アーカイブ - 2009年 2月

2月 18日

ポートランド公共図書館、21世紀型に大改築

米国オレゴン州のポートランド公共図書館は700万ドルの費用を投じ、1979年に建設された現在の建物を改築する予定です。このほど、工事の受託業者から改築の最終プランが示されました。それによると、建物正面はガラス張り、太陽発電の1種である「ソーラー・チムニー(solar chimney)」を備えています。最も特徴的なのが、建物正面に設置される30フィートのスクリーンで、このスクリーンにビデオ映像などを映せるほか、文化的な展示にも利用可能だということです。このような大スクリーンを備えた図書館建築は米国でもほかにないということです。

Portland library to undergo 21st-century makeover
- Portland Press Herald 2009/2/17付けの記事

高等教育機関に向け、17世紀後半から20世紀前半までの雑誌500タイトルをオンラインで無料開放(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)の子会社JISC Collections社とProQuest社は、英国の大学や研究機関が、1680年代から1930年代に発行された雑誌500タイトルを、オンラインで無料利用できる新たな契約を交わしたことを発表しています。

Over two centuries of British Periodicals now online
(JISCのニュースリリース)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2009/02/periodicals.aspx

参考:
17・18世紀のニュースコレクション、オンラインで高等教育機関に無料開放(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/11724

デジタルデータ永久保存のための基盤整備を目指す新プロジェクト“KEEP”

2009年2月1日、欧州連合(EU)から402万ユーロ(5億円弱)の資金提供を受け、デジタルデータの永久保存のための基盤整備を目指す新しいプロジェクト“KEEP(Keeping Emulation Enviroments Portable)”が始動しました。プロジェクトの期間は3年間となっています。KEEPは、様々なデジタルデータ(テキスト、音声、画像、マルチメディア、ウェブサイト、データベースなど)を適切にレンダリングできるような、普遍的な“エミュレーション・アクセス・プラットフォーム”を開発することを目指しているということです。

KEEPのホームページ
http://kotaku.com/tag/keeping-emulation-environments-portable/

KEEPのプロジェクト概要

「ブログの保存」に関するブリーフィングペーパー

DigitalPreservationEurope(DPE)が、「ブログの保存」に関するブリーフィングペーパーを発表しています。この報告書は、ブログは保存するべきか否か、という議論ではなく、ブログの保存を視野に入れている組織が考慮すべき課題を概観するものになっています。

Considerations for the Preservation of Blogs
http://www.digitalpreservationeurope.eu/publications/briefs/preservartion_blogs.pdf

『カレントアウェアネス-E』144号発行

E891 - ネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会の最終報告

2009年1月,総務省が設置した「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」(以下,検討会;E735参照)の「最終取りまとめ」が公表された。...

E893 - 2009年ALA冬季大会 <報告>

2009年1月23日から28日にかけて,2009年米国図書館協会(ALA)冬季大会がコロラド州デンバーにおいて開催された。...

E892 - 研究図書館が置かれている環境の分析(米国)

北米研究図書館協会(ARL)は2009年中にこれまでの戦略計画の見直しを行い,2010年からの5年間に渡る新しい計画を策定する。これに先立ちARLでは,研究図書館が置かれている環境のトレンド分析を実施し,その成果を“Transformational Times:An Environmental Scan Prepared for the ARL Strategic Plan Review Task Force”として,2009年2月に刊行した。...

E890 - オープンソースを活用し共同で目録作成を-‡biblios.net

大規模書誌ユーティリティOCLCの書誌レコード利用・再配布の新ポリシーが物議を醸している(E864参照)中,米国で,オープンソースソフトウェア(OSS)を用いた共同目録・メタデータ作成プロジェクト“‡biblios.net”が注目を集めている。...

E889 - 研究評価を意識した新しい学術雑誌評価指標の模索

学術雑誌の評価基準として広く利用されているインパクトファクター(CA1559参照)。しかし近年,学術・研究業績を評価する動きが国内外で高まりつつある中で,このインパクトファクターに対する批判も多くなされるようになってきている。また,学術雑誌の評価指標であるインパクトファクターが,研究者個人の評価指標として誤用されることも多く報告されている。そのため,「n回以上引用された論文が,n本以上存在する」という値「n」をもってその論文の執筆者の評価指標とする,カリフォルニア大学サンディエゴ校のハーシュ(Jorge E. Hirsch)教授考案の「h指数(h-index)」をはじめ,新しい評価指標を探る試みは枚挙に暇がない。計量書誌学だけを対象としているわけではない図書館情報学分野の学術雑誌“Journal of the American Society for Information Science and Technology”にも毎号のように,新しい評価指標に関する論文が掲載されている。...

E888 - 米国を中心に“Twitter”を活用する図書館増加中

 2009年1月27日,米国議会図書館(LC)は同館のブログに“We Tweet,  Therefore We Are”と題したお知らせを載せた。続いて2月2日には米国図書館協会(ALA)が「ALAのニュースがTwitterでも利用可能に」というニュースリリースを出した。LCとALAが“Twitter”というウェブサービスの活用を開始したのである。...

