アーカイブ - 2009年 2月

2月 6日

OCLCと米ソニー、電子書籍リーダーでNetLibraryコンテンツを利用できるサービスを図書館向けに提供開始

OCLCと米ソニー社が、OCLCが提供している電子書籍サービス“NetLibrary”のコンテンツの一部(ビジネス系、小説、ヤングアダルト向け等の5ジャンル合計124点)を、ソニー社の電子書籍リーダーにダウンロードして利用者に提供できるというサービスを、図書館向けに提供すると発表しています。

SONY WORKS WITH OCLC NETLIBRARY TO OFFER MOBILE COLLECTIONS FOR THE READER DIGITAL BOOK
http://news.sel.sony.com/en/press_room/consumer/computer_peripheral/e_book/release/39135.html

CiNiiのサービスに関するアンケート調査の結果(2008年度)

国立情報学研究所(NII)が2008年9月〜10月に実施した、学術論文のデータベース・サービス“CiNii”に関するアンケート調査の結果が発表されています。

CiNii のサービスに関するアンケート 平成20年の結果 - 国立情報学研究所
http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/enquete/cinii2008/result.html

参考:
CiNiiのサービスに関するアンケート調査の結果(2007年度)
http://current.ndl.go.jp/node/7163
CiNiiからJ-STAGE、Journal@rchiveへ-システム連携が開始
http://current.ndl.go.jp/node/9399
CiNiiから機関リポジトリへのリンク、運用開始

LCの書誌レコード市場調査に関するオンライン・ディスカッション・フォーラム

米国議会図書館(LC)の書誌レコード市場調査を請け負ったコンサルティング企業が、オンラインコミュニティサイト作成ツール“Ning”上にディスカッション・フォーラムを構築し、調査の進捗報告および読者からの情報提供の場として公開しています。

Bibliographic Record Production
R2's investigation and analysis of the MARC record "marketplace"
http://bibrecords.ning.com/

February 03, 2009付けCataloging Futuresの記事

Google Book Searchがモバイル対応-本文画像をテキスト化して表示

Google Book Searchが、iPhoneや携帯電話でアクセスできるように対応したと発表されています。パソコン用では画像ファイルで表示される本文は、OCRを使ってテキスト化されて表示されます。ただし2009年2月6日時点では、まだ日本語検索には対応していないようです。

Google Book Searchチームは「150万冊をポケットに」とブログに記しています。

Google Book Searchモバイル版
http://books.google.com/m

Inside Google Book Search: 1.5 million books in your pocket
http://booksearch.blogspot.com/2009/02/15-million-books-in-your-pocket.html

2月 5日

LC、PREMISデータディクショナリの「やさしい」概説資料を刊行

PREMIS(Preservation Metadata Maintenance Activity)のデータディクショナリを「やさしく」(gentle)解説した概説資料“Understanding PREMIS”を、米国議会図書館(LC)が刊行しています。

Understanding PREMIS
http://www.loc.gov/standards/premis/understanding-premis.pdf

参考:
CA1561 - 動向レビュー:デジタル資料保存リポジトリの動向 / 栗山正光
http://current.ndl.go.jp/ca1561

LCの行方不明本、大統領図書館で見つかる-50年以上延滞していたのは...

米国議会図書館(LC)で長らく行方不明になっていた蔵書“A. Lincoln”が、ケネディ元大統領の大統領図書館から発見されたと報じられています。このリンカーンの伝記は、ケネディ元大統領が上院議員時代に借り出したもので、50年以上も延滞されていたことになります。この資料は大統領図書館での展示で公開された後、LCに返されるそうです。

Book linked to JFK is decades overdue - The Boston Globe
http://www.boston.com/news/local/massachusetts/articles/2009/02/04/book_linked_to_jfk_is_decades_overdue/

Library of Congress LCCN Permalink for 30011880

外務省、「日本外交文書」デジタルアーカイブを公開

外務省が2009年1月30日、慶応3年(1867年)から大正元年(1912年)までの明治期の『日本外交文書』86冊の目次情報・デジタル画像を収録した、「日本外交文書」デジタルアーカイブを公開しました。今後、大正期以後の『日本外交文書』も順次、公開していくとのことです。

外務省: 外交史料館 日本外交文書デジタルアーカイブ
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/shiryo/archives/index.html

