の取組-」を公開しています。

国立国会図書館の将来の役割を明確にし、その認識に基づいて、今後実現すべき将来のサービスと機能、資料の配置、施設の在り方についてまとめています。多くは3~5年先の実現を目標としています。

創造力を生み出す新しい知識・情報基盤の構築を目指して -国立国会図書館の取組-
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/action.html

ガーシュウィン賞を受賞したスティービー・ワンダー氏の記念スピーチ/演奏をLCが公開

米国議会図書館(LC)がポピュラー音楽で世界の文化に大きな影響を与えた作曲家・演奏家を表彰するガーシュウィン賞を受賞したスティービー・ワンダー氏の記念スピーチ/講演(2009年2月23日実施)の動画を、米国議会図書館(LC)が公開しています。

Stevie Wonder Performs Sketches of a Life Webcast (Library of Congress)
http://www.loc.gov/today/cyberlc/feature_wdesc.php?rec=4513

マサチューセッツ工科大学(MIT)、全学一致でオープンアクセス義務化方針を採択

マサチューセッツ工科大学(MIT)が2009年3月18日、全学一致で、研究成果のオープンアクセス化を義務付けるポリシーを採択しました。大学学長オフィスが機関リポジトリで一般公開するとされています。なお、しかるべき理由によるオプトアウトが認められています。

MIT adopts a university-wide OA mandate - Open Access News
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2009/03/mit-adopts-university-wide-oa-mandate.html

March 18th, 2009付けDigitalKoansの記事

総務省、「「公的統計の整備に関する基本的な計画」について」を発表

2009年3月13日、60年ぶりに改正された新統計法に基づく初めての「公的統計の整備に関する基本的な計画」が閣議決定され、総務省から本文、概要、ポイント等が公表されました。

総務省 | 「公的統計の整備に関する基本的な計画」について
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/090313_2.html

大阪大学附属図書館、LibQUAL+によるアンケート調査の結果を公表

大阪大学附属図書館が、2008年11月に実施したLibQUAL+による利用者アンケート調査の結果を公表しています。

LibQUAL+による附属図書館アンケート調査の実施結果について
http://www.library.osaka-u.ac.jp/questionnaire/08LibQUAL-survey_result.html

参考:
慶應義塾図書館、LibQUAL+による利用者アンケートを実施
http://current.ndl.go.jp/node/9085

Google Book Search和解が長期的にもたらすものは?-米国コロンビア大学でシンポジウム

米国コロンビア大学のカーノチャン法律・メディア・芸術センターが2009年3月13日、「Google Book Search和解が長期的にもたらすものは?」と題したシンポジウムを開催しました。

BL、著作権保護期間が切れたクラシック音楽をデジタル化して限定公開

英国図書館(BL)が、館内、および英国内の高等教育・継続教育機関に所属する研究者・学生に限定してウェブ上で公開している歴史的音楽録音のデジタルアーカイブ“Archival Sound Recordings”に、新たに1,200点のクラシック音楽の実演録音を加えたと発表しています。今回加わったのは、現行の実演家の著作権保護期間50年が満了したもので、2009年に没後200年を迎えたハイドンのほか、バッハ、ブラームス、ベートーベン、モーツァルトの作品の実演録音です。今後、ショパンの実演録音を加える予定とされています。

Archival Sound Recordings - Classical music
http://sounds.bl.uk/BrowseCategory.aspx?category=Classical-music

大日本印刷、ジュンク堂書店と資本提携

大日本印刷株式会社が2009年3月18日、株式会社ジュンク堂書店と資本提携に合意し、同書店の株式の51%を取得したと発表しました。

大日本印刷 ジュンク堂書店 資本提携について
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2009/090318_1.html

3月 18日

静岡県立中央図書館など4機関が「文化の丘づくり事業推進に関する協定」を締結

静岡県立中央図書館、静岡県立大学、静岡県立美術館、静岡県埋蔵文化財調査研究所の4機関が「文化の丘づくり事業推進に関する協定」を締結しています。

4機関による「文化の丘づくり事業推進に関する協定」が調印されました - 静岡県立中央図書館
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/contents/info/oshirase/h20/090318.html

「文化の丘づくり事業推進に関する協定」を締結 - 静岡県立大学
http://www.u-shizuoka-ken.ac.jp/news_topics/collabo090311/index.html

静岡に“文化の丘”を 県立大など4機関が地域貢献へ事業協定 - 静岡新聞

JISCのデジタル化助成プログラムの概要説明資料

英国情報システム合同委員会(JISC)が実施している、各種図書館等の資料のデジタル化への助成事業に関する概要説明資料が公開されています。どのような資料がデジタル化されていて、どのような権限で公開されているのか、が概観できる資料となっています。

JISC Digitisation Programme: An Overview of Projects : JISC
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/publications/digioverview2009.pdf
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/publications/digitisationoverview2009.aspx

参考:

