クリエイティブ・コモンズの一部門であるScience Commonsのオントロジーを活用して、学術文献間のハイパーリンクを実現するオープンソースのMicrosoft Word 2007用アドインが、2009年3月にMicrosoft社から公開されました。同社はあわせて、2006年にOffice用に開発されたクリエイティブ・コモンズライセンスを付与するアドインの、Office 2007版も公開しています。
米国・カナダで出版された書籍の著者情報(180万人分以上)、著作情報(700万作品以上)をBowker社のBooks in Print等から取得・加工し、著者ごとにウェブページの形で提供する著者向けマーケティングサイト“filedbyauthor”が、ベータ版でリリースされています。出版社や著者は、安価な費用を支払うことで著作物へのリンクやブログの立ち上げ、イベントのお知らせなど、著者ウェブページを活用したプロモーションができるとのことです。読者は無料で、レイティングや書評を著者ウェブページに書き込んだり、著者へのコメントを送ったりすることができるそうです。
米国図書館協会(ALA)の図書館研究ラウンドテーブル(LRRT)がこのほど、2008年の最も優れた図書館研究論文(出版されたもの、英文)を表彰する2009年シェラ(Jesse H. Shera)賞の受賞者を発表しました。受賞者は、「恋愛関係にあったパートナーから暴力を受けた被害者の情報ニーズに、公共図書館がどのように応え、どのような役割を果たしているか」について、データを収集・分析したウェストブルック(Lynn Westbrook)氏です。