外務省: 「日本外交文書デジタルアーカイブ」の利用開始について
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/21/1/1187258_1090.html

RUSAが選んだ「優れたレファレンスリソース」2009

米国図書館協会(ALA)傘下のレファレンス・利用者サービス協会(RUSA)が、「優れたレファレンスリソース」2009をはじめ、優れた大人向け書籍や読書ガイドなどを表彰する各賞を発表しています。

2009 Outstanding Reference Sources list released - ALA
http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2009/february2009/rusaoutstandingref.cfm

RUSA Book and Media Awards - RUSA Blog
http://rusa.ala.org/blog/2009/01/30/rusa-book-and-media-awards/

JISCは「デジタル・ブリテン」中間報告を評価

グローバルデジタル経済において、英国が最前線の位置を占め続けるためのデジタル/コミュニケーション政策の戦略ビジョン「デジタル・ブリテン」の中間レポートが発表されています。英国情報システム合同委員会(JISC)はプレスリリースで、JISC Collectionsによるナショナル・ライセンスでのコンテンツアクセシビリティの向上、学術情報基盤の整備、デジタル化への助成などで英国全体の「知の包摂(inclusion)」に貢献していることを示した上で、中間レポートを「JISCが調査したいと考えていた数多くの論点を喚起するもの」として評価しています。

Digital Britain - interim report : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/01/digitalbritain.aspx

継続教育・高等教育機関が「持続可能なICT」に向けてすべきこと(英国)

継続教育・高等教育において、ICT技術はすでに欠くことのできないものとなっており、障害を持つ人々などのアクセシビリティを向上させられる、物理的な会議の開催を減らせるなど、その環境・社会的な利点も大変大きいのですが、その反面で、環境・社会的コストをも生み出しています。例えば、英国の大学・カレッジ全体のICT機器(PC147万台、サーバ24万台、プリンタ25万台)の電力使用により、50万トンの二酸化炭素が排出されています。ICT技術を使うことで節約される部分も少なくないとはいえ、英国全体として二酸化炭素排出量を1990年の水準から2020年までに26%削減することが目標となっており、英国の継続教育・高等教育機関もこれに取り組む必要があります。

SPARC、「アイデアや情報の共有」の意義を示す学生対象動画コンテスト“Sparky賞”受賞作品を発表

米国SPARCは2007年から、学生を対象とした、各種のアイデアや情報の共有の意義・価値を「2分以内で」端的に示す動画コンテスト“Sparky Award”を実施しています。その第2回、2008年の受賞者・受賞作品が、2009年1月24日の米国図書館協会(ALA)冬季大会会場にて発表されました。受賞作品にはトロフィーと賞金1,000ドル、佳作2点には賞金500ドルが授与されます。SPARCのウェブサイトでは、各受賞者(特別賞1名も含む)のコメントも掲載されています。

ちなみに、作品のナレーションは英語、ライセンスはクリエイティブ・コモンズのライセンス(表示、表示-非営利、表示-非営利-継承、表示-継承、パブリックドメインのいずれか)でなければならないと定められています。

SPARKY AWARD WINNERS ANNOUNCED
Student videos offer unique views on information sharing
http://www.arl.org/sparc/media/09-0203.shtml

Sparky Awards
http://sparkyawards.org/

参考:
SPARC、情報共有の価値を訴える動画に贈る“SPARKY賞”の受賞者を発表

コーネル大学図書館、デジタル化した蔵書8万点以上をAmazon.comのサービスでオンデマンド提供へ

米国コーネル大学図書館が2009年2月3日、Amazon.com社のサービス“Print on Demand”を利用して、デジタル化した蔵書8万点以上を2009年末までにオンデマンド出版することを発表しました。同館はすでに、およそ6,000タイトルを同サービスからオンデマンド出版しており、これを拡大するものです。提供するのはすべて米国でパブリック・ドメインになっているものであり、かつ、その多くは現在絶版になっています。

2月 4日

文部科学省、「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」の結果を発表

文部科学省が2009年1月30日、「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」の結果を発表しています。これによると、学校への携帯電話の持込みを原則禁止としている学校が小学校の約94%、中学校の約99%、高校の約20%だったとのことです。

「学校における携帯電話等の取扱い等に関する調査」の結果について:文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/01/1234723.htm