「著者の権利」に関する認識と実態に関する調査

出版研究コンソーシアム(Publishing Research Consortium;PRC)が、学術雑誌掲載論文執筆者が論文の取り扱いに望んでいること、および「著者の権利」に関して有している認識と、出版社の実態のギャップに関して調査したサマリーペーパー“Journal Authors' Rights: perception and reality”を刊行しています。既存の調査研究およびこのために実施した調査研究をもとに、執筆者と出版社との間で、著作権の譲渡、セルフアーカイビングの可否、セルフアーカイビングを認めている版の認識などに差があること、などが報告されています。

PRC Summary Paper 5
Journal Authors' Rights: perception and reality

名古屋アメリカンセンター、一般公開講演会「インフォ・プロ:デジタル時代の情報専門家とは?」を4/15に開催

在名古屋米国領事館の広報文化交流部である名古屋アメリカンセンターが2009年4月15日、米国専門図書館協会(SLA)のラチャンス (Janice R. Lachance)代表による一般公開講演会「インフォ・プロ:デジタル時代の情報専門家とは?」を開催すると発表しています。

一般公開講演会のご案内
インフォ・プロ:デジタル時代の情報専門家とは? - 名古屋アメリカンセンター・レファレンス資料室
http://nagoya.usconsulate.gov/wwwhnj-acnews.html

Discovery Communications社、Kindleのセキュリティ機能等は特許侵害として、Amazon.comを提訴

米国のDiscovery Communications社が、電子書籍リーダーKindleとKindle2で用いられているセキュリティ及び著作権保護システムの一部が特許権侵害に当たるとして、Amazon.comに対して訴えを起こしたというとです。

Discovery Communications Files Patent Infringement Suit Against Amazon.com(Discovery Communications社のプレスリリース)
http://corporate.discovery.com/discovery-news/discovery-communications-files-patent-infringement/

Discovery、アマゾンを提訴--「Kindle」の一部機能で特許侵害と主張

ワシントン大学、学生向けに無料ILL/電子的デリバリーを試行

ワシントン大学(University of Washington)図書館は、同大学の研究者・学生向けに、学内の各図書館のプリントコレクションから、雑誌記事の電子的コピーや蔵書を無料で手元に取り寄せることができるサービスを試行しています。

これは、学内のアンケート調査で、新しいサービスをするならという質問で、70%以上の教員・大学院生から支持を集めたところから、今回パイロット・プロジェクトとして始めることとなったとのことです。

Desktop article delivery from the UW Libraries and beyond... at no cost for current UW students, faculty and staff!
http://www.lib.washington.edu/ILL/pilot.html

SPARC Japan セミナー「SPARC選定誌がやってきたこと」の講演資料

国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)が2月に開催した、第9回SPARC Japanセミナー2008「SPARC選定誌がやってきたこと」の講演資料・講演映像が公開されています。

第9回 SPARC Japan セミナー2008
「SPARC Japan 選定誌がやってきたこと」
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/20090213.html

参考:
SPARC Japan セミナー「SPARC選定誌がやってきたこと」
http://current.ndl.go.jp/node/11578

配架ミス?行方不明の本が9,000冊(BL)

英国のGuardian紙が報じるところによると、英国図書館(BL)では、行方不明になっている書籍が9,000冊以上にのぼるということです。そのなかには、現在では2万ポンドの価値があるとされる、16世紀のドイツの神学者Wolfgang Musculusの小論をはじめ、1876年版の『不思議の国のアリス』やヒトラーの50歳の誕生日を祝う目的で作成された、豪華な装丁の『我が闘争』など、貴重な資料も含まれています。図書館関係者は、書籍が行方不明となった原因は、盗難というよりむしろ、総延長650キロメートルにも及ぶ書架への配架ミスだと主張してるそうです。しかし一方で、半世紀以上姿をみせない本もあるそうです。

British Library mislays 9,000 books
- Guardian 2009/3/17付けの記事

総務省、「デジタル日本創生プロジェクト(ICT鳩山プラン)‐骨子‐」を発表

総務省が2009年3月17日、当面3年間に集中的に実施すべきICT重点施策をまとめた「デジタル日本創生プロジェクト(ICT鳩山プラン)‐骨子‐」を発表しました。今後3年間で数兆円規模の市場創出、30~40万人の雇用創出を実現することが目指されており、具体的施策として、(1)“産業”の底力の発揮:デジタル新産業の創出、(2)“政府”の底力の発揮:霞が関クラウドの構築等、(3)“地域”の底力の発揮:ユビキタスタウン構想の推進、など9つが挙げられています。

3月 17日

米国で2009会計年度包括的歳出法案が成立-州立図書館への資金提供拡大、NIHパブリックアクセス方針恒久化

米国で2009年3月11日、2009会計年度包括的歳出法案が上院で可決され、大統領署名を経て成立しました。この中には図書館関係への支出も含まれており、州立図書館機構プログラムへの1億7,150万ドル(前年度は1億6,086万ドル)、米国議会図書館(LC)の録音資料作成プログラムへの2,900万ドル(前年度は1,250万ドル)など、増額になったものが多く見られます。米国図書館協会(ALA)はこれを、図書館コミュニティの勝利として受け止めています。

また“Alliance for Taxpayer Access”によると、同法案により、米国国立衛生研究所(NIH)のパブリックアクセス方針の恒久化もなされたとされています。

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