Library Journal誌、米国の公共図書館の新しい格付けを策定

米国のLibrary Journal誌が、従来よく利用されてきた公共図書館格付け評価“Hennen's rating”の問題点を克服すべく、新たな格付け評価“America's Star Libraries”を策定し、発表しています。これは、(1)人口当たりの貸出数、(2)人口当たりの来館者数、(3)人口当たりの図書館プログラム参加者数、(4)人口当たりの(図書館での)インターネット端末利用数、および(5)これらを総合した点数、の5つでランク付けするというもので、図書館の支出額ごとにカテゴライズして発表されています。

今回発表された格付けランキングでは、各カテゴリーで、オハイオ州の図書館が上位にランクされているのが目立ちます。Library Journal誌はこれを、州政府からの資金提供の効果が大きいのではないか、と評しています。

2月 17日

地方自治体のインターネットを通じた手続きで最も利用されているのは図書館利用関連

財団法人経済広報センターが、「地方自治体の手続きの電子化に関するアンケート」を実施し、その結果を公表しています。

同調査は、地方自治体の手続きの電子化に関する地域住民の認知度や利用方法などを調査したもの。インターネットを通じた諸手続きの利用者は26%と利用が進んでいないものの、その中でインターネットを通じた手続きで最も多く利用されているのは「図書館利用関連」(55%)であることが判明しています。

「地方自治体の手続きの電子化に関するアンケート」調査結果
http://www.kkc.or.jp/society/survey/enq_090107.html

「地方自治体の手続きの電子化に関するアンケート」調査結果発表 - 日本経団連タイムス

DPE、音楽・映像資料の識別子“UMID”のブリーフィングペーパーを刊行

音楽・映像資料(素材)の識別子として用いられている“Unique Material Identifier(UMID)”について、DigitalPreservationEurope(DPE)が簡潔なブリーフィングペーパーを作成し、解説しています。

UMID – Unique Material Identifier
http://www.digitalpreservationeurope.eu/publications/briefs/UMID_Unique%20Material%20Identifier.pdf

February 13th, 2009付けDigitalKoansの記事

ニューヨーク公共図書館、ユーザビリティ調査ツールをOSSで公開

ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、独自で作成したユーザビリティ評価ツール“Infomaki”による評価サイトを公開しました。このInfomaki自体も、まもなくオープンソースで公開する予定、とのことです。

New York Public Library: Help us improve our web site!
http://usability.nypl.org/
(※評価サイト。1度に1つだけ質問が出て、回答すると、「もう1問やりますか?」と聞かれる形になっています。)

Introducing Infomaki: Bite-sized Usability Testing | NYPL Labs
http://labs.nypl.org/2009/02/16/introducing-infomaki-bite-sized-usability-testing/

「第12回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の結果が発表される

図書館の学校と日本児童教育振興財団が主催して実施した「第12回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」の結果が発表されています。

第12回 受賞作品紹介
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/jushouitiran.htm

「第12回図書館を使った“調べる”学習賞コンクール」
http://www.toshokan.or.jp/shirabe-sp/index.html

「フィルタリング推進機関」の登録手続きに関する省令のパブコメ結果発表

総務省と経済産業省では、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律に基づくフィルタリング推進業務を行う者の登録等に関する省令案(以下「省令案」といいます。)」を作成し、2008年12月20日から2009年1月19日までの間、パブリックコメントを受け付けていましたが、このほどその結果が公表されました。

総務省のプレスリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2009/090217_9.html

参考:
E806(No.131)青少年の安全なネット利用環境整備などに関する法律が成立
http://current.ndl.go.jp/e806

NII、平成20年度大学図書館職員短期研修の講義資料を公開

国立情報学研究所(NII)が、平成20年度大学図書館職員短期研修の講義資料を公開しています。

大学図書館職員短期研修 - カリキュラム及びテキスト - 平成20年度
http://www.nii.ac.jp/hrd/ja/librarian/h20/index.html

YouTubeがダウンロード機能に関する実験を開始

動画共有サイトYouTubeが、動画のダウンロード機能に関する実験を開始しました。実験では、クリエイティブ・コモンズのライセンスを使った動画のダウンロード、Google Checkoutを用いた少額課金方式の動画ダウンロードなど、いくつかのパターンが試されるということです。この実験にはスタンフォード大学、デューク大学、カリフォルニア大学バークレー校など、YouTubeで講義を配信している大学が協力し、講義映像の無料ダウンロードが行われています。

YouTube Goes Offline(YouTubeのプレスリリース)
http://www.youtube.com/blog?entry=Mp1pWVLh3_Y

YouTube Tests Download and Creative Commons License Options(クリエイティブ・コモンズのプレスリリース)

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