またこの結果を踏まえて、各都道府県教育委員会教育長等に宛てて、学校における携帯電話の取扱い、学校における情報モラル教育の取組、「ネット上のいじめ」等に関する取組の徹底、家庭や地域に対する働きかけを求める通知を発信しています。

学校における携帯電話の取扱い等について(通知):文部科学省

ARL、報告書「デジタルリポジトリサービスにおける研究図書館の役割」を刊行

北米研究図書館協会(ARL)加盟館を取り巻くデジタルリポジトリのトレンド、状況を分析・評価することを使命としていたARLデジタルリポジトリ問題タスクフォースが2009年2月3日、最終報告書「デジタルリポジトリサービスにおける研究図書館の役割」を刊行しました。

この報告書では分析に基づき、研究図書館が取るべきアクションとして、新しいパートナーシップ・連盟の構築、自機関のニーズを実際に評価した上でのサービス開発戦略の策定、リポジトリの「初期受容者」(early adopters)をリポジトリ関連サービスの開発に取り込むためのアウトリーチ・マーケティング戦略の開発などが提言されています。

BL館長、政府の「デジタル・ブリテン」戦略ビジョンに物申す!

英国では2008年10月17日、カーター(Stephen Carter)コミュニケーション・技術・放送担当政務次官の指示のもと、デジタル/コミュニケーションに係る政府・産業界のビジョンを描く「デジタル・ブリテン」レポートを策定することが発表されています。2009年春に刊行予定というこのレポートで取り上げるトピックは、すでに同政務次官の属する文化・メディア・スポーツ省(DCMS)から発表されていますが、これに英国図書館(BL)のブリンドリー(Lynne Brindley)館長が注文をつけました。

DCC、新マニュアル「ウェブ資源のアーカイビング」と新ブリーフィングペーパー「データベースのアーカイビング」を刊行

英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)が、新しいデジタルキュレーションマニュアル「ウェブ資源のアーカイビング」および新しいブリーフィングペーパー「データベースのアーカイビング」を刊行しています。

Curation Manual: Archiving Web Resources
http://www.dcc.ac.uk/resource/curation-manual/chapters/archiving-web-resources/

Digital Curation Centre: Resource Centre: Briefing Papers: Database Archiving
http://www.dcc.ac.uk/resource/briefing-papers/database-archiving/

オランダのSURF、インターネットを介して知識伝達を促進する12プロジェクトに助成

オランダの高等教育・研究機関の協同組織SURFが、“SURFshare”プログラムの名称で、インターネットを介して知識伝達を促進する12プロジェクトに助成を行うと発表しています。

Focus on user in projects for knowledge dissemination via the Web
http://www.surffoundation.nl/smartsite.dws?fs=&ch=ENG&id=14077

E887 - 紙の本/電子書籍の現状と,文学,図書館のこれから <報告>

2009年1月24日,日本ペンクラブと追手門学院の共催によるセミナー「紙の本のゆくえ…文学と図書館の新しい挑戦」が大阪で開催された。これは,近年の出版コンテンツのデジタル化の急速な進展や,「ケータイ小説」(E856参照)など初めからデジタルで出版されるボーンデジタルのコンテンツの流行を踏まえ,文学とは何か,文学作品の流通・利用・保存とは何か,これまでは紙の資料を中心に収集・整理・提供・保存してきた図書館の役割は何か,を改めて考えることを目的として,講演,討論の二部構成で行われた。…

E886 - メタデータ作成のワークフローの現状は?―OCLCの調査から

OCLCは2008年10月から11月にかけて,メタデータ作成の実態調査を実施した。作業の現状やベストプラクティスに関する情報共有を促進し,メタデータ作成のワークフローを合理化していくことが目的で,RLGプログラムのパートナー機関の非MARCメタデータ作成責任者を調査対象としている。…

E885 - 26年の調査史上初めて,成人の読書量が増加(米国)

米国芸術基金(NEA)は2008年に,1982年の初回調査以来5度目となる,米国の成人(18歳以上)を対象とした文学作品の読書に関する調査(E224参照)を実施した。このほどその結果が報告書“Reading on the Rise”(「読書増加中」)としてまとめられた。タイトルが示すとおり,調査結果からは,文学を読む米国人の割合が増加していることが明らかになった。